知る・学ぶ 2021-07-29

「ブンブン」は怒っていることも? 尻尾に表れる犬の気持ちについて

太古から人間と生活を共にしてきたパートナーであり、「人間の一番の友達」といわれてきた犬。
今日も世界のいたるところで人と犬との温かい、愛情に溢れた交流が展開されていますが、愛犬家の方であれば「犬の気持ちがもっとよくわかったら」と思ったことはないでしょうか?

このようなときに、非常に有効な犬の気持ちの判断基準となるのが尻尾です。
犬の尻尾は犬の気持ちを表すシグナルの一つ。尻尾の状態をよく観察すれば、愛犬の気持ちをある程度は推測できることがあります。
そこで今回は、犬の尻尾の位置や動きからわかる犬の気持ちについてご紹介します。尻尾の状態に注目して、愛犬とのコミュニケーションを深める手立てにしてくださいね。

尻尾の位置や振り方にはどんな気持ちが表れている?

犬が尻尾を振っているのは、楽しかったり嬉しかったりといった好意的な感情だと思われるかもしれません。
しかし、尻尾を振っていても、尻尾の位置や振り方によっては、不安や緊張、警戒などあまり良くない感情を表しているときもあります。
それでは早速、犬の尻尾の位置や動きがどのような気持ちを表しているのかみていきましょう。

高い位置で小刻みに振っているのは興奮状態のとき

尻尾を高い位置で小刻みに振っているときは、基本的に興奮状態になっていることを表しています。
お散歩で他の犬に会ったときの愛犬の様子をよく観察してみましょう。相手の犬を見据えながら尻尾を高い位置で小刻みに振っていないでしょうか。
この場合は相手に対して威嚇する意味で興奮・緊張しており、飼い主さんが目を離した隙に相手の犬に飛びかかろうとする場合もあるため、少々注意が必要な場面でもあります。
また一方で、うれしさや楽しさを表している場合も。
このときは顔の表情も嬉々としているので、飼い主さんはそのときの状況と愛犬の様子をよく観察して気持ちを察してあげてくださいね。

高い位置で大きく振っているのは楽しいとき! ただし例外も

尻尾を高い位置で「ブンブン!」と音が聞こえてきそうなほど大きく振っているときは、基本的にうれしい・楽しいといったポジティブな気持ちである場合が多く、犬を飼っている方は朝のお散歩のときにこのような「ブンブン」をよく見かけるのではないでしょうか。

ところが、場合によってはこれもマイナスの意味での緊張・興奮を示しているときがあり、「ブンブン=うれしい」とは一概に言えないのです。
それではどうやって「うれしいとき」と「緊張・興奮のとき」を見分ければ良いのでしょうか。
ポイントとなるのは耳の状態と、そのときの状況。うれしい場合は耳がいつもの状態ですが、緊張・興奮しているときは耳を後ろに倒していることがあります。
また、家族以外の知らない人や動物が近づいている状況では緊張・興奮と怒りの感情を持って、尻尾をブンブンと振る場合があります。
したがって、自宅にお客様をお招きする際、飼い主さんは愛犬の様子を注意深く観察し、尻尾をブンブンと振ったからといって愛犬を安易にお客様に近づけないように気をつけましょう。思わぬアクシデントが発生する可能性があります。

尻尾をだらんと下げているのは悲しいときや不安を感じているとき

尻尾を力なくだらんと下げ、飼い主さんから目をそらしているときは、悲しみや不安を感じている可能性があります。
愛犬がいたずらをして飼い主さんが叱る際、このような状態になっていなかったでしょうか。
人と同じように犬もこのような「しょぼん」とした態度を見せるのですから、おもしろいものですね。

尻尾でお尻を隠しているのは強い恐怖を感じているとき

あまり頻繁に見られる光景ではありませんが、犬が強い恐怖を感じたときは尻尾でお尻(具体的には肛門)を覆うように隠す仕草を見せるときがあります。
これは急所である肛門を隠して身を守っていることから由来するものであり、自分より大きな犬に飛びかかってこられたり、動物病院に連れて行かれたりした際にこのような態度が出る子もいます。
どちらにしても、尻尾でお尻を隠すのは「こちらの方が弱い」と認めたときしかないため、飼い主さんがこの状況を見かけた際は、愛犬に優しく声をかけて落ち着かせてあげましょう。
なお、この仕草は猫についても同じです。

尻尾をぴんと立てているのは自信の表れ

犬が尻尾を上の方へぴんと立てているときは自己主張していることが多いようです。この場合の自己主張とはズバリ、自信。もちろん、そのときの状況にもよりますが、他の犬の前で尻尾をぴんと立てていた場合は、「自分の方が上」と主張している可能性が高いでしょう。
今度愛犬がこのような様子だった際は顔をよく観察してみましょう。勝ち誇ったような顔をしているかもしれませんよ!

尻尾を水平にゆっくり振っているときは好奇心か迷い

「あれは何だろう?」と何かに興味を持っているとき、犬は尻尾を水平にゆっくり振ることがあります。
また、困惑しているときにも同じ振り方をすることがあるため、そのときの状況も併せて判断しなければなりません。
どちらにしても、尻尾がこのようなときは怒っている可能性が低いと予想されます。

尻尾をプロペラのように回転させるのは大きな喜びの表れ

飼い主さんが「お散歩行くよー」「ご飯だよー」と話しかけると尻尾をまるでプロペラのように勢い良く回転させることがありますが、これはうれしさでいっぱいの気持ちを表しています。
この尻尾の大回転を見かけた際は、愛犬の気持ちに十分応えてあげてくださいね。

