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楽しむ 2024-08-29

動物園をもっと楽しむ! マナーを守って動物たちと仲良く過ごそう

動物園は、動物たちの魅力を間近で感じながら学びや楽しみを得られる特別な場所です。しかし、動物たちの健康や安全を守るためには、来園者が守るべきマナーも多くあります。
そこで今回は、動物園を最大限に楽しむためのポイントと、守るべきマナーについて分かりやすく解説します。

動物園をもっと楽しむポイントとは?

動物園を訪れる際には、ただ動物を見るだけでなく、工夫して楽しむことでより豊かな体験が得られます。

事前リサーチを行う

動物園を訪れる前に、展示されている動物やその特徴をリサーチしておくと、より充実した時間が過ごせることでしょう。
特に珍しい動物や注目の展示、イベントが行われる日程などを事前に確認しましょう。公式ウェブサイトやガイドブックを活用することで、当日のスケジュールも立てやすくなります。

ゆっくり観察する

動物園では、動物たちの自然な行動を観察するために時間をかけることも大切です。動物がどのように動き、何をしているのか、どんな仕草をするのかをじっくりと観察することで、より深い理解と楽しみが得られます。また同じ場所でしばらく待つと、動物の違う一面を見られることもあります。

スタッフに質問してみる

動物園には飼育員や専門スタッフがいるので、動物に関する質問をしてみると新しい発見があるかもしれません。
飼育員によるガイドツアーやトークイベントがある場合は、積極的に参加してみましょう。動物の生態や飼育の裏話を聞くことで、より豊かな知識を得ることができます。

季節や天候を考慮する

動物たちは季節や天候によって行動が変わります。暑い日には動物たちが日陰で休んでいることが多く、寒い日には活発になる動物もいます。また、雨の日には屋内展示を中心に回るなど、天候に応じた楽しみ方を工夫することで、どんな日でも動物園を楽しむことができます。

写真撮影を楽しむ

動物園での写真撮影は思い出を残す良い方法です。ただし、フラッシュを使わずに撮影するよう心がけましょう。フラッシュは動物にストレスを与える可能性があるため、使用は控えるべきです。また、撮影禁止のエリアや動物がいる場合は、その指示に従いましょう。

動物園でのマナー

動物園は動物たちの生活空間でもあり、彼らを尊重するために来園者が守るべきマナーがあります。

餌を与えない

動物園では、動物に餌を与えることは禁止されています。動物たちは専用の食事を飼育員によって管理されています。勝手に餌を与えると、動物の健康を害するリスクがあるため、絶対に行わないようにしましょう。

静かに観察する

動物たちは音に敏感です。大きな声を出したり、柵やガラスを叩いたりすることは避け、静かに観察しましょう。動物が驚いたり、ストレスを感じたりしないように、できるだけ落ち着いた行動を心がけることが大切です。

ゴミは必ず持ち帰る

動物園内のゴミは、必ず指定のゴミ箱に捨てるか、持ち帰るようにしましょう。ゴミが動物の展示エリアに入ると、誤って食べてしまう可能性があり、健康に害を及ぼす危険があります。美しい環境を維持するためにも、ゴミの管理には注意を払いましょう。

ペットを連れて行かない

多くの動物園では、ペットの持ち込みが禁止されています。ペットが他の動物にストレスを与えたり、感染症のリスクをもたらす可能性があるためです。ペットは自宅で留守番させるか、ペットホテルといった施設を利用しましょう。

指定されたルートを守る

動物園には、来園者が安全に動物を観察できるように観覧ルートが設定されています。指定されたルートを守り、柵を越えたり、立ち入り禁止エリアに入ることは避けましょう。これにより、動物たちの生活環境を保護し、来園者自身の安全も確保されます。

動物園の役割と意義について

動物園は単なるレジャー施設ではなく、教育や保護活動の重要な役割を担っています。

教育の場としての動物園

動物園は、動物や自然環境について学ぶ場として機能しています。特に子どもたちにとっては、実際に動物を観察することで自然の大切さや生態系について理解を深める貴重な機会です。動物園では、教育プログラムやワークショップも開催されており、これらに参加することでより深い学びが得られます。

