動物園

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楽しむ 2022-02-07

ゆっくりと過ごしたい方にオススメ! 人気の「小さな動物園」5選

休日のおでかけスポットとして大人気の動物園。しかし、規模の大きな動物園になると多くの人々が訪れて、時期によっては大変混雑することが予想されますよね。
そこで、「できるだけ混雑は避けて、自然を満喫しながらのんびりゆっくり過ごしたい」という方はぜひ「小さな動物園」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

比較的規模が小さい動物園は、大型の動物園に比べてゆっくり回れるだけでなく、リーズナブルで満足度の高いスポットが多いのでオススメです。
今回は、関東の動物園の中からゆっくりと過ごせる「小さな動物園」を5つご紹介します!

※昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響で各施設の営業日や営業時間、イベント内容やスケジュールなどが変更となっている可能性がありますので、お出かけの際は各公式サイトをご確認ください。

江戸川自然動物園(東京都)

江戸川自然動物園は、東京都江戸川区の行船公園内にある動物園です。
オーストラリア政府の認定動物園で、オーストラリア南東部・タスマニアに生息するベネットアカクビワラビーをはじめ、レッサーパンダやプレーリードッグ、オオアリクイやブラウンケナガクモザル、ペンギンやリスザルなど約60種550点の動物を見ることができます。
なかでも、子供たちから大人気の「ふれあいコーナー」ではヒツジやヤギに触れたり、ウサギやモルモットを抱っこしたりすることができるので、ふわふわでモフモフな動物たちに癒されることでしょう。

また、江戸川自然動物園は入場料が無料で楽しめるのが大きな魅力となっており、行船公園内では釣り堀や遊具広場もあるので一日中満喫することも可能です。
地下鉄東西線の西葛西駅から徒歩15分とウォーキングに丁度いい距離なので、天気のいい日は散策しながら四季折々の自然を楽しむのもオススメですよ。

動物園の正面となりにあるサービスセンターでは、可愛らしい動物たちの缶バッヂやマグネット、ヒツジのキーホルダー、クリアファイル、メモ帳やポストカードなどのグッズが販売されているので、江戸川自然動物園を訪れた思い出にいかがでしょうか?

井の頭自然文化園(東京都)

井の頭自然文化園は、東京都武蔵野市・井の頭公園の一角にある動物園です。
開園は1942年とその歴史は古く、井の頭公園の3分の1を占める広大な敷地の動物園には人気のペンギンやカピバラ、アカゲザルやヤギ、ニホンカモシカやヤマアラシなどをはじめ、170種類を超える動物たちが飼育されています。
また、2016年まで飼育されていたアジアゾウの「はな子」は、第二次世界大戦後に日本に初めてやってきたゾウとして世代を超えて多くの人々から愛されていました。

園内には、モルモットを抱っこできる「モルモットふれあいコーナー」やリスの行動が間近で観察できる「リスの小怪」、季節ごとに色々ないきもの探しが楽しめる「いきもの広場」や淡水のいきものが幅広く展示された「水生物園」、彫刻家・北村西望の作品が展示されている「彫刻館」などのスポットも充実しています。
さらに、井の頭公園はティーカップやメリーゴーランドが楽しめるミニ遊園地や芝生広場など、動物園のほかにも子供から大人まで楽しめるエリアがたくさんあるので一日中飽きることなく過ごせることでしょう。

吉祥寺駅から徒歩約10分とアクセスも抜群なので、休日にはカップルから子供連れのファミリーまで幅広い世代の人々が井の頭公園の豊かな自然を満喫しています。

碑文谷公園(東京都)

碑文谷公園は、東京都目黒区にある公園です。周辺住民の憩いの場として親しまれており、目黒区内では清水池公園と並んで最も古い公園の一つです。
園内の「こども動物広場」では、モルモットやうさぎ、犬などの動物を無料で触ったり抱っこしたりすることができます。

また、中学生以下の子供を対象にポニー乗馬を体験(有料)することができ、園内約150メートルのコースを往復します。
さらに、動物のお世話や乗馬を通じて生きものを愛する心を育てて協調性などを学ぶ「ポニー教室」があるほか、年に一度開催されるイベント「ポニーまつり」では、人形劇や模擬店、バザーやゲームコーナーなどの様々な催しが行われています。

