知る・学ぶ 2022-11-30

野良猫を保護したときに行うべき準備や注意点

街のさまざまな場所で見かける猫。
一部の飼い猫を除いてそのほとんどが過酷な外の世界で生きる野良猫ですが、もしも保護した場合は最初にどう対応すればよいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、野良猫を保護したときにまずやるべき準備や注意点などについてご紹介します。

猫を保護する前後にまず行うべきポイント

野良猫を保護する前後にまずやるべきポイントは以下の3点です。

1.猫の周囲を確認する

猫を見かけた時は保護する前に、最初に周りの状況を確認してください。特に子猫の場合は近くに母猫がいる可能性があります。
猫は一度人間の匂いがついてしまうと、母猫が警戒して育てることを放棄してしまうといわれていますので注意が必要です。
子猫が一匹で迷子になっているところを発見したと思っても、実は母猫が周囲に隠れてひっそりこちらの様子をうかがっている可能性がありますので、少し現場から離れて様子を見てみるのもよいでしょう。
母猫が現れた場合、無理に保護しようとしても親子離れ離れになってしまいますので見守ってあげてくださいね。

2.本当に野良猫かどうか確認

親がいない猫であっても、飼育を検討する前に本当に野良猫かどうか確認しましょう。
たとえ首輪を付けていなくとも、実は放し飼いされている飼い猫であったり、警察や保健所へ飼い主から迷い猫の届け出がされていたりする可能性も考えられます。
また、最近では首輪ではなくマイクロチップがつけられている場合も多いほか、一度捕獲されてその地域で保護・管理されている地域猫である可能性もあります。
そのため猫を保護したときは、念のためまずは最寄りの警察や保健所へ届け出が出ていないか確認するようにしましょう。SNSで迷い猫の情報が拡散されている場合もあります。
はじめから猫が人懐こかったり、太ったりしている場合は上記のいずれかに該当している可能性がありますので特によく確認してください。

3.動物病院へ連れて行く

保護した猫が、野良猫・捨て猫である可能性が高いことが分かった場合はすぐに動物病院へ連れて行ってください。怪我をしている・体調が悪そうなときはもちろん、元気そうに見えても必ず獣医師に診せて猫の健康状態をチェックしましょう。
過酷な外の環境で暮らす野良猫は、ノミやダニに寄生されていたり、何らかのウイルスに感染したりしている場合も多いものです。特に既におうちで他の動物を飼育しているならば、隔離するなどして悪影響を及ぼさないよう注意が必要です。感染症は人にうつる可能性もあります。

また、動物病院では健康状態の検査・ノミやダニの駆除のほかには、予防接種や不妊手術を受けることもできます。費用は病院やコースによっても異なるものの、猫を保護すると決めたならば医療費の負担は覚悟しておく必要があります。
なお、動物病院へ迷い猫の届け出が出されている場合もありますので、併せて確認してみましょう。

猫を迎え入れる際にやること・用意するもの

猫をこれまで飼育したことがない場合、急に野良猫を保護することになっても慌てずにまず下記の5つのポイントをチェックしましょう。

1.猫に合わせた食事を用意

野良猫を保護したときはお腹を空かしている場合がほとんどですが、猫の年齢や体の大きさによって適した食事が異なります。
動物病院を最初に受診しておけば、猫の年齢によって適した飼育方法もアドバイスしてもらえますので必ず行っておきましょう。

個体によっても異なりますが、体重が400g未満の子猫の場合はまだミルク叉は離乳食が必要ですので市販のキャットフードなど固形のものは避けましょう。
また、牛乳を飲ませると下痢になってしまう恐れがあり、体力を消耗させるだけでなく脱水症状になってしまう危険がありますので、猫用ミルクを用意してください。
反対に、体重400g以上であれば一般的にはキャットフードなどでも問題ありません。現在はさまざまなフードが販売されていますが、「総合栄養食」と記載されたものがオススメです。

2.いきなりお風呂には入れない

野良猫を保護したときは体のノミやダニが気になって、ついお風呂にすぐに入れたくなりがちですが、猫にとってお風呂は非常にストレスが大きいためいきなり入れるのは避けましょう。
特に衰弱しているときは体への負担も大きくなってしまいますので、どうしても汚れが気になる場合は体をサッと拭いてあげるくらいにしておきましょう。
また、実はノミやダニはお風呂でシャンプーしても取りきれず、卵なども動物病院で処方される駆除薬でなければ除去が難しいため、まずは薬の投与後に猫が環境に慣れてきたらお風呂に入れることをオススメします。

3.先住猫・他の動物との接触を避ける

既におうちに先住猫がいる場合は、保護した野良猫から寄生虫やウイルスなどが感染しないようにまずはしっかり隔離してください。
動物病院へまだ連れて行っていない場合は病気をうつしてしまう恐れがありますので、きちんと受診して必要な治療や検査が終了し安全が確認されるまでは十分に注意しましょう。
また、飼い主さんにウイルスが付着する可能性がありますので、ペットのお世話の際しばらくは手袋などを使うことを心がけ、こまめに清掃・消毒を行いましょう。

猫同士が喧嘩をしてお互いに怪我をしてしまう危険もありますので、なるべく別々の部屋に隔離するのがベストですが、部屋を分けるのが難しい場合は野良猫用に周りを布やダンボールで覆ったケージなどを用意して直接触れ合わないように環境を整備してください。

4.トイレを用意してしつけを行う

飼い猫とは異なり、これまでは外で暮らしていた野良猫ですからトイレのしつけも必要になります。
トイレを用意してあげてもすぐにはうまくいかない可能性があり、初めのうちは粗相を繰り返してしまうことも考えられますが根気よく行いましょう。
猫が家の中を落ち着きなく歩いていたり、そわそわし始めたりしている場合にトイレへ連れて行くなどして少しずつ慣れさせていきます。