尻尾だけで犬の気持ちを判断するのは禁物

尻尾だけで犬の気持ちを判断するのは禁物
確かに、犬の気持ちは尻尾の位置や動きである程度予測できることがありますが、これはあくまで私たち人間側による「推測」に過ぎず、尻尾だけでは判断できません。
犬によっては尻尾より脚の動きで喜びを表現することもありますし、怒っていても尻尾を下げている子もいるでしょう。
犬の気持ちを理解しようとする場合は尻尾だけではなく、耳や目、口元など顔の表情や体全体の仕草も見ながら判断することが大切です。
特に顔には気持ちが表れやすく、目を大きく見開いているときは興奮または期待しているとき、耳を前に向けて立てている時は威嚇や集中しているとき、口角を上げている場合はうれしいときやリラックスしているときなど、意外にもわかりやすいものです。

また、愛犬の周りで起こった出来事や状況を考慮することも不可欠。
犬が怒るのも当然だと思われるような状況ではいくら尻尾をブンブンと振っていても、これを簡単に喜んでいるとは判断できないでしょう。
つまり、人間が犬の気持ちを推し測ろうとすること自体、非常に難しいのです。しかし、毎日愛情を持ってお世話していれば、犬は必ず何らかの形で気持ちを表現してくれるでしょう。
「うちの子は表現に乏しいな」と感じたとしても、飼い主さんに対して何の感情も抱いていないわけではないので安心してくださいね。

まとめ

犬の尻尾の位置や動きからわかる犬の気持ちについて紹介しました。
尻尾をはじめ、犬の体の状態をよく観察すれば、愛犬の気持ちを推測して、今まで以上に深いコミュニケーションを取れるようになります。
ただし、犬の気持ちの表現方法はさまざまであるため、一筋縄ではいかない点には注意が必要です。犬は人が思うほど単純ではありません。犬にもそれぞれ個性があり、感情の表現方法も多種多様であることを認識しながら接するよう心がけましょう。

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美容・健康 2021-06-25

愛犬がドライブ中に嘔吐! 犬の車酔いの原因と対策について

自由気ままに風を切って進むドライブは、いつの時代も人気があるレジャーの一つ。お気に入りのドリンクや軽食、音楽を持ち込んで有意義な時間を過ごそうと意気込む方も多いですが、そんな楽しいときに水を差すのが車酔いです。
吐き気、頭痛、めまい、胃痛など、まるで風邪のような症状に見舞われますが、犬も同じように車酔いするのをご存知でしょうか?
車の揺れや室内のにおい、元々の体力・体調によってはまるで重病のようにぐったりしてしまう子もいるため、これから愛犬とのドライブを計画している方や、以前車に乗せて様子の異変に気づいた方はぜひ気をつけていただきたいもの。

そこで今回は、犬が車酔いする原因とその症状、車酔い対策についてご紹介します。

犬が車酔いする原因とは?

車を走らせてからしばらくすると、愛犬の様子がおかしい-。
車に乗せる前の健康状態に問題がなかった場合は、次のような理由から車酔いしている可能性があります。

平衡感覚の乱れ

三半規管(耳の奥にある渦巻き状の器官)が車の振動を受けることで平衡感覚が乱れ、吐き気や頭痛などの不調を引き起こすことがあります。これを防ぐには、できる限り揺れを感じさせないようにすることが大切です。

車内のニオイ

犬は人間の何倍もの嗅覚があるため、車内独特のニオイやガソリンのニオイなどは強い刺激となって不調を招くことがあります。また、人間にとっては良い香りの芳香剤や香水も犬にとっては強い刺激となり、気分が悪くなってしまう原因になります。

環境の変化

犬は猫と比べると環境の変化に強い動物ですが、いつでも臨機応変に対応できるわけではありません。
聞き慣れないエンジン音、振動や揺れ、狭い空間、どこへ行くのかわからない不安などで強いストレスを感じ、車酔いになることもあります。

満腹または空腹状態

お腹いっぱい食べた後や空腹状態のときに乗り物に乗ると気持ちが悪くなることがありますが、これは犬についても同じです。満腹状態で車に乗せて揺れを受ければ胃に大きな負担がかかりますし、逆に空腹状態であれば胃酸が出て吐き気を誘発してしまいます。

犬の車酔いの症状

犬の車酔いの症状には次のようなものがあり、どれも比較的わかりやすいのが特徴です。一部は人の車酔いと似通ってもいます。

よだれを流す

気持ちが悪くなるとよだれを流すことがあります。大量に流れて止まらない場合はそのまま吐いてしまう場合もあるでしょう。

嘔吐

胃に食べ物が残っていた場合は気持ち悪さから吐いてしまうことがあります。ある意味最もわかりやすい車酔いのサインといえるでしょう。このときは非常につらい状態になっているので、飼い主さんはできるだけ早めに対処してあげてください。

頻繁にあくびをする

飼い主さんとしては「心地よい揺れで眠たくなったのかな」と思いたいところですが、頻繁にあくびをすることも犬の車酔いではよくみられる症状の一つ。
慣れない環境と気分の悪さが重なって緊張状態となり、あくびをするといわれています。犬は緊張すると、あくびで気持ちを和らげようとすることがあるのです。

落ち着かなくなる

気分の悪さに戸惑うことから、車内をウロウロしたり、キョロキョロ辺りを見回したりすることがあります。
愛犬なりに「このままでは体調がおかしくなってしまう」と焦っているのかもしれませんね。

ぐったりする

頭を低くしてぐったりしているのも車酔いにはよくあることです。
嘔吐した後にぐったりしている場合は脱水症状へ移行していることもあるため注意が必要です。

これらの症状が現れた場合は、できるだけ早く対処することが大切です。まずは車を止めて外の新鮮な空気を吸わせ、落ち着くまで休ませてあげましょう。
無理をさせると目的地に着いた後でも回復が遅れますし、さらに状態が悪化してしまう可能性もあります。暑さで体力が奪われやすい夏は特に気をつけていただきたいところです。

車酔いを防ぐための対策とは?