碑文谷公園の「こども動物広場」は普段動物と接することが少ない都会の子供たちが小動物やポニーと触れ合うことができる貴重な施設であり、休日になると子供連れのファミリーで賑わっています。
そのほかにも遊具のある広場や、公園内にある碑文谷池では土日祝日に手漕ぎボートが楽しめるので、春は桜、夏の木々の緑といった豊かな自然を満喫しながらゆったりとした時間を過ごせます。
東急東横線の学芸大学駅から徒歩6分とアクセスも抜群なので、休日のお散歩にオススメですよ。

大宮公園小動物園(埼玉県)

大宮公園小動物園は、埼玉県さいたま市の大宮公園内にある動物園です。
1953年に開園し、現在はハイエナやアカハナグマをはじめ、ニホンザルやミニブタ、ヤギやカピバラ、オオフラミンゴやシラコバトなど60種類以上の動物が飼育されており、入場料金は無料で楽しむことができます。

様々なイベントも随時行われており、気持ち良さそうにお湯に浸かるカピバラが見られる「カピバラの湯あみタイム」や動物に触れて命のあたたかさを学ぶ「テンジクネズミのふれあいタイム」をはじめ、優秀なハンターとして知られるハイエナや優れた運動能力を持つツキノワグマなど、一度は見てみたい動物たちの貴重な姿が盛りだくさんです。

そして、大宮公園は広大な敷地で豊かな自然に恵まれており、特に桜が綺麗な時期はお花見スポットとして多くの人で賑わいます。「さくら名所100選」にも選ばれている1200本もの桜の木が広がる光景は圧巻です。
そのほかにも昔懐かしい乗り物が楽しめるミニ遊園地や、パワースポットとしても注目されている氷川神社など、近隣に人気の観光地が揃っているのが大宮公園の魅力です。

野毛山動物園(神奈川県)

野毛山動物園は、神奈川県横浜市の野毛山公園内にある動物園です。
動物園でおなじみのライオンやキリン、チンパンジーやダチョウ、レッサーパンダなどをはじめとする100種類以上の動物が飼育されており、さらに入場料は無料で楽しめる人気スポットです。
「誰もが気軽に訪れ、楽しめる動物園であり、小さな子供がはじめて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」をコンセプトとして1951年に開園し、2021年には70周年を迎えました。

年間を通して様々なイベントが開催されており、「なかよし広場」ではモルモットやハツカネズミなどとのふれあい体験を通して子供たちが命の大切を学ぶプログラムなどが行われています。
また、園内ではカフェも利用することができ、野毛山動物園の人気者・インドライオンのラージャーがモデルとなったお子様ランチや、「カグー」のジェラートアイスがオススメです。
入園口横にある「なかよしショップ」ではおみやげも購入でき、なかでも野毛山限定のアリクイハンドパペットなどは訪れたら絶対に手に入れたいアイテムです。

なお、野毛山公園はJR京浜東北線・横浜市営地下鉄の桜木町駅から徒歩15分ほどのところにあるので、横浜の街をゆっくりと散策しながら訪れるというコースも素敵ですね。

お気に入りの動物園を見つけよう!

まとめ
ゆっくりと過ごせる関東の「小さな動物園」をご紹介しました。
国内屈指の大型動物園に足を運んで、貴重な動物たちを観察したり、大迫力・大興奮の体験を味わったりするのも動物園の醍醐味ですが、ゆっくりのんびりとしたい気分の日には豊かな自然の中で過ごせるスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか? きっと動物たちが忙しい毎日の疲れを癒してくれることでしょう。

※昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響で各施設の営業日や営業時間、イベント内容やスケジュールなどが変更となっている可能性がありますので、お出かけの際は各公式サイトをご確認ください。

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楽しむ 2022-01-18

冬の動物園に行ってみよう! 冬ならではの見どころや楽しみ方とは?

「冬の動物園は寒いから行かない」、「動物は冬眠するから夏の方が良いのでは?」と考えている方は多いのではないでしょうか?
確かに真冬の時期に屋外施設に出かけるのは寒さを考えると、億劫になるかもしれません。
また、冬の動物は冬眠しているイメージがあるため、動物園に行っても動物はいないと思っている方も多いでしょう。

しかし、冬の動物園には夏にはない様々な魅力が存在し、冬だからこそ味わえる楽しみがあります。
そこで今回は、冬の動物園の楽しみ方や、冬にしか見ることのできない動物たちの姿などについてご紹介します。

冬の動物園の楽しみ方とは?

