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知る・学ぶ 2023-04-28

早く見つけたい! ペットが失踪したときにやるべきことは?

ペットが行方不明になった!心配でたまりませんよね。そんなときにはどうするべきでしょうか。
家を出てしまったペットを探す方法を知っておけば、すぐに対処できます。できるだけ早く見つけてあげられるよう、いざというときにするべきことをご紹介します。

もしもペットがいなくなったら? すぐにするべき飼い主の行動

ペットの失踪に気づいたら、すぐに行動をはじめましょう。心配でたまらなくても、まずは深呼吸して落ち着いてくださいね。

1.近所を探す

ペットの種類にもよりますが、それほど遠くまで行っていないことがあります。そのような場合は近所で見つかる可能性があるため、最初は家の近所を探します。
ご近所付き合いがあればペットが失踪したことを話しておきましょう。ペットの種類、外見の特徴、名前を伝えます。見かけたり保護してくれたりした場合にそなえ、連絡先も教えておくとよいでしょう。
もし可能であれば捜索用のポスターを作り、人目につく場所へ貼らせてもらいましょう。貼ってよい場所を自治体に確認しておくと安心です。
自治体によっては失踪したペットを探すためのポスターを無料で作成できることもあります。貼ってよい場所の確認とともに、そのような制度があるか確認しましょう。
ただ、ポスターに「報酬あります」と記載するのは避けたほうが賢明です。金銭が絡むとトラブルになりやすいためです。お礼をしたいのなら、見つけてもらったときに報酬についてお話しすることをおすすめします。

2.警察へ連絡して遺失物届を出す

警察に連絡し、遺失物届を出します。ペットを保護した人が警察に連れて行ってくれている可能性があるためです。遺失物届を出しておけば、該当するペットが警察で保護された場合に教えてもらえます。
遺失物届を出すときには、できればペットの写真も持って行きましょう。

3.動物に関わる窓口すべてに連絡する

失踪したペットの情報は警察以外にも集まることがあります。警察に遺失物届を出すのと同時に、以下の場所にも連絡してください。

・自治体の動物保護センター・動物愛護センター

各自治体には動物保護センター(または動物愛護センター)が設置されています。保護されたペットが行く可能性が高い保健所や民間の動物愛護団体と連携しているため、情報が集まりやすい場所です。

・保健所

飼い主不明の動物が保護されています。迷子届が出せますので、必ず出しておきましょう。

・区役所・市役所・清掃局

ペットが事故に遭っていた場合、役所と清掃局が対応するケースが多いため、万一のことを考えて連絡しておきましょう。

・動物病院・動物愛護団体

迷子のペットを保護した人が連れて行ってくれていることがあります。もしも見つけてくれた人がいたら心からお礼をお伝えしたいですね。
マイクロチップを装着しているペットなら、動物病院や動物保護センターで飼い主の情報が確認できます。連絡が来る可能性が高くなりますよ。

4.ペット探偵に依頼する

お金がかかりますが、ペット捜索を得意にしているペット探偵に依頼するのもひとつの方法です。料金は業者によって異なります。

迷子のペットを保護したら? 可能なら協力しよう

もしもあなたが迷子のペットを保護して「お家に帰してあげたい」と思ったのなら、できる範囲で協力してあげてください。そのときには次の手順がおすすめです。

1.保護するときに注意すること

迷子になったペットは、不安や恐怖で神経質になっていることが少なくありません。普段は穏やかで人懐こい性格でも、緊張して攻撃的になっていたり、人間の接触を嫌がって逃走したりする可能性があります。
場合によっては保護するときに攻撃されることが考えられるため、近寄るときには十分に注意してください。自分では難しいと感じたのなら、保健所や動物愛護団体などに連絡するのもよい方法です。

2.情報を確認する

保護したペットは飼い主の情報を身につけているケースがあります。首輪をしている犬や猫なら、そのなかに飼い主の連絡先が書いてあるかもしれません。もし書いてあればぜひ連絡してあげてください。
首輪のほか、脚輪、耳標、タトゥーなど、何らかの情報が分かるものを身につけていることもあります。飼い主の情報が書かれていなくても、該当の動物協会に登録されている可能性が考えられます。可能であれば協会を調べ、連絡してみてください。

3.マイクロチップがあれば動物病院で確認を

令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップから迎えた飼い犬・飼い猫にはマイクロチップの装着が義務付けられています。マイクロチップには飼い主の情報も登録されているため、連絡が容易になります。
保護したペットが犬や猫ならマイクロチップを装着しているかもしれません。動物病院や動物保護センターで確認してみてください。

