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美容・健康 2023-07-24

ペットのシャンプー頻度はどれくらい? 適切な方法と避けておくべきNG事項

ペットのシャンプーは飼い主にとって気になるものです。身体についた汚れやダニなどを落として清潔にしてあげなければ病気になってしまうかも…と不安になります。

シャンプーの頻度はどれくらいが良いのでしょうか。また、実はシャンプーがいらない動物もいます。一緒に暮らすペットのシャンプー事情についてチェックしてみましょう。

シャンプーが必要な動物、いらない動物

ペットを飼うとき、シャンプーについてブリーダーやペットショップの店員から説明を受けることがあるかもしれません。
特に犬は飼い主にとってもシャンプーは重要な関心事ですよね。なかには「一緒にお風呂に入りたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
一方、シャンプーが必要ない動物もいます。その違いを見てみましょう。

犬はシャンプーが必要! 定期的に洗ってあげて

愛犬家にとって、犬のシャンプーは常識かもしれません。犬はペットの中でもシャンプーが推奨されている動物です。
定期的にトリミングサロンに通っている飼い犬なら、トリミングと一緒にシャンプーをしてもらっていることも多いでしょう。
おうちで飼い主さんがしてあげることももちろん推奨です。犬用のシャンプーできれいにしてあげてくださいね。

猫ってどうなの? いる派・いらない派に分かれている!

猫はシャンプーが「いる」「いらない」に分かれています。というのも、猫はもともとニオイが出づらい上に、毛づくろいをして身体をきれいにする習性があるためです。
シャンプーをする・しないは、飼い主さんの考えや愛猫の様子で決めるとよさそうですね。

実はシャンプー不要! 意外な動物たち

いつもつやつやの毛皮で可愛らしいウサギとチンチラ。実はシャンプーがいらない種類です。
ウサギは湿気に弱いこと、チンチラはもともと砂浴びで十分ケアできることがその理由です。
ただ、事情によってはひどい汚れがついてしまったり、ニオイが気になったりするときがありますよね。そんなときには獣医さんに相談して、丁寧にケアしてあげましょう。

シャンプーが必要な理由は? 皮膚を清潔に保つため

ペットの種類によってはシャンプーが必要です。「もともと野生もいる種類なのになぜ?」と思うかもしれません。
それは人間と同様、皮膚の清潔を保つためです。シャンプーで汚れや過剰な皮脂、ダニなどを落として肌トラブルを遠ざけます。
シャンプーが必要な動物と暮らしているのなら、可愛いペットの健康を守るためにもぜひ意識してあげましょう。

犬のシャンプーの頻度は? 人間との違いに注意

犬はシャンプーが必要なペットです。シャンプーで汚れや皮脂を落とし、被毛や肌の清潔を守ってあげましょう。汚れやニオイ対策のほか、皮膚病の防止にも効果を発揮します。

シャンプーは月に1~2回がおすすめ

犬のシャンプーは月に1~2回の頻度がおすすめです。人間は「今日は汗をかいたから…」と頻繁にお風呂に入りますが、犬は異なります。皮脂を過剰に落としてしまい、肌トラブルが起きてしまいかねないためです。
トリミングサロンに月1~2回、定期的に通っているのなら、そのときにシャンプーも一緒にお願いすれば十分な犬も少なくありません。
とはいえ、「普段よりニオイが気になる」「今日はお出かけでかなり汚れてしまった」というときにはその限りではなく、適時シャンプーをしてあげるとよいでしょう。

シャンプーは犬用で! すすぎ残しに注意

飼い主がシャンプーをしてあげるのなら、いくつかの注意点を意識しながら進めましょう。
まず、シャンプーは人間用ではなく犬用を使ってあげてください。犬の皮膚は人間の皮膚より薄いため、人間用のシャンプーでは刺激が強すぎるのです。肌トラブルの原因になってしまいます。
シャンプーが残らないよう、しっかり落としてあげることも重要です。残ったシャンプーが新たな汚れになってしまい、こちらも肌トラブルやニオイの原因になってしまうことになりかねません。

そしてドライヤーをかけるときは、犬から30cm以上ドライヤーを離し、弱めの設定でしっかり乾かしてあげましょう。身体に近すぎるとドライヤーの音を不快に感じたり、ドライヤーの熱で火傷をしてしまうおそれがあります。
なかには自然乾燥派の飼い主さんもいますが、できればドライヤーがおすすめです。濡れている状態が長く続くと負担を感じる犬もいます。
特に愛犬の肌が弱かったり、免疫力が低い子犬や老犬を飼っているのなら、自然乾燥よりもドライヤーを選択してあげてください。