動物園のシーズンは春から秋とイメージしている方は多いですが、冬の動物園ならではの楽しみ方があります。
ここでは、冬だからこそ味わえる動物園の楽しみ方をいくつか挙げていきます。

冬の動物園では冬眠する動物にも会える

冬の動物園では、本来なら冬眠しているはずの動物たちに会うことができます。
多くの動物にとって冬の時期は餌の確保が難しいため、冬眠をして消費するエネルギーを抑えて冬を越します。
しかし、動物園では冬であっても安定して餌を得ることができるため、動物たちが冬眠する必要がありません。

そのため、本来冬ではお目にかかれないクマやリスなどの動物たちであっても、動物園に行けば会うことができるのです。
冬眠する動物が冬に活動しているのを見ることができる機会はなかなかないため、珍しい姿を見ることができる良いきっかけとなるでしょう。

動物の行動が見やすい

冬の動物園は、他の季節よりも動物の行動が見やすいです。
夏の動物園の場合、動物が木々に生い茂った葉に隠れてしまい、見どころを逃してしまうこともあります。
しかし、冬の動物園は木々の葉が落ちているため、動物たちの愛らしい姿や行動を見逃しにくくなります。
動物がよく見える角度もたくさんできるため、その分シャッターチャンスも多くなるでしょう。

冬限定のイベントも開催されている

動物園の中には、冬限定のイベントを行っているところも数多くあります。
例えばウインターイルミネーションやスタンプラリー、その他クリスマス・バレンタイン関連イベントなど、動物園ごとに様々な冬限定のイベントを行っているため、お近くの動物園で好みのイベントが行われていないか調べてみましょう。
冬にしか味わえないイベントに参加することで、特別な思い出にもなるため大変おすすめですよ。

冬にしか見ることができない動物の姿もある!

冬にしか見ることができない動物の姿もある
動物の中には、冬にしか見せない姿を見せるものもいます。夏とは大きく異なる冬の姿はその動物のイメージを大きく変えるかもしれません。動物の違った一面を見ることで、さらに動物が好きになるきっかけにもなるでしょう。

冬に一番元気になるレッサーパンダ

レッサーパンダは寒さに強い動物です。元々寒い地域に住んでいる生き物であり、温かい被毛で全身を覆っています。
そのため、夏には木陰でゆっくりと休んでいることが多いですが、冬になると無邪気に遊び回ります。
特に雪が積もっていると無防備な姿で雪まみれになってじゃれ合う姿を見ることができ、思わず頬が緩んでしまうでしょう。

集合して寒さを凌ぐニホンザル

ニホンザルは冬の寒い時期になると、集合してお互いの体を温め合って寒さを凌ぎます。
猿が団子のようにくっついている姿から「猿団子」とも呼ばれています。愛らしくもどこか可笑しい光景は、シャッターチャンスになること間違いなしです。
ちなみに、ニホンザルは集団内の順位序列が存在しており、高順位のオスほど猿団子の内側で多くの個体と接触しているのです。

冬こそ本領発揮のホッキョクグマ

ホッキョクグマは北極圏を生活の場としているため、寒さに強い動物です。一方で、暑さには強くないことも特徴で、夏場は屋内展示にしている動物園も多く、暑さでぐったりしている姿もしばしば見られます。
ホッキョクグマといえば、雪や氷の上で活発に活動している姿をイメージする方も多いのではないでしょうか?
そのイメージ通り、冬になると夏場より元気になり、雪の上や水の中で活発に行動する本来の姿を見ることができるでしょう。
特に雪の中にいるホッキョクグマは、土で汚れやすい夏とは異なり、身体の白さが美しく映えるため大変おすすめです。

絶滅危惧種のアムールトラ

アムールトラは、ロシアと中国東北部に流れるアムール川付近に生息しており、雪の中で活発に行動する動物です。
野生のアムールトラは約500頭しかいないといわれており、国際自然保護連合によるレッドリストでは絶滅危惧種に設定されています。
オスの場合、体長が3メートル近くの個体もおり、間近で見た時の迫力は抜群です。非常に希少な動物になるため、是非一度は見に行ってみてはいかがでしょうか。