4.情報がなければ各窓口へ連絡を

飼い主の情報が分かるものが何もなければ、対応する各窓口へ連絡しましょう。自治体の動物保護センター、動物愛護センター、保健所などが該当します。

なぜ家を出たの? 考えられる原因とは

「家のドアや窓を開けっぱなしにしておいたから」「犬の散歩中に首輪が抜けてしまった」など、ペットが失踪してしまう原因は複数考えられます。そういった物理的な原因が多いのですが、なかには「試し行為」というものもあるそうです。

ペットも愛情を確認したい? 「試し行為」で失踪することも

試し行為というと、小さな子どもが親の愛情を確認したくてわがままな行動をするようなことを想像しますよね。じつは一部の動物にもあるというのですから驚きです。
とくに理由もなく怒りだした様子を見せたり、楽しく一緒に遊んでいたのに突然おもちゃを投げ捨てたり…など、普段とは違う行動をして飼い主の対応を観察するのであれば、試し行為である可能性が高いと考えられます。
試し行為のなかには「家から出て行ってしまう」というものもあるとのこと。追いかけてきてくれる?探してくれる?と思いながら外へ出る姿を想像すると、いじらしくてたまらなくなりますね。

とはいえ、それで失踪されては大変です。ペットによっては帰り道が分からなくなり、本当に迷子になってしまう場合もあります。早く見つけて思い切り抱き締めてあげましょう。

「何かに夢中になってついうっかり」という場合も

好奇心旺盛なペットなら、家の外にあるものや通りがかる生き物に興味を示すことでしょう。ペットの失踪に好奇心の強さも関係する場合が少なくありません。
見かけた生き物や車などに興味を示し、ついつい追いかけて、気づけばうっかり家から遠くまで…ということもあるそうです。そして帰り道が分からず、迷子になってしまうわけですね。
できれば家の敷地内から出られない対策をして、迷子になるのを防いであげましょう。

失踪に気づいたらすぐ行動を! 早く見つけてあげよう

失踪に気づいたらすぐ行動を! 早く見つけてあげよう
ペットが失踪した場合、スピーディーな行動が必要です。近所の捜索をはじめ、連絡できる窓口にはすべてアクセスし、可能な限り早く見つけてあげましょう。
不必要に家から出ないようにしたり、万一失踪してしまったときのために連絡先が分かるものを身につけさせたりなどの対策も効果的です。大切なペットを迷子にしないよう、できる範囲で対策していきましょう。

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楽しむ 2023-04-26

犬が元気に大活躍! 愛犬家も安心して楽しめる映画4選

お休みの日や息抜きに、映画はうってつけの楽しみです。可愛い動物が出てくる映画が大好きな人も多いですよね。特に愛犬家なら犬が出演する映画を観たいと思うのではないでしょうか?

でも、愛犬家にとって心配なのは「話のなかで動物が可哀想な目に遭ったらどうしよう?」ということかもしれません。本記事では、そんな愛犬家も安心して楽しめる映画をご紹介します。

最後まで可愛く&凜々しく元気! 愛犬家が心配せずに楽しめる映画

感動もの、恋愛もの、サスペンスもの、ホラーもの…映画のタイプは様々です。犬が出てくるシチュエーションや役どころも同じく様々ですよね。「どの犬もしっかり演技していて偉い!」と感心することも少なくありません。

そんな犬の姿にエールを送りつつ、ひどい目に遭いませんように…と心配しなくても楽しめる映画をタイプ別にチェックしてみませんか?

【コメディ】スノー・バディーズ/小さな5匹の大冒険

「スノー・バディーズ/小さな5匹の大冒険」は人気を集めるディズニー映画です。ディズニー映画と言うだけで安心できるのではないでしょうか。
ゴールデンレトリバーの愛くるしい子犬たち5匹が大冒険する、心温まる映画です。全員が個性豊かにしゃべり、子犬らしさいっぱいの可愛い動きで演技する姿がたまりません。
いつも元気いっぱいの5匹の子犬たち「バディーズ」。好奇心も旺盛です。その好奇心が原因で、なんとアラスカで犬ぞりレースに参加することになりました。バディーズは犬ぞりレースでどんな活躍をするのでしょうか?

