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知る・学ぶ 2023-11-28

犬の散歩は子供だけでもOK? 大人の付き添いが必要な理由と注意点

子供の成長にともない、「そろそろ愛犬の散歩を任せてみようかな」と考える保護者は多いでしょう。
年齢にもよりますが、子供だけで犬の散歩をすることは危険な一面があり、大人のサポートが望ましいと考えられています。
今回は子供と犬の散歩で注意するべき点や、大人が付き添ったほうがよい理由などについて解説します。

大人が散歩に付き添ったほうがよい理由とは?

子供だけで犬の散歩に行く場合、子供視点では思い付かないようなトラブルの可能性がひそんでいるものです。「うちの子はまだこんなトラブルに対応できそうもない」と考えられるのなら、大人が付き添いましょう。

1.主導権は子供と犬のどちらが握っている?

大人から見た子供と愛犬の関係において、どちらが主導権を握っているかを見極めることはとても重要です。その理由は子供が主導権を握っていない場合、犬が散歩中に勝手な行動をしてしまいかねないからです。犬は「自分に主導権がある」と認識している子供が相手では、「子供が導くコースへ行きたがらない」「リードの合図を無視する」など、言うことを聞かないことによって安全に関わるトラブルが起きてしまう心配があります。
そのため、子供が主導権を握れるようになるまでは、大人が指導しながら一緒に散歩をしたほうが安心です。ご家庭内でも生活での関わり方に注意を配り、子供と愛犬が上手な関係を築けているかを見極めましょう。

2.子供の力は犬よりも強い?

しっかりとしつけされている賢い愛犬でも、散歩中に人や物とぶつかりそうになったり、他の犬に吠えられてしまったりすることがあれば、驚いて暴れる可能性は否定できません。
その際、子供の力で愛犬の行動を制御できるでしょうか。もし制御できなければ重大な事故につながってしまう恐れも考えられます。犬種によっては大人でも制御に苦労するほどです。
格闘家のような筋力が必要とまでは言いませんが、最低限、愛犬の動きを制御する力を持っていることが望ましいでしょう。

3.お散歩マナーを理解して実践できる?

犬の散歩にはさまざまなルールやマナーがあります。リードをつけた犬と歩けばOKというわけにはいきません。
たとえば愛犬が排泄をしたとき、始末をせずに立ち去ることは重大なマナー違反です。地域の環境にも関わります。また、犬友達との挨拶は円滑な人間関係や愛犬同士の穏やかな交流に欠かせません。
子供でもそのようなルールやマナーを理解し、実践できるように教えてあげて下さい。「子供だから多少できなくても多めに見てほしい」ではなく、「子供だからこそ今から教えておかなくては」と考えましょう。最初は完璧にできなくても、保護者と一緒に練習を重ねるうちに、立派な飼い主に成長するはずです。

大人が散歩に連れて行けないときだけでもダメ?

急な仕事や体調不良で、いつも散歩を担当する大人が出かけられない日もあるでしょう。「散歩は毎日行かせたいし、今日だけは子供に…」と考える人がいるかもしれません。気持ちは分かりますが、そんな日は散歩をお休みにして下さい。
「犬の散歩は毎日しなければ!」という考えも間違いではありません。散歩は愛犬の健康管理やストレス解消にとても役立ちます。かといって、子供だけで散歩に行かせることは、前述のとおり危険が伴いがちです。愛犬と子供のために思い切って散歩をお休みする勇気も必要ではないでしょうか。

散歩をお休みした日は、その代わりに愛犬と思い切り家の中で遊んであげたり、普段より広い行動スペースを作って歩き回らせてあげたりしてみるのも良い方法です。
大人が対応する時間がない場合は、子供に「一緒に遊んであげて」「歩くスペースを作って見守ってあげて」とお手伝いをしてもらうこともおすすめです。犬との関係を深める絶好の機会にもなります。

もし外でしかトイレをしない犬なら、ベランダや庭先に外と似た環境を作ってみましょう。また、いざというときに備え、室内でトイレができる「おうちトイレ」の練習も役立ちます。