ひどい車酔い状態になってしまうと回復にも時間がかかってしまい、愛犬の心身に大きな負担をかけてしまいます。
車酔いを避けるためには車に乗せないのが一番ですが、どうしても車に乗せなければならないときは、飼い主さんが積極的に車酔い対策をしてあげましょう。

満腹・空腹状態で車に乗せない

人でも同じですが、お腹いっぱいの状態だと吐き気をもよおしやすくなります。移動が長時間でなければ、出発前の食事はいつもよりも少なめにしておきましょう。
ただし、逆に空腹状態でも胃酸が出やすくなって気持ちが悪くなるため、「適度に軽く」食べさせるのがポイントです。

クレートに入れる

愛犬をクレート(ペット用ケース)に入れて車の揺れが伝わらないようにすることで車酔いを防げます。クレートの扉が車の進行方向に向くように置くのがポイントです。
最近は通気性の高いペット用のドライブシートも販売されているので、ドライブの機会が多い方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

こまめに休憩をとる

休憩をこまめにとって、外へ出してあげることは車酔いに非常に効果的です。
最近ではドッグランが併設されている駐車場やサービスエリアもあるので、長距離移動の場合は途中で寄って遊ばせてあげると良いでしょう。そのような施設がない場合でも、周辺を少し散歩するだけでリフレッシュできるので、飼い主の方は面倒がらずに愛犬を休ませてあげてくださいね。

犬用の酔い止め薬を飲ませる

愛犬が車酔いしやすいとわかっている場合は、犬用の酔い止め薬を飲ませておくのも手です。市販の酔い止め薬もありますが、副作用が心配な場合は事前に動物病院で相談してから使いましょう。動物病院でも酔い止めの薬を処方してくれます。

換気する

状況が許すようであれば、窓を少し開けて換気しましょう。新鮮な空気が入るだけでもだいぶ気分が良くなることがあります。
ただし、愛犬が窓から顔を出さないように細心の注意を払いながら行ってください。また、ドライブの前に車内の芳香剤を取り払っておくのもおすすめです。

愛犬とのドライブ 車酔い以外でもこんな点に気をつけよう

かわいい愛犬とのドライブを楽しく、充実した時間にするためにも、車酔い以外では次のような点に気をつけましょう。

直射日光に注意する

直射日光が当たる場所に犬を座らせないようにしましょう。すぐに温度が上がりやすいため熱中症になってしまう可能性があります。車用カーテンやサンシェードが有効なので積極的に活用してください。

飲み水を用意する

冬場は車内が乾燥するので人と同様に犬も喉が渇きがちです。
愛犬が水を欲しがったときにすぐに与えられるように水を用意してあげましょう。犬用の水飲みボトルを使うとこぼれにくく、便利です。

トイレを用意する

長時間トイレを我慢させないよう、お出かけ用のトイレグッズ(トイレシートやトイレトレーなど)を用意しておきましょう。ペット用ウェットティッシュやノンアルコールタイプのウェットティッシュも一緒に用意しておくとお尻拭きができて便利です。

まとめ

犬を車に乗せる際は車酔いのリスクを想定し、できるだけ車酔いしないように対策することが大切です。
もし、車酔いの症状が現れた場合は決して無理をさせず、まずは車から降ろして外の空気を吸わせてあげましょう。
愛犬とのドライブを良い思い出にするためにも、今回ご紹介した対策をしっかり理解・実行し、安全運転を心がけてくださいね。

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知る・学ぶ 2021-06-08

「ニューオーナーシンドローム」を知ってペットを優しく迎え入れよう

元気よく走り回る子犬や子猫を見て、「あの子にしよう」と心に決めた日から待ちに待ったお迎えのとき。幸せな気持ちで自宅に連れて帰ったものの、元気がなく、餌も食べずに隅っこでじっとしている-。
お迎えした日から早々体調不良になる子犬・子猫を前に、心配でいてもたってもいられない飼い主さんが後を経ちません。

しかし、新しくお迎えした子犬・子猫がこのような状態になってしまうことはよくあることで、これを「ニューオーナーシンドローム」と呼びます。
そこで今回は、ニューオーナーシンドロームの症状と原因、飼い主さんが注意すべきポイントなどを解説します。

新しくお迎えした子にありがちなニューオーナーシンドロームとは?

新しくお迎えした子犬・子猫が体調不良になってしまうことを「ニューオーナーシンドローム」といいます。
ペットショップやブリーダーさんの元にいた頃はとても元気だったにもかかわらず、自宅に連れてきたとたんに元気をなくしてしまうのですから、飼い主さんにとっては大変ショックでしょう。

ニューオーナーシンドロームの原因

ニューオーナーシンドロームの原因は環境の変化によるストレスです。
もともと、動物は人間以上に環境変化に敏感ですが、生まれて間もない子犬・子猫は一層この傾向が強く出るため、心身のバランスを崩してしまうのです。

また、強いストレスにさらされると体の免疫力が低下し、さまざまな病気にかかってしまうこともニューオーナーシンドロームではよくあること。
こうしたことから、ペットを飼い始める方が多くなる春は、子犬・子猫の診察が非常に多くなる傾向があります。

命にかかわることも! ニューオーナーシンドロームの具体的な症状

ニューオーナーシンドロームの症状としてよく挙げられるのが食欲不振、嘔吐、下痢、倦怠感です。
また、免疫力が低下した結果、皮膚糸状菌症(通称「犬カビ」「猫カビ」)や風邪などの感染症にかかりやすくなることも特徴の一つ。

症状のなかでも要注意なのは嘔吐と下痢です。体から水分と栄養が出ていってしまうため、脱水症状と栄養失調を招き、命を落としてしまう恐れさえあるのです。
万が一、お迎えしたばかりの子が嘔吐と下痢を何度も繰り返しているようであれば、早急に動物病院を受診させましょう。

ニューオーナーシンドロームの責任はどこに?