ペットの種類にあわせてベストなシャンプーを

ペットの種類にあわせてベストなシャンプーを
シャンプーはペットの健康に関わります。ウサギやチンチラはシャンプーをしなくても大丈夫ですが、犬や猫は飼い主が判断してあげなくてはいけません。

大切なペットと健康的に楽しく暮らすために、ぜひシャンプーにも気を配ってあげましょう。

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美容・健康 2023-03-30

「デブ猫」は要注意? 猫が太る原因と肥満対策

いわゆる「デブ猫」といわれるぽっちゃりした猫ちゃんの姿はとても可愛らしく、飼い主さんもあまり気にしないという方が多くいらっしゃいます。
しかし、猫の肥満は知らず知らずのうちに様々な病気を引き起こすリスクがありますので、健康管理上は適正な体重を維持することが大切です。

今回は、猫が太る原因や肥満対策、注意点などについてご紹介します。猫の肥満度のチェック方法も解説しますので是非参考にしてくださいね。

猫の肥満を判断する基準がある?

はじめに、猫は全ての個体が同じ大きさ・体重というわけではもちろんありませんので、その子にとってのベストな体重・体型は種類などによってもそれぞれ異なります。
猫が太っているかどうかを判断する基準としては、一般的に成長期が終わる1歳ごろの体重を理想体型の基本として比較し、ベスト体重のおよそ20~30%を超えた場合は「肥満」だといわれます。
ただし、成長がゆっくりな大型猫などはこれに当てはまらない場合がありますので、あらかじめ獣医さんなどに確認してみることをおすすめします。

また、猫の肥満度を確認するには、「BCS」(ボディコンディションスコア)という方法を用いることである程度判断が可能になります。
BCSは主に下記の5段階に分かれ、猫の外見や触り心地で脂肪がどれくらいついているのか肥満度をチェックします。

・BCS1 痩せ
・BCS2 やや痩せ
・BCS3 理想的
・BCS4 やや肥満
・BCS5 肥満

BCSの評価は上述のとおり、痩せ〜肥満までとなっており中間のBCS3が理想的とされBCS4以上はダイエットが必要です。
※猫の「BCS」(ボディコンディションスコア)詳細については、環境省が発行している
「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」をご覧ください。

猫が肥満になる原因

猫が肥満になる原因は様々ですが、その多くが以下の3つに分けられます。
現代は肥満猫が増加傾向にあるといわれていますので、思い当たる原因があれば一つ一つ改善していきましょう。
猫は肥満になると糖尿病や高血圧、脂肪肝や関節疾患などの病気リスクが高まるため注意が必要です。

1.食べ過ぎによるカロリーオーバー

猫が肥満になる原因として最も多いのが、人間と同じく食べ過ぎによるカロリーオーバーです。
飼い猫は食べるのに困ることもなくフードが与えられ、ついついあげすぎてしまっているという飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
食事に加えて、喜んで食べるからといっておやつも与えすぎているのであれば1日の摂取カロリー基準を簡単にオーバーしてしまい、太りやすくなる原因となります。
猫に与える食事は適正な量を心がけ、おやつも必要以上にあげてしまうのはなるべく避けましょう。

2.運動不足

運動不足も人間と同じく肥満の原因となります。特に猫の場合は1日中室内でゆっくり寝て過ごしている子が多いため、食事の摂りすぎに加えて運動不足に陥ると肥満になりやすくなってしまいます。
摂取したカロリーよりも消費カロリーが少ないと太る原因となりますので、時間を決めておもちゃで遊んであげるなど、なるべく運動させるように心がけましょう。
キャットタワーなどを設置して猫が運動できる環境を整えるのもおすすめです。

3.避妊や去勢手術

避妊や去勢手術を行うと猫はホルモンバランスが変化し、代謝エネルギー量が減ることに加え、食欲は逆に旺盛になるためどうしても太りやすくなってしまいます。
避妊や去勢は猫を安全に飼育する上で大切な処置ですが、肥満になる最も一般的な原因でもありますので、術後は食事のコントロールなどに気をつけましょう。