子供に愛犬の散歩を任せる準備や練習を

今はまだ安心できなくても、子供がもっと成長すればいずれ安心して愛犬の散歩を任せられるようになります。その時を楽しみに、犬の散歩に必要なマナーや行動を練習させることもおすすめです。
次にご紹介する5つのポイントは特に意識しておきましょう。

愛犬と確実な意思疎通ができる関係に

保護者が決めた散歩コースから外れずに適切なペースで歩くことは、安全な散歩に欠かせない条件です。そのためには、子供と愛犬がしっかりと意思疎通できる関係性を築く必要があります。
「犬が行きたがっても違う道へ行かない」「引っ張られても従わない」「保護者が教えたルールを愛犬と一緒に守りながら歩く」などの約束を作り、実現できるような関係性が築ければ安心感が増すでしょう。最初は保護者も一緒に散歩をし、散歩中の愛犬の挙動や指示の出し方などを見せてあげると理解しやすいはずです。

集中力を身に付ける

子供はしっかり成長したと思っても、まだまだ好奇心が旺盛です。散歩中、目を引かれたものに集中力を奪われ、リードのコントロールや愛犬の挙動への配慮がおろそかになってしまう可能性があります。その場合、思わぬ事故やトラブルにつながりがちです。
「まだ集中力が足りない」「スマホに夢中になりながら歩いてしまいそう」という心配があるうちは、保護者も一緒に散歩へ行き、注意を払った方が安心でしょう。

散歩コースを覚える

単純なことですが、重要なことでもあります。保護者が決めた散歩コースを覚えないまま子供だけで散歩へ出ると、迷子になってしまったり、普段とは違う環境で愛犬が興奮したり、逆に脅えてしまったりする可能性があります。
子供だけでは対処が難しい状態になることも考えられるため、散歩コースは必ず覚えてもらい、守らせるように指導しましょう。

犬同士、飼い主同士のマナーを学ぶ

散歩中、ご近所の犬と飼い主に会うことは少なくありません。飼い主とは挨拶をし、犬同士が遊べそうであれば遊ばせるなどのマナーやルールを教えましょう。
思春期の子供は挨拶を恥ずかしがり、早足で立ち去ろうとするかもしれません。しかし、それは社会的なマナーとして失礼であることや、よその犬と遊びたい愛犬ががっかりすることなども説明しておきましょう。
分かっていても素っ気ない態度を取ってしまいそうなら、誤解されないよう先に保護者がご近所の人に説明しておくと良いかもしれませんね。

排泄物の処理を覚える

大小関わらず、トイレの処理方法を覚えてもらいましょう。排泄物に慣れていない子供は怯むかもしれませんが、飼い主が避けて通れない責任のひとつです。
最初は上手にできないとしても、慣れればきっとスムーズに処理できるはず。見守りながら上達を待ちましょう。お家で愛犬のトイレ掃除を担当してもらい、排泄物への抵抗感をなくしていく方法もおすすめです。

まずは大人の付き添いを! 子供の成長も楽しんで

まずは大人の付き添いを! 子供の成長も楽しんで
慣れていない子供だけでの犬の散歩はおすすめできません。まずは大人がリードを持ち、どのように散歩をしているのかを見せながら教えてあげましょう。その過程で散歩中の注意点やマナー、ルールなどを学んでいけるはずです。
子供は愛犬の散歩を通し、安全な散歩の仕方をはじめ、社会的なマナーやルールなどを学ぶことでしょう。散歩は愛犬の健康管理に大切ですが、子供の成長の機会にもなります。その姿を楽しみつつ、必要なときはサポートしてあげて下さい。

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知る・学ぶ 2023-09-29

ペットにケージは用意するべき? 必要な理由やサークル、クレートとの違い

ペットを飼うとき、「室内飼いでもケージは必要かな?」と考えるかもしれません。また、サークルやクレートもあるため、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
飼い主とペットが安心して暮らすためにも、ケージの使用はおすすめです。今回は、ケージのメリットやサークル・クレートとの違いについて詳しく解説します。

