多頭飼い

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知る・学ぶ 2022-01-31

犬の多頭飼いを成功させるポイントは? 多頭飼いの魅力と注意点

「犬を多頭飼いしたいけれど上手く飼えるか不安…」、「犬の多頭飼いは楽しそうだけど注意点はある?」と考える方も多いでしょう。
犬を多頭飼いすることによって、飼い主さんが幸せになれるだけでなく犬にとっても様々なメリットが生じます。
しかしその一方で、多頭飼いに関する知識がなければ、思いもよらない所で失敗をしてしまう可能性もあるのです。

そこで今回は、犬を多頭飼いする魅力や注意点、多頭飼いを成功させるためのポイントをご紹介いたしますので、是非参考にしてみてください。

愛犬にとってもメリットがある? 犬を多頭飼いする魅力とは

犬を多頭飼いすると、家族が増える分だけ生活がさらに楽しくなることでしょう。
しかしそれだけではなく、多頭飼いをすることで愛犬にとっても様々なメリットが生じるのです。
ここでは犬を多頭飼いする魅力や、メリットについて解説します。

愛犬の社会性を育てることができる

多頭飼いをすることで、愛犬の社会性を育てることができます。
実は飼い犬は1頭のみで飼われている際、「自分は犬である」という認識を持っていないケースがあるのです。
しかし、あとから来た犬とコミュニケーションを取ることで、自分も犬であると自覚することができ、犬の集団の中で生きるための社会性を身に付けることができます。
その結果、他の犬と出会っても怯えたり吠えたりしない、お利口さんになることも期待できるでしょう。

2匹目以降のしつけが楽

1頭目のしつけがしっかりとできていれば、2頭目以降のしつけが非常に楽になる可能性があります。
犬は本来群れを作る動物であるため、あとから来た犬は先住している犬に倣って行動をするためです。
1頭目のしつけに苦労する方も多いですが、2頭目のしつけはあっさりと成功したというケースも非常に多いです。

愛犬の運動不足やストレスを解消できる

基本的にペットを飼う際は室内飼いが多いことから、普段思い切り遊び回ることができない犬もいます。
その結果、運動不足になりストレスにも繋がる可能性があるのです。それによって無駄吠えや噛みつきなどの問題行動に繋がることも少なくありません。
もちろん運動不足やストレスを解消するためには定期的な散歩やドッグランも大切ですが、頻繁にできない方もいるでしょう。
そこで犬を多頭飼いすることで、犬同士でじゃれ合って遊ぶことが適度な運動にもなりストレスの発散に繋がります。

今まで以上に生活が豊かになる

犬を多頭飼いすることは、飼い主さんから見ても家族が1人増えるということです。
家族が1人増えることで、新しい思い出やコミュニケーションが増え、より生活が豊かになるでしょう。
愛犬同士がじゃれ合っている姿を見るだけで、自然と頬が緩んでしまいますよ。

犬を迎える前に多頭飼いの注意点も確認しておこう!

犬の多頭飼いには様々なメリットがある一方で、注意点やデメリットもあります。
以下の注意点をしっかりと理解した上で多頭飼いを行うことで、知識不足による後悔を防ぐことができるでしょう。

犬同士の相性によってはストレスになる可能性も

当然ですが犬同士にも相性があります。もしも相性が悪い犬同士を多頭飼いしてしまうと、ストレスの原因になることがありますので注意が必要です。
なかには、ストレスから食欲が落ちたり下痢をしてしまったりする犬もいるため、犬同士の相性には重きを置いて多頭飼いをするか否かの選択を行いましょう。

飼育に必要なお金が2倍になる

多頭飼いをすることで、ペットに支払うお金も2倍となります。食費やペットシーツ、医療費など、長期的に見ると非常に大きな額を負担することになります。
金銭的な負担が重荷になってしまう場合は、飼い主はもちろん愛犬まで不幸になってしまう可能性もあるでしょう。
そのため、安易に考えずもう1頭家族が増えても問題ない収支か否かの確認をすることが非常に重要です。