明るく楽しいストーリーもさることながら、5匹の子犬たちの個性が観る人を笑顔にしてくれます。ヒップホップが好き、食いしん坊…なかには禅の道を追求している子犬も。
コメディとしてご紹介しましたが、ファミリーで観られる映画でもあります。可愛らしい子犬たちの冒険をぜひ楽しんでくださいね。

【ホラー】ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズはアメリカで製作されたホラー映画です。ホラー映画と言えばどうしても犬をはじめとした動物も狙われがちですが、ドント・ブリーズは大丈夫。ひどい目に遭わないだけではなく、話で重要な役割を果たす役どころです。
盗みをはたらく若者3人。今夜のターゲットは犬とともに暮らす目が不自由な老人の家です。これなら簡単に盗みができると考えた若者たちでしたが、実は恐ろしいほど強い老人でした。そして恐怖に満ちた反撃を受けることになった若者たちは…。

主人公は若者たちで、描かれている話は人間が中心です。でも登場する犬は強くたくましく(少しやんちゃすぎかも?)、ホラー映画が好きな愛犬家なら「よくやった!」と思うかもしれません。見事な名脇役振りですよ。
ドント・ブリーズの監督は伝説の名作ホラー映画「死霊のはらわた」をリメイクしたフェデ・アルバレス氏です。ホラー映画マニアなら監督の名前を聞いただけで期待できるのではないでしょうか。

【感動】ベンジー

Netflix映画「ベンジー」は、1970年代から80年代にかけて製作された大人気を博した作品のリメイクシリーズです。元シリーズのよさを残しながら現代的な感覚を取り入れ、人気作品として愛されています。
犬のベンジーは主人公とタッグを組んで大活躍します。野良犬として生きる厳しい環境のなか、ベンジーはひとりの少年・カーターと運命の出会いを果たし、最高の相棒になりました。しかしカーターとその妹は事件に巻き込まれてしまいます。ベンジーは二人のためにどんな活躍をするのでしょうか?

ベンジーはとてもかしこく、観ていると「人間より頭がいいのでは?」と思うことも少なくありません。また、犬ならではの性質なのか、飼い主のカーターへ向ける強い愛情がたまらないいとおしさを呼び起こしてくれます。
トラブルに巻き込まれても必死で、そしてかしこく立ち回るベンジー。観ていると「がんばれ!」と応援したくなること必至ですよ。ひとりでもカップルでもファミリーでも、いろいろな層が楽しめる上質の映画です。

【SF】ミラクル・ニール!

「ミラクル・ニール!」はSFと言っても最初から最後まで笑い通しのコメディ映画です。主人公の冴えない教師・ニールにエイリアンが全知全能の力を与えたことをきっかけに始まる、ドタバタ群像劇を描いています。
気になる犬の役どころはなんと「しゃべる犬」。ニールの飼い犬・デニスは、ニールの力で理性を持ち、話せるようになります。
話せるようになったとはいえ、中身は犬のまま。いつも大好物のビスケットのことばかり考えたり、飼い主がご執心の女性に嫉妬して嫌ったりと、可愛らしい姿が堪能できますよ。デニスの可愛らしさに目を奪われてストーリーを忘れてしまうかも?
デニスだけではなく、ほかにもたくさんの犬が登場します。犬好きにはたまらない映画なので、笑えるSFがお好きならぜひチェックしてくださいね。

犬の演技に圧倒…「俳優犬」が映画に貢献!

映画に出演する犬は「俳優犬」と呼ばれることもあります。俳優犬は映画の撮影に順応できるよう、長い期間を経てドッグトレーナーたちに訓練を受けています。
もともと犬は表情豊かな動物ですが、映画では人間の俳優顔負けの表情演技をすることがありますよね。あの素晴らしい演技の数々も、ドッグトレーナーたちのすぐれた指導と、何よりも指導でスキルを身につけた俳優犬の実力です。
脚本にあわせた表情、動作などを何ヶ月もかけて学習し、本番に挑みます。本番中は離れた場所にいるトレーナーの合図で演技をし、人間の俳優さんたちと映画を作り上げています。

とある映画で犬と共演したウィル・スミスは、そのように訓練された犬があまりにも素晴らしい演技をするためすっかり惚れ込んだそうですよ。飼い主に「高級住宅街に家を買ってあげるからこの犬を譲ってほしい」とお願いしたというのですから驚きですね。

愛犬を俳優犬やタレント犬にしたい? 飼い主が受ける試練とは

愛犬を俳優犬やタレント犬として活躍させたい、可愛い愛犬がスクリーンや画面のなかで活躍する姿を見てみたいと考える人もいますよね。

ただ、飼い主は少し覚悟が必要かもしれません。前述のとおり、俳優犬は長期間にわたってトレーナーから訓練を受けます。その訓練は泊まり込みになることも多く、飼い主と長く離れるケースも珍しくないのだとか。
「愛犬とそんなに長く離れるのはツラい…」と思う飼い主さんには、少し忍耐力が必要な時間になりそうですね。
愛犬もさびしがるはずですし、俳優犬やタレント犬になるためには厳しい道が待っています。お家で犬が出る映画を一緒に観ながら楽しむのもよさそうです。

とはいえ、本当に俳優犬やタレント犬を目指すのなら、動物を大切に扱う芸能プロダクションやドッグトレーナーさんに相談してみましょう。「待て」「おいで」が上手にできる犬は俳優犬やタレント犬に向いている可能性があるそうですよ。

犬が活躍する映画を楽しもう!