保護活動と種の保存

多くの動物園では、絶滅の危機に瀕している動物の保護活動が行われています。野生での生息数が減少している動物たちを保護し、繁殖させることで、種の保存に寄与しています。また、動物園は来園者に対して、野生動物保護の重要性を啓発する役割も担っており、自然保護意識を高めるための情報提供も行っています。

研究の拠点としての動物園

動物園は、動物の行動や生態についての研究が行われる場所でもあります。飼育環境下での研究は、野生動物の保護や飼育技術の向上に貢献しています。これらの研究成果は、動物たちの福祉を向上させるために活用され、動物園全体の運営や飼育方法の改善に役立てられています。

動物園を訪れる際の準備

動物園を快適に楽しむために、訪問前の準備は重要です。

適切な服装を選ぶ

動物園を訪れる際は、なるべく動きやすく、天候に適した服装を心がけましょう。特に、季節ごとの天候に対応できる服装が必要です。また園内を長時間歩くことになるため、履き慣れた靴を選ぶことをおすすめします。暑い日には帽子や日焼け止め、寒い日には防寒具を準備しておくと良いでしょう。

持ち物を準備する

カメラや双眼鏡、飲み物、軽食など、動物園を楽しむための持ち物を準備しましょう。特に水分補給は重要で、夏場はこまめに水分を摂るよう心がけてください。飲食物は動物に与えないようにし、自分で管理することが必要です。

チケットや営業時間を確認する

動物園のチケットは、オンラインで事前に購入できる場合があるので買っておくと当日の入場がスムーズになります。また、訪問前に動物園の営業時間や特別イベントの情報を確認しておくと良いでしょう。混雑が予想される日は、早めに訪れるか、平日に訪問することを考慮して計画を立てると良いでしょう。

動物園での特別な体験

動物園では、通常の観覧に加えて、特別な体験ができるプログラムも数多く提供されています。

バックヤードツアー

バックヤードツアーは、普段は見ることのできない動物園の裏側を見学できる貴重な体験です。このツアーでは、飼育員の仕事や動物たちの生活の裏側を知ることができます。予約が必要な場合が多いため、事前にチェックしておきましょう。

ふれあい体験

動物園によっては、ヤギやウサギなどと直接触れ合えるエリアが設けられていることがあります。これらの体験は、特に子どもたちにとって楽しく貴重な機会となりますが、動物たちに優しく接し、ふれあいのルールを守ることが重要です。

まとめ

動物園は、動物たちとの触れ合いを通じて楽しみながら学びを得られる場所です。事前の準備やマナーを守ることで、動物たちに優しく、安心して楽しむことができます。動物園が果たす教育や保護の役割も理解し、動物たちとの時間を充実させましょう。

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楽しむ 2024-07-25

おでかけの参考に! 水族館をもっと楽しむコツ10選

海や川の生態系を間近で観察できる「水族館」は、子供から大人まで楽しめるスポットとして人気があり、デートや家族のレジャーとしても定番です。
今回は水族館を訪れる際に、より充実した時間を過ごすためのコツをご紹介します。これらのコツを参考にして、次回の水族館訪問を最大限に楽しんでください。

1.事前に調べて計画を立てよう!

水族館の特徴を理解する

まずは訪れる水族館の公式ウェブサイトやパンフレットをチェックして、展示内容や見どころを事前に確認しましょう。各水族館には特有のテーマや目玉展示があります。
例えば、クラゲの展示が充実している水族館や、巨大なサメが泳ぐトンネル型水槽がある水族館などです。自分の興味に合った展示を見逃さないように、訪問前にリサーチすることが大切です。

イベントやショーのスケジュールを確認

水族館では、定期的にイルカショーやペンギンの餌やりなどのイベントが開催されています。これらのスケジュールを事前に確認し、訪問のタイミングを調整しましょう。
イベントやショーは大変人気があるため、開始時間の少し前に会場に到着するように計画すると良いでしょう。

