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知る・学ぶ 2023-09-29

ペットにケージは用意するべき? 必要な理由やサークル、クレートとの違い

ペットを飼うとき、「室内飼いでもケージは必要かな?」と考えるかもしれません。また、サークルやクレートもあるため、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
飼い主とペットが安心して暮らすためにも、ケージの使用はおすすめです。今回は、ケージのメリットやサークル・クレートとの違いについて詳しく解説します。

ケージやサークル、クレートそれぞれの違い

ケージ、サークル、クレートは「ペットを入れる囲い、入れ物」という役割ですが、それぞれ用途や特長が異なっています。目的に合わせたものの用意が必要です。

ケージ

ケージは天井、側面、床が柵で覆われています。見た目は檻のようですが、広さや種類を考えることにより、ペットにとって快適な環境が作れるタイプです。いわば家のなかに作る小さな部屋であると考えて差し支えありません。子供部屋のようなものですね。
素材は金属やスチールなど頑丈なものが一般的です。種類によっては布製で、折りたたみや持ち運びがしやすいタイプもあります。

サークル

サークルはケージと似ていますが、天井がありません。種類も多く、床がついているもの・ついていないもの、トイレスペースが設置されているもの、布製で折りたたみや持ち運びがしやすいものなど様々です。
エサや水の交換がしやすいということや、複数のパネルや柵を組み合わせて作るため、大きさの調節が容易という点にメリットがあります。

クレート

クレートは天井付きのカゴのようなものです。動物病院に連れて行くときや、旅行先でペットの居場所を確保したいときなどに使いやすいメリットがあります。
ケージやサークルと違って手軽に持ち運べるため、お出かけのときにはぜひ使いたいグッズです。

ケージを使う必要性は? ペットが快適に暮らせる重要アイテム

ケージが必要かどうかは飼い主さんの判断が一番大切ですが、ペットの性質によっては快適に暮らすために役立つアイテムであることは間違いありません。

ペットと家族の間に安全なスペースを作れる

どれほど賢いペットでも、小さなお子さんや動物に不慣れな人と同じ空間に居続けるのは大変なこと。場合によってはストレスを感じます。
ケージを活用すれば、人間とペットの間に適切な距離を設けられます。お互いに嫌な思いをせず、穏やかな時間を過ごしやすくなるでしょう。

ペットが安心して暮らせる自分だけの空間になる

いくら自由に過ごせる家だとしても、ときには一人になりたいと思うものです。人間もそんなときがあるのではないでしょうか。
ケージがあればペットが一人になれる空間が作れます。屋根がついているためパーソナルスペースとしてのほどよい密閉感もあり、穏やかな時間を過ごせるでしょう。

ペットの安全を守る

ケージには天井がついているため、落下物をはじめとした上部からの衝撃を防ぎやすい安心感があります。
また、脱走を防ぐ効果もあります。掃除で窓を開けていたら、サークルから飛び出して行ってしまった…ということもありません。屋根がついているケージだからこその安全策ですね。

ケージを選ぶポイントは? ペットに合わせた条件を考えて

ケージを選ぶときにはいくつかのポイントを考えながら選びましょう。特に大きさについては要注意です。

ペットが安心して過ごせる大きさかどうか

ケージにはある程度の大きさも重要です。ペットが過ごしやすい広さが必要になります。狭すぎれば窮屈になってしまい、ケージに入れることが可哀想に思えてしまう可能性があります。
また、逆に大きすぎれば家の空間を圧迫してしまいかねません。そうなると飼い主が生活しづらくなってしまいます。人間もペットも過ごしやすい大きさを選びましょう。

成長したときの大きさも考えて

ペットが成長したとき、ケージが狭くなりすぎないかどうかも考える必要があります。成長したときに狭すぎると過ごしづらくなりますし、ケージに入ることを嫌がるようになってしまうかもしれません。
最初から大きめのケージを買っておく、成長とともに新しいケージを買うなど、飼い始めの頃から考えておく必要があるでしょう。

ケージと一緒にそろえると便利なグッズ

ペットにとって快適な空間になるように、ケージと一緒に色々なグッズをそろえてあげるのもおすすめです。トイレトレー、ベッドなどが役に立ちます。
トイレトレーはトイレトレーニングにも便利です。ペットの体よりも少し小さめのものを選びましょう。成長にともなって買い換えてあげられることが理想的です。周囲への飛び散りが気になるのなら、囲いがついたタイプも検討しましょう。