犬が活躍する映画を楽しもう
犬は人間のパートナーとして長く愛され続けています。映画のなかでもそれは変わらず、犬が大活躍する作品は少なくありません。ときには笑いあり、涙ありの名演技で魅せてくれます。
今回ご紹介した作品をはじめ、元気に愛らしく活躍する犬たちの映画をたくさん楽しんでくださいね。

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知る・学ぶ 2023-04-21

知っておきたい! 身近なことからできる動物愛護

動物が好きな人のなかには、動物愛護に関心を寄せる人が少なくありません。ペットを飼っていても飼っていなくても、愛する動物の尊厳を守りたいと考えるでしょう。
動物愛護は人間と動物の関係を深める大切な考え方です。

今回は動物愛護の概要や、身近なことからはじめられる動物愛護活動についてご紹介します。

生物多様性の中で育まれた人間と動物の関係

動物愛護は生物多様性と深く関わっています。40億年もの地球の長い歴史のなか、生命の誕生から現代まで、人間を含めた多くの動物などが進化しながらつながりを持ってきました。それぞれの生物が多様で豊かな個性を持ち、いまの社会を作り上げています。
生物多様性が生み出したつながりのなかでも、人間と動物の関係は深いものです。3万年前にはホラアナグマの飼育が行われ、犬(オオカミ)の家畜化が始まった形跡があるほど、長い時間を身近な関係で過ごしています。

人間は食料や働き手として動物と関わるだけではなく、信頼できるパートナー、ペットとしても動物とともに歴史を積み重ねてきました。それは現代社会でも変わることなく受け継がれています。
人間社会が豊かになり、さまざまな考えが生まれることによって、動物に対する見方も変わってきました。動物愛護はその一環です。「動物の尊厳を守ろう」という考えを持つ人々が増えたのです。

犬や猫、さまざまな動物の生命を尊厳への配慮

残念ながら、動物に対してひどい仕打ちをする人は存在します。しかし彼らとは逆に動物を愛し、動物の生命や尊厳を守り、安心した暮らしをさせてあげたいと思う人も多いのが事実です。
そんな人々が動物愛護精神を持ち、さまざまな活動をしています。ペットを大切にする人、望ましくない環境で過ごす動物を保護する人など、動物を愛する人たちはそれぞれの立場でできることをする時代になりました。

現代のペットへの考え方

一般社団法人ペットフード協会の「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」によると、調査対象2,000世帯のうち、犬を飼っているのは53.0%、猫を飼っているのは40.3%にのぼりました。
ペットを飼う理由として「生活に喜びを与えてくれる」が多く、生活に欠かせない存在として大切にしている背景がうかがえます。

新しくペットとして犬や猫などを迎え入れた人も少なくありません。ここで注目したいのは、ペットを探す方法の第2位が「インターネットの里親募集を見る」であることです。
日本ではペットショップやブリーダーからペットを迎えられます。しかし、あえて里親を求めるペットを選ぶ飼育希望者の意識は、動物愛護につながる行動ではないでしょうか。里親募集が広く知られるようになった現代ならではの考え方かもしれませんね。
もちろん、ペットショップやブリーダーを通して迎え入れることにも問題はありません。むしろそのような橋渡しをするプロの人々こそが動物愛護に詳しく、また、熱心でしょう。ペットの尊厳と生命を守りながら、新しい飼い主に出会うまで大切に保護する人々がほとんどです。

日本で注目される動物愛護

動物愛護の精神は法律にも影響をおよぼしています。日本では2000年に環境省の主導で「動物愛護管理法」が施行されました。動物愛護管理法では以下の理念と目的が明示されています。