2.ベストな訪問時間を選ぶ

混雑を避ける

平日や朝早い時間帯、閉館前の時間帯は比較的混雑が少なく、ゆっくりと展示を楽しむことができます。
特に大型連休や夏休み、週末などの繁忙期は非常に混み合うため、可能であればこれらの時期を避けるのがおすすめです。

開館時間に合わせて入場する

開館直後の時間帯は、まだ訪問者が少ないため、ゆったりと展示を見て回ることができます。特に人気のある展示やショーは、早めに訪れることで混雑を避けることができ、より近くで見ることができます。

3.館内の回り方を工夫する

大きな展示から小さな展示へ

大きな水槽や目玉展示から見て回ると、混雑を避けやすくなります。多くの人が入り口付近や人気のある展示に集中しやすいので、最初に大きな展示を見て、徐々に小さな展示に移っていくとスムーズに見学できます。

スマートフォンやタブレットを活用

水族館の公式アプリやガイドツアーアプリを活用すると、展示の詳細な情報を手軽に得ることができます。特に、音声ガイドや拡張現実(AR)機能を利用すると、展示の理解が深まり、より楽しむことができます。

4.生き物たちの行動を観察する

餌やりの時間をチェック

餌やりの時間は生き物たちが活発に動く瞬間を見られる絶好のチャンスです。水族館スタッフによる解説もあるため、生き物の生態や習性について学ぶことができます。餌やりの時間を事前に確認し、見逃さないようにスケジュールを組みましょう。

生き物たちの自然な行動に注目する

水族館の生き物たちは、展示されている環境内で様々な行動を見せます。例えば、クラゲが優雅に漂う様子や、魚が群れを作って泳ぐ様子などです。じっくり観察することで、彼らの生態や習性を理解する手助けになります。

5.学びの場として活用する

解説パネルを読む

各展示には、生き物についての詳細な情報が書かれた解説パネルがあります。これらを読むことで、展示についての知識を深めることができます。特に子供連れの場合は、一緒に解説を読みながら学ぶことで、教育的な効果も期待できます。

スタッフに質問する

水族館のスタッフは、展示物についての豊富な知識を持っています。疑問に思ったことや興味があることがあれば、積極的に質問してみましょう。スタッフの説明を聞くことで、新たな発見や理解が深まります。

6.写真撮影を楽しむ

カメラの設定を工夫する

水族館内は照明が暗く、水槽のガラス越しに撮影することが多いため、カメラの設定を工夫することが重要です。例えば、ISO感度を上げる、シャッタースピードを速くする、フラッシュをオフにするなどの設定が役立ちます。また、反射を避けるためにレンズをガラスに近づけて撮影する方法もあります。

生き物たちの自然な姿を撮影する

生き物たちがリラックスしている瞬間や、餌を食べている様子、泳いでいる姿など、自然な動きを捉えることを意識しましょう。これにより、生き物たちの生態や個性が写真に反映され、魅力的な一枚が撮れます。

7.子供連れで楽しむコツ

子供の興味を引く展示を選ぶ

水族館には、子供が特に興味を持つ展示がたくさんあります。イルカやペンギン、カラフルな熱帯魚など、子供の目を引く展示を優先的に見て回ると良いでしょう。また、触れることができる展示や、インタラクティブな体験コーナーもおすすめです。

休憩を適度に取る

水族館内を歩き回ると、子供は疲れてしまうことがあります。適度に休憩を取りながら見て回ることで、子供も大人も快適に楽しむことができます。休憩スペースやカフェを活用し、水分補給や軽食を取ると良いでしょう。

8.記念品やお土産を楽しむ

お土産ショップを訪れる

水族館には、ユニークな記念品やお土産が販売されています。ぬいぐるみや文房具、Tシャツなど、生き物たちをモチーフにした商品が揃っています。訪れた記念に、お気に入りのお土産を見つけて持ち帰りましょう。