弱々しくなった小さな体を見て、「自分がいけないのではないか」「何がいけなかったのか」と悩む飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
ニューオーナーシンドロームには「ニューオーナー=新しい飼い主」との言葉もありますし、これを聞いただけではやはりご自身を責めてしまうかもしれませんね。
しかし、ペットに優しく丁寧に接している限り、飼い主さんの責任ではなく、あくまで新しい環境によるものなのです。

また、ペットショップやブリーダーさんの飼育方法に疑問を抱く場合もあるかもしれませんが、まずは冷静になってニューオーナーシンドロームの可能性の方を先に検討しましょう。ペットショップの方やブリーダーさんがいくら大切にお世話していても、環境がガラッと変わってしまえば体調不良は起こりうるからです。
ニューオーナーシンドロームの症状は、その子の性格や元々の体の強さも関係しますので、飼い主さんはできるだけ大らかな気持ちでいるよう心がけましょう。

お迎えしたその日から! 飼い主さんが注意すべきポイント

子犬・子猫が新しい環境に慣れるまで、少なくとも1週間~2週間はかかります。
つまり、この期間に飼い主さんがどのように対応するかによって、ニューオーナーシンドロームを乗り越えられるかどうか決まると言っても過言ではありません。
ちょうどペットをお迎えしたばかりの方や、これからお迎えを検討している方も、自宅に子犬・子猫を連れてきてからの1週間~2週間は次のような点に注意してください。

とにかく静かな環境を作る

お迎えした日からしばらくは、できる限り静かな環境を作るよう努力しましょう。動物は音に敏感なので、大きな音・不快な音には恐怖心を持ってしまいます。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の場合は、ペットに誰もいないお部屋やお子さんの声が聞こえにくい場所を確保してあげて、ストレスを与えないようにしてください。

無理に触らない

まだ飼い主さんだと認識できていない時期に過度なスキンシップを取ろうとすると、ペットは強いストレスを感じてしまいます。
あまりのかわいらしさについ、「モフモフしたい!」となる気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえましょう。お子さんがいらっしゃるご家庭では、この点を粘り強く説明してあげてください。

食べ慣れている餌のみを与える

しばらくの間はペットショップやブリーダーさんの元で食べていた餌を与えましょう。食べ慣れていない餌ではまったく口をつけず、栄養不足になってしまいます。
なお、この先も餌を切り替える際は、段階的に新しい餌へ移行させてください。餌の材料によっては体に合わず、下痢になってしまうことがあるからです。

ケージやサークルの中に入れてあげる

自分の身を囲うものがあると何となく安心感があるものですが、それは動物にとっても同じ。お迎えしてから数日間は子犬・子猫をケージやサークルの中に入れて、静かに様子を見守るようにしましょう。環境に慣れてくると、ケージやサークルから出たがる子もいます。

ストレスを与えない方法で連れ帰る

可能であれば、ペットショップやブリーダーさんなどの元から自宅に連れて帰る際の方法にも注意したいところです。
大きな音や振動でストレスを与えてしまわないように、人の多い大きな駅や揺れが激しい移動手段の利用はなるべく控えましょう。例えばペットと飼い主さん専用のペットタクシーなら、ストレスの元を最小限に抑えてくれるので安心です。

すぐにしつけを始めない

新しい環境に慣れないまましつけを始めることは子犬・子猫に酷です。慣れてからでも遅くはないので、飼い主さんはしつけを急がないようにしましょう。

睡眠の邪魔はしない

人間の赤ちゃんと同様に、子犬・子猫にも長時間の睡眠が必要です。ぐっすり寝ているときは声をかけたり触ったりしないようにしましょう。
ただ単に寝ているだけなのか、それとも体調不良でぐったりしているのか、飼い主さんとしては判断が難しいところですが、呼吸が苦しそうだったり、体が震えていたりしなければ寝ていると判断して良いでしょう。

こんな症状が続くときはすぐに動物病院へ!

前述の通り、ニューオーナーシンドロームは子犬・子猫にありがちな症状ではありますが、油断すると命にかかわります。
長い間ぐったりしている、水や餌に口をつけた形跡が見られない、血便、嘔吐が続くといった場合はすぐに動物病院を受診させましょう。
深夜でも朝まで待たず、最寄りの夜間救急動物病院へ急行してください。

初心者の場合は成犬・成猫をお迎えするのもおすすめ

子犬・子猫は体が弱いため、お世話には大変な手間がかかります。
この点をしっかり理解した上でお迎えしないと、飼い主さんとペット双方にストレスがかかり、お互いに良いスタートを切れません。
そのため、ペット初心者の方にはあえて成犬・成猫をおすすめすることがあります。

犬と猫の場合は「小さい頃から飼わないと懐かない」との説が根強いため、やはり子犬・子猫を希望される方が多いのが現状です。しかし、実際は成犬・成猫からでもきちんとお世話すれば、ちゃんと飼い主と認めて懐いてくれます。
また、成犬・成猫は成長が終わり、体がある程度強くなっているため、子犬・子猫より健康管理が比較的楽であるというメリットもあります。

これからペットのお迎えを検討している方はぜひ、成犬・成猫も選択肢に入れてみましょう。

まとめ

ニューオーナーシンドロームの症状と原因、飼い主さんが注意すべきポイントなどを解説しました。
お迎えした子と飼い主さんはこれから長い間時間を共にしますので、第一印象は良くしたいもの。「ここにボク・ワタシの居場所はない」なんて思われないよう、適度な距離を取りつつ、優しく迎えてあげてくださいね。

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知る・学ぶ 2021-05-28

ブーム到来で人気沸騰! 爬虫類の魅力と飼育する際の注意点について

犬や猫、小動物は昔からペットとして人気がありますが、最近ではヘビやトカゲ、カメなどの爬虫類を飼う方も増えています。ペットショップやバラエティショップで爬虫類の飼育グッズをよく目にするようになった方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、爬虫類の魅力や爬虫類初心者にもおすすめの人気種、飼育する際の注意点などについてご紹介します。

ヘビやトカゲが自宅に! 爬虫類の魅力とは?