・生命への感謝と畏敬の念を持ち、動物を取り扱うこと
・国民が動物を愛護する気風を構築し、生命の尊重、友愛、平和に対する気持ちを育むこと

この理念や考えをもとに動物愛護を進め、とくに動物虐待を防ぐために機能する法律です。定められた項目を遵守するよう、都道府県では動物愛護団体との連携を行うケースが増えました。国も動物愛護団体の育成に乗り出しています。
各自治体には自治体が運営する動物保護センターが設置されました。諸事情で一緒に暮らせなくなった人からペットを引き取ったり、迷い犬や迷い猫を収容・保護したりと業務は多分野にわたります。保護した犬や猫の譲渡会も業務のひとつです。
さらに、環境省では「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」も発足しました。殺処分ゼロを目指し、人と動物が幸せに共生できる社会を作ろうとしています。

しかし、どの業務もマンパワーが不足している状態です。行政だけでは対応しきれないのも事実です。そこで各自治体は動物愛護団体と連携し、保護活動や動物愛護の啓発を進めています。
お住まいの自治体にも、動物保護センター主催の譲渡会や動物愛護団体の活動があるかもしれません。もしも見かけることがあれば、保護された動物たちの幸せを願ってあげてくださいね。

世界の動物愛護はもっと進んでいる!

世界でも動物愛護は盛んです。日本より進んでいる国もあり、人間から動物への愛情、生命と尊厳を尊重したい気持ちに国境はないのだと実感させられます。

動物保護に関して、世界でもっとも厳しい法律を定めているのはスイスです。たとえば、尊厳が守られる対象には食料になる家畜や魚類も含まれています。残酷な方法で処理をしてはいけない、輸送時間の上限が定められているなど、じつに細かい規定です。
動物実験も非常に厳しい規制があります。あらゆる動物実験(人体実験含む)を禁止するべきだという声は根強く、何度も国民投票がおこなわれているほどです。
ほかにも詳細な規定が定められています。スイスの人々がいかに動物愛護に関心を持ち、幸せに暮らせることに関心を持っているかがよく分かりますね。

スイスのほかにはドイツやイギリスが有名です。どちらの国も動物愛護に関する法律を制定し、その数の多さや厳しさは日本をはるかに超えるのだそうですよ。とくにイギリスは世界最古の動物福祉協会があり、世界に先駆けて動物愛護に着手した国でもあります。

わたしたちにできる動物愛護

動物愛護活動をしたくても、実際に何をすればよいのか…と思う人もいるかもしれません。仕事や家庭が忙しく、思ったように活動しづらい可能性もあります。まずは身近でできることからはじめてみませんか?

動物愛護団体に寄付する

動物愛護団体の多くは、活動資金に恵まれているわけではありません。寄付があれば大きな助けになるでしょう。無理に大金を用意する必要はなく、できる範囲で気持ちを寄付すれば十分な力になります。

動物保護センターや動物愛護団体に支援物資を送る

保護されている動物たちが使える物資を送るのもよい方法です。エサや日用品、消耗品など、無理をせずに用意できるものがあれば送ってみましょう。事前に送り先に「何が必要ですか?」と確認してみると、そのときに必要なものが送れるのでおすすめです。

自分のペットを適切にお世話する

一緒に暮らしているペットを迷子にしない、不適切な環境に置かない、しつけをきちんとする…。「そんなこと当たり前でしょう」と思うかもしれませんが、これらも大切で、かつ、重要な動物愛護です。
清潔な環境で迷子にならずに暮らすだけで、動物保護センターや動物愛護団体に保護される可能性が減ります。しつけができれば社会で快適に暮らしやすくなるでしょう。
そんなあなたのペットを見て、これからペットを飼おうとしている人が「あれがよい飼い方だ、自分も見習おう」と考えるかもしれません。とても重要な動物愛護活動です。

動物愛護は動物と楽しく幸せに共生できる社会を作る

動物愛護は動物と楽しく幸せに共生できる社会を作る
動物愛護は決して難しい考え方ではありません。活動も難しく考えず、できることからはじめましょう。
いまペットと一緒に暮らしている人は、これからも愛情を持ってお世話しましょう。飼っていなくても動物が好きな人は、触れあうときにたっぷりの愛情を注いであげてください。それも立派な動物愛護活動です。

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暮らし 2023-03-23

動物と暮らしたい! 一人暮らしでも飼いやすい動物や注意点

一人暮らしでもペットと一緒に暮らしたいと考える方は多いでしょう。可愛らしいペットと過ごす時間は何にも代えがたい癒しになります。
しかし、ペットと生活することには多くのメリットがある一方で見逃せないデメリットもあります。

そこで今回は、一人暮らしでも飼いやすい動物や注意点などと併せてチェックしてみましょう。

一人暮らしでペットを飼うメリットやデメリットは?