展示に関連した書籍やグッズを購入する

水族館で販売されている書籍やグッズは、展示物に関連したものが多く、学びを深める手助けになります。特に子供向けの図鑑や絵本は、家に帰ってからも水族館での体験を振り返りながら楽しむことができるのでおすすめです。

9.環境保護について学ぶ

環境保護のメッセージに注目する

多くの水族館は、海洋環境の保護や生き物の保護活動についてのメッセージを発信しています。展示を通じて、海洋生物や環境問題について学び、自分たちができることを考える機会にしましょう。

エコフレンドリーな行動を実践する

水族館を訪れた後、自分たちの生活に取り入れられるエコフレンドリーな行動を実践しましょう。プラスチックの使用を減らす、リサイクルを徹底する、海洋生物に配慮した消費を心がけるなど、小さな行動から始めることができます。

10.複数回訪れる

定期的に訪れる

水族館は一度の訪問で全てを見尽くすことは難しい場所です。季節ごとに展示が変わることもあるため、定期的に訪れることで新たな発見があります。また、生き物たちの成長や行動の変化を観察することも楽しみの一つです。

年間パスを利用しよう

多くの水族館では年間パスが販売されています。年間パスを利用すれば、何度でも訪れることができ、経済的にもお得です。頻繁に水族館を訪れたい場合は購入を検討すると良いでしょう。

まとめ

水族館をより楽しむためには、事前のリサーチと計画が大切です。訪れる水族館の特徴を把握し、イベントやショーのスケジュールを確認することで、充実した見学が可能になります。写真撮影やお土産選び、環境保護について学ぶことも楽しみを広げるポイントです。
水族館は、海や川の生態系を身近に感じられる貴重な場所です。次回の訪問では、今回ご紹介したコツを活かしてより一層楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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楽しむ 2024-05-22

思わずほっこり、思わず涙…動物が活躍する本で読書タイムを楽しもう!

小説や児童文学の世界でも愛される動物たち。心揺さぶるような名作、大人になっても忘れられない物語…さまざまな作品が文学の世界を彩ります。
動物が登場する物語は子供向けが多い印象ですが、大人向けの読み応えある小説も数多いため、読書を楽しみたいときにはぜひ手にとってみてください。

今回は、大人も楽しめる小説や、子供の頃の気持ちを思い出させてくれる児童文学など、動物が登場する作品についてご紹介します。

大人も楽しめる動物小説5選

「いくつになっても動物が大好き」「我が家のペットもかわいいけれど、作品の中で活躍する動物が見てみたい」。そんな大人におすすめする動物小説5選をご紹介します。

「旅猫リポート」有川浩(著)/講談社

猫の目線から描かれる人間社会が印象的な小説です。2018年には福士蒼汰さん主演の映画も公開され、多くの人々の心をつかみました。
1匹と1人で楽しく暮らしていた元野良猫のナナとサトル。しかし、ある事情によってサトルはナナと別れる選択をします。ナナはサトルとともに銀色のワゴンに乗り、新しい飼い主を探しに旅立ちましたが…。
旅の途中に出会う人々との交流や美しい風景の描写が、読者も一緒に旅行をしているような気持ちにさせてくれる小説です。やがて明かされるサトルの秘密を知ったとき、思わず「嘘でしょ」と声が出るかもしれません。

「犬がいた季節」伊吹有喜(著)/双葉社

2021年の本屋大賞第3位を獲得し、当時話題を呼んだ小説。著者・伊吹有喜さんの母校を舞台にしたこの作品は実在した犬をモデルにしており、犬の視点を通して高校生の青春を描きました。
18歳ならではの悩み、友情、恋愛など、その時代にしか経験できない日々。昭和、平成、令和まで、オムニバス形式でさまざまな高校時代が鮮やかに描写されます。
読む年代によって、共感や追憶などそれぞれの楽しみ方ができる秀逸な小説です。