現在、日本では空前のペットブームと呼べるほど、動物を飼育する家庭が増えています。以前まではペットの定番である犬や猫、うさぎ、小鳥などが大部分を占めていましたが、今では「それ、飼えるの?」と思わず驚きの声をあげてしまう動物もペットにされており、爬虫類もその一つです。
爬虫類独特の動きと柄、顔つきに夢中になってしまい、多頭飼いになることも珍しくありません。

爬虫類の性格や動き、顔つきは種類によってさまざま

爬虫類というとクールで無機質なイメージがあるかもしれませんが、性格や動き、顔つきは種類によってさまざまです。
そのため、飼い主の好みに合った個体を選ぶことも、爬虫類を飼う楽しみになります。

名前を呼ばれたら寄ってくる?! 懐く個体も

爬虫類のなかには、人間とスキンシップを取ったり、名前を呼ぶと飼い主さんのもとに寄ってきたりする個体もいるようです。
ここまで信頼関係を築けるようになるには時間がかかりますが、少しずつ馴れてもらうその過程もまた、楽しい時間になります。

一人暮らしでも飼いやすい

小型種であればスペースにさほど余裕がなくても飼育できますし、散歩の必要がないので一人暮らしの方のペットとしてもおすすめです。
餌についても、週に数回与えるだけで済む種類もいるので、家を空ける機会の多い方でも安心ですね。

爬虫類初心者にもおすすめの人気種

爬虫類は非常に種類が多いことでも知られており、いざ「飼ってみたい」と調べてみても、これといった見当がつかないこともあるでしょう。
次に挙げる動物は、比較的飼育しやすい爬虫類とされているので参考にしてみてください。

カメ

頑丈な甲羅とのっそりとした動きが特徴のカメは基本的に穏やかな性格の個体が多く、飼育のしやすさについても群を抜いています。
つぶらな瞳や首を傾ける仕草にもファンは多く、爬虫類が苦手な方でも「カメなら大丈夫」という声も。

そんなカメですが、爬虫類初心者の方であれば小型の「ミシシッピニオイガメ」がおすすめです。
成長しても体長は10cm程度なので大きな水槽は必要なく、餌を与える頻度も週2、3回程度でOK。ただし、水棲のカメなので水槽の水は最低週に1回は取り替えて、常にきれいな住環境を保つ必要があります。

また、名前からわかる通り、ミシシッピニオイガメは危険を察知すると独特のにおいを出します。普段はめったににおいを出すことはありませんが、動物のにおいが苦手な方は飼育自体を避けるか、カメを怒らせるようなことはしないように気をつけましょう。

ヤモリ

「爬虫類といえばヘビやトカゲでしょ!」と考えている方には少々物足りないかもしれませんが、ヤモリは飼育しやすいのでおすすめです。
ヤモリのなかでも特に人気があるのは「ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)」で、かわいらしい顔とおだやかな性格は幅広い層から人気があります。

飼育ケージも縦横30cmほどのものでいいので、一人暮らしのワンルームアパート・マンションでも十分飼育可能。帰宅後、夜行性のヒョウモントカゲモドキが「おかえり」と顔をのぞかせてくる瞬間は、忙しい毎日の心の支えになるかもしれませんね。
なお、ヒョウモントカゲモドキのなかには人とのスキンシップもできる、人馴れした個体もあるようですが、爬虫類は基本的に「触るペット」ではありません。あくまで観賞して楽しむペットとしてお迎えしましょう。

爬虫類をお迎えするときの注意点

最近では、爬虫類の人気に伴って飼育グッズや医療サービスが充実し、以前よりは飼育しやすい状況になっています。
しかし、犬や猫といった一般的なペットとは異なる点が多々あるので、実際にお迎えするときは次のような点に注意する必要があります。

飼育環境の調整を徹底する

爬虫類のお世話自体はそれほど手間がかかりませんが、温度や湿度の管理など飼育環境の維持には気をつけなければなりません。
また、適温を保つためにファンやヒーターを付ける必要があるため、その分電気代もかかることはしっかり認識しておきましょう。

種類によっては餌代が高くつくことも

種類によっては生き餌が必要となり、餌代が高くなる場合があります。そのため、爬虫類初心者の方の場合は、葉物野菜や人工飼料で飼育できる種類がおすすめです。

ケージはしっかり掃除する

爬虫類を飼うと、においが気になることがあります。爬虫類自体にあまりにおいはありませんが、糞や餌のにおいが強いのでケージ内の掃除は必須です。
適切な掃除の頻度やタイミングは爬虫類の種類にもよるので、この点はお迎えする前にペットショップの方や飼育経験者の方に確認しておきましょう。
掃除してもにおいが気になる場合は、爬虫類専用の消臭スプレーやパウダーを使用するのもおすすめです。

触った後は必ず手洗いを!

爬虫類から人へのサルモネラ菌感染を予防するため、ペットを触った後は必ず手をしっかり洗いましょう。
食中毒を引き起こすサルモネラ菌は爬虫類の常在菌であるため、感染を防ぐには飼い主さん主体で対策をする必要があります。

脱走には要注意!

ここ最近の爬虫類ブームと同時に脱走事案も多くなっています。爬虫類はちょっとした隙間からケージを脱出してしまうことがあるため、お迎えするときはしっかりとした作りのケージを購入し、目を離すときは必ずケージのフタや扉を閉め、施錠しましょう。
脱走してしまった場合、爬虫類の種類によっては人や他の動物に危害を加えてしまう恐れもありますし、現地の生態系を脅かす可能性もあります。

長生きを前提とした飼育を!

爬虫類は寿命が長いことで知られています。例えば、さきほどご紹介したヒョウモントカゲモドキは10年〜15年、ミシシッピニオイガメは30年を優に超えることもあります。爬虫類の寿命は犬や猫と同等か、それ以上とみて間違いないでしょう。
これから爬虫類をお迎えする方は、彼らの長い寿命を見据えてお世話してくださいね。万が一の場合に備えて、爬虫類の里親募集サイトをチェックしたり、預かってくれる方を見つけておいたりすることをおすすめします。

飼えない場合は「爬虫類カフェ」を利用する手も

注意点を一つひとつ確認した結果、お迎えするのが難しい場合もあるでしょう。ここで無理をしてお迎えすれば、後々大きなトラブルにつながりかねません。しかし、がっかりしないでください。お迎えできなくても爬虫類に会える「爬虫類カフェ」があります!