季節によって毛色が変わるエゾユキウサギ

季節によって毛色が変わるエゾユキウサギも冬の動物園では要チェックです。
ユキウサギの亜種であるエゾユキウサギは温かい時期は褐色の毛色を持ちますが、冬になると真っ白な体毛に生え変わります。雪の色に溶け込む姿は美しさを感じるでしょう。
また、冬になるほど行動時間が長くなることも特徴のため、冬の動物園はエゾユキウサギの観察にピッタリの季節と言えます。
飼育管理が非常に難しい動物ですが、東京の多摩動物公園では飼育に成功しており愛らしい姿を見ることが可能です。

幻の動物とも言われていたユキヒョウ

標高が数千メートルの、人間が生活しない地に生息していたことから「幻の動物」とも呼ばれていたユキヒョウも冬の動物園の見どころです。
年中長めの体毛で覆われていますが、冬になるとさらに毛が伸び、寒さに備えます。また、足の裏まで体毛で覆われ、防寒対策と雪道でのスリップを防止しています。
さらには肺の中に冷たい空気が入らないようにするための鼻腔を備える等、まさしく冬の動物といえるでしょう。

冬には一回り大きくなるホンドタヌキ

ホンドタヌキは夏と冬でガラッと見た目が変わります。夏場はスリムに見える見た目ですが、冬になると体毛が伸び、モコモコとした見た目に変わります。
一回り大きくなった姿は多くの人がイメージするタヌキ像に近く、自然と口が緩むこと間違いなしです。

冬の動物園は服装に注意しよう!

冬の動物園に行く際の服装で重要なポイントが「防寒対策」と「雪対策」です。動物園は屋外施設のため、寒さの中で数時間滞在する必要があります。
薄着で来場すると寒さに負けてゆっくり周ることもできなくなってしまうでしょう。ゆっくり動物園を楽しむためにも、十分な防寒対策を行った上で来場することが大切です。

また、タイミングによっては雪対策も重要です。雪が降っても、動物園側で除雪はしていることが多いですが、うっすらと氷が張っている場合もあります。
その際にヒール等の動きにくい靴を履いている場合、滑って怪我に繋がる可能性もゼロではありません。

せっかくの動物園のためオシャレをしたいという気持ちもあるでしょうが、まずは寒さ対策と雪対策をしっかり行うことが大切です。

まとめ

冬の動物園の楽しみ方や、冬にしか見ることができない動物たちの姿などについてご紹介しました。
冬のお出かけ先として動物園を選択する方は少ない傾向にあります。しかし、冬の動物園には他の季節にはない特色があり、冬だからこそ楽しめる要素が数多くあります。
動物たちのイメージがガラッと変わり、新たな魅力が見つかるきっかけとなることもあるので、是非冬の動物園に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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知る・学ぶ 2021-12-23

油断大敵! マイカーでサファリパークを見学する際の注意点

ライオンやトラ、キリンがすぐそばにやってくる……。興奮と好奇心で誰もが思わず「うわーっ!」と声をあげてしまいそうになるサファリパークは、車で敷地内を移動しながら動物たちを近くで見られる動物園の一形態です。
まるで大自然の中で動物たちと遭遇したような迫力満点の感覚を味わえるテーマパークとして1970年代に宮崎県で初めて登場して以来、多くの人々に貴重な動物観察の機会を提供してきました。

しかし、そんなサファリパークでは不幸な事故も何件か発生しています。サファリパークは基本的に小さなお子さん連れでも楽しめる安全なテーマパークですが、見学者の不注意により想定外の事故が起こってしまうことがあるのです。特にマイカーでの見学中の事故は多い傾向に……。

そこで今回は、マイカーでサファリパークを見学する際の注意点についてご紹介します。
「今度の休日はマイカーでサファリパークに行こう!」と考えていらっしゃるご家庭は、この注意点をよく確認してからお出かけしてください。

何が起きた? サファリパークでの事故

大きな動物たちが闊歩するサファリパーク。その中を車で移動するのですから、施設運営側はしっかり安全対策を行っています。
しかし、それでも事故が発生しているのが現実。
特に、見学中に車を降りたことで動物から襲われてしまう事故は国内外を問わず発生しており、死亡事故という最悪の結果になることも珍しくありません。

開いていた窓からライオンが襲いかかる(南アフリカ)

2015年には南アフリカのサファリパークを車で見学していた観光客が、ライオンに襲われて亡くなりました。事故の原因は車の窓を開けていたこと。開いていた窓からライオンが飛び込んで襲いかかったのです。
施設側は車の窓を閉めるよう指導していましたが、守られていませんでした。

見学中に降車したところをトラが襲いかかる(北京)