「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」トム・ミッチェル(著)、矢沢聖子(訳)/ハーパーコリンズ・ジャパン

年若い牧師と1匹のペンギンが親友になるまでを追った実話です。言葉が通じなくてもいつしか通い合うふたりの心の交流にぐっとくる人も多いかもしれません。
重油にまみれ、息絶えた数百羽のペンギン。そのなかでただ1匹生き残ったペンギンを保護したトムは、ペンギンを「フアン・サルバドール」と名付け、学校の屋上で飼うことにしたのですが…。
ペンギンの賢さやトムの思慮深さ、ふたりの間に生まれる友情。心ゆさぶられるようなラストシーンは涙なくしては読めません。

「ありがとう実験動物たち」太田 京子 (著)、笠井 憲雪 (監修)/岩崎書店

人間社会を支えてくれる一面に動物実験があります。なぜ動物実験が必要なのか、その動物に心を寄せたことはあるのか…。実験動物を世話する女性を追ったノンフィクションです。
人間の健康はそれに関わる動物や人々のおかげで保たれていることも確かな事実です。その動物の毎日を支えるために働く女性・テルは、どのように動物に接しているのか…。
デリケートなトピックを扱っていますが、読後感は決して悪いものではなく、社会を支えてくれる動物たちに改めて心を向けたくなる1冊です。

「動物農場」ジョージ・オーウェル (著)、高畠 文夫 (翻訳)/角川文庫

1945年に刊行された小説で、とある動物農場を通して当時の社会情勢を描いた小説です。文豪ならではの筆力が寓話の世界にリアリティを与え、パワフルな空間を描き出します。
とある農場の動物たちは、劣悪な環境を強制する農場主にうんざりし、反乱を起こして追い出してしまいました。これで理想的な環境になると思ったのもつかの間、リーダーの豚が独裁者になってしまい…。
当時の社会を風刺した小説ですが、歴史好き・動物好きの両方に訴える秀逸なストーリーです。

子供も一緒に楽しめる動物の児童文学4選

動物が登場する本といえば、やはり児童文学は欠かせません。幼い頃に読んでいた思い出の1冊、家族で一緒に読みたい1冊などの4選をご紹介します。

「長靴をはいた猫」シャルル・ペロー(著)/福音館書店・他

賢い猫が少し頼りない飼い主をあれよあれよと言う間に出世させる物語。幼い頃に読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
亡くなった粉屋の親から遺産を相続した3人の息子たち。上の2人はよいものをもらったというのに、末息子が手にしたのはたった1匹の猫だけでした。がっかりする末息子ですが、賢い猫の言う通りにしてみると…。
猫の活躍で立身出世の道を駆け上る飼い主の姿は見事なものです。そんな賢さ持つ猫を見て、思わず自分の愛猫に「あなたも?」と話しかけたくなってしまうかもしれませんね。

「今泉先生のゆかいな動物日記」今泉忠明(著)/KADOKAWA

動物学者の今泉先生が日々の研究について紹介する1冊です。「研究を紹介する」というと堅苦しく感じますが、小説よりも波瀾万丈の毎日に思わずクスッとしてしまいます。
学者なら机に向かってたくさんの文献を読んで…と思いきや、今泉先生はとてもアクティブです。ミノムシを集め、動物にお弁当を奪われ、ときにはクマに遭遇することも…。
毎日大変ですが、刺激と笑いの絶えない日々の描写はいつの間にかページをめくるおもしろさに満ちています。イラストもかわいらしく、読書が苦手な人にもおすすめです。

「ハニーのためにできること」楠章子(著)/童心社

祖母との別れ、老犬の寿命と直面した家族たちが送る日々の物語。命と向き合い、命とは何かを考えるときに手に取りたい1冊です。
ふたばの祖母が突然亡くなり、残された老犬・ハニーを引き取ることに。はじめはぎこちない関係でしたが、やがて打ち解け、信頼関係を築けるようになりました。しかし、ハニーは重い病気にかかってしまいます。近づく別れにふたばや家族たちは「何ができるだろうか」と懸命に考え…。
動物と暮らす人が必ず直面する命の「終わり」だけではなく、「何ができるか」にフォーカスした物語です。児童向けですが、大人も深く考えさせられるのではないでしょうか。

