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美容・健康 2022-07-19

気付いたら早めの検査を! 犬もかかる白内障

犬も人間と同様に、白内障になるケースが少なくありません。
「最近、よくぶつかるようになった」「目が何となく白く濁っているような…?」そんな症状に気付いたら、白内障を疑ってみる必要があります。

今回は、犬の白内障の症状や、飼い主ができるケアなどについて詳しくご紹介します。

犬の白内障ってどんな病気?

愛犬とアイコンタクトをしたとき、目の内部にある水晶体をチェックしてみてください。白く濁っていれば白内障の可能性があります。

白内障は水晶体が白濁し、視力が低下していく病気です。放置しておくと失明することも。
進行すると痛みをともなう合併症(ぶどう膜炎、緑内障など)を併発してしまうケースもあるため、気付いたら早めに対処してあげましょう。

犬が白内障になる原因は?

最初におさえたいポイントは、「白内障は食生活や空気感染によってなるものではない」ということです。
ごはんや空気の汚れ、ほかの白内障の犬と接触したから…などが原因ではありません。その点は考えすぎないでください。

犬の白内障の原因は、多くの場合、以下のいずれかに当てはまるようです。

・加齢
・遺伝
・白内障以外の疾患
・目やその付近に負った外傷

しかし、もし心当たりがあったとしても素人が確実に「これだ!」と言い切るのは難しいものです。まずは動物病院へ行き、獣医さんに診断してもらいましょう。

加齢

犬が白内障になる原因は、まず加齢が考えられます。人間も69歳を超えると半数以上の人が白内障になると言われているほど、加齢と白内障の関係は密接です。犬も同様で、歳を取れば白内障にかかるリスクが上がります。
ただし、犬の白内障は若い世代の発症も多く確認されています。6歳未満で発症する若年性白内障もあるため、日頃から水晶体の色や動作をチェックしてあげましょう。

遺伝

犬の白内障は遺伝も関係しています。親が白内障にかかっていれば、その子も同様に罹患するリスクが上がるのです。「遺伝性白内障」と呼ばれるケースです。
遺伝性白内障は大型犬や小型犬にかかわらず、比較的多くの犬種で起こり得る病気です。しかし、やはり発症しやすい犬種も存在します。
とくにトイプードルや柴犬、チワワ、ジャックラッセルテリア、雑種は注意したほうが良いという声もあります。獣医さんによっては1歳から眼科検診を勧めるケースもあるようです。

白内障以外の疾患

ほかの疾患から白内障が引き起こされるケースもあります。代表的な疾患は糖尿病です。ほかにもアトピー性皮膚炎や甲状腺の機能低下が関係し、白内障の発症につながることがあります。
また、強すぎる紫外線も水晶体に悪影響を及ぼしがちです。

目やその付近に負った外傷

白内障は外傷によっても引き起こされます。散歩中や家の中で怪我をしないように注意してあげましょう。

白内障の症状は? 進行するとどうなる?

犬の白内障は段階を踏んで進行していきます。初期ははっきりと分かる症状が出にくいため、気が付くと進行してしまっていることも。

初期段階

「初発白内障」と呼ばれます。初期段階は水晶体がわずかに濁る症状です。外部から見ても見逃してしまいやすい程度の濁りであり、犬もとくに視力に不自由を感じない段階です。

中期段階

「未熟白内障」と呼ばれる段階です。初期段階よりも水晶体の濁りが広がっています。この時点で物にぶつかる・活動が鈍るなど、犬の行動に変化が現れることが多くなります。

後期段階

「成熟白内障」と呼ばれます。外部から見るとはっきり分かるほど水晶体が白濁し、犬も行動に不自由を感じるようになる段階です。中期段階よりも物にぶつかることが増えたり、あまり外出したくない様子を見せたりするようになります。

後期段階・2

「加熱白内障」と呼ばれます。この段階になると水晶体は溶け出しており、透明に戻ったかのように見えることも。実際は白内障の末期状態で、失明や痛みをともなう合併症が起こる可能性があります。

犬の白内障の予防方法について

白内障は確実に予防できる方法というものがないため、日頃から眼科検診を受けて早期発見につなげることが大切です。
ただ、糖尿病になった犬の白内障の発症率は高いと言われています。ほかにも強い紫外線による水晶体への悪影響や、外傷による発症も考えられます。

糖尿病にならないための健康管理や、強い紫外線に長時間当たらないこと、怪我をさせないよう注意するなど、白内障を誘発しやすい原因を避けることによって、発症を抑えることにもつながるでしょう。

老化による発症を抑える効果を狙い、抗酸化作用のあるサプリメントや食品を食べさせるのもひとつの方法として紹介するドクターもいます。

犬の白内障は治せるの? 早期発見が大切

残念ながら、犬の白内障を完全に治す方法はありません。根治を目指すというよりは、進行を遅らせ、失明を防ぐために薬による治療や手術を行う対処になります。

薬による治療

比較的初期にあたる初発白内障と未熟白内障の段階であれば、薬による治療を勧めるケースが多いようです。点眼薬やサプリメントを使い、症状の進行をできるだけ遅らせる方法です。