ベッドは様々なタイプがあります。しつけが完了するまではペットがボロボロにしてしまったり、粗相をしてしまったりする可能性があるため、買い換えや洗濯がしやすいものがおすすめです。
また、必ずしもベッドを購入する必要はありません。お気に入りの毛布やクッションのほうが眠りやすそうな様子があるのなら、そちらを使わせてあげるのもよい選択です。

ケージに慣れればペットも安心! 快適に暮らせる環境を

ケージに慣れればペットも安心! 快適に暮らせる環境を
ケージは檻のようにも見えるため、「閉じ込めるようで可哀想」と思うかもしれません。ただ、ケージにはケージのメリットがあることも確かです。適切な環境を整えてあげれば、ペットにとって快適な場所になります。
一緒に暮らすうえでメリットが大きい方法を選び、ペットと飼い主で楽しく過ごしましょう。

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知る・学ぶ 2023-01-20

お散歩用リードやハーネスの役割は? 選ぶポイントについて

首輪をはじめ、「リード」や「ハーネス」も愛犬の散歩に必須のアイテムです。どの種類にもメリット・デメリットがあり、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも。
ときには命綱として愛犬を守る大切なものですので、特徴やメリット・デメリット、そして愛犬に適したタイプの選び方について確認しておきましょう。

リードとハーネスの特徴は?

リードとハーネスは飼い主と犬を結ぶ装具です。どちらも愛犬の行動を適切にコントロールする役割を果たし、愛犬と周囲の人の安全を守ります。
ここでは、それぞれの特徴について見てみましょう。

リード:首輪やハーネスにつける引き綱

リードは首輪やハーネスにつける引き綱です。1メートル程度のものから5メートル程度のものなど長さには幅があり、愛犬の行動や使う場所で使い分けられます。
また、巻き取り機能がある伸縮リード・フレキシブルリードもあります。目的にあわせた選択が可能です。
素材は布製やナイロン製をはじめ、本革や合皮など幅広いタイプが使われています。飼い主や愛犬の好みにあわせて選びましょう。

ハーネス:胴体につける胴輪

ハーネスは胴体につける胴輪です。前脚を通して胴に装着する形になり、首輪よりも抜けにくい特徴があります。
最近は首輪よりもハーネスを選択する飼い主さんも多くなり、犬の特徴や性格にあわせられるよう、多くのタイプが販売されています。
散歩のときにはハーネスにリードをつけ、愛犬の行動をコントロールします。

リードとハーネスのメリット・デメリットは?

リードとハーネスのメリット・デメリットを見てみましょう。リードは首輪とハーネスの両方につけるため、それぞれ比較しながらご紹介します。

リードのメリット・デメリット

首輪・ハーネスの両方で共通するリードのメリットは、愛犬の安全確保に役立つ点です。散歩中の急な飛び出しをはじめ、思わぬ行動を咄嗟にコントロールできます。愛犬や周囲の人の安全を考えると、ノーリードOKの場所以外では必須だといえるでしょう。
首輪につけるリードは愛犬へのオーダーを伝えやすいことも大きなメリットです。ドッグトレーニングではそのメリットを活かし、首輪が使われます。

一方、ハーネスは身体へ伝わる衝撃を分散するため、リードから愛犬へのオーダーが伝えにくくなっており、これがデメリットにあたるでしょう。
しかし、首輪につける場合もデメリットがないわけではありません。リードからの衝撃が首に集中するため、ハーネスと比較すると首や気管への負担が生じやすくなります。
飼い主のなかには、まだ若くて元気なうちは首輪をし、歳を取って気管を含めた身体のおとろえが感じられるようになってからはハーネスに変える人もいます。愛犬の年齢や状態も考慮すると、ベストな選択ができそうですね。

ハーネスのメリット・デメリット

ハーネスのメリットはリードから伝わる身体への衝撃を全身に分散しやすく、愛犬が負担を感じにくいということです。首輪とリードの組み合わせでは首に負担が集中しがちですが、ハーネスではその心配がありません。
犬が強く引っ張っても、首輪と違って胴にぴったり装着されているため、抜けにくいのもメリットです。活発で元気な愛犬につけてあげれば飼い主も安心ですね。