犬の問題行動が連鎖する可能性がある

上記では「多頭飼いすることでしつけが楽になる」と解説しましたが、反対にしつけが大変になるケースがあります。
まず挙げられるのが、1頭目のしつけができていないケースです。
1頭目をしつけることができていない状態で2頭目を迎え入れると、先住する犬の問題行動に従って、同じ行動を取ってしまう可能性があります。
そのため多頭飼いする際は、1頭目にしつけをしっかりと身に付けさせた上で2頭目を迎え入れることが大切です。

また、あとから来た犬の問題行動が、先住する犬に連鎖してしまうケースもあります。
元々無駄吠えをしない犬だったにもかかわらず、あとから来た犬が無駄吠えをすることで悪癖がうつってしまうことがありますので、新たに犬をお迎えするときは改めてしつけをしっかりと行いましょう。

多頭飼いを成功させるために押さえておきたい5つのポイント

多頭飼いを成功させるために押さえたいポイント
犬の多頭飼いに関する知識を持たずに2頭目を迎え入れてしまっては危険です。
正しい知識を持っていなければ、思わぬ所で多頭飼いに失敗してしまう原因となってしまうためです。ここでは、多頭飼いを成功させるためのポイントを5つ解説します。

1.多頭飼いができる住宅かを確認しよう

マンションやアパートに住んでいる方は、念のため多頭飼いが可能な物件であるかを確認しましょう。ペット可の物件であっても、1頭限定の場合などもあります。
2頭目を迎え入れてから違反していることに気付いた場合、周りに迷惑がかかるのはもちろん、その後の対応も非常に難しくなるため注意が必要です。

2.犬同士を事前に何回か顔合わせさせてみよう

2頭目以降を迎え入れる時は、事前に先住している犬と顔合わせさせることをおすすめします。
犬同士の相性は実際に会ってみなければ分からない部分もあるためです。
この段階で相性が良さそうなら問題ありませんが、相性の悪さが見て取れる場合は迎え入れるか改めて慎重に検討し、場合によっては諦めることも念頭に入れておきましょう。

3.体の大きさが近い犬が理想

犬同士の体の大きさが近い方が良いでしょう。例えば、体重が30キロ近くの大型犬と10キロ未満の小型犬を一緒に飼うと、ただのじゃれ合いであっても力の違いからケガに繋がる場合もあります。
また、歩幅の違いから散歩に苦労する可能性もあるなど、体格の違いによって危険性や大変さが変わる部分があるのです。
もちろん、大型犬と小型犬を一緒に飼って成功している方もいますし、同じ大きさの犬を飼っても相性が悪い場合もあります。
そのため、多頭飼いできるか否かは総合的に検討する必要がありますが、体格の違いが上記のようなリスクに繋がることを理解しましょう。

4.ケージやベッドは分ける

「ケージやベッドを共有させても大丈夫?」と思う方もいますが、基本的には別々の空間を用意しましょう。ゆっくりと落ち着ける別々の空間を用意することで、ストレスを軽減させることができるためです。
なかには、仲が良く一緒に寝る犬もいます。もちろんそれはそれで構いませんが、一緒に寝るか否かの選択肢を与えてあげることが大切です。

また、「トイレも一緒にした方が良い?」と考える方も多いです。
もしもトイレが汚れやすく、頻繁に掃除やトイレシーツの交換ができず清潔に保つことが難しい場合は複数のトイレを用意するべきでしょう。
そして、複数のトイレを用意する際は、それぞれの犬が自分のトイレを認識するトレーニングが必要となる点に留意しましょう。

5.犬への対応や愛情は平等に!