このほかにも、引越しなどの環境変化からストレスが溜まり過食に走るケース、遺伝的な要因、投薬によるものなど様々なことが原因としてあげられます。

猫の肥満対策

猫の肥満対策・予防は「食事のコントロール」と「適度な運動」が基本となります。
無理なダイエットは禁物ですので、適切な方法で根気よく行いましょう。

食事・カロリー量を見直す

まずは普段の食事量・カロリー量を見直すところから始めていきましょう。
1日に必要なカロリーは猫の現在の体重、目標とする体重、年齢、運動量などによっても変わるため、はじめにかかりつけの動物病院で獣医師の指示を仰ぐことをおすすめします。
簡易的にはダイエット開始時点の摂取カロリーに対して7割程度に抑えるのが一般的とされていますが、あくまで目安ですのできちんと相談しましょう。
決められた食事の1日の分量を一度に一気に食べさせるのではなく、数回に分けて与えるようにするとダイエットはしやすい傾向にあります。食べ残しがある場合はすぐに片付けましょう。

また、いくら食事量を見直してもおやつを多く食べてしまっていては意味がありませんので、おやつも含めて計算に入れましょう。
急におやつを抜いてしまうとストレスにつながるため、はじめは上手く回数や量を調整してください。

カロリー計算が難しい場合は肥満猫用のダイエットフードを取り入れるのもおすすめです。カロリーバランスが調整されており、空腹感を満たすために食物繊維が含まれている商品もあるので、猫のストレスが少なくダイエットが行えます。
一方で誤った与え方をすると別の健康被害を引き起こす恐れがありますので、獣医師の指導のもとで取り入れましょう。

猫の食事を見直す際は、早く痩せさせようと考えてフードの量を極端に減らすのは避けてください。
猫に必要な栄養素も同時に減ってしまうばかりか、極端に食事量が減ることで「肝リピドーシス」という命を落としてしまう恐れもある病気を引き起こす危険があります。

適度な運動を行う

食事のコントロールに加えて、猫の運動量を増やすことも肥満対策・予防に効果が期待できます。
しかし、猫の場合は運動だけで体重を落とすのは難しいため、あくまで食事管理の補助的なポイントとして考えてください。

外で暮らす猫に比べて室内猫は運動量が少なくなりがちですので、運動する機会を増やすために猫じゃらしなどのおもちゃを活用して遊んであげましょう。コミュニケーションもとれるので一石二鳥ですし、時間を決めて習慣化すると効果的です。

また、狭い室内でも設置できるキャットタワーもおすすめです。
猫は上下運動が得意ですので登ったり降りたりできて運動不足の解消になるだけでなく、ストレス解消させることでイタズラなどの軽減にもつながります。
ただし、太っている猫はジャンプの着地などのときに関節を痛める危険があるため、フロアマットなどを用意して衝撃を和らげる工夫をしておきましょう。

愛猫の日頃の健康管理と適度な食事・運動を心がけよう!

愛猫の日頃の健康管理と適度な食事・運動を心がけよう
猫が太る原因や肥満対策、注意点などについてご紹介しました。
猫は肥満になると糖尿病など様々な病気を引き起こす恐れがあるため、日頃から定期的に体型・体重のチェックと適度な食事・運動で健康維持することが大切です。
猫は一度太ってしまうと運動だけでは痩せにくいため、1日の食事量・カロリー量の管理が重要になります。
ただし、極端に食事の量を減らすのは「肝リピドーシス」などの危険な病気につながる恐れがありますので注意しましょう。

また、猫の現在の体重、目標とする体重、年齢、運動量によっても1日に必要なカロリーは異なりますので、まずはかかりつけの動物病院で獣医師に相談し猫に合った肥満対策・予防を行ってくださいね。

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美容・健康 2023-02-15

子供の動物アレルギーに注意! 日常生活で気をつけたいこと

「うちの子、動物アレルギーかも」と思ったことはありませんか?ペットと楽しく遊んでいるとき、気になる様子があれば少し注意深く観察してみてください。
子どもの動物アレルギーは適切な対処が必要です。もし一緒に暮らすペットがいれば、家のなかでできる対策も取り入れましょう。