また、特に離乳前の子猫は自分で用を足せない場合が多いため、ぬるま湯にティッシュやコットンなどをつけて軽く絞り、お尻を優しく拭くようにして刺激を与えてあげると良いでしょう。離乳食を口にできるようになる頃から徐々に自分でできるようになります。

5.猫のベッド・寝床を用意

ご飯やトイレのほかに、猫がリラックスして過ごせるベッド・寝床も用意してあげましょう。
様々な種類の猫用ベッドが販売されていますが、まずは自宅の毛布やバスタオルを用意するのもよいでしょう。飼い主さんや家の匂いがついたものであれば早く環境に慣れさせるポイントにもなります。
特に子猫の場合は自分で体温調節ができないため毛布やバスタオルで包んであげましょう。

しっかり責任を持って迎え入れよう

しっかり責任を持って迎え入れよう
野良猫を保護したときにやるべき準備や注意点などについてご紹介しました。
初めて猫を迎え入れたという方は、まずはすぐに動物病院へ連れて行き必要な検査や治療を受けつつ、獣医さんから猫に合わせた飼育のポイントなどのアドバイスをもらうことをオススメします。
最初にしっかりとしたケア・準備をしてあげることが猫の健康状態にも大きく左右しますので、きちんと責任を持って面倒をみてあげましょう。
また、猫を保護したものの飼育するのはどうしても難しいと判断した場合は、動物病院や動物保護団体・保護施設などに連絡して、小さな命を守りましょう。

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知る・学ぶ 2022-10-27

インコを健康に長生きさせるポイントとは? 平均寿命や飼育時の体調管理について

インコは慣れてくると、飼い主の手に乗ってくれることもあるとても愛嬌があって可愛らしい鳥です。
ただ、インコは約330種類と数が多いため、実際に飼うとなるとどの種類を選ぶか悩むところです。
インコは種類によって寿命も大きく異なり、平均寿命が10年程度の種類もあれば、50年以上という種類もあります。

そこで今回は、飼育に向いているインコの種類や平均寿命、長生きさせる飼い方のポイントについてご紹介します。
これからインコを飼おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

種類によって異なるインコの平均寿命や個性

まずはインコの種類ごとの平均寿命を知ることで、どの種類を飼うか決める参考の一つになります。
「なるべく長生きしてくれるインコが欲しい」、「寿命が長すぎるインコはちょっと困る」など、人によって背景は様々です。

また、インコの年齢に相当する人間の年齢も気にする必要があります。
飼い始めて数年経ったときに、そのインコが人間でいうと何歳なのかが分かれば、接し方を考えることができますね。

ここでは、インコの平均寿命を種類別にまとめてみました。

インコの種類と平均寿命

・セキセイインコ:7年~8年
・ボタンインコ:7~10年
・オカメインコ:15年~20年
・キボウシインコ:40~50年

ペットショップでよく見かけるセキセイインコやボタンインコに比べると、キボウシインコなどは平均寿命が40年、中には50年近く生きることもあるので、インコの種類によってはずっと世話ができるかをよく考える必要があります。

インコの人間換算年齢

最もポピュラーなセキセイインコを人間の年齢に換算すると以下の通りです。

・セキセイインコ誕生~2歳:人間の1歳~20歳
・2歳~5歳:人間の20歳~40歳
・5歳~8歳:人間の40歳~60歳
・8歳~11歳:人間の60歳~80歳

このようにセキセイインコの成長はとても早いため、一日一日を大切にしたいものです。

インコにはそれぞれ個性がある

人間にも個性があるように、インコも種類によって様々な性格があります。
人気の高い3種類のインコの一般的な性格を表すと、下記の通りです。

・セキセイインコ:陽気な性格、口数が多い
・オカメインコ:繊細で神経質な性格
・コザクラインコ:甘えたがり

飼育する前に、どの性格のインコが自分と相性が良いのか確認し、家族に迎えてあげてください。

インコを長生きさせるポイントと注意点

インコはペットの中では比較的長寿の動物ですが、適切な世話をしないと長生きするどころか早死にすることもあります。
インコに限らず、ペットを飼うのであればきちんと責任を持って育てなければなりません。

そのために気をつけたいポイントとしては下記の6点が挙げられます。

1.体重とフンで体調を確認する

インコの体調は、体重とフンで確認することができます。
例えば、体重が急に増えたら腫瘍や腹水、急に減ったら感染症など病気の可能性があります。
また、メスの体重が急に増えた場合は、卵を抱えている可能性があります。

体重でインコの体調を確認するには、毎日朝一番の飲食前に体重を測定し、気にかけましょう。
朝夕で体重が変わるため、毎朝というのがポイントです。
健康な状態から10%以上変化している場合は何かしらの異常がある可能性も。

また、目に見えるサインとしては、フンがあります。
インコのフンは餌によって多少異なりますが、基本的には深い緑色で固形です。軟便や異なる色のフン、水っぽいフンが見られたら、病気を疑って下さい。
フンに異常があるかどうかは判断をしやすいので、少しでも気になったら病院へ行きましょう。

2.睡眠時間を整える

通常、インコの睡眠時間は夕方から朝にかけてで、人間よりも少し長めです。
19時から7時くらいまでは寝かせてあげられるように、ゲージに黒い布を被せるなどして調整してあげて下さい。