ケージやサークル、クレートそれぞれの違い

ケージ、サークル、クレートは「ペットを入れる囲い、入れ物」という役割ですが、それぞれ用途や特長が異なっています。目的に合わせたものの用意が必要です。

ケージ

ケージは天井、側面、床が柵で覆われています。見た目は檻のようですが、広さや種類を考えることにより、ペットにとって快適な環境が作れるタイプです。いわば家のなかに作る小さな部屋であると考えて差し支えありません。子供部屋のようなものですね。
素材は金属やスチールなど頑丈なものが一般的です。種類によっては布製で、折りたたみや持ち運びがしやすいタイプもあります。

サークル

サークルはケージと似ていますが、天井がありません。種類も多く、床がついているもの・ついていないもの、トイレスペースが設置されているもの、布製で折りたたみや持ち運びがしやすいものなど様々です。
エサや水の交換がしやすいということや、複数のパネルや柵を組み合わせて作るため、大きさの調節が容易という点にメリットがあります。

クレート

クレートは天井付きのカゴのようなものです。動物病院に連れて行くときや、旅行先でペットの居場所を確保したいときなどに使いやすいメリットがあります。
ケージやサークルと違って手軽に持ち運べるため、お出かけのときにはぜひ使いたいグッズです。

ケージを使う必要性は? ペットが快適に暮らせる重要アイテム

ケージが必要かどうかは飼い主さんの判断が一番大切ですが、ペットの性質によっては快適に暮らすために役立つアイテムであることは間違いありません。

ペットと家族の間に安全なスペースを作れる

どれほど賢いペットでも、小さなお子さんや動物に不慣れな人と同じ空間に居続けるのは大変なこと。場合によってはストレスを感じます。
ケージを活用すれば、人間とペットの間に適切な距離を設けられます。お互いに嫌な思いをせず、穏やかな時間を過ごしやすくなるでしょう。

ペットが安心して暮らせる自分だけの空間になる

いくら自由に過ごせる家だとしても、ときには一人になりたいと思うものです。人間もそんなときがあるのではないでしょうか。
ケージがあればペットが一人になれる空間が作れます。屋根がついているためパーソナルスペースとしてのほどよい密閉感もあり、穏やかな時間を過ごせるでしょう。

ペットの安全を守る

ケージには天井がついているため、落下物をはじめとした上部からの衝撃を防ぎやすい安心感があります。
また、脱走を防ぐ効果もあります。掃除で窓を開けていたら、サークルから飛び出して行ってしまった…ということもありません。屋根がついているケージだからこその安全策ですね。

ケージを選ぶポイントは? ペットに合わせた条件を考えて

ケージを選ぶときにはいくつかのポイントを考えながら選びましょう。特に大きさについては要注意です。

ペットが安心して過ごせる大きさかどうか

ケージにはある程度の大きさも重要です。ペットが過ごしやすい広さが必要になります。狭すぎれば窮屈になってしまい、ケージに入れることが可哀想に思えてしまう可能性があります。
また、逆に大きすぎれば家の空間を圧迫してしまいかねません。そうなると飼い主が生活しづらくなってしまいます。人間もペットも過ごしやすい大きさを選びましょう。

成長したときの大きさも考えて

ペットが成長したとき、ケージが狭くなりすぎないかどうかも考える必要があります。成長したときに狭すぎると過ごしづらくなりますし、ケージに入ることを嫌がるようになってしまうかもしれません。
最初から大きめのケージを買っておく、成長とともに新しいケージを買うなど、飼い始めの頃から考えておく必要があるでしょう。

ケージと一緒にそろえると便利なグッズ

ペットにとって快適な空間になるように、ケージと一緒に色々なグッズをそろえてあげるのもおすすめです。トイレトレー、ベッドなどが役に立ちます。
トイレトレーはトイレトレーニングにも便利です。ペットの体よりも少し小さめのものを選びましょう。成長にともなって買い換えてあげられることが理想的です。周囲への飛び散りが気になるのなら、囲いがついたタイプも検討しましょう。