デメリットは愛犬へのオーダーが伝わりにくいこと、装着に時間がかかることです。
首輪と違い、ハーネスは衝撃が分散されます。それ自体は愛犬の負担を減らす大きなメリットなのですが、一方ではオーダーのためにリードを引いても飼い主の意思が伝わりにくいデメリットにもつながるのです。
首輪に比べ、装着にも時間がかかります。とくに購入したばかりのハーネスの場合、慣れるまでどこから脚を入れればいいのか、形はどうなっているかなど迷う点が多いでしょう。正しく装着しなければ散歩中に外れてしまう恐れがあります。時間がかかってもしっかり装着してあげましょう。

愛犬のタイプに合わせてベストな選択を

リードをつける首輪とハーネスは、どちらが愛犬に向いているでしょうか。選ぶときには愛犬の犬種・体格・性格など、ぴったりのものを選択して安全を確保してあげましょう。

首輪が向いているのはこんな犬

首輪が向いているのは「首が細くない犬」「しつけをしたい時期の犬」です。大型犬・小型犬のどちらでも使えます。ただし、首や気管に疾患がある場合には無理をしないほうがいいでしょう。
また、首が細い犬に首輪はあまりおすすめできません。オーダーのたびに首に負担がかかるため、衝撃で首を痛める恐れがあるためです。
しかし、しつけのために使いたい方もいらっしゃることでしょう。もし不安ならドッグトレーナーに相談し、適切な使用方法をマスターすれば安心です。

ハーネスが向いているのはこんな犬

ハーネスが向いているのは「引っ張り癖がある」「気管など呼吸器が弱い」といった特徴を持つ犬です。
引っ張り癖がある犬は、首輪だと引っ張ったときに衝撃がかかりやすくなります。しつけや危険回避のオーダー以外でも頻繁に衝撃が生まれるため、首や頸椎に問題が生じてしまいかねません。
気管など呼吸器が弱い犬もハーネスがいいでしょう。前述の通り、首輪は首周りに負担がかかります。とくに気管虚脱のリスクが高めの犬種(チワワ、フレンチブルドッグ、パグなど)は首輪よりもハーネスがおすすめです。

リードにつなげる首輪やハーネスの選び方は?

首輪やハーネスには多くの種類があります。飼い主の好みを反映しつつ、愛犬が負担を感じないものを選んであげたいですね。散歩に出るときにリードをつなげやすい構造であることも重要です。

首輪:負担が少ない首輪もある

愛犬の身体にできるだけ負担をかけたくないと考える飼い主さんのなかには、首輪を避けようと考える方がいるかもしれません。しかし、リードから伝えるオーダーが届きやすいメリットを重視したければ迷うところですよね。
最近は首への負担を軽減する首輪も販売されています。クッションが入っているタイプ、首にあたる部分にパットを入れているタイプなど、過度な負担をおさえやすい構造です。
なかにはハーフチョークタイプにできる首輪もあります。しつけのときだけハーフチョークにし、普段はゆったりとした状態にしておけるため、日常的に首輪をつけておきたい犬におすすめです。

ハーネス:必ずジャストサイズのハーネスを選択

ハーネスの最大の懸念は「抜けてしまうこと」ではないでしょうか。とくに後ずさりしたときには抜けやすく、飼い主にとって心配の種です。
そのため、ハーネスを選ぶときにはジャストサイズのものを選びましょう。後ずさりしても抜けないサイズがベストです。
また、ハーネスには下記のように複数のタイプがあります。

・H型
2つの輪に脚を入れて使うタイプのスタンダードなハーネスです。装着のたびに脚に触れるため、脚を触られても気にしない犬に向いています。

・8の字型
首と胴体に輪を通すタイプのハーネスです。脚に触れられるのが苦手な犬でも装着しやすいでしょう。

・ベスト型
人間の洋服のように装着出来るタイプです。柔らかい生地で作られているため、犬が感じる負担が少ないとされています。

・イージーウォーク型
背中ではなく、胸元にリードの装着部分があるハーネスです。引っ張り癖がある犬に向いています。

いざと言うときの命綱! 愛犬にあわせた選択を

いざと言うときの命綱! 愛犬にあわせた選択を
リードはハーネスや首輪につなぎ、愛犬や周りの人を思わぬ事故から守ります。ときには命綱になることもあるでしょう。
犬種や愛犬の個性によって装着しやすいタイプ、しにくいタイプが分かれます。負担が少なく、一緒に快適な散歩ができるものを選んであげたいですね。

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暮らし 2019-04-17

ペットを迎え入れる準備はOK?