3.決まったサイクルで日光浴をさせる

インコには週に3〜4回、10分程度の日光浴をさせることが大切です。
日光浴をすることでビタミンDが生成され、カルシウムの吸収を効率よく行うことができるからです。
特にカルシウムは骨の形成に不可欠で、不足するとインコの成長が遅くなったり、骨が折れたりする原因になります。

日光浴のポイントは、日光が当たる場所と当たらない場所を作ることです。
直射日光を避け、常に日光に当てるのはやめ、暑くなりすぎないように日よけになるようなものを用意して下さい。
また、ケージごと外に出す場合は、猫などの外敵に注意しましょう。

4.姿勢に気をつける

インコは日頃から羽を膨らませていることが多いのでわかりにくいかもしれませんが、寒い時や眠い時、病気の時にも羽を膨らませることがあります。
そんな時は部屋を暖めて様子を見たり、体重を測ったりして体調を確認すると良いでしょう。
尻尾が垂れ、身体が「くの字」に曲がっている場合は太り過ぎている可能性が高いです。

5.過ごし方に注意する

インコが床で過ごすことが増えた場合は老化や肥満、部屋が寒くないのに羽が膨らんでいる場合は、体温調節が上手くできなくなっていることが考えられます。
また、羽がいつもより垂れていたり、左右対称でなかったり、クチバシの色が変わったりしている場合は、病気の可能性もあります。

犬や猫の場合は、毛並みや動きなどで老化や病気がわかりやすいですが、インコの場合は外敵から身を守るために老化や病気を悟られないようにする習性があるため、わかりづらいです。
常にインコの姿勢や姿に気を配り、いつもと違うことに気づいたら、病院に連れて行ってあげましょう。

6.過度な発情を避ける

インコの過度な発情は生殖器の病気を引き起こし、寿命を縮める原因になるため発情している時は抑える必要があります。
発情期には、オスは嘔吐したりお尻を振ったり、こすったりする傾向が見られます。メスは攻撃的になり、嘔吐したり無精卵を産んだりすることがあります。
メスは卵を産むと身体に負荷が加わるだけでなく、時には詰まってしまうこともあり、最悪の場合死に至るので特に注意が必要です。

発情を防ぐためには、室温を低く保ち日照時間を短くするなどの対策をとりましょう。
また、飼い主との過度なふれあいによっても発情することがあるため、撫ですぎには注意しましょう。

インコがかかりやすい病気と対処法

インコはきちんと手入れをしないと病気になってしまうことがあります。
なかでもメガバクテリア症は、鳥の胃の中に生息する細菌が原因で起こる病気で食欲不振や嘔吐を引き起こし、進行すると死に至ることもあります。
インコにストレスを与えないこと、栄養のバランスを保つことが大切です。

そしてビタミンDが不足していると、ビタミンD欠乏症になり、骨折や骨粗しょう症、骨軟化症などの原因にもなり得ます。
ビタミンDの生成には日光浴が重要ですので、きちんと日光浴をさせてあげましょう。

なお、何らかの病気になった時のためにペット保険もありますので、加入しておくと医療費の一部が補償されることがあります。
大切なインコのために、念のため保険への加入を検討するのも良いでしょう。

インコが長生きできる環境を整えよう

インコが長生きできる環境を整えよう
インコはとても可愛く、飼い主にもよく懐くので一緒にいると楽しいペットです。
インコに限った話ではありませんが、健康管理をしっかり心がけることがペットの長生きにもつながりますので、日頃からよく観察しましょう。
体調の変化は飼い主にしかわからないことも多いので、少しでも長いあいだインコと楽しく暮らせるように気を配るようにしてあげてくださいね。

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知る・学ぶ 2022-10-13

一緒にカフェタイム! 愛犬と飲食店に入るときのマナー

愛犬と一緒に楽しいカフェタイムが過ごせるドッグカフェ。
最近ではドッグカフェのほかにもペット同伴可能な飲食店も増えてきました。愛犬と暮らす人ならぜひ行ってみたい場所ですよね。

一方でドッグカフェをはじめ、ペット同伴可能な飲食店に行くときには、気を付けておきたいポイントがあります。
どのような点に気を付けるべきでしょうか? 持って行くと便利なグッズも同時にご紹介します。

最初に注意したい! 「ドッグカフェ」と「ペット同伴OK」の違いについて

愛犬を一緒に連れて行っても良い飲食店と聞くと、ほとんどの人が「ドッグカフェ」を想像するでしょう。
しかし、じつは「ドッグカフェ」と「ペット同伴OKの飲食店」は違う性質です。

ドッグカフェの特徴

ドッグカフェは愛犬と一緒にカフェやお食事が楽しめるお店です。
犬専用のメニューが用意してあったり、犬が過ごしやすい環境が整えられていたりと、最初から「犬と一緒に来店したい人」へ向けた店作りがおこなわれています。

ほかにも飼い主や愛犬にとってメリットになることが多く、もし興味があるのならぜひ愛犬を連れて行ってあげてみてはいかがでしょうか?