ベッドは様々なタイプがあります。しつけが完了するまではペットがボロボロにしてしまったり、粗相をしてしまったりする可能性があるため、買い換えや洗濯がしやすいものがおすすめです。
また、必ずしもベッドを購入する必要はありません。お気に入りの毛布やクッションのほうが眠りやすそうな様子があるのなら、そちらを使わせてあげるのもよい選択です。

ケージに慣れればペットも安心! 快適に暮らせる環境を

ケージに慣れればペットも安心! 快適に暮らせる環境を
ケージは檻のようにも見えるため、「閉じ込めるようで可哀想」と思うかもしれません。ただ、ケージにはケージのメリットがあることも確かです。適切な環境を整えてあげれば、ペットにとって快適な場所になります。
一緒に暮らすうえでメリットが大きい方法を選び、ペットと飼い主で楽しく過ごしましょう。

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暮らし 2023-09-25

ペットと一緒に眠りたい! 添い寝することのメリットやデメリット

可愛いペットと一緒に寝たい!と思う飼い主さんは多いですよね。大好きなペットなら、自分から一緒に寝たがるかもしれません。
ただ、「お互いの睡眠によくないのでは?」「衛生面は大丈夫?」などの悩みも出てくるでしょう。

今回はペットと一緒に寝ることについて、メリット・デメリットや注意点などについて解説します。

ペットと一緒に寝るのはOK?NG?

家族の一員ともいえるペット。一緒に寝たいと思うのは、人間の家族でも同様です。とはいえ、ペットは人間と違う生き物のため、いろいろと心配なこともあるでしょう。
ペットと一緒に寝ることそのものには問題ありません。ペットが嫌がっていたり、人間の身体に押し潰されてしまうほど小型だったりという場合は避けるべきですが、ペット自身が一緒に寝たがるのなら大丈夫です。

ただ、アレルギーには注意しましょう。ペットと一緒に寝るということは、人間だけで寝るよりも抜け毛やノミなどの心配が増えます。どんなに清潔な環境でも、散歩ついでにノミやダニを拾って来ている可能性があります。
アレルギーがなくても、動物の汗やヨダレで湿疹やかゆみが起こるおそれが否定できません。シーツ、枕カバー、毛布の小まめな洗濯や、寝室を換気する回数を増やすなどの対策がおすすめです。

ペットと一緒に寝るメリットは?

ペットと一緒に寝ることにはいくつものメリットがあります。人間だけではなく、ペットにもよい影響が生まれるため、一緒に寝るときにはぜひ意識してみてください。

リラクゼーション効果がある

ペットの可愛い寝姿や穏やかな寝息、寄せてくる体のぬくもりは、飼い主にリラクゼーション効果をもたらします。毎日の生活で溜まったストレスが自然と癒やされ、ペットへの愛情がさらに増すことでしょう。

ペットが安心できるようになる

警戒心の強いペットなら、飼い主と一緒に寝床へ入るという行動は安心材料になります。また、群れで生活する動物の場合、群れで家族と一緒に寝ているという安心感が得られるでしょう。
飼い主と触れあいながら眠ることにより、「守ってもらえている、安心だ」と感じます。普段よりも深く眠り、健康増進が期待できます。

ペットの体調不良に気づきやすくなる

近い場所で眠るため、ペットに異変があったときに気づきやすくなります。もし急病のような重大な異変でも、すぐに対処できるでしょう。
特にペットが高齢で体調が心配だったり、病気から回復したばかりだったりというようなときには普段より細かく見守りたいものです。一緒に寝ていれば心配を軽減させられますね。