「シャーロットのおくりもの」E.B. ホワイト (著)/あすなろ書房

クモのシャーロットと子ブタのウィルバーの交流を描いたハートフルストーリー。世界23カ国で翻訳され、4500万人の人が手に取った名作です。
子ブタのウィルバーは牧場でのんびり暮らしていましたが、ある日、いずれはハムにされてしまうことに気づきます。自分の運命に悩むウィルバーを、クモの女の子・シャーロットが助けてあげようとするのですが…。
シャーロットの賢さで人間を翻弄するシーンや、友情が深まっていくシーンなど、ほどよい波のあるストーリーが笑顔にさせてくれます。ふたりの友情の行く末が気になりますね。

文字が織りなす世界で動物との時間を楽しもう

映画やドラマでも動物が活躍する作品は多々ありますが、小説や児童文学のなかで活躍する動物たちもいとおしいものです。
文字が紡ぎ出す光景を想像すれば、笑顔になったり、涙をぬぐったりする時間が楽しめます。1人で、家族で、ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてください。

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楽しむ 2023-10-27

目が離せない! 動物の生活を追うドキュメンタリー映画3選

動物が出演する映画にはさまざまなジャンルがあります。コメディ、シリアス、ハートフルストーリーなどどれも楽しいものですが、動物の生態や人間との生活を追ったドキュメンタリーもおすすめです。
今回は、動物ドキュメンタリー映画のおすすめ3選をご紹介します。

ミーアキャット(2008年イギリス)

「ミーアキャット」は、イギリスの「BBCフィルムズ」と「BBCナチュラル・ヒストリー・ユニット」が共同で製作した映画です。アフリカ・カラハリ砂漠に住む小さな身体のミーアキャット一家の姿を描いています。
日々の食料を狩る一生懸命な姿、住居のために穴を掘る健気な姿、そして天敵と戦う姿など、大きくても30cmほどの体長しかない小柄なミーアキャットたちが、過酷な自然のなかで生きようとする姿に胸を打たれる観客は多いのではないでしょうか。

外部から襲いくる危険な動物や天候の変化との戦いも見どころです。とくに天敵のワシやヘビからどう逃れるか、食料になるサソリとどう戦うか…彼らは仲間と協力し、知恵を絞り、さまざまな困難に立ち向かいます。動物とはいえ、家族の絆やかけがえのない友情の大切さに感動するシーンが満載です。
美しい自然の風景や、ほかの野生動物たちとの交流も見どころのひとつ。壮大な砂漠の広がり、空を舞う鳥たち、砂漠を生きる野生動物たちの生態に魅了されることでしょう。ドキュメンタリーフィルムの頂点に立つBBCならではの美しい映像がさらに深みを与えています。

最大の見どころはなんといってもミーアキャットの可愛らしさ!両手を折ってちょこんと立つ姿は、過酷な自然のなかでも際だったかわいらしさを見せつけてくれます。
ミーアキャットのかわいさ、過酷なカラハリ砂漠で生きるたくましさ、自然の驚異を存分に楽しんでください。

狩人と犬、最後の旅(2004年/フランス、カナダ、ドイツ、スイス、イタリア共同)

ロッキー山脈で生活し、「最後の狩人」と呼ばれる老人と、彼を支える愛犬たちとの生活を描いた映画です。実在人物を追ったドキュメンタリーですが、たくましく生きる犬の姿も深く描かれています。
50年もの長い間、ロッキー山脈で昔ながらの狩猟生活を送る主人公・ノーマン。愛する妻や家族同然の愛犬たちと厳寒のロッキー山脈で生活しています。しかし、自然破壊がロッキー山脈に忍び寄ります。さらに愛犬のリーダーを失い、失意にくれたノーマンは長年暮らした山を捨てようかと悩みはじめました。