爬虫類カフェは猫カフェと同じく「見て、触れ合える」がコンセプトであり、ドリンクを飲みながらさまざまな爬虫類の動物たちと触れ合えます。
生体を販売している店舗もあるので、何度か通って「この子だ!」と思ったときにお迎えするのも良いですね。もちろん、衝動買いはなしです。

まとめ

爬虫類の魅力や爬虫類初心者にもおすすめの人気種、飼育する際の注意点などについてご紹介しました。
ペットショップ経由でお迎えしたとしても、爬虫類は野生動物であることには変わりありません。まるで小さな恐竜のような姿は神秘的であり、自宅で野生動物の世界を再現できることも爬虫類ファンが増える理由の一つなのでしょう。

しかし、南米やアフリカなど、爬虫類が本来生息している自然環境を作り出して維持するのは想像以上に大変です。爬虫類をお迎えするときは、こうした点をよく考えた上で決断するようにしましょう。

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知る・学ぶ 2021-05-24

もはやミニライオン! 大型猫の魅力と種類について

「大型種の動物」と聞いて、皆さんはどのような動物を思い浮かべるでしょうか。多種多様な動物界にはさまざまな大型種が存在しますが、身近などころでは犬や鳥を挙げる方が多いかもしれません。
しかし、狭い場所で小さく丸まって眠る小柄な猫にもちゃんと大型種がいます。

そこで今回は、大型猫の魅力や大型のネコ科動物、お家で飼える大型猫、飼うときの注意点などについてご紹介します。

大型猫とは?

大型猫とは、体重が5~9キロに該当する猫のことをいいます。
猫といえば小柄な体型のイメージが強いため、猫の大型種と聞いてもあまりピンとこないかもしれません。しかし、猫にも大型種がいくつか存在します。

たとえば、アメリカ原産のメインクーンは大型猫を代表する猫種で、平均体重は5~9キロ。優雅な長毛と威厳のある顔、そしてなにより「穏やかな巨人」とうたわれるほど穏やかな性格は世界中で愛されています。

なお、ギネスブックに「世界一大きな猫」として登録されたのも、このメインクーンです。体重15キロにも及ぶ体は見ているだけで迫力があり、飼い主に抱かれている姿は人間の子どものよう。
猫の小型種は2~3キロ、中型種は3~5キロですから、15キロは規格外のサイズであることがおわかりいただけますね。

大きな体に優しい心! 大型猫の魅力

メインクーンに限らず、大型猫は一般的に優しい穏やかな性格の子が多く、丸っこい体型やゆったりとした動きなども含めて、人に愛される要素をたくさん持ち合わせていると言って良いでしょう。
懐きやすく、あまり激しい遊び方をしない点でも猫の飼育初心者にはおすすめで、ペット市場においても常に一定の人気があります。

世界にはこんなに大きくて立派な猫も!

ペットの猫以外にも、世界には野生味溢れる大きな「猫」がいます。家猫に近い猫科動物であるカナダオオヤマネコは、実際にカナダやアメリカ北部の街中にひょっこり顔を出すときがあります。
体重は15キロ程度ですが、体高が1メートル近くになるものもあり、優雅に歩く姿が確認されると度々話題に。

海外の富裕層の人々がペットにしていることもあるようですが、日本で個人がペットにする際は行政からの飼育許可が必要であり、飼育環境についても複数の規定が定められているため、一般的な家猫のようには飼えません。

大きなモフモフ! お家で飼える大型猫の種類

大きな猫科動物はいつでも動物園の人気者です。「あんなに大きなモフモフの動物が自宅にいたら……」と想像する方は多いですが、実際は不可能なので遠くから眺めるだけで終わります。

しかし、お家で飼育可能な「大きめのモフモフ猫」ならどうでしょう。次に挙げる猫種は国内外で大変人気のあるペット向けの大型猫です。

メインクーン

最初にご紹介した大型猫、メインクーンは大きな体と優しい性格で人気のある猫種です。まるでライオンのたてがみのような長毛なので見た目はワイルドですが、性格は前述の通り。毛と目の色はこれといった決まりがないので、さまざまな外見の子がいます。
順応性があり、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でも安心して飼える賢い猫種ですが、暑さが苦手なので、お家にお迎えするときは常に室温を調節する必要があります。

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットは北欧原産の長毛の大型猫です。顔つきや毛・目の色がメインクーンと大変良く似ており、体重は4~8キロほど。
性格は朗らかで賢く、あまり人見知りしない社交的な点も魅力の一つといえるでしょう。クラスの明るい優等生といったところでしょうか。
もともとのルーツが寒い地域にあるため、メインクーンと同じく暑さは苦手です。また、毛が絡まりやすいため、毎日のブラッシングは必須です。

サイベリアン

サイベリアンの英語表記は「Siberian」。ここからわかる通り、ロシア原産の猫です。成長後の体重は4~8キロほどで、なかには10キロを超える子も。
毛の長さや毛・目の色、顔つきもメインクーンやノルウェージャンフォレストキャットと似ているため、猫にあまり詳しくない場合はこの3匹を見分けるのは難しいかもしれません。
性格は少々おてんばさんで、大きな体の割には俊敏な動きをします。遊び好きなので、一緒に遊んであげる時間を十分に確保できる方におすすめの猫種です。

ラグドール

ラグドールはアメリカ原産、青い目とぽってりとした顔と体が特徴の猫です。ラグドールは英語で「ぬいぐるみ」を意味しますが、その言葉通りの可愛らしさと落ち着きで、ここ最近人気を集めています。
体重は4~8キロ程度で、どの程度大きくなるかはその子によりますが、メスはオスと比べるとだいぶ小柄になる傾向に。
薄いグレーやこげ茶色とホワイトのハチワレ(額あたりから顔の毛の色が2色に分かれている柄)の顔が狸に似ているのもチャームポイントです。