・ほかの犬と触れ合い、社会性を高められる

普段は室内飼いの愛犬も、ドッグカフェでほかの犬と触れ合い、社会性を学ぶきっかけを得られます。もちろん飼い主たちの見守りは必要ですが、新しい経験をさせてあげられるチャンスですね。

・ドッグランがある店舗なら運動をさせてあげられる

お店によってはドッグランが設置されています。いつも行く場所とは違うドッグランに刺激を受け、愛犬も楽しく過ごせるのではないでしょうか。

・飼い主に「犬友達」ができることも

ドッグカフェでは普段のお散歩コースにはいない犬に出会うことも少なくありません。飼い主にも新しい犬友達ができるかもしれませんよ。

ペット同伴OKの飲食店の特徴

ペット同伴OKの飲食店はドッグカフェと違い、「ペットを連れて入っても良い普通の飲食店」です。愛犬家をメインターゲットにしたお店ではないため、訪問の際には意識しなければいけないポイントでしょう。

・ペットを連れて座れる席が限られていることが多い

ペット同伴OKの飲食店では、ペットと一緒に使える席が限られていることが多い傾向です。
「テラス席だけOK」「この席だけOK」など限定されており、どの席でもペットと一緒に使えるわけではありません。

・お店によってはペット同伴OKの時間帯を設けている

お店によってはペットが入店できる時間を決めていることもあります。
そのようなルールはお店ごとに違いますので、もし行ってみたいお店があるのなら事前に問い合わせをして確認してみると良いでしょう。

犬を連れて行くときの注意ポイント

愛犬と行きたいお店は決まりましたか? 次に、連れて行く前におさえておきたい注意ポイントについてチェックしましょう。

お店に行くのは最低限のしつけをしてから

ドッグカフェ、ペット同伴OKの飲食店のどちらでも、お店に行く前には愛犬に最低限のしつけをしておきましょう。
お店には愛犬のほかにも知らない犬がたくさんいます。普段の雰囲気と違い、愛犬が戸惑ったり、興奮したりしてしまうことも。トラブル防止のためには飼い主の指示にしたがえるようになっているほうが望ましいでしょう。

「まて」「おすわり」「ふせ」の3つは覚えさせておくと安心です。興奮した愛犬を冷静にさせることができます。
最低限のしつけはトラブル防止の意味もありますが、愛犬が快適に過ごせるための大切なポイントでもあります。飼い主と愛犬で協力し、しっかりマスターしてから出掛けましょう。

ワクチン接種を済ませていること

飼い犬に対して必要なワクチンの接種は終わっていますか?
万一のことを考えて、狂犬病をはじめとしたワクチンの接種を終えてからお店へ行きましょう。
お店によってはワクチンの接種証明を求めることがあります。お店に行ってから求められて慌てるより、先に問い合わせをし、必要なら準備をして行くとスムーズです。

ノミ・マダニなど害虫対策

普段からどんなにきれいにしていても、どうしてもノミやマダニの悩みは尽きません。
お店に行く前には愛犬をチェックして、害虫がいないことを確認しましょう。可能であれば行く前にお風呂に入れてあげると安心です。

女の子ならヒートに注意

愛犬が女の子なら、ヒート(生理)への注意が必要です。
ヒート中はお店に連れて行くより、自宅や慣れた場所でゆっくり一緒に過ごしてあげたほうが喜ぶかもしれません。

入店前にトイレを済ませておく

いくらペットを受け入れているお店でも、向かう先は飲食店です。入店前にトイレを済ませ、お店の中でトイレタイムを迎えることを避けるように気を付けましょう。
また、普段はきちんとトイレができる子も、いつもと違う雰囲気に粗相をしてしまうかもしれません。その確率を下げるためにも、入店前のトイレは有効ですよ。

店内ではリードをつないでおく

いくら犬やペットに理解があるお店でも、リードを外すのはマナー違反です。
ドッグカフェにはリードをつなぐフックが設置されていますので、必ず利用してください。ペット同伴OKのお店ではフックがないこともありますが、その際は飼い主がリードから手を離さないようにすると良いでしょう。

お店で人間の食べ物をあげてはいけない

自宅で飼い主と食べ物をシェアしている愛犬だとしても、お店の料理をシェアするのはやめましょう。
お店でシェアをすると「お店に来たらテーブルの料理をもらえるんだ」と覚えてしまい、ほかのテーブルのお客さんに迷惑をかけてしまうことになりかねません。
飼い主が食事中はおもちゃをあげて遊ばせておくか、持参したおやつをあげたり、お店にあるペット向けの料理を注文したりして一緒に食べるようにしましょう。

あると便利! 持って行くと役立つグッズ

自宅とは違う環境では、普段通りのケアをしてあげたいときにいつものグッズが使えないことも。
ここでは、ドッグカフェやペット同伴OKの飲食店に行くときに持っていくと便利なグッズをご紹介します。

マナーベルトやマナーパンツ

男の子の場合、マーキングをしてしまうことがあります。
それを避けるためにマナーベルトやマナーパンツを着用させましょう。うっかり粗相をしてしまったときの対策にもなります。

ステイマット

足元にいるときや椅子に乗ったとき、ステイマットがあると衛生を保ちやすくなります。とくに椅子やソファに乗せるのであれば、ほかのお客さんへの気遣いとしても重要です。
お店で貸し出しをしていることも多いのですが、いつも使っているステイマットのほうが愛犬を安心させてあげやすいでしょう。

携帯トイレグッズ

トイレシート、トイレットペーパー、マナーポーチなどがあると便利です。
万一粗相をしてしまったとき、飼い主が素早く片付けましょう。お店に向かう最中にトイレをしてもスムーズに処理することができます。

ルールを守って愛犬とすてきな時間を!

ルールを守って愛犬とすてきな時間を
お外でのカフェタイムは人間だけでも楽しいものです。そこに愛犬が一緒に行けたら、きっともっと楽しい時間になりますよね。
ルールやマナーを守り、一緒にすてきなカフェタイムを過ごしてください!