一人暮らしでペットを飼うことには、さまざまなメリットやデメリットがあります。そのいくつかをご紹介します。

メリット

一人暮らしでペットを飼う大きなメリットは、「癒し」「心の支え」など、メンタル面を豊かにしてくれることでしょう。
とくに一人暮らしはさびしいと感じる瞬間が多いものです。愛らしいペットがいるだけで、その寂しさが軽減されるのではないでしょうか。
また、ペットはお世話が必要です。ご飯の支度、散歩、衛生管理など、飼い主はさまざまなことをしてあげます。
ペットのお世話が毎日のルーチンになれば規則正しい生活を送りやすくなります。お世話そのものが楽しく、生活の張り合いになるかもしれませんね。

デメリット

一人暮らしでペットを飼うときにデメリットだと考えられるのは、必ずお世話が必要なことでしょう。長期間、家を空けるのが難しくなります。
仕事の出張や旅行のときはどうしても心配です。数日なら大丈夫な動物も多いのですが、長期間の予定なら、ペットシッターや信用できる知人・友人に預けることも検討する必要がありますね。
家の状態にも気を配ることになります。床や壁、家具の傷みなどが気になる人はとくに注意しましょう。賃貸住宅の場合、あまりにも傷や汚れがひどいと退去時に原状回復費が高くなる心配もあります。
どうしても傷めたくないのなら、ケージ内で飼える動物を選ぶ、飼う前に壁や床など傷みやすい部分に対策をするなどの方法を考えましょう。

迷いそう! 一人暮らしにおすすめペット3選

一人暮らしにおすすめのペットをご紹介します。可愛さと飼いやすさはどの動物も折り紙付きですよ。

甘えん坊で温和な仕草に癒される! ウサギ

長い耳とふかふかの毛皮、愛らしいフォルムが魅力のウサギ。種類が豊富で好みの子と出会いやすいのも人気の秘密です。
甘えん坊なので触れ合える時間が多く、癒し効果もたっぷり堪能できます。抱っこが好きな種類もいますので、たくさん触れたい、抱っこしたい!と思う人も嬉しいですね。
一方、穴を掘ったり何かをかじったりするのが大好きな一面も。家の傷みが気になるときには対策が必要です。掘り場所に見立てたものやかじり木を置いてあげるとよいでしょう。

かしこくて人なつっこい姿がたまらない! ミニブタ

ミニブタは40kg以内の小さなブタです。最近は触れ合える「ミニブタカフェ」もあり、その魅力を堪能している人も多いのではないでしょうか。
人なつっこくてちょこちょこと寄ってくる姿はたまらない可愛らしさです。かしこさもあり、犬や猫のようにしつけも覚えてくれます。きれい好きなのも一緒に暮らす上で嬉しい性質ですね。
注意点は、ミニブタは「飼養衛生管理基準」に準拠した飼い方が必要であること、年に一度「家畜保健衛生所」に飼育状況の報告義務があることです。ブタは感染症にかかることがあり、なかには人間に感染するものもあります。病気を防ぐため、必ず義務を守りましょう。

のんびり長生きでずっと仲良し! 亀

のんびり活動する姿に癒される亀。甲羅のきれいな模様や長寿の生き物として縁起がよいと言われているのも人気の秘密です。種類が豊富、飼育しやすいという点もおすすめポイント。
水槽のなかで飼えるため、時間がなくても散歩や遊びなどの心配をしなくてもよいメリットがあります。忙しい人も一緒に暮らしやすいですね。お休みの日には日光浴をしながらまったり過ごすのも癒しの時間になります。
ただ、飼うときには「大きな水槽」「十分な紫外線」を意識しましょう。亀は運動量が多く、小さな水槽では動きにくくなってしまいます。紫外線が不足すると甲羅が育たなくなることもあるため、十分な日光浴がおすすめです。

ペットを飼うときの注意点は?

ペットを飼うときの注意点は
ペットを迎え入れる前に、飼うときの注意点をチェックしておきましょう。整った環境で迎えるほうが、飼い主もペットも最初から楽しい生活を送りやすくなります。

家の傷や汚れの対策をしてからお迎えしよう

ケージや水槽のなかで飼い続けるペットなら別ですが、お部屋のなかやベランダなどに出してあげたいペットもいますよね。
そのようなタイプのペットを迎え入れるときには、家の傷や汚れが出ることを考え、先に対策しておくのがおすすめです。
たとえばフローリングが爪で傷まないようにペット用のカーペットを敷いたり、壁に汚れや傷がつかないよう保護シートを貼ったりします。トイレ周辺にペットシーツを敷く習慣をつけるのも汚れ防止に効果的です。