子どもの動物アレルギーの原因と症状は? 注意深く観察して

子どもに限らず、アレルギーは色々なものがあります。しかし動物と触れあったときに限って気になる症状が出るのなら、動物アレルギーの可能性を視野に入れなくてはいけません。
動物アレルギーの特徴や症状についてチェックしてみましょう。心当たりがあればぜひ一度、専門家へのご相談をおすすめします。

一般的なアレルギーと同じく「アレルゲン」が原因

アレルギーを起こす原因は「アレルゲン」と呼ばれるものです。
たとえば花粉症はスギや特定の植物の花粉がアレルゲンです。食物アレルギーは特定の食物がアレルゲンにあたります。
動物アレルギーも同様なのですが、この場合、動物そのものがアレルゲンではありません。動物アレルギーの場合、動物の糞尿やフケ、毛など、動物の身体から出る成分がアレルゲンにあたります。
アレルゲンを発生させる動物もさまざまです。犬、猫、ウサギ、鳥など数多く、どの動物がアレルゲンを発生させるかで「犬アレルギー」「猫アレルギー」と呼ばれることもあります。

アレルゲンを発生させる動物と触れあったときに出る症状は?

動物アレルギーはアレルゲンを発生させる動物と触れあったり、アレルゲンが残る空間に入ったりしたときに起こります。
くしゃみ、咳、鼻水、目のかゆみや充血、皮膚のかゆみや腫れなどがよく知られているアレルギー反応です。

場合によっては重大な症状が出てしまうことも

アレルギーは人によって重大な状態になってしまうこともあります。動物アレルギーも例外ではありません。
全身のかゆみに悩まされたり、皮膚・呼吸器・消化器・循環器・神経など複数の場所に反応が出てしまったり、想像以上に苦しい思いをするケースも考えられます。
大人もそうなのですが、子どものアレルギーは適切な対処が必要です。とくに子どもは自分で症状を説明しきれないこともあるため、周囲の大人が気を付けてあげたほうがよいでしょう。

動物以外のアレルギーじゃないの? 病院の検査で明らかにしよう

アレルゲンの特定は専門家への相談が一番の方法です。「動物アレルギーなのかどうか分からない、ほかのアレルゲンかも」という状況でも、お子さんにアレルギー反応が出たのなら、病院や対応している機関での検査をおすすめします。

なかには「可愛いペットが原因であってほしくない」という気持ちから、検査をためらってしまう人もいるかもしれません。
しかし、アレルゲンをはっきり把握することにより、アレルギー症状を改善するための適切な対策がとれるようになります。
もしも動物アレルギーだと判明しても、必ずしもペットを手放さなければならないというわけではありません。力を入れた対策が必要ですが、動物アレルギーだと判明してもペットと一緒に暮らしているご家庭もあります。

アレルギーでもペットと別れたくない! 一緒に暮らすための対策

アレルギーだとわかっても、ご家庭によってはペットと別れない選択をすることがあります。その際にはどのような対策がとられているのでしょうか。代表的な対策を見てみましょう。

小まめにブラッシングやシャンプーをする

アレルゲンになる毛やフケなどを取り除くため、小まめなブラッシングを心がけましょう。また、動物が負担を感じない程度にシャンプーの機会を増やすのもおすすめです。
かといって、生活していればやはり毛やフケなどは出るものです。ブラッシングがシャンプーが追いつかないかもしれません。その場合、お湯で濡らしたあたたかいタオルで拭いてあげる回数を増やすだけでも効果が期待できます。

動物のベッドにベッドカバーをつける

動物の毛やフケなどは空気中にも飛散します。いつも使うベッドにベッドカバーをつけると、空気中に飛散するアレルゲンの減少が期待できます。ベッドカバーは小まめに洗濯しましょう。

掃除を徹底する

毛やフケは空気中だけではなく、床や壁、家具などにも残りやすい性質があります。徹底した掃除でアレルゲンを追い出しましょう。
アレルゲンが溜まりやすいカーペットには掃除機や拭き掃除に加え、ガムテープのような粘着力のある道具を使った掃除がおすすめです。フローリングなら小まめにカーペットクリーナーをかけましょう。
カーテンの洗濯や壁の拭き掃除も効果的です。思い切って家具を減らし、アレルゲンがとどまる場所を少なくするのもよいでしょう。
ほかにはペットが過ごすケージを清潔に保ったり、よく遊ぶおもちゃを洗ったりなど、アレルゲンが付着しそうな場所を徹底的に掃除すると安心感がアップします。