初めてペットを飼う方にとって、最初の課題となるのが迎え入れの準備ではないでしょうか?
ペットショップにはたくさんのペット用品が販売されていますが種類も多く、何を準備すればいいのか迷ってしまうこともあると思います。

今回は、犬や猫を初めて迎え入れるときに必要なものをご紹介いたします。

ペットを迎え入れる準備をする前に

はじめにお伝えしておきたい事は、ペットを迎え入れるときは動物の大きさや成長具合により準備するペット用品は異なってくるということ。
生後まもない子犬・子猫と成犬・成猫では、水を飲む量やフードを食べる量も変わってきます。
ペット用品を購入する際には、必ずペットの成長度合いに見合った商品かどうかをしっかりと確認しましょう。

ペットを迎え入れるときに必要なもの

それではペットを迎え入れるときに、必要なものをご紹介いたします。新たな家族を迎え入れるためにも、事前にしっかりと準備をしておきましょう。

ペットキャリー

ペットを迎えるとき、ペットショップや保護団体などに赴いて引き取る方は、ペットを入れて運べるキャリーは­必要なアイテムとなります。引き取る時だけでなく、予防接種などの通院時やお出かけ時に必要になります。

なお、ペットを迎え入れる時の移動用に専用の箱を用意してくれているペットショップもあるようですが、繰り返し使う用には設計されていないため、あらかじめペットキャリーを用意しておくと安心です。

食器・水入れ

ペット用の食器は、ペットの成長に伴って食べる量も変わってきますので、時期を見て買い替えが必要になるグッズのひとつです。
普通のお皿でも代用できますが、ペット用の食器には勢い良く食べても滑らないよう底に滑り止めがついているものや、食べるときに首に負担がかからないよう高さを変えられる専用の台が付いているものなど、様々な工夫がされているアイテムも数多く販売されています。

水入れは食器と同じような器タイプのものが定番ですが、自動給水器が付いたタイプもペットをお留守番させる際に便利なため人気があります。

首輪・リード

迎え入れるペットが犬の場合、散歩に出かけられるのはワクチン接種がある程度終わってからになります。
しかし、病院に向かうときの安全性を考え、首輪やリードの準備は最初にしておいた方がよいでしょう。

また、犬も猫も首輪に慣れるまでには個体差がありますが、子供のうちから慣れさせておくことをおすすめします。
さらに万が一の時のためにも、首輪には連絡先を記載したタグも忘れずに付けておきましょう。

ケージ or サークル

ケージやサークルは、ペットを囲う柵の役割を果たすアイテムで、ペットの大きさによって選ぶべきサイズが大きく変わるアイテムです。置く場所もしっかりと検討したうえで購入しましょう。
ケージやサークルは、動物たちを閉じ込めてしまう事になるので可哀想、という意見もありますが、清潔に整えてあげれば犬や猫がリラックスできる自分だけ空間になります。

また、ペットホテルでの宿泊時や病院への入院時、近年では災害時に避難所生活する際に長時間ケージや個室に入れなければならない場面もあります。
環境が変わることへのストレスに加え、慣れないケージや個室での生活はペットにとって更に負担がかかることになるため、普段からケージやサークルに慣れさせておくことも大切です。

トイレ

ペットを迎え入れるときは、トイレの用意をしっかり整えてあげましょう。
犬の場合はトイレトレーを設置し、ペットシーツを敷いておきます。猫にはトイレに撒く砂も必要です。

ペット用のトイレは豊富なデザインがあり、大きさ、形状、素材など実にさまざまです。設置する場所やペットの大きさに合わせて選ぶとよいでしょう。

フード

様々なメーカーから多数のフードが販売されていますが、犬と猫に共通してオススメなのが「総合栄養食」と書かれたフードです。このフードと水があれば、必要な栄養がバランスよく摂取できるよう調合されています。しかし、体調や成長度合いによってはうまく食べられないということもあります。そういった場合はメーカーや種類を変えて試してみてください。

さらに、子供の頃と成長後、また老齢になったときも必要な栄養素は変わってきます。慢性的な病気や肥満に対応したフードなど、様々な年齢・症状に合わせたフードがあるため、どれを選んでいいのかわからないときは、ペットショップや獣医さんに相談すると、最適なフードを教えてもらえますよ。

まとめ

ペットを迎え入れるときに必要なものをご紹介いたしました。
ペットを迎え入れる準備は最初が肝心です。
新しい家族に新しい環境で心地よく過ごしてもらうためにも、万全の状態でお迎えできるよう楽しんで準備しましょう。

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