多頭飼いをする際はあとから来た後輩犬に目がいきがちになり、対応やコミュニケーションが優先的になることが多いです。
もちろん、新しく家族になった犬が環境に慣れるように気を配るべきです。
しかし、後輩犬が来た直後であっても先輩犬とのコミュニケーションや対応を疎かにしてはいけません。先輩犬も急に新しい家族が増えたことで、少なからずストレスが溜まるためです。
また、急に自分への愛情が向けられていないと感じると問題行動の原因ともなります。
犬を多頭飼いする際は、後輩犬を迎え入れた直後であってもそうでなくても、平等に愛情を与えてあげるようにしましょう。

正しい知識を身に付けて多頭飼いを成功させよう

犬を多頭飼いする魅力や注意点、成功させるためのポイントを解説しました。
多頭飼いをする際は、正しい知識を身に付けて本当に多頭飼いができるのかを判断することが非常に重要です。
そして、先輩犬と後輩犬が両方とも幸せになれるように、しっかりとポイントを押さえてお迎えしましょう。
犬の多頭飼いには様々な魅力があり、犬も飼い主も豊かな生活になるので、今回ご紹介したポイントを参考にしてぜひ多頭飼いを検討してみてくださいね!

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知る・学ぶ 2019-05-21

猫の多頭飼いを始める前に大切なポイント

猫を飼っている人の中には、さまざまな理由から多頭飼いを始める方もいらっしゃいます。

猫の多頭飼いについては、「猫のストレスになる」、「猫のさみしさを紛らせることができる」など意見が分かれるところですが、実際に猫はどのように感じているのでしょうか?

そこで、今回は猫の多頭飼いについてご紹介します。

猫は一匹でいることを好むわけではない?

猫はよく一匹でいることを好むといわれていますが、すべての猫がそうとは限りません。

猫は縄張り意識が強いため単独行動を好む傾向にありますが、縄張りを共有して猫同士近くで行動している野良猫も多く見られます。例えば、寒い時期は野良猫がたくさん集まって寝ているところを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

さらに、縄張りをパトロールするときや気候がよいときは単独で行動することも多いですが、仲のよい猫同士であれば行動を共にしていることもあります。

このように、自然に生きる野良猫の行動を見ると、一概に猫は一匹でいることを好んでいるとは言い難い面もあります。

人間と同じように、猫の性格によって行動はかなり変わってくるといえるでしょう。

猫を多頭飼いするときに必要なステップ

猫は単独行動を好む傾向にあるものの、一匹でいることを必ずしも好んでいるわけではないことが分かりました。

しかし、どんな猫でもいきなり他の猫と顔合わせをすると、ケンカになったり、大きなストレスを感じてしまうことがあります。ここでは、猫を多頭飼いするときに必要なステップをご紹介します。

新しい猫のニオイに慣れさせる

まずは新しい猫を一つの部屋に隔離しておき、その部屋に先住猫を入れないようにしておきましょう。

猫は鼻がよいので、すぐに新しい猫のニオイに気付きます。最初は飼い主にほかの猫のニオイがついていることを確認しますので、少しずつそのニオイに慣れさせましょう。

新しい猫をケージに入れて様子を見る

先住猫がニオイに慣れてきたら、次は新しい猫をケージに入れて様子を見ましょう。

先住猫を新しい猫の部屋へ自由に出入りさせると、自分から徐々に近づいていきます。このとき、ケージには上から大きなタオルなどを被せて中を見えないようにすると猫同士のストレスが軽減されるのでオススメです。

ケージから新しい猫を出してみる

次はケージを覆っていたタオル等を外して、ケージ越しに対面させてみましょう。最初は猫同士で威嚇しあうかもしれませんが、慣れてくるとお互いにニオイを確認するようになります。

その後、新しい猫をケージから出して直接対面させてみましょう。あとは二匹の相性が合うかどうかを見守ることになります。

猫の性格や環境によっても異なりますが、多頭飼いを始めて約1週間から2週間程度でお互いの存在に慣れていくといわれていますので、焦らずにじっくりと猫同士の距離感とタイミングを見守ってあげましょう。

先住猫が甘えん坊の場合は、飼い主の愛情を新しい猫に取られたと思い、それがストレスになることもあります。新しい猫が来ても、以前と変わらない愛情で先住猫を可愛がってあげてください。

まとめ

多頭飼いは猫の性格によって合う・合わないがあります。

一緒に暮らし始めてもなかなか慣れないときは、焦らずにゆっくりと待つことが大切です。

猫同士が仲良くなれば、多頭飼いならではのじゃれあう可愛い姿などが見られるかもしれません。その時を楽しみに、それぞれの猫のペースを尊重し見守ってあげてくださいね。

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