トイレは小まめに取り替える

糞尿がアレルゲンになることもあります。トイレを小まめに取り替える習慣を付けましょう。室内の清潔感も上がり、一石二鳥です。

空気清浄機を活用する

空気清浄機の活用はアレルゲンの撃退で心強い味方になります。空気中に飛散した毛やフケを一網打尽にしてくれるでしょう。動物アレルギーのアレルゲンだけではなく、花粉やハウスダストなど、ほかのアレルギーの原因になる物質も片付けてくれます。
冬場の乾燥を考え、加湿器つきの空気清浄機を選ぶのもよさそうですね。アレルゲン対策だけではなく、肌や喉の乾燥を遠ざけて感染症予防も期待できます。

可能ならペットに服を着せる

ペットの種類によっては、服を着せても問題ない場合があります。服を着せることによって毛やフケの飛散を押さえやすくなるため、もし可能であれば着せてみましょう。長袖ならなお飛散抑制の効果があります。

撫でたり触ったりしたあとは手を洗う、服を着替える

ペットを撫でたり触ったりしたあとはしっかり手を洗いましょう。服を着替えるのもおすすめです。手や衣服についたアレルゲンをお子さんから遠ざけやすくなります。
動物アレルギーを持つお子さんだけではなく、一緒に生活するご家族もぜひ行ってください。みなさんで対策しながら、可愛いペットと楽しく暮らせる環境を作りましょう。

飼う前にアレルギー検査をする

これが最も大切な対策かもしれません。もしもまだペットを家に迎えていないのなら、その前に病院や専門機関でアレルギー検査をしてみませんか。
一度迎え入れたペットを、あとから判明した動物アレルギーで手放すのはつらいことです。先に検査をし、本当に迎え入れても一緒に暮らせるかどうかの判断をしておいたほうがよいでしょう。

子どもの動物アレルギーは早め&しっかりめの対策を!

子どもの動物アレルギーは早め&しっかりめの対策を
動物アレルギーに限らず、子どものアレルギーは心配なことのひとつです。もしもアレルギー症状に気づいたら、早めに検査を受けましょう。
検査で動物アレルギーだと分かれば、アレルゲンを減らすための対策がとりやすくなります。早めの、そしてしっかりとした対策が、子どもとペットを守ることにつながるでしょう。

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美容・健康 2023-02-09

寒さ対策どうしてる? 愛犬・愛猫を凍えさせないために

厳しい冬の寒さを感じると、愛犬や愛猫の寒さ対策が気になりますよね。
特に寒さに強くない犬種や猫種の場合、飼い主が対策をしてあげなければ健康に悪影響が出てしまうかもしれません。

適切な寒さ対策で大切なペットの健康を守り、一緒に快適な生活を送りましょう。

寒さが苦手な犬や猫は? 年齢にも要注意

犬や猫は種類によって寒さへの耐性が違うといわれていますが、実際はどのような種類が寒さに弱いのでしょうか。
また、種類のほか年齢によっても寒さへの注意が必要です。

犬はシングルコートは特に注意

シングルコートの犬種は寒さに弱い傾向があります。シングルコートの場合トップコートしか持っていないため、防寒の役割をになうアンダーコートがありません。グレイハウンド、プードル、マルチーズ、ミニチュア・ピンシャーなどですね。
また、小型犬や短毛種も寒さに弱い種類です。ポメラニアン、ブルテリア、フレンチ・ブルドッグなど、一緒に暮らす愛犬が該当する場合には寒さ対策を積極的に取り入れてあげてください。

猫は一般的にみんな寒がり

もともと、猫は暑い砂漠で生まれた動物です。どの種類なら寒さに強い・弱いというよりも、「みんな寒がり」と考えてよいでしょう。
ただそのなかでも、ベンガルやシャム、スフィンクスはとくに寒さに弱いといわれています。寒い時期にはぜひ目を配ってあげましょう。

年齢も関係する! シニア世代は要注意

寒さへの耐性は年齢も関係しています。若い世代や運動量が多い世代よりも、シルバー世代はより寒がりになっていることが多いため、細かい配慮が必要です。
年を取れば体温調節機能や身体に熱を与える筋肉もおとろえます。シニア世代の犬や猫がいるのなら、様子をよく観察し寒がっているときには適切に対応しましょう。