デメリットもある? 気をつけたいポイント

一緒に寝ることにはデメリットもあります。代表的な3つのポイントをご紹介します。

睡眠が浅くなってしまうかもしれない

寝返りや物音で目が覚めてしまい、良質な睡眠が取りづらくなってしまうかもしれません。お互いの寝返りやトイレなど、敏感に反応するタイプなら気をつけたいポイントです。

ペットが一人で眠れなくなってしまう可能性

いつも一緒に寝ることに慣れると、ペットが一人で眠れなくなってしまうおそれがあります。なかには分離不安症になってしまうペットもいるほど大切な問題です。飼い主が旅行や出張に行くときに問題になるでしょう。
飼い始めは一人で寝る習慣をつけたり、クレートトレーニングをしたりなど、先にできる対策をしておくと安心です。特にクレートトレーニングは、クレートを「安心できる場所」と覚えることによって安心感が高まります。
お留守番の練習をさせるのもおすすめです。「飼い主がいない家でも大丈夫」ということを教えてあげましょう。

怪我をするかもしれない

ベッドで寝る場合、ペットが寝ている間に転がり落ちてしまうかもしれません。怪我をしないような低いベッドならともかく、落下による骨折が心配されるようなベッドを使っている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
また、飼い主の寝返りで思わぬ怪我をさせてしまう可能性も考えられます。特に小型犬のように華奢な動物と一緒に寝るのなら注意が必要です。
ペットと一緒に寝るのであれば、低くて広いベッドがおすすめです。狭くて危険なベッドで無理矢理一緒に寝るより、広々として安全なベッドを選びましょう。ベッドに限らず、いっそマットや布団で眠るのも選択肢のひとつです。

ペットとの睡眠は癒やされる! メリットをカバーして良質な眠りを

ペットとの睡眠は癒やされる! メリットをカバーして良質な眠りを
小まめな洗濯や喚起、ベッドの高さなど、いろいろな対策が必要になりますが、ペットと一緒に寝ることには飼い主とペットの両方にとっていくつものメリットがあります。
何より、可愛いペットと寝ることで得られる癒やし効果や絆の深まりは見逃せません。お互いが安心できる環境を整えて、良質な睡眠を楽しみましょう。

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美容・健康 2023-07-24

ペットのシャンプー頻度はどれくらい? 適切な方法と避けておくべきNG事項

ペットのシャンプーは飼い主にとって気になるものです。身体についた汚れやダニなどを落として清潔にしてあげなければ病気になってしまうかも…と不安になります。

シャンプーの頻度はどれくらいが良いのでしょうか。また、実はシャンプーがいらない動物もいます。一緒に暮らすペットのシャンプー事情についてチェックしてみましょう。

シャンプーが必要な動物、いらない動物

ペットを飼うとき、シャンプーについてブリーダーやペットショップの店員から説明を受けることがあるかもしれません。
特に犬は飼い主にとってもシャンプーは重要な関心事ですよね。なかには「一緒にお風呂に入りたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
一方、シャンプーが必要ない動物もいます。その違いを見てみましょう。

犬はシャンプーが必要! 定期的に洗ってあげて

愛犬家にとって、犬のシャンプーは常識かもしれません。犬はペットの中でもシャンプーが推奨されている動物です。
定期的にトリミングサロンに通っている飼い犬なら、トリミングと一緒にシャンプーをしてもらっていることも多いでしょう。
おうちで飼い主さんがしてあげることももちろん推奨です。犬用のシャンプーできれいにしてあげてくださいね。

猫ってどうなの? いる派・いらない派に分かれている!

猫はシャンプーが「いる」「いらない」に分かれています。というのも、猫はもともとニオイが出づらい上に、毛づくろいをして身体をきれいにする習性があるためです。
シャンプーをする・しないは、飼い主さんの考えや愛猫の様子で決めるとよさそうですね。

実はシャンプー不要! 意外な動物たち

いつもつやつやの毛皮で可愛らしいウサギとチンチラ。実はシャンプーがいらない種類です。
ウサギは湿気に弱いこと、チンチラはもともと砂浴びで十分ケアできることがその理由です。
ただ、事情によってはひどい汚れがついてしまったり、ニオイが気になったりするときがありますよね。そんなときには獣医さんに相談して、丁寧にケアしてあげましょう。