2016年には中国・北京のサファリパークでも事故が発生。車で見学中の女性が車を降りたところにトラが襲いかかり、亡くなりました。施設側は絶対に降車しないよう指導していましたが、やはり見学者側の不注意で取り返しのつかない事故が発生してしまったのです。

サファリパークでは動物の扱いに慣れている飼育員でさえ、突然噛みつかれて重傷を負う事故が発生していますから、見学者は適度な緊張感を持ちつつ、施設の規則をしっかり守らなければなりません。直接指導・注意するスタッフが同乗していないマイカーで見学する場合は特に、です。

サファリパークをマイカーで見学する際の注意点とは?

事故と聞くとサファリパークが危険な場所のように思えますが、規則を順守すれば回避できることがほとんど。
サファリパークは基本的に安全に楽しめるテーマパークであることを前提に、マイカーで見学するときは次の点に注意しましょう。

見学中に車の窓やドアは絶対に開けない!

見学者が巻き込まれる事故のほとんどは、見学中の降車や窓開けによるものです。
窓やドアが開いていれば、自分たちのテリトリーに入ってきた人間に警戒心を抱き、動物が襲いかかるのは当然予想できる展開です。
マイカーは乗り慣れている車なだけに緊張感を保ちづらい面がありますが、そこはしっかり気持ちを持ち直していただきたいところ。
見学中は絶対にドアや窓を開けず、間違っても車から降りないでください。何かあればクラクションを鳴らして施設のスタッフに知らせましょう。

ドアは必ずロックする

車のドアは必ずロックしましょう。動物が車に近づいた際、偶然ドアを開けてしまうことがあるようです。
海外では実際にライオンがドアを開けてしまった事例があるので、車に乗ったあとは同乗者全員でドアがロックされていることを確認しましょう。

ペットは連れて行かない

ペットをマイカーに乗せたまま見学はできません。これはペットのにおいや鳴き声でサファリパークの動物たちを刺激しないようにするためです。
安全な見学のためにも、ペットにはおうちでお留守番してもらいましょう。
さまざまな事情によりペットを連れていかなければならない場合は、施設に預けてください。施設によっては預かり所を設けていることがあります。ただし、預かれる動物は制限されているので、利用する際は事前の確認をお忘れなく。

新車や高級車は使わない

見学中、車に興味津々の動物が急接近してくることがあります。これは絶好の観察チャンスですが、ときには動物が車を引っ掻いたり叩いたりすることも。
そうすると車は大なり小なり傷つくため、マイカー見学する際は新車や高級車を使わないようにしましょう。
万が一、車が傷ついてしまった場合でも施設側は責任を負えません。

持参した食べ物を動物たちに与えない

動物たちに餌付けできるゾーンでは、施設が用意している餌以外は与えないようにしましょう。動物たちの健康を害する恐れがありますし、いつもとは違ったにおいが刺激となって興奮し始める可能性があるからです。
サファリパークはお弁当やお菓子を持ち込めることが多いですが、これらはあくまで人間用。動物たちがいくらかわいくても、絶対にあげないでくださいね。

観光バスの利用も検討する

サファリパークは観光バスでも見学できます。マイカーを汚したくない方や運転に自信がない方は、こうした観光バスを利用してみてはいかがでしょうか。
観光バスならスタッフも同乗するので安心ですし、動物の生態に関する解説もあるのでサファリパークをより深く堪能できるでしょう。

制限速度を守り、急ブレーキや急発進はしない

マイカーで自由に移動できるエリアでは制限速度が設けられているので、見学中は必ず速度を守ってください。また、動物が接近して驚いても急発進しないようにしましょう。急ブレーキもまた然り。こうした動きは動物たちを刺激してしまいます。
異変を察知した場合はクラクションを鳴らしてスタッフを呼んでください。

関東近郊の大人気サファリパーク3選!

関東近郊の大人気サファリパーク3選
国内には北から南まで10ヵ所以上のサファリパークがありますが、そのなかでも人気がある関東地方のサファリパークをご紹介します。

那須サファリパーク(栃木県那須郡)

那須サファリパークは那須郡の豊かな自然に囲まれたサファリパークで、毎年多くの観光客で賑わっています。
特に希少種であるホワイトライオンは注目の的。白い毛に覆われたその姿は神々しく、アフリカでは「神の使い」といわれるだけのことはあります!