よく見て! こんな様子は「寒い!」のサイン

犬や猫は寒さを感じたとき、どのような様子を見せるのでしょうか。愛犬や愛猫の「寒い!」というサインを見逃さないように気を付けましょう。

毛布や布団に入りたがる

毛布や布団に入りたがるようになったり、なかなか出てこなくなったりしたのなら、それは「寒い!」と訴えています。
人間でも寒い時期には毛布や布団が恋しくなりますよね。「その気持ち、分かる!」と共感したくなるサインです。

日向などあたたかい場所に行きたがる

陽射しのいい窓際やエアコンの風が当たる場所など、あたたかい場所に行きたがることも「寒い!」のサインです。今までお気に入りだった場所も、寒さを感じるようになれば足が遠のくようになります。
なかには散歩を嫌がる犬もいるようです。普段はお散歩が大好きなのに冬が深まったタイミングで散歩を嫌がるようになったのなら、外の気温がその犬にとって寒すぎる可能性があります。

ぶるぶる震えている、丸まっている

人間も寒ければ震えるもの。犬や猫も同様です。震えている様子を見たらすぐあたためてあげてください。
身体を丸めているときも「寒い!」のサインです。身体を丸めることによって熱の放出を防ぎ、自分で寒さ対策をしています。

怒っていないのに毛を逆立てている

犬や猫はたまに毛を逆立てます。大抵は「怒っているのかな?」「びっくりしたのかな?」など、感情を表すサインだと考えるでしょう。
しかし、寒いときにも毛を逆立てることがあります。毛の間に空気を入れて服のように身体にまとい、寒さに体温が奪われるのを防ぐためです。

ご飯はしっかり食べるのに水をあまり飲まない

ご飯の量は普段と同じでも、水をあまり飲まなくなった様子はありませんか?水を飲むと体温が下がり、寒さが増してしまうため、水分の摂取を避ける場合があります。
水分不足は病気を引き起こす原因です。水を飲まない様子に気づいたら早急に寒さ対策をおこないましょう。

すぐにできる寒さ対策は? グッズを活用してあたためよう

愛犬や愛猫の健康を守り、快適に過ごさせてあげられるよう、寒さ対策は万全にしたいですよね。できる範囲であたたかい環境を作りましょう。
室温を上げること、寒さを防げるグッズの活用などがおすすめです。手軽なのに効果がありますよ。

毛布やブランケットを活用する

犬や猫がよく過ごす場所やケージの中などに毛布やブランケットを敷き、床から上がってくる寒さを防ぎましょう。
最初は上に乗ったりかじってみたり、自分なりの使いかたを見つけるまで時間がかかるかもしれませんが、いずれ「あたたかい!」と気づけば防寒対策として活用するようになります。
また、飼い主さんが寝るときにエアコンを消すのなら室内の温度が下がります。そんなときには毛布のなかに潜り込み、あたたかさを感じられるでしょう。

蓄熱効果が高いペットマットを使う

犬や猫は床に近い場所で生活するため、人間よりも床からの冷えを感じやすい状態です。床とベッド(寝床)の間に蓄熱効果が高いペットマットを敷いてあげましょう。
蓄熱材入りのペットマットがあれば理想的ですが、100円ショップ購入できるアルミ製のブランケットやシートを使うだけでも効果があります。
アルミ製のブランケットやシートは人間の防災グッズとしても活用できるため、お家にあれば万一の備えにもなりますね。

ペットヒーターを導入する

人間で言うところのホットカーペットや電気毛布にあたるのがペットヒーターです。
人間と共有するのもよい方法なのですが、犬や猫は「暑い」と思っても自分で設定温度を調節できません。ペットヒーターなら暑くなりすぎず、ペットに適した温度が保てます。
ただ、犬や猫がコードをかじりたがるかもしれません。破損したコードは感電や火事の原因になる恐れがあります。
できるだけコードを隠したり、かじった跡がないかどうか定期的にチェックしたりなどの工夫や手間が必要です。

水飲み場やトイレ付近の床もあたたかくする

寒い場所に行きたくないと思うのは、犬も猫も人間も同じですよね。水飲み場やトイレが寒いと、できるだけ行く回数を減らしたくなります。
しかし、水分不足やトイレを我慢しすぎると健康を害してしまいかねません。水飲み場やトイレ付近の床もあたたかくなるようヒーターを入れたり、寒い時期だけでも日向に移動させるなどの対策をとりましょう。