ラガマフィン

ラガマフィンはラグドールにペルシャ猫やメインクーンを掛け合わせた比較的新しい猫種。つまりラグドールの親戚ですが、ラグドールと比べて毛と目の色にバラエティーがあるため、見た目はそれほど似ていません。
しかし、ラグドールの大きな体はしっかり引き継いでおり、成長後の体重は5~9キロほどになります。

ミックス

ミックスにも大きな体の子がいます。お父さん・お母さん猫のどちらかが大きな体格であれば、産まれてくる子も体格が遺伝するので当然ですね。
親猫を知らずにミックスの子猫を育てた結果、8キロを超える大型猫に成長することもあります。

大型猫オーナーが困りがちなこと

大型猫はいろいろな意味で「規格外」になりがちです。したがって、大型猫をお迎えした場合、大型猫オーナーさんは次のような点で悩んだり、困ったりすることがあります。

大型のトイレやケージ、キャットタワーが必要になる

大型猫は使うグッズも大型でなければなりません。特に十分なスペースを確保できない小さいトイレやケージは猫にとって大変ストレスになるため、子猫時代にグッズを揃えるときは大きめサイズのものを選ぶようにしましょう。
店頭で大きめサイズが見つからない場合は、大型猫専門店をあたってみてはいかがでしょうか。

運動不足・肥満が心配になる

大型猫は小型猫や中型猫と比べると動きが少ないため、飼い主さんとしては運動不足が心配になるところでしょう。実際、大型猫は肥満になりがちですから、遊びで体を動かして、食事量にも気をつける必要があります。

重いので外出時は手間取る

体重があるため、動物病院やペットホテルへ連れて行くときは手間取ることがあります。長時間の外出は飼い主さんにとっても猫にとってもストレスになるので、病院やペットホテルは自宅から近いところを利用するのがおすすめです。

大型猫を飼うときの注意点

大きな動物が好きな方にとって、大型猫は選択肢の一つになりやすい動物でしょう。大型犬のように散歩に連れて行く必要はありませんし、大型鳥のように大きな声で鳴かないので、大型動物のなかでは飼いやすい方であることは事実です。

しかし、大型猫には独特の注意点があります。現在大型猫のお迎えを検討している方は、次のような点に注意してください。

適度に運動させ、食事量に気をつける

前述の通り、大型猫は運動量の少なさから太りやすい傾向にあります。
肥満はあらゆる病気・怪我の原因になるので、普段からなるべく遊んであげて運動量を増やすようにしましょう。もちろん、食事量の管理は必須です。

キャットタワーは安定感があるものを

大型猫が使用するキャットタワーは安定感のあるものが理想です。猫が飛び乗っても簡単にグラつかない、しっかりとした作りのものを購入するようにしましょう。高さは中程度がおすすめです。

想定外の成長を覚悟する

大型猫は子猫時代から2~3年かけてゆっくり大きくなります。そのため、場合によっては飼い主さんが想定していた以上に大きくなることも。猫の成長を止めることはできませんし、猫に罪はありません。
大型猫をお迎えするときは「予想以上に大きくなっても大丈夫」という寛容な心と覚悟を持ちましょう。

毛のお手入れは欠かさず行う

大型猫は長毛の種類が多く、毛のお手入れは必須です。一度毛が絡まると毛玉になってしまったり、抜けた毛を飲み込んで胃や腸に大量の毛玉がたまって毛球症になってしまったりすることもあるので、ブラッシングは毎日行いましょう。

まとめ

大型猫の魅力や大型のネコ科動物、お家で飼える大型猫、飼うときの注意点などについてご紹介しました。
大型猫は人との相性が良く、ペットにする動物としては理想的な動物です。
しかし体が大きいがゆえの難点もあるので、お迎えするときは飼い主さんがこうした点を理解し、お世話を続けるという覚悟を持ってください。
大切にお世話すれば、いずれ飼い主さんを支える「大きな相棒」となるでしょう。

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暮らし 2021-05-14

引越しは愛犬にとって大きなストレスになることも! 気をつけてほしいポイント

引っ越しで環境が急激に変わると、愛犬にとっては大きなストレスになります。荷ほどきや片付けなどで忙しくとも、大切な家族の一員のケアを忘れずにしっかりと行なって、犬にとってもなるべく穏やかに新たな生活を迎えさせてあげたいですよね。
しかし、引越し後はやはり無駄吠えやイタズラが増えたり、上手くトイレが済ませられなくなったりと、これまでできていたことが一時的にできなくなることもあるかもしれません。

そこで今回は、愛犬のストレスを少しでも減らすために、引っ越しをする際に気をつけてほしいポイントについてご紹介します。

愛犬とのスムーズな引越しは事前準備も重要

愛犬に少しでもストレスを感じさせずに引越しを済ませるには、最初の事前準備が非常に重要です。

キャリーケースやケージにあらかじめ慣れさせておく

ペットを持ち運ぶ際、普段からキャリーケースやケージに慣れている場合は問題ありませんが、そうでない場合は引越し当日が初めてというのは避けて事前に慣れさせてあげましょう。
キャリーケースに無理矢理入れるとトラウマになって嫌がってしまうので、入ったら餌をあげるなど「ケースに入ると飼い主さんからご褒美がもらえる」と覚えさせるのがコツです。
また、ケースの中にペットの匂いがついたタオルやおもちゃを一緒に入れてあげると安心できるでしょう。

ペットの輸送方法を確認しておく

意外と見落としがちなのがペットの輸送方法です。自分で運びたいけれど自家用車がない、長距離になってしまうという場合は、業者に依頼するのがオススメです。移動手段やペットの大きさなどによって料金が変わりますので、引越しの見積もりと合わせて事前に確認しておきましょう。

公共交通機関などを利用するときの注意点

引越し当日に公共交通機関などを利用して自分でペットを運ぶ場合は、周囲の迷惑とならないよう無駄吠えや排泄には十分注意しましょう。
できれば出発前に散歩に行って疲れさせておくと移動中に大人しくしてくれている可能性があります。また、移動の数時間前には食事は済ませておき、ペットの乗り物酔いが心配な方は念のため動物病院で事前に酔い止め薬をもらっておくと安心です。

引越し作業中はペットの脱走に注意!