シャンプーが必要な理由は? 皮膚を清潔に保つため

ペットの種類によってはシャンプーが必要です。「もともと野生もいる種類なのになぜ?」と思うかもしれません。
それは人間と同様、皮膚の清潔を保つためです。シャンプーで汚れや過剰な皮脂、ダニなどを落として肌トラブルを遠ざけます。
シャンプーが必要な動物と暮らしているのなら、可愛いペットの健康を守るためにもぜひ意識してあげましょう。

犬のシャンプーの頻度は? 人間との違いに注意

犬はシャンプーが必要なペットです。シャンプーで汚れや皮脂を落とし、被毛や肌の清潔を守ってあげましょう。汚れやニオイ対策のほか、皮膚病の防止にも効果を発揮します。

シャンプーは月に1~2回がおすすめ

犬のシャンプーは月に1~2回の頻度がおすすめです。人間は「今日は汗をかいたから…」と頻繁にお風呂に入りますが、犬は異なります。皮脂を過剰に落としてしまい、肌トラブルが起きてしまいかねないためです。
トリミングサロンに月1~2回、定期的に通っているのなら、そのときにシャンプーも一緒にお願いすれば十分な犬も少なくありません。
とはいえ、「普段よりニオイが気になる」「今日はお出かけでかなり汚れてしまった」というときにはその限りではなく、適時シャンプーをしてあげるとよいでしょう。

シャンプーは犬用で! すすぎ残しに注意

飼い主がシャンプーをしてあげるのなら、いくつかの注意点を意識しながら進めましょう。
まず、シャンプーは人間用ではなく犬用を使ってあげてください。犬の皮膚は人間の皮膚より薄いため、人間用のシャンプーでは刺激が強すぎるのです。肌トラブルの原因になってしまいます。
シャンプーが残らないよう、しっかり落としてあげることも重要です。残ったシャンプーが新たな汚れになってしまい、こちらも肌トラブルやニオイの原因になってしまうことになりかねません。

そしてドライヤーをかけるときは、犬から30cm以上ドライヤーを離し、弱めの設定でしっかり乾かしてあげましょう。身体に近すぎるとドライヤーの音を不快に感じたり、ドライヤーの熱で火傷をしてしまうおそれがあります。
なかには自然乾燥派の飼い主さんもいますが、できればドライヤーがおすすめです。濡れている状態が長く続くと負担を感じる犬もいます。
特に愛犬の肌が弱かったり、免疫力が低い子犬や老犬を飼っているのなら、自然乾燥よりもドライヤーを選択してあげてください。

ペットの種類にあわせてベストなシャンプーを

ペットの種類にあわせてベストなシャンプーを
シャンプーはペットの健康に関わります。ウサギやチンチラはシャンプーをしなくても大丈夫ですが、犬や猫は飼い主が判断してあげなくてはいけません。

大切なペットと健康的に楽しく暮らすために、ぜひシャンプーにも気を配ってあげましょう。

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知る・学ぶ 2023-07-14

犬だけじゃなかった! 意外と多い動物関係の大切なワクチン

動物が受けるワクチンは、病気から命を守る大切なものです。特に犬は受けるべきワクチンがあり、飼い主は責任を持って接種させているでしょう。
犬のワクチンは有名ですが、実は他の動物でも案外ワクチンを打っています。また、なかには人間も接種したほうがよいとされている動物関係のワクチンもあるのです。

恐ろしい病気からペットや私たちを守るワクチンには、どのようなものがあるのでしょうか。

犬や猫が受けるワクチンは多種類! 年に一度は接種しよう

犬や猫がワクチンを接種することは広く知られています。生後1年までは数回、1歳になれば年に1回の接種が基本です。

年に1回ならワクチンの種類も1種類、と考えるかもしれません。しかし、実際は混合ワクチンといって数種類のワクチンを1本の注射器で投与する接種方法になります。

犬や猫が受けるワクチンの役目は?