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美容・健康 2022-09-30

犬がなりやすい病気は? 代表的な例と気を付けたいポイント

愛犬と仲良く暮らすなか、ふと病気について気になったことはありませんか?
人間は健康診断で異常を発見できますが、愛犬は飼い主が気を付けてあげなければ徴候を見逃してしまうことも。また、犬にはかかりやすい病気があります。

そこで今回は、犬がかかりやすい病気や自宅でできるチェックなど、飼い主が知っておきたい情報をご紹介します。

犬がかかりやすい病気4選

犬にはかかりやすい病気があるといわれています。なかには命にかかわるような病気もあり、飼い主としては心配になってしまいますよね。
ここでは犬がかかりやすいといわれている主な病気を4つご紹介します。

1.ヘルニア

ヘルニアは椎間板から髄核が飛び出してしまい、脊髄や腰の神経を圧迫する病気です。
強い痛みをともなうことがあり、ときには下半身の麻痺を引き越してしまうケースも。
原因はさまざまですが、とくに老化や激しい運動が影響すると考えられます。椎間板に負担がかかると発症してしまいがちです。

犬がヘルニアになってしまった場合、2種類の治療方法が検討されます。ひとつは外科手術、もうひとつは安静にする方法です。
外科手術は飼い主として心配になりますが、椎間板ヘルニアの原因である部分を除去できるメリットがあります。
安静にする方法は1ヶ月強ほどの期間が必要になり、レーザーによる治療やお薬の投与を並行して行います。

2.膵炎

膵炎は愛犬の衰弱が進みやすいため、できるだけ早くかかりつけの獣医師さんに診察してもらうべき病気です。膵炎は食欲不振をはじめ、下痢や嘔吐、発熱の症状を引き起こし、愛犬から体力を奪ってしまうのです。

膵炎の原因として考えられるのは以下の4つが代表的です。

・高脂肪食過多
・膵臓の損傷
・細菌による汚染
・膵管閉塞

このような原因があると膵液の分泌が過剰になり、膵臓そのものを消化する事態に。
結果として炎症が引き起こされ、膵炎になってしまうのです。

症状の深刻度によって異なりますが、膵炎の治療法は一般的に輸血療法とお薬の投与がおこなわれます。場合によっては一定期間(短期間)の断食や、低脂肪・低タンパクの食餌療法を選択する獣医さんもいます。

3.虫歯

犬でも虫歯にかかってしまうことは珍しくありません。実際、犬全体の5%ほどが虫歯を持っているといわれています。

・歯が変色している
・口臭が気になる
・食事のスピードが遅くなった
・歯周病の合併症

このような様子があれば虫歯の可能性が高いと言えるでしょう。
歯の変色や口臭は気付きやすいかもしれません。食事のスピードが関係するのは、歯が痛くて上手に食べられなくなってしまっているためです。
また、歯周病にかかっているのであれば、その合併症として虫歯になるケースも。

原因は糖分が多い食事や食べカスが歯に残りがちであることなど、人間とよく似ています。治療方法もやはり人間と似ていて、患部を削って詰め物をするのが一般的です。ただ、あまりにもひどければ抜歯が選択されることもあるようです。

4.がん

犬のがんは珍しいものではなく、死因で1位になっています。リンパの腫れや食欲不振が起き、元気がなくなったり、患部の位置によっては触れるとしこりが分かるケースも。
異変に気付いたら決して放置せず、可能な限り早急に獣医師さんの診察を受けましょう。

原因はさまざまな要素が考えられます。

・老化
・ストレス
・ホルモン異常
・遺伝

ほかにも化学物質や紫外線の影響、食品添加物の過剰摂取が関係しているともいわれています。
治療方法はおもに2種類です。ひとつは外科手術でがんを取り除く方法、もうひとつは抗がん剤による化学療法(薬物療法)になります。
また、飼い主の選択や獣医師さんの方針によっては、免疫療法や代替療法が選択されることもあるようです。

犬種別でかかりやすい病気もある? 代表的な犬種と病気

犬種によってかかりやすい病気もあります。
「この犬種だから必ずなる、ならない」というわけではありませんが、もしも愛犬の犬種が該当するようであれば気に留めておきましょう。

外耳炎・耳血腫:ゴールデンレトリバー

もともとゴールデンレトリバーは外耳炎になりやすい犬種です。ペット保険の請求事由でも外耳炎がトップクラスに多い傾向があるようです。
外耳炎にかかると耳がかゆくなるため、頭を振ってかゆみを逃がしたがるのですが、垂れた耳が当たって耳血腫になってしまうケースが見られます。

僧帽弁閉鎖不全症:チワワ、マルチーズ

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓内の弁が閉じにくくなる病気です。この病気はとくにシニア犬に発症する傾向が見られます。
発症すると肺に負担がかかってしまうデメリットも持っています。加齢によって発症するケースが多いため、シニア犬は注意が必要です。

椎間板ヘルニア:ミニチュア・ダックスフンド

前述のとおり犬がかかりやすいといわれるヘルニアですが、ミニチュア・ダックスフンドの場合はとくに椎間板ヘルニアの罹患率が高い傾向です。
ミニチュア・ダックスフンドは胴が長く、かつ足が短いため、腰に負担がかかりやすい体型です。そのため椎間板もダメージを受けやすく、ヘルニアを発症しやすくなっているのです。

結膜炎・緑内障:ジャックラッセル・テリア、シー・ズー

ジャックラッセル・テリア、シー・ズーともに大きな目の愛らしさが有名な犬種ですが、眼病が多いことでも有名です。結膜炎や緑内障にかかることが多く、仔犬からシニア犬まで年代を問わずに多く発症しています。

どちらの犬種も目が大きい長毛種であることが関係していると考えられます。
長い毛が目に入り、炎症を起こしやすいのですね。点眼薬で改善するケースもあるため、異常に気付いたらすぐに獣医師さんに相談し、重症化を防いであげましょう。