賃貸住宅ならペットの可否を確認して

賃貸住宅の場合、ペットの飼育ができる住宅とできない住宅に分かれます。ペットをお迎えすることが決まってから大家さんに「ペットは禁止ですよ」と言われたら目も当てられません。先に必ず確認しましょう。
また、ペット飼育がOKでも「○匹まで」「小型の動物のみ」など、細かい規則が設けられている場合もあります。この確認も大切です。分かりにくいときには大家さんや賃貸管理会社に問い合わせましょう。

自治体ごとのゴミ出しルールを確認

ペットを飼う以上、排泄物の処理は大切です。人間には水洗トイレがありますが、じつはペットの場合、自治体によって排泄物の処理方法が異なります。
「ペットの排泄物は可燃ごみに出すこと」、「トイレに流してよい」などそれぞれのルールがあり、飼い主はこのルールにしたがった処理をしなくてはいけません。
多くの場合、自治体や管轄のごみ処理場の公式サイトで確認できます。社会の衛生環境を守る意味合いもあるため、必ずルールを守りましょう。

近隣住民とのトラブルに気を付ける

ご近所の人すべてがペットの飼育に肯定的とは限りません。なかにはアレルギーを持っていたり、もともと動物を好まない人がいたりなどの可能性も考えましょう。
また、動物好きな人でもマナーが悪い飼い主は迷惑だと感じるものです。ペットのお世話で出たごみの片付け方、鳴き声への配慮、散歩のマナーなど、気を付けておくべきことや対策についてしっかり学んでおきましょう。

愛するペットと楽しい生活を! お家に帰るのが楽しみになる

一人暮らしの空間のなか、可愛いペットが増えたら毎日の楽しさもアップしそうです。癒し効果もあるペットと素敵な生活を送りましょう。あなたはどんな動物をお迎えしますか?
ペットを迎え入れる前には、準備や注意点の確認をしておくと安心です。一緒に楽しく暮らせるよう、しっかり環境を整えましょう。

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美容・健康 2023-02-15

子供の動物アレルギーに注意! 日常生活で気をつけたいこと

「うちの子、動物アレルギーかも」と思ったことはありませんか?ペットと楽しく遊んでいるとき、気になる様子があれば少し注意深く観察してみてください。
子どもの動物アレルギーは適切な対処が必要です。もし一緒に暮らすペットがいれば、家のなかでできる対策も取り入れましょう。

子どもの動物アレルギーの原因と症状は? 注意深く観察して

子どもに限らず、アレルギーは色々なものがあります。しかし動物と触れあったときに限って気になる症状が出るのなら、動物アレルギーの可能性を視野に入れなくてはいけません。
動物アレルギーの特徴や症状についてチェックしてみましょう。心当たりがあればぜひ一度、専門家へのご相談をおすすめします。

一般的なアレルギーと同じく「アレルゲン」が原因

アレルギーを起こす原因は「アレルゲン」と呼ばれるものです。
たとえば花粉症はスギや特定の植物の花粉がアレルゲンです。食物アレルギーは特定の食物がアレルゲンにあたります。
動物アレルギーも同様なのですが、この場合、動物そのものがアレルゲンではありません。動物アレルギーの場合、動物の糞尿やフケ、毛など、動物の身体から出る成分がアレルゲンにあたります。
アレルゲンを発生させる動物もさまざまです。犬、猫、ウサギ、鳥など数多く、どの動物がアレルゲンを発生させるかで「犬アレルギー」「猫アレルギー」と呼ばれることもあります。

アレルゲンを発生させる動物と触れあったときに出る症状は?

動物アレルギーはアレルゲンを発生させる動物と触れあったり、アレルゲンが残る空間に入ったりしたときに起こります。
くしゃみ、咳、鼻水、目のかゆみや充血、皮膚のかゆみや腫れなどがよく知られているアレルギー反応です。

場合によっては重大な症状が出てしまうことも

アレルギーは人によって重大な状態になってしまうこともあります。動物アレルギーも例外ではありません。
全身のかゆみに悩まされたり、皮膚・呼吸器・消化器・循環器・神経など複数の場所に反応が出てしまったり、想像以上に苦しい思いをするケースも考えられます。
大人もそうなのですが、子どものアレルギーは適切な対処が必要です。とくに子どもは自分で症状を説明しきれないこともあるため、周囲の大人が気を付けてあげたほうがよいでしょう。

動物以外のアレルギーじゃないの? 病院の検査で明らかにしよう

アレルゲンの特定は専門家への相談が一番の方法です。「動物アレルギーなのかどうか分からない、ほかのアレルゲンかも」という状況でも、お子さんにアレルギー反応が出たのなら、病院や対応している機関での検査をおすすめします。