血行改善のマッサージをする

血行がよくなると身体があたたまって気持ちよくなるのも人間と同じです。寒さを感じたときに足や耳をマッサージしてあげましょう。撫でたり軽く揉むだけでも効果があります。

服を着せる

防寒に適した素材で作られた服を着せてあげるのも効果的です。風を通さないナイロン素材やダウンコート素材を選んであげましょう。
ウィペットやボルゾイ、グレイハウンドのように首が長い犬種ならスヌードもおすすめです。ペットショップで素敵な服を選んでくださいね。

寒さ対策で乗り切ろう! 愛犬・愛猫と一緒に快適な冬を過ごして

寒さ対策で乗り切ろう! 愛犬・愛猫と一緒に快適な冬を過ごして
寒すぎると感じると生活のクオリティが下がってしまうのは動物も人間も同じことです。あまりにも冷えすぎると病気になる可能性も生まれてしまいます。
寒がるサインを見逃さないように注意して、寒さ対策を進めましょう。愛するペットと一緒に、あたたかくて楽しい冬を過ごしてくださいね。

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美容・健康 2022-11-17

注意点は? ペットの去勢・避妊について考えておきたいこと

ペットを飼うとき、多くの方が動物の去勢・避妊手術について考えるのではないでしょうか? 適切ではない繁殖を防ぐだけではなく、特定の病気を予防する効果があります。
しかし、それでも大がかりな手術になってしまうことは確かです。ペットの身体への負担やその後の健康状態に不安を感じるのではないでしょうか。また、費用についても気になりますよね。

そこで今回は、ペットの去勢・避妊手術について詳しく解説します。

去勢・避妊手術は受けるべき? メリット・デメリットとは

適切な去勢・避妊手術は「ペットの健康を守ること」を重要な目的としておこなわれます。繁殖を防ぐ効果も重要視されますが、それも最終的にはペットの健康に繋がる一面があります。

望まない繁殖はペット(とくにメス)の身体に大きな負担をかけてしまいがちです。そのあとの育児も大変ですし、そのサポートや里親探しで飼い主にも負担が生まれます。飼い主、ペットともに疲れ果ててしまうことになりかねません。
去勢・避妊手術は飼い主が選択する大切な事項です。ご自身やご家族、ペットが暮らす環境を考えて決定しましょう。

手術を受けるメリットは?

繁殖面の理由のほかにも、特定の病気を予防する効果があります。たとえば犬・猫については以下のようなメリットが生まれます。

1.発情ストレスを防げる
2.病気の予防になる

ペットが発情しても解消させてあげることが難しいため、発情期はペットにとってストレスが生まれがちです。手術によってそのストレスを防げるメリットがあります。
また、生活習慣の改善や病気の予防になることも大きなメリットです。
オスは攻撃性の緩和やマーキング癖やスプレー行動の改善、睾丸系の病気の予防に繋がります。メスは糖尿病・子宮系・乳腺系の病気の予防効果が高まるとともに、偽妊娠の防止の効果も。
特に猫のメスの乳腺腫瘍は高い確率で悪性(がん)だと言われています。避妊手術によって予防性が高まり、寿命が延びる可能性を高められるでしょう。

デメリットはあるの?

去勢・避妊手術のデメリットは以下のことが考えられます。

1.太りやすくなる
2.麻酔で死亡リスクがある
3.子孫を残せない

去勢・避妊手術をしたペットは太りやすくなります。そのため、飼い主は食事管理や運動に気を遣う必要が生じるでしょう。
麻酔による死亡リスクも人によっては大きな心配ごとです。決して確率は高くありませんが、万一を考えて躊躇うのも仕方がないかもしれません。
また、ペットの子孫を残したいと考えている飼い主にとっては、子孫を残せないこともデメリットだと感じられるでしょう。

手術はペットが何歳で受ければいい?