飼い主が気付いてあげたい! 病気を見つけるチェック項目

飼い主が気付いてあげたい! 病気を見つけるチェック項目
犬の病気は早期発見と治療開始で状態が改善することが多々あります。飼い主が日頃から様子をチェックし、健康管理をしてあげましょう。
普段から以下のような項目に注目してみてください。

・瞳に潤いがあり、目やにが出ていないか。眼球は濁っていないか
・耳垢が出ていないか。耳から異臭がしたりかゆそうな気配はないか
・鼻が乾燥していたり、血液混じりの鼻水が出ていないか
・口臭や歯茎の色に異常はないか
・皮膚に脱毛箇所やしこりはないか
・普段と違う歩きかたをしていないか

普段から気にかけてあげたいチェック項目です。いつも一緒に暮らしている愛犬なら、少しの異変でも気付きやすいのではないでしょうか。
「いつもと様子が違うな」と感じたら、あらためてチェックしてみてください。

また、このようなチェック項目にあてはまらなくても、「なんとなく様子がおかしいな」と思うことがあれば、早めに獣医師さんへ相談することをおすすめします。

普段からチェックを! 早期発見で愛犬の健康を守ろう

愛犬は身体の不調を言葉で訴えることができません。病気は早期発見と早期治療の開始が改善への近道です。そのためには飼い主が日頃から気を配り、異変の兆候を発見してあげるのが何よりの予防方法です。
大切な愛犬と末永く暮らせるよう、折に触れたチェックや、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。

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知る・学ぶ 2022-09-21

恐竜も爬虫類だった?! 現存する爬虫類とその特徴について

動物の中で「爬虫類」と分類されているものがありますが、図鑑で見る恐竜にどこか似ていると思ったことはないでしょうか?
実は爬虫類と恐竜には共通点がいくつかあります。

そこで今回は、恐竜と爬虫類の関係性や、現存する爬虫類についてご紹介します。

恐竜と爬虫類の関係

恐竜はその姿や特徴から、爬虫類から進化したものと考えられています。
中生代三畳紀に爬虫類は大きな発展を遂げ、魚竜、真獣類、トカゲ(後のヘビ、モササウルス)、カメ、ワニ、翼竜、恐竜と多くのグループに分けられました。

そもそも爬虫類が陸に上がることができた理由

爬虫類が陸に上がることができた理由は、まず爬虫類の体の特徴である「硬い角質でできた丈夫な鱗や殻」にあるといわれています。
これによって、水がない陸上でも爬虫類の体からは水分が失われることがありません。
また、卵を覆っている殻が硬いということもあり、孵化するまで外敵から守り、乾燥に耐えられる強さを持っていることも理由になります。

中生代白亜紀は爬虫類の楽園だった

白亜紀には、現世とは比較にならないほど多くの爬虫類のグループが存在しました。
その中で現世に残っているのは、ご存知のように、トカゲ、ヘビ、カメ、ワニのグループだけです。
今から約6550万年前、現在のユカタン半島に直径10kmの巨大な隕石が落下し、この隕石は直径200kmのクレーター(チチュルブ・クレーター)を作り、大規模な火災と砂煙を発生させて気温を低下させました。
その結果、恐竜をはじめとする多くの生物が絶滅したのです(白亜紀末の大量絶滅)。

そんな中この過酷な環境を生き抜いた生物がいますが、その生き残った生物には恐竜に虐げられていたという共通点があります。
恐竜の時代、広大な陸と海の多くは、さまざまな恐竜に支配されていた中で、大型恐竜が生息しない「水辺」に生息する生き物たち、つまり現存する爬虫類です。
陸上にはティラノサウルスなどの巨大な肉食恐竜、そのほか海にも巨大な肉食恐竜がいました。
しかし、限られた生息地である川に生息する恐竜は少なく、爬虫類は川を生息地とし、巨大なワニなどの大型爬虫類が発達していったのです。

体温調節ができないという欠点が逆に利点に?

そうなると爬虫類はどうやって生きてきたのでしょうか?
爬虫類は、生存に必要な水がある水域に生息していて、水で高熱を避けつつも保温することができたため、厳しい環境でも生き延びることができたという説があります。

また、恐竜が体温を維持できる恒温動物で、爬虫類は体温を維持できない古いタイプの変温動物であったことも幸いしたとも言われています。

体温を維持するためには、大量の食料を必要としますが、ヘビやカメなどが冬眠するように、爬虫類は体温調節動物であるため、気温が低くなると代謝活動を低下させます。

鳥類も元は恐竜だった?

鳥類は恐竜から進化してきたと考えられています。
大型の恐竜が陸上を支配していたのに対し、鳥類となった恐竜は、他の恐竜が支配できない空を生息地としました。
地上で弱い鳥たちは、穴や木の空洞に巣を作り、このような隠れ場所によって、災害から逃れることができたのではないかと考えられています。

足首の関節が頑丈な構造で、脚は前後方向にしか動かせないという特徴を鳥類が受け継いでいるので、「恐竜は絶滅していない」と言われることさえあります。

恐竜は「鳥盤類」と「竜盤類」の2種類に分かれる

鳥盤類は、骨盤の形が鳥に似ていることからそう呼ばれていて、鳥盤類には、アンキロサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプス、イグアノドンなどが含まれます。
そして竜盤類は、骨盤の形がトカゲに似ていて、四足歩行の草食動物ディプロドクスやスーパーサウルス、二足歩行の肉食動物アロサウルスやティラノサウルスが含まれます。

恐竜に近いワニ類

ワニは現生爬虫類でもっとも恐竜に近い種です。
すべての生物は、生物学的分類によって分類されていますが、まず基本的な情報で両者をみてみましょう。

本題の爬虫類の代表種「イリエワニ」は、どのように生物学上で分類されているのでしょうか?