ところがノーマンを心配した友人が1匹の子犬を連れてきました。狩りもできない、ほかの犬たちと仲良くもできない、ノーマンの邪魔をするといったいわゆる「ダメ犬」です。なんとこのダメ犬がノーマンの人生を大きく変えることに。
主人公のノーマンは映画のためにキャスティングされた俳優ではなく、ノーマン本人が出演しています。本人だからこそ伝えられる真実の感情や動物たち、自然へ向ける愛情がスクリーンから強く伝わってくる作品です。ロッキー山脈の雄大で美しい自然を追った映像も見逃せません。

ノーマンを支えるシベリアンハスキーたちのたくましさ、愛らしさもたまりません。ソリを引くときには健気で頼もしさにあふれているのに、ご飯を前にするとまるで子犬のようなはしゃぎ方を見せてくれます。新しくやって来た「ダメ犬」こと子犬の可愛らしさに射貫かれる人も多いはず。
自然破壊、先住民との関係など考えさせられる部分も多い映画ですが、見終えたときの満足感は折り紙付きの名作です。

クヌート(2008年/ドイツ)

ベルリンの動物園で生まれたホッキョクグマ「クヌート」の成長を追った映画です。ふかふかのぬいぐるみのような赤ちゃんホッキョクグマの愛らしさが本当にたまりません。
クヌートは生後数日で母グマに育児放棄され、動物園のスタッフ・トーマスに人工哺育で育てられることに。映画ではトーマスの努力とクヌートの成長過程を見守りながら、クヌートが成熟し、ほかの動物や人間との関係を築く姿を描きます。

一方、カメラは北極で生きる野生のホッキョクグマ母子の姿も追っていました。野生のホッキョクグマは年々数が減り、生き抜くことが以前よりも大変になっていると言われていますが、彼らはどのような生活を送っているのでしょうか。
野生のホッキョクグマのパートでは、クヌートが暮らす動物園とは違う過酷な環境や、地球温暖化による悪影響も描かれます。ドキュメンタリーだからこそ描かれた厳しい生活に感情を揺さぶられる観客も多いでしょう。
クヌートとトーマスの種族を超えた愛に癒される一方、環境への関心を持ちたくなる優れた映画です。

ドキュメンタリーならではの感動と楽しみを実感

ドキュメンタリーならではの感動と楽しみを実感
動物を題材にした映画はたくさんありますが、ドキュメンタリーには事実を追うからこそのリアリティや感動、発見、楽しみがあります。動物たちの真実の愛らしさが描かれていることも、動物好きにはたまりません。
お気に入りの動物や気になる動物のドキュメンタリー映画があれば、ぜひ観賞してみてはいかがでしょうか。

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楽しむ 2023-06-22

スクリーンでも可愛さ無限! 猫好きならたまらない映画4選

猫の映画は大人も子どもも楽しめることが多いのも人気の秘密ではないでしょうか。猫の可愛さはスクリーンのなかでも変わりません。
ときには可愛く、ときには賢く、ときには勇敢に活躍する猫の姿は最高の癒やしです。なかには愛猫の姿と重ねて楽しむ人もいるかもしれませんね。

今回は、猫が出てくるおすすめの映画をご紹介します。

旅猫リポート(松竹/2018年)

「旅猫リポート」は心優しい青年・悟と元野良猫・ナナの愛情を描いたハートフルストーリーです。

交通事故に遭った野良猫のナナ。悟に助けられ、それからは飼い猫として暮らすことになりました。大好きな悟と幸せな生活を満喫していた5年間でしたが、ある事情からナナを手放さなければならないことに。
ナナと悟は銀色のワゴンに乗り込み、新しい飼い主を探す旅に出ました。悟の古い知り合いを訪ねることにもなったその旅で、ナナと悟はどのような日々を送るのでしょうか。