手術による治療

成熟白内障、加熱白内障のように後期まで進行している場合、手術が選択されることもあります。人工レンズをもちいた手術で、術後の視力回復を狙う方法です。
ただ、費用がかかることや合併症のおそれがあること、執刀を手がけているドクターが少ないという悩みも。そして手術をしても視力の回復が見込めない場合もあるため、手術そのものを勧めないドクターもいます。

もし愛犬が白内障になってしまったら

もし愛犬が白内障になってしまったら
愛犬が白内障になってしまったら、できるかぎりのことをしてあげたいですよね。今までよりも愛犬の視野が不自由になった事実をふまえ、できるだけ暮らしやすい環境を保てるように心がけましょう。

室内のレイアウトを変えないようにする

白内障が進行すると目が見えにくくなり、家具へのぶつかりや躓きが心配になるものです。レイアウトを変えて安全に動きやすくしてあげたくなりますよね。
しかし、犬は家の中をある程度記憶しているため、大がかりなレイアウト変更は不要です。むしろ急にレイアウトを変更すると、位置関係が分からずに戸惑ってしまいます。
レイアウトを変更するのではなく、動線にある小物をどかしたり、躓きそうなくぼみを埋めてあげたりするなど、細かい部分に配慮してあげましょう。

交通量が多い場所や危険な場所は抱っこしてあげる

愛犬が嫌がらないのであれば、今まで通りに散歩に連れて行ってあげましょう。運動は健康維持のためにも大切です。
以前よりも視野が狭くなっているため、交通量が多い場所、愛犬にとって危険だと考えられる場所では抱っこをすると安心です。公園や広場など、危険や障害物が少ない場所に連れて行き、のびのびと運動させてあげてください。

早期発見が鍵! 定期的な眼科検診を

白内障は症状が進行してしまうと失明のおそれもあるため、早期発見と治療開始が大切です。日頃の様子を観察し、少しでも「おかしいな」と思うようなことがあれば、早めに動物病院に連れて行ってあげてください。

白内障の発症を遅らせる効果が期待できる食生活やライフスタイルを取り入れるのもおすすめです。そして何より、定期的な眼科検診を受けましょう。早期発見には一番の方法です。

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暮らし 2021-10-22

一緒に飼うのは難しい? 同居相性の悪い動物の組み合わせとは

「異種でもこんなに仲良くできるんだ!」。
違う種類の動物が仲良くしている様子は大変微笑ましく、信頼や愛、友情といったものが動物間にも存在するのだと気付かされます。
私たちが牧場で穏やかな気持ちになるのは、牛や馬、羊、鶏、牧羊犬などの異種動物が同じ空間でほのぼの仲良く暮らしている様子に心が癒されるからなのかもしれませんね。
このようなことから、異種動物を一緒にお迎えしたいと思っている方も多いでしょう。

しかし、現実は理想通りにはいきません。
飼育する動物によっては相性の悪い組み合わせがあるため、異種動物を一緒に飼う場合は少々注意が必要です。
異種動物を同じ屋根の下で飼うには、それぞれの習性や性格、体の大きさ、飼育環境などを総合的に考慮し、お互いにストレスがたまらないように配慮しなければなりません。

そこで今回は、同居相性の悪い異種動物の組み合わせや、飼育の際の注意点などについてご紹介します。

相性が良くない異種動物の組み合わせとは?

人間界でも何かと問題になる「相性」の問題。相性が良ければさまざまなことが上手く進みますが、相性が悪ければ生活全般に影響が出ます。
動物の相性はほとんどの場合、習性が決め手となりますが人が矯正できるものではないため、最善の対処法は「そもそも一緒に飼わないこと」にほかなりません。
たとえば、次に挙げる動物は一緒に飼わない方が良いでしょう。

犬と小動物

「人間にとっての最良の友」といわれる犬。賢くて従順、そしていざというときは飼い主さんを命懸けで守る勇敢さまで持ち合わせている動物です。
しかし、同居する異種動物に対しても同じかといえば、そうではありません。
犬は基本的に温厚な動物ですが、狩猟犬として飼われていた犬種の場合はハムスターや鳥、ウサギなどの小動物を本能的に襲ってしまうことがあります。

また、狩猟犬でなくても、犬には「動くものを追いかける」という習性があります。
「ちゃんとしつけているし、うちの子は優しい子だから大丈夫」と飼い主さんが思っていても、ふとしたきっかけで追いかけたり、手を出したりしてしまうことは十分起こり得るのです。
犬は遊んでいるつもりでも、小動物にとっては大きなダメージやストレスとなり、食欲不振や脱毛、元気喪失などを招いてしまいます。
小動物は全般的にストレスに弱いので、場合によっては命を落としてしまうことも。