・ドメイン 真核生物
・界 動物界
・門 脊椎動物門
・綱 爬虫綱
・目 ワニ目
・科 クロコダイル科
・属 クロコダイル属
・種 イリエワニ

イリエワニは上記ように分類されています。

では、恐竜の代表格であるティラノサウルスはどうでしょうか。

・ドメイン 真核生物
・界 動物界
・門 脊椎動物門
・綱 爬虫綱
・目 竜盤目
・科 ティラノサウルス科
・属 ティラノサウルス属
・種 ティラノサウルス・レックス

上記の分類になります。

ワニと同じ「綱」であることまでがわかります。
つまり、生物学的には恐竜も爬虫類の仲間なのです。
すると、生きている爬虫類(ワニなど)と絶滅した爬虫類(恐竜)は何が違うのでしょうか?
その答えは、立ち方と歩き方にあります。

恐竜は二足歩行を特徴としている

現在の爬虫類と恐竜の違いは、脚の付き方にあります。
ご存知のように、爬虫類は二足歩行をしません。脚は横に伸びています。
膝は90度近く曲がっていて、全体重を体全体で支えている。爬虫類の「爬虫」は「爪を立てる」「地面を這う」という意味ですが、まさに今の爬虫類がそうです。

一方、恐竜は脚が下向きに生えていたため、2本足で歩きました。
膝をまっすぐに伸ばし、2本の脚で全体重を支えることができたのです。
トリケラトプスなど4本足の恐竜もいますが、その祖先は2足歩行だったと考えられています。
もし、ワニと同じ爬虫類の「トカゲ」を見かけたら、その膝の角度に注目してみてもらえると、膝は90度近くまで曲がっているはずです。

日常生活で馴染みのあるトカゲについて

日常生活で馴染みのあるトカゲについて
爬虫類の中で最も身近な存在と言えるのがトカゲでしょう。
その数なんと約4,500種類も存在しています。
さまざまな環境に適応できるため世界中に生息していて、日本でも多くの種類が存在します。

トカゲの生態と特徴は?

トカゲの多くは4本足で長い尾を持ち、地上や樹上でも素早く移動することができます。
生息地は温帯林や熱帯林、高山、砂漠などさまざまで、ほとんどのトカゲは食虫類を含む肉食性ですが、中には植物食のトカゲもいることが知られています。
体温が周囲の環境に影響されやすく、寒いと感じたら暖かい太陽の下に行き、暑いと感じたら日陰や水の中に入るなどして体温調節をする習性があります。

「尻尾切り」は全てのトカゲがするわけではない

トカゲは外敵から逃げるために自分の尾を切ることが有名ですが、これは全てのトカゲが行うわけではありません。
尻尾を切るのは、ネズミやイタチ、鳥などの外敵に掴まれた時で、先を切って草むらに逃げ込み、残った尻尾が体から離れた後もしばらく動くため、敵がそれに気を取られている間に逃げることができるのです。
切断された尾は基本的には数ヶ月で再生しますが、前より小さくなったり、形が少し変わったりすることが多いです。

実は分類学的に見ると、トカゲはヘビとかなり近い存在で、トカゲの中にはヘビと同じように足がない種類も存在します。
トカゲとヘビの大きく異なる点は、ヘビはまぶたがない代わりに目が透明なうろこで覆われていたり、耳の穴の代わりに音を筋肉や骨に伝えて感知していたりすることが挙げられます。

好きな生き物の祖先や生態を調べてみよう

いかがでしたでしょうか。生物の分類や進化の過程を詳しく調べてみると「想像と違っていた」という情報がまだまだあることに気がつくと思います。
もし気になる生き物がいたら、生態や仲間、祖先などを調べてみると面白いことがわかるかもしれませんよ!

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美容・健康 2022-09-13

ペットが出産! 飼い主の心構えと過ごし方について

愛犬や愛猫の出産は、飼い主にとっても大きな出来事です。
ただ、出産はどんな動物にもリスクがあります。環境や状況が悪ければ出産失敗という残念な結果にもなりかねません。

今回は、主に犬や猫などのペットの出産時、飼い主がするべき準備や適切な対応について詳しくご紹介します。

妊娠に気付いたらどうするべき? 愛犬・愛猫の様子をよく観察

愛犬や愛猫の妊娠に気付いたら、飼い主はまず何をするべきなのでしょうか。
安心してお産を迎えられるよう、しっかりと様子を観察し、できるだけ準備を整えてあげましょう。

人間の女性のような様子を見せることも

犬や猫が妊娠すると、人間の女性のように体調に変化が起こる場合があります。食欲不振、食べ物の好みの変化、個体によっては嘔吐することも。
飼い主が妊娠に気付いていないと「まさか病気では?」と心配になってしまいそうです。また、病気の可能性がないとは言えないため、心配であれば獣医師さんに相談してみるのも良い選択です。
食欲不振が続くと、母体の体調だけではなく、お腹の赤ちゃんの成長にも影響が出てしまいかねません。できるだけ栄養補給しやすいご飯を用意してあげましょう。

「犬は安産」と信じ込まないで

昔から「犬は安産」といわれています。たしかに出産数が多いためか、昔から縁起が良いと思われ、お守りにもなるほどよく聞くことですが、すべての犬が安産というわけではありません。
個体によって差がありますし、小型犬はとくに難産になる可能性が高い傾向があります。愛犬が必ずしも安産を迎えられるとは限らないため、難産に備えた準備も必要です。