引っ越しの際は、ドアや窓の開閉が多くなります。そんな時に愛犬を放していると、脱走して知らない土地で迷子になってしまうこともあるかもしれません。リードをつけたり抱っこしたりして誤って外に出ないように十分気をつけましょう。また、万が一に備えて首輪に連絡先や住所などを書いておくのも得策です。

ペットに新生活に早く慣れてもらうためのポイント

引越し終了後、愛犬に新居での生活に早く慣れてもらうために気を配りたいポイントを挙げていきます。

愛犬グッズは引越し後も買い換えずに使用する

引っ越し後の環境変化は、愛犬にとって大きなストレスになります。そんな時、愛犬の精神面での負担を減らしてくれるのが、今まで愛用していたグッズです。おもちゃや毛布、タオルなどこれまでペットが愛用していたものには自分の匂いがついており、慣れない引っ越し先でも安心させてあげられます。

そのため、タオルやベッドなどの愛犬グッズは新しく買い替えずに、これまで使っていたものをなるべく使いましょう。買い換える場合は引越しからしばらく経って、新たな環境に慣れたタイミングがオススメです。
また、ペットによっては夜眠れなくなってしまう子もいますので、慣れ親しんだベッドやタオルを与えて、できれば飼い主さんも近くで一緒に寝てあげるとよいでしょう。

新居での生活スペースの配置に注意

引越し後、間取りが以前と変わると、急な環境の変化に愛犬は混乱してしまいます。不安をできるだけ減らすためには、引っ越し前の愛犬の生活スペースをできるだけ再現してあげましょう。愛犬はケージやベッド、トイレなどの位置を記憶しているので、新居でも同じような配置にすることで混乱を少なくできるはずです。
また、ストレスを少しでも和らげるためにソファやテーブル、飼い主さんのベッドなどの位置もなるべく再現してあげるのがオススメです。

愛犬とのコミュニケーションは積極的に

引越しを終えてしばらくはなかなか新しい環境に慣れない子もいます。そんな時は何よりペットにとって飼い主さんの存在が安心するので、片付けなどで忙しくともなるべく頭を撫でてあげたり、遊んであげたりしてコミュニケーションを大切にしましょう。
また、積極的に散歩にも出掛けて新しい土地に慣れさせてあげましょう。愛犬にとっては住む場所だけでなく散歩コースも変わることになるので少しでも早く覚えて安心させるためにも、忙しくても散歩は欠かさないようにしてください。

新居周辺の動物病院を調べておく

以前暮らしていたところから離れた土地に引っ越す場合は、新たにかかりつけの動物病院を見つけておくのも忘れないようにしましょう。早めに確認しておけば、いざというときでも安心です。
特に引越し後は、急激な環境変化によるストレスで体調に変化が起こりやすいので、もしもの時のために引越し前に新居周辺の動物病院を調べておくのがオススメです。

ペットに様々な変化があることも? 引越し後に意識しておきたい注意点

環境の変化に大きな不安とストレスを感じている愛犬に対して、飼い主さんが意識しておきたい注意点についても確認しておきましょう。

イタズラや無駄吠えをしても強く叱ってはいけない

引っ越しによってペットのイタズラや無駄吠えが多くなることもあります。これは不安や恐怖で飼い主さんの関心を引くための行動だと考えられ、むやみに叱るのはNGです。イタズラや無駄吠えが増えても叱らずに、慣れない土地にやってきた愛犬に穏やかな気持ちで優しく接してあげましょう。
また、どんな時に犬が刺激されてイタズラや無駄吠えをしてしまうのかよく観察し、例えばカーテンを開けて外が見えると吠えるなど何か原因がある場合は、なるべく犬が不安になる刺激を取り除いてあげると安心して過ごせるでしょう。

トイレトレーニングは改めて根気よく行う

引越しによるストレスで犬は粗相をしてしまうこともありますが、間取りが変わったことでトイレの場所が把握できていないことが主な原因に考えられます。そのため引越し後は改めてトイレトレーニングを行い、優しくペットにトイレの場所を覚えさせてあげましょう。
また、なるべく引越し前の環境に近い形を再現してトイレを設置するよう心がけると、比較的早く覚えられるでしょう。いずれにしても引越し直後のトイレトラブルは仕方がないことですので、イタズラや無駄吠えと同様にむやみに叱るのはやめましょう。

なお、ペットによってはストレスでお腹の調子が悪くなり、下痢などの症状を起こす子もいます。少し様子を見ても症状が続くようであれば念のため動物病院に連れて行きましょう。

飼い主がペットに寄り添ってあげることが大切

愛犬のストレスを減らすために、引っ越しをする際に気をつけてほしいポイントについてご紹介しました。
引っ越しは愛犬にとって大きな環境の変化となり、精神的な負担も大きくどうしてもストレスが溜まります。少しでもストレスを減らすためには、できるだけ愛犬と一緒に過ごし、遊んだり散歩したりして触れ合ってあげましょう。
大好きな飼い主さんと過ごす時間を増やすことで、新しい環境にも徐々に慣れてくれるはずです。

また、新居の生活に慣れるためには、1~3ヵ月くらいかかるといわれており、それまでは問題行動を起こすことも多くなります。そんな時は、不安や恐怖を鎮めるために飼い主さんが寄り添ってあげましょう。
家族にいつも守られていると感じることができれば、新居での生活にも慣れてくるので焦らずに見守ってあげてくださいね。

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