なかには「可愛いペットが原因であってほしくない」という気持ちから、検査をためらってしまう人もいるかもしれません。
しかし、アレルゲンをはっきり把握することにより、アレルギー症状を改善するための適切な対策がとれるようになります。
もしも動物アレルギーだと判明しても、必ずしもペットを手放さなければならないというわけではありません。力を入れた対策が必要ですが、動物アレルギーだと判明してもペットと一緒に暮らしているご家庭もあります。

アレルギーでもペットと別れたくない! 一緒に暮らすための対策

アレルギーだとわかっても、ご家庭によってはペットと別れない選択をすることがあります。その際にはどのような対策がとられているのでしょうか。代表的な対策を見てみましょう。

小まめにブラッシングやシャンプーをする

アレルゲンになる毛やフケなどを取り除くため、小まめなブラッシングを心がけましょう。また、動物が負担を感じない程度にシャンプーの機会を増やすのもおすすめです。
かといって、生活していればやはり毛やフケなどは出るものです。ブラッシングがシャンプーが追いつかないかもしれません。その場合、お湯で濡らしたあたたかいタオルで拭いてあげる回数を増やすだけでも効果が期待できます。

動物のベッドにベッドカバーをつける

動物の毛やフケなどは空気中にも飛散します。いつも使うベッドにベッドカバーをつけると、空気中に飛散するアレルゲンの減少が期待できます。ベッドカバーは小まめに洗濯しましょう。

掃除を徹底する

毛やフケは空気中だけではなく、床や壁、家具などにも残りやすい性質があります。徹底した掃除でアレルゲンを追い出しましょう。
アレルゲンが溜まりやすいカーペットには掃除機や拭き掃除に加え、ガムテープのような粘着力のある道具を使った掃除がおすすめです。フローリングなら小まめにカーペットクリーナーをかけましょう。
カーテンの洗濯や壁の拭き掃除も効果的です。思い切って家具を減らし、アレルゲンがとどまる場所を少なくするのもよいでしょう。
ほかにはペットが過ごすケージを清潔に保ったり、よく遊ぶおもちゃを洗ったりなど、アレルゲンが付着しそうな場所を徹底的に掃除すると安心感がアップします。

トイレは小まめに取り替える

糞尿がアレルゲンになることもあります。トイレを小まめに取り替える習慣を付けましょう。室内の清潔感も上がり、一石二鳥です。

空気清浄機を活用する

空気清浄機の活用はアレルゲンの撃退で心強い味方になります。空気中に飛散した毛やフケを一網打尽にしてくれるでしょう。動物アレルギーのアレルゲンだけではなく、花粉やハウスダストなど、ほかのアレルギーの原因になる物質も片付けてくれます。
冬場の乾燥を考え、加湿器つきの空気清浄機を選ぶのもよさそうですね。アレルゲン対策だけではなく、肌や喉の乾燥を遠ざけて感染症予防も期待できます。

可能ならペットに服を着せる

ペットの種類によっては、服を着せても問題ない場合があります。服を着せることによって毛やフケの飛散を押さえやすくなるため、もし可能であれば着せてみましょう。長袖ならなお飛散抑制の効果があります。

撫でたり触ったりしたあとは手を洗う、服を着替える

ペットを撫でたり触ったりしたあとはしっかり手を洗いましょう。服を着替えるのもおすすめです。手や衣服についたアレルゲンをお子さんから遠ざけやすくなります。
動物アレルギーを持つお子さんだけではなく、一緒に生活するご家族もぜひ行ってください。みなさんで対策しながら、可愛いペットと楽しく暮らせる環境を作りましょう。

飼う前にアレルギー検査をする

これが最も大切な対策かもしれません。もしもまだペットを家に迎えていないのなら、その前に病院や専門機関でアレルギー検査をしてみませんか。
一度迎え入れたペットを、あとから判明した動物アレルギーで手放すのはつらいことです。先に検査をし、本当に迎え入れても一緒に暮らせるかどうかの判断をしておいたほうがよいでしょう。

子どもの動物アレルギーは早め&しっかりめの対策を!

子どもの動物アレルギーは早め&しっかりめの対策を
動物アレルギーに限らず、子どものアレルギーは心配なことのひとつです。もしもアレルギー症状に気づいたら、早めに検査を受けましょう。
検査で動物アレルギーだと分かれば、アレルゲンを減らすための対策がとりやすくなります。早めの、そしてしっかりとした対策が、子どもとペットを守ることにつながるでしょう。

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