猫と小動物

犬と同じく、人間の長年の友として愛され続けてきた猫。最近は猫ブームで猫をお迎えする方が急増していますが、すでに他の動物、特に小動物を飼っている場合には犬と同様に注意が必要です。
特に猫の捕食対象となり得るハムスターやモルモット、小鳥などは油断すると猫に襲われて怪我を負わせてしまうことがあります。
そうなると当然、小動物は身の危険を感じて大きなストレスを抱えることになりますし、飼い主さんも同じ空間でペットたちを遊ばせることができなくなります。

猫と金魚

猫と金魚の場合は相性というより、猫の習性ゆえ同居しない方がベターです。
水槽の中身に興味を抱いた猫が水槽の蓋をなんとかしてこじ開け、中の金魚を捕まえようとすることが多々あります。
室内スペースの関係上、どうしても猫と金魚を同じ空間で飼わなければならない場合は水槽の蓋にテープを貼ったり、蓋をロック付きのものに交換したりするなどして対策を立てましょう。
猫が金魚を捕獲してしまうと、そのまま食べてしまうことも…。飼い主さんとしては想像したくない光景です。

ウサギとフェレット、モルモット

ふわふわの毛につぶらな瞳。草食動物特有の優しい佇まいが特徴のウサギですが、意外にも縄張り意識が強いので、同じように縄張り意識が強いフェレットとの同居は避けた方が良いでしょう。
また、フェレットは肉食動物であり、肉食動物にとってウサギは捕食の対象、つまり獲物でしかないのです。
ペットとして育てられているフェレットでも本能が消えることはないので、ウサギと一緒に飼うのはオススメできません。
また、モルモットも一緒に飼うのは避けましょう。
ウサギには「ボルデテラ菌」という菌が存在しており、モルモットに感染すると命に関わる恐れがあります。

ペット界のツートップ、犬と猫の相性は?

ペット界のツートップ、犬と猫の相性は?
一般家庭で飼われるペットを語る上で外せないのが犬と猫の相性についてです。
犬と猫の祖先は「ミアキス」という動物であり、お互いにまったく無関係の存在ではありません。そうなると相性は良さそうに思えますね。
しかし、犬と猫の相性については「個体の性格や飼育時期・環境による」としか言えません。

子犬・子猫の時代から一緒に暮らしており、お互いにストレスがたまらない関係であれば何ら問題はありませんが、犬と猫に大きな体格差があったり、犬がよく吠える子だったりした場合は猫が怖がって大きなストレスを抱えてしまうでしょう。
最近の動物病院では犬と猫の待合室を別々にする、診療時間をずらすなどして犬と猫が同じ場所に滞在しないように配慮しているところがありますが、これは猫の恐怖心を少しでも和らげるための対策なのです。
犬は「遊ぼう!」と興奮して吠えていても猫にとっては恐ろしいですし、うるさいのでストレスそのもの。
また、飼い主さんにかわいがられる猫に犬が嫉妬して攻撃してくる可能性も否定できません。

このような理由から、犬と猫を一緒に飼う場合には同居させるときの年齢、それぞれの性格、成長してからの体格差を検討し、どちらにもストレスをためさせない工夫を心がけましょう。

異種動物を一緒に飼う時の注意点

犬と猫、ウサギと鳥、犬とフェレットなど、ペットにする異種動物にはさまざまな組み合わせがありますが、どのようなパターンであっても一緒に飼うと決めた際は次のような点に留意しましょう。

飼育空間を別にすることも考えておく

相性の悪い動物を同じ家で飼う場合は、飼育する部屋を完全に分けて接触しないように気をつけましょう。
また、犬と小動物を飼う場合、部屋を分けても小動物が犬の鳴き声におびえたり、ストレスを感じたりすることもあるので、鳴き声が聞こえない工夫や無駄吠えさせないしつけにも取り組んでみてください。

動物それぞれの習性を理解する

動物の習性を理解していなければそれぞれに快適な飼育環境を与えられません。
お迎えする動物に関する正しい知識を身につけて、快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。

迷ったときは獣医師に相談を!

異種動物を同居させるか検討する際、少しでも不安や迷いがあるようなら動物病院の獣医師や動物看護師に相談してみましょう。
日々、動物たちの病気・怪我の診察にあたっている獣医師や動物看護師は、動物同士の争いや同居ストレスによる病気について熟知しています。

まとめ

同居相性の悪い異種動物の組み合わせや、飼育の際の注意点などについてご紹介しました。
しつけのできる動物は異種動物と同居できる場合もあります。しかし、どんなに賢くても、本能や習性によっては一緒に暮らす動物を襲ってしまうこともあるので十分に注意しなければなりません。
動物の大きさや性質、習性、生活環境などを飼い主さんがしっかりと調べて理解し、ストレスなく安全に過ごせる環境を作ってあげることが大切です。
また、異種動物を狭い空間に同居させること自体、本来非常に難しいので、「仲良くなれること」を前提としたペット購入は控えましょう。

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