旅を通して描かれるナナと悟の交流や登場人物たちの感情に、心を揺さぶられる人が多いはず。出演者やナナの熱演も素晴らしく、知らず知らずのうちにストーリーに引き込まれてしまいます。見終わったとき、思わず愛猫を抱き締めたくなるかもしれません。

猫侍(AMGエンタテインメント/2014年)

時は幕末、人斬りも出る時代。「猫侍」は物騒なはずの世の中で、気ままな猫の行動に翻弄される侍の奮闘を描く時代劇コメディです。

かつては腕利きの人斬りでしたが、いまは貧しい暮らしをする侍・斑目久太郎のもとへ、「人を惑わす魔性の猫を斬ってほしい」という依頼が。依頼を請けた久太郎はさっそく標的の猫を斬りに行きますが、その猫があまりにも可愛すぎて…。
白玉のように可愛らしい白猫と、不器用にしか生きられない侍。ひとりと1匹のツンデレめいた交流、いつしか深まっていく絆、そして猫に振り回される人間たち。そのうち「猫派」「犬派」に分かれた大騒動に発展してしまいます。

「立派な侍たちが何をしているんだ?」と思わせる、俳優陣の高い演技力もお見事ですが、賢い猫の演技も見どころのひとつ。大きな目を輝かせて上手に演じる姿は必見ですよ。心がとろけてしまいそうになるほど可愛い猫を堪能しつつ、思い切り笑いたい人におすすめです。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(コムストック・グループ/2016年)

1匹の野良猫がひとりの人間を立ち直らせることもあります。「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」は、実話をもとにした感動ストーリーです。

ジェームズはストリートミュージシャンとして日銭を稼ぎつつも、ホームレス同然の生活を送っていました。とある事情でジェームズは行政が用意した部屋に入居することになります。すると、そこに1匹の猫・ボブが迷い込んできました。
怪我をしていたボブの手当をしたことから、ジェームズとボブはいつも一緒に行動するように。そんなひとりと1匹の姿に、やがて注目が集まるようになり…。

「本当に実話なの?」と思ってしまうほどハートフルでドラマチックな話ですが、実話だからこそ実感できる人間と猫の絆や感情のリアリティに引き込まれていきます。ジェームズがボブへ向ける深い愛情、見守る人々の優しさ、そして何より愛らしいボブの姿など、見どころが盛りだくさんの映画です。

キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争(Warner Bros/2010年)

猫と犬が大戦争を繰り広げるコメディアニメーション「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」。ファミリーで楽しめる明るい映画です。「猫も犬も好き!」という人に特におすすめですよ。

キティ・ガロアは元猫スパイ。ある日、「猫も犬も支配したい」と唐突な野望を持ちました。最新技術を駆使し、野望達成に向けて着々と動き始めます。
野望に気付いた猫族と犬族は大騒ぎに! 猫族と犬族は長い間対立してきましたが、キティ・ガロアの野望が実現してしまえば大変なことになります。ここは今までの確執をいったん忘れ、協力してキティ・ガロアを倒すために手を取り合ったのでした。

「もともとは天敵同士の猫族と犬族」という世界観も楽しく、猫のスパイ、犬のエージェントなど、人間社会顔負けの設定も見どころのひとつ。吹き替え版で聞ける声優さんたちの熱演も、キャラクターにぴったりでたまりません。
犬と猫、どちらも可愛い姿を楽しめるおすすめのファミリー映画です。ぜひ家族みなさんで楽しんでください。

猫の可愛さ無限大! 猫の熱演とストーリーに引き込まれそう

猫の可愛さ無限大! 猫の熱演とストーリーに引き込まれそう
猫の映画は多数ありますが、どれも猫の魅力に取りつかれたスタッフたちが丁寧に作ったものばかりです。鑑賞中、猫の姿をフィルムに残す熱意がきっと伝わるはず。
猫や俳優さんたちの熱演に感心したり、ストーリーに感動したり、1本の映画を観ている間にいろいろなことが楽しめるでしょう。是非お気に入りの猫映画を見つけてくださいね。

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