手術を選択するのなら、適切なタイミングで受けられる準備を始めましょう。まずはペットの年齢です。法的な規則は定められておらず、動物病院の方針や飼い主の考えが影響します。ただ、あまりに早すぎると尿漏れになりやすくなるという説も。
日本では一般的に生後6ヶ月~7ヶ月の手術が多い傾向です。初めての発情期を迎える前におこないます。
とくにメスの場合はこの時期に手術をすることによって、約95%の確率で乳腺腫瘍の予防効果が期待できます。一度発情期を過ぎると乳腺腫瘍の発生確率が上がってしまうというデータもあるため、適切な時期の手術が望ましいでしょう。

同じくこの時期に手術をしたオスは、マーキングやマウンティング、スプレーなどの問題行動を起こしにくくなります。人間と生活する上でとても重要な結果ですね。
また、去勢をしない5歳以上のオスの成犬は約60%が前立腺肥大になる可能性があると言われています。子犬のうちに手術をしておくことは、やはり病気予防に役立つでしょう。

手術の流れと術後の注意点

手術の流れや術後の注意点を見てみましょう。

1:健診・説明

まずは健診です。身体検査をおこない、手術をしても問題ないかを確認します。このときに手術の流れ・内容・麻酔の心配についてなど、手術に関する事項を詳しく説明してもらえます。

2:前日の絶食

手術前日はおよそ12時間の絶食が必要です。手術中に胃の内容物の逆流による窒息を防ぐためです。子犬や子猫の場合はもう少し短い時間でも良いとする動物病院もあります。事前の説明で必ず確認しておきましょう。

3:当日の術前検査

身体検査をおこない、手術が可能な状態か判断します。触診や聴診など基本的な身体検査のほか、血液検査がおこなわれることもあります。また、高齢の場合にはX線検査で胸部を撮影する動物病院もあります。

4:手術

麻酔をし、ドクターが手術をおこないます。麻酔をかけてからオスの場合は約10分~約15分程度、メスの場合は約30分~約40分が目安です。麻酔を含めると約1時間~約1時間半程度が一般的です。

5:術後管理

手術が完了すれば、あとは麻酔からの覚醒と術後管理へ進みます。呼吸や心拍数などの身体状況をチェックし、自力で立てるようになるまで慎重に観察します。
動物病院によっては一泊~数泊することになりますが、一方では当日に帰宅できる動物病院もあります。こちらも事前に確認しておきましょう。開腹手術になるメスの避妊手術の場合、入院するケースがあるようです。

6:自宅療養

エリザベスカラーやエリザベスウェアを着用し、処方された抗生剤を飲んで回復につとめます。何か異常があればすぐにかかりつけのドクターに連絡しましょう。
大きな手術を頑張ったペットをたくさん褒めてあげてくださいね。

手術の費用はどうなる? ペット保険は使えるの?

去勢・避妊手術はそれなりに大きな金額がかかります。動物病院や手術内容によりますが、約5,000円~約50,000円と幅が広く、猫よりも犬、オスよりもメスのほうが高くなる傾向です。
そこでペット保険の活用を考えるかもしれません。しかし残念なことに、去勢・避妊手術ではペット保険が使えないのです。手術を考えたとき、あるいは家にペットを迎え入れる前に手術費用について考えておいても良いかもしれませんね。

また、自治体によっては犬や猫の去勢・避妊手術に助成金を出していることがあります。とは言え、全国の自治体で対応しているわけではない上に、なかには飼い猫ではなく地域猫に限るといった制限を設けているケースもあります。
お住まいの自治体の公式サイトや窓口で確認してみてください。

去勢・避妊手術を受けない場合に気を付けることは?

去勢・避妊手術を受けない場合に気を付けることは
去勢・避妊手術を受けないペットもいます。その場合には発情期に起こる身体的な現象に積極的なケアをしてあげる必要があります。

メスの犬は発情期に出血します。年に一回~二回ある生理現象です。この期間は食欲不振や情緒不安定になりやすいため、飼い主が見守り、ケアしてあげましょう。出血量が多いときにはおむつの着用が役に立ちます。
一方、メスの猫は発情期でも出血しません。その代わり大声で鳴くようになり、ご近所迷惑になってしまうことも。オスはスプレー行動をする・性格が攻撃的になるなどの様子が見られます。犬と同様、やはり飼い主の適切なケアが必要です。

去勢・避妊はペットを守る大切な選択のひとつ

去勢・避妊手術は大がかりな手術です。ペットにとっても身体に負担がかかるため、「本当に手術をするべきか」と悩む飼い主も多いでしょう。
ただ、手術は望まない繁殖を防ぐためだけではなく、愛するペットの健康を守り、長生きできる可能性を高めてくれるのも事実です。迷ったときにはぜひかかりつけの獣医さんと相談してみてください。

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