万一のときにはかかりつけの獣医師さんと連絡できる体制を整えたり、対処方法を学んだりしておくと安心です。場合によっては自宅ではなく、病院で獣医師さんに管理してもらいながらの出産も視野に入れましょう。

生活習慣の変化は必要なし

「妊娠中は生活習慣を変えたほうがいいの?」と考えるかもしれません。しかし、基本的には通常通りの生活で大丈夫です。
つわりや食欲不振などで体調が悪くなるようであればサポートが必要ですが、いつもの様子や定期検診で変わったことがなければいつもの生活をさせてあげましょう。

いよいよ出産! 何より飼い主が落ち着いて

出産時期が近付くと、飼い主もそわそわしてしまいますね。むしろ「愛犬や愛猫のほうが落ち着いているような…」ということも。
ペットは飼い主の様子に敏感です。落ち着かない態度を見ると不安になってしまうかもしれません。頼れる飼い主としてどっしり構え、安心して出産できる環境を整えてあげましょう。

愛犬・愛猫が安心して出産できる環境作り

出産に集中できるよう、まずは清潔で静かな場所を用意します。出産時にはデリケートになるため、周囲からの視線を遮るようなついたてや壁があると落ち着きやすいでしょう。
ほかにも以下のような出産時に役立つ道具をそろえておくと安心です。

母体が出産する産箱

出産スペースに置いておきます。母体が横たわれる大きさで、産まれた子がどこかへ行かないよう、低めの壁があると良いでしょう。底には新聞紙やタオルを敷き、出産中に汚れたら取り替えてあげます。

はかり

産まれた子の体重を測ります。それほど大きな重量に対応できるものでなくても構いません。子の体重は1kg~2kg程度なので、キッチンスケールでも間に合う場合があります。

タオル

タオルは乾いて清潔なものを複数枚用意します。産まれた子の身体を拭いたり、体温を上げたりするために使います。濡れたタオルは体温の低下につながるため、使用しないでください。

はさみ、糸

へその緒を切るときに必要です。消毒したもの、あるいは新品を用意しましょう。

桶や洗面器

産湯を入れるために使います。なお、産湯の温度は手で触れて「少しぬるいかな?」と感じる程度がベストです。

出産直前! 気付いてあげたい徴候の例

いよいよ出産時期が近付くと、お母さんは普段と違う様子を見せ始めます。

体温の低下

出産開始の12時間~24時間ほど前から、母体の体温が少し下がります。おおむね1℃ほどの低下になるため、日頃から体温を測っておくと分かりやすいでしょう。
犬も猫も通常時は38℃ほどですが、出産直前になると37℃ほどになることが多いようです。

食事を取らなくなる

食欲がなくなったり、嘔吐したりする様子を見せるようになります。

陣痛が起きる

陣痛が原因でそわそわと落ち着きがなくなったり、神経質になったりします。ときには不安定な動揺を見せることもあるため、飼い主ができるだけフォローしてあげましょう。

寝床や産箱を掘るように引っ掻くことも

産まれてくる子を迎え、育てるスペースを確保するため、本能的に巣を作ろうとしています。営巣本能と呼ばれています。異常な行動ではないので見守ってあげてください。

分泌物が出てお産が始まる

局部から透明の分泌物が出ればお産の始まりです。やがて子が産まれてきます。
もしも分泌物にひと目で分かる異常があれば胎盤剥離や異常分娩の可能性が考えられます。その際には獣医師さんに連絡しましょう。

出産時・出産後にはどうするべき?

出産時に何かトラブルがあればすぐに獣医師に連絡します。明らかな異常ではなくても、飼い主が不安を覚えるようなことがあれば連絡してアドバイスを求めましょう。
無事に出産を終えたら、母体がゆっくりと休めるように環境を整えてあげます。
充分な量で食べやすいご飯、新鮮で清潔な水などを用意して、少し離れた場所から見守りましょう。

産まれた子どもたちや今後の出産についてもよく考えて

産まれた子たちの可愛らしさにうっとりするばかりではなく、その養育にも力を入れなければいけません。出産後、飼い主が気を付けたほうがいいことについてご紹介します。

母の育児放棄に注意

出産で体力を使い果たした場合、母が子のお世話を拒否するケースがあります。
その徴候が見えるのであれば、飼い主や家族たちが代わりにお世話をする必要があります。

子の譲渡先を事前に決めておく

犬や猫は複数の子を産むため、すべての子を自宅で育てるのは難しい飼い主も多いでしょう。かと言って無責任に放置するわけにはいきません。出産前に譲渡先を決めておくと安心です。
ただし、有償の譲渡は動物取扱業の登録がないとできません。登録せずに有償譲渡をすると法律違反になるため、譲渡先を決める際には注意してくださいね。

今後の妊娠・出産についてよく考える

新しい命が誕生する妊娠・出産は嬉しいことですが、その反面、母体に大きな負担がかかります。今後の妊娠や出産はどうするのかをしっかり考え、愛犬や愛猫にとってベターな選択をしてあげましょう。

準備と心構えが大切! 安心して新しい命を迎えられる環境を

準備と心構えが大切! 安心して新しい命を迎えられる環境を
人間も動物も、出産で新しい命を迎えることは大きなライフイベントです。お母さんにとって負担が大きいため、できる限り環境を整えて、安心して出産できるようにしてあげたいですね。
出産に使う道具の用意をはじめ、かかりつけの獣医師さんとのホットラインの確保や、産まれた子の譲渡先の決定などは、事前から心がけておきたいポイントです。

産まれたあとも飼い主のフォローが必要です。愛犬や愛猫が安心して出産し、そして育児ができるよう、見守りながらも手伝っていきましょう。

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