犬や猫が受けるワクチンには、感染症から健康を守る役目があります。犬も猫もその行動範囲から感染症リスクが高く、対策しなければ重大な病気にかかってしまいかねません。
その対策として飼い主が選択できる方法がワクチンです。病気への免疫を作り、感染症のリスクを低下させます。効果は永久ではありませんが、1年に1度の接種で十分にリスクが下げられると考えられています。
犬や猫と暮らしている飼い主は接種スケジュールを考え、必要な時期に接種するようにしましょう。

驚き! 犬のワクチンは10種類もある

犬が受ける混合ワクチンはなんと最大10種類もの成分が入っています。動物病院によっては6種類、8種類などもありますが、どのワクチンでも重大な病気を防ぐ目的であることは間違いありません。
ドッグランで遊ぶことが多かったり、アウトドアに連れて行かれることが多い犬は感染リスクが高くなります。ライフスタイルに合わせて上手に接種していきましょう。

猫も多かった! 5種類のワクチンが存在

最近では室内飼いが多い猫ですが、逃げ出してしまったり、お散歩を楽しむ習慣があったりするのならやはり感染リスクが高くなります。
3種、5種のワクチンなどがありますので、必要だと思うワクチンを接種してあげてくださいね。

犬猫以外でワクチンが必要な動物たち

ワクチンが必要な動物は犬と猫だけではありません。実は意外な生き物もワクチンを接種しています。

よく知られているのが牛、豚、鶏です。畜産業では外部から重大な感染症が入り込む可能性を封じるため、積極的なワクチン接種が意識されています。
もしも牛舎、豚舎、鶏舎などで感染症が広がってしまった場合、そこにある命が無駄になってしまいかねません。そのような悲劇を防ぐためにもワクチンが必要です。

また、魚も養殖ブリ、マダイなどにワクチンを接種します。「魚にワクチン?」と驚きそうですね。1970年代、α溶血性レンサ球菌症によって養殖ブリが甚大な被害を受けたことが発端です。
ワクチンによって感染リスクを下げ、養殖業と食卓を守りやすくなりました。エサに混ぜて接種させることが一般的ですが、養殖業者によっては数万匹の魚に手作業で接種することもあるそうです。大変な作業になりそうですね。

人間も受ける動物関連のワクチンとは? 海外旅行時はチェックして

人間も感染症予防のためにワクチンを接種しますが、なかには動物から感染する病気を予防するためのものもあります。

日本脳炎

蚊を媒介して感染し、重大な症状を引き起こす病気です。日本では幼少期にワクチンを接種する人が増え、発症報告はほとんどありません。
しかし、東南アジアの一部ではまだ感染の恐れがあるようです。該当地域に行くときには接種歴を確認しておくと安心ですね。

黄熱

日本脳炎と同じく、蚊を媒介して感染する病気です。主にアフリカや南米の熱帯地域で見られます。
免疫を持たない人が感染すると死亡率が高くなるため、感染が心配される地域に行くときには予防接種を強くおすすめします。国によっては接種証明書がなければ入国できないこともあるほど重要視されている感染症です。

狂犬病

日本ではほぼ根絶したと考えられている病気ですが、他の国では決してそうではありません。むしろ日本を含む一部の国(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド)以外では、いまだ発症報告が続いています。
狂犬病のワクチンを接種しなくても海外旅行や国家間の移動はできますが、できれば出国前の接種をおすすめします。

ワクチンで予防できる動物の疾病! 必要なら検討しよう

ワクチンで予防できる動物の疾病! 必要なら検討しよう
愛犬、愛猫のワクチン接種は飼い主がしっかりマネージメントしてあげたいお世話のひとつです。ワクチンで予防できる病気も多いため、飼育環境や飼い主さんのライフスタイルなどを考えながら接種を検討しましょう。
人間も動物からの感染症を防げるワクチンがあります。必要に応じて接種して、ペットと一緒に健康で楽しい生活を送りましょう。

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