富士サファリパーク(静岡県裾野市)

サファリパークといえば、こちらの富士サファリパークを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
日本最大級を誇る大規模サファリパークでもあるので、1日かけて動物たちの世界を堪能したい方にはおすすめです。
自然の中でライオンやトラがゆったり過ごす姿はダイナミックでありながらも、どこか家猫のようなかわいらしさもあります。

群馬サファリパーク(群馬県富岡市)

1979年開園の群馬サファリパークは、ライオンやトラ、チーター、オオカミ、水牛、サーバルなどの動物観察のほか、敷地内遊園地でのアトラクションも楽しめる総合テーマパークです。
施設の近くには世界遺産に登録された富岡製糸場もあるので、サファリパークの後は世界遺産を見学して国内産業・労働の歴史に思いを馳せるのも良いですね。
なお、群馬サファリパークではホワイトタイガーに餌付けできるアトラクションがあります。目の前の生肉を豪快に食べるホワイトタイガーを見てみたくはありませんか?

まとめ

マイカーでサファリパークを見学する際の注意点についてご紹介しました。
本来、家畜以外の動物と人間は一定の距離を保って生活するのが望ましいもの。それを人間側の都合で動物たちのテリトリーに入っていくわけですから、配慮しなければならないのは人間です。
「姿を見せてくれてありがとう。なるべく邪魔しないようにするね」。サファリパークではこのような気持ちを持ちつつ、施設の規則を守りながら動物観察を楽しみましょう。
サファリパークでの主人公は人間ではなく、動物たちです。

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知る・学ぶ 2021-09-22

1日の食事量が〇〇キロ?! 「大食い」の動物について

人によって満足できる食事の量には当然差があります。どれだけ空腹であっても1杯おかわりすれば満足できる場合があれば、5杯食べても足りないこともあるでしょう。こうした差はその人の体型や普段からの生活習慣、体質などで変わります。
これと同じように、動物にも生息している地域の環境や習性などにより「大食」「少食」が存在し、大食に分類される動物の中には1日の食事量が数百キロに及ぶものがあります。一部では餌代で経営難に陥る動物園も!

そこで今回は、びっくりするほどよく食べる動物や、意外にも大食いの体の小さい動物、動物園のサポーター制度などについてご紹介します。

見た目からやっぱり! びっくりするほどよく食べる動物とは?

私たち人間を含め、生物には体を作り、動かすための燃料、つまり食料が必要です。
生命維持に必要な栄養や食事の量は動物によってさまざまで、動物によっては人間の食事量からは想像できないほど大量に食べる種類がいます。
わかりやすい例では体が大きい動物がこれに該当し、食事量は他の動物と比べると多い傾向にあると言えるでしょう。

ゾウ

大きな体に長い鼻と優しい目が特徴のゾウは、草食動物の中でも飛び抜けて食事量の多い動物です。1日に食べる草や野菜はなんと100kg近く! この量を10時間以上かけてモグモグと食べるのです。
ですから、動物園では口をモグモグさせているゾウを頻繁に見かけますが、それでも動物園のゾウの食事量は野生と比べて少なめ。野生であれば200kg食べるゾウも決して珍しくはありません。

ゾウの体重は5トン、大きな個体になると10トンにもなるため、この巨体を維持するにはこれだけの量を食べ続ける必要があります。
しかし、人間の飼育下にあるゾウはどうしても運動不足になりがち。肥満になればこまめに体を動かしてダイエットさせます。適正体重を維持させるだけで寿命がグッと伸びるのですから、「人間も動物もメタボは要注意」なのですね。

ラクダ

身長約2m、体重400キロ~600キロほどのラクダも、見た目通りしっかり食べる動物です。ラクダがモグモグ食事している場面を想像できない方が多いかもしれませんが、ラクダの1回の食事量は30キロ~40キロにも及びます。
食事の内容は基本的には植物で、砂漠にある植物なら好き嫌いせずパクパク食べます。

そして、1回で飲む水の量はなんと約100リットル! 飲んだ水は胃に蓄えられたり、血中に流れたりして水分を体内に効率的に取り込みます。こうした体の機能は、寒暖差の激しい過酷な砂漠の環境を生き抜くために体が最適化した結果なのかもしれませんね。
なお、ラクダのトレードマークである「こぶ」の中に入っているのは水でも食べた食事でもなく、脂肪です。

クジラ

海洋生物の中では最大の体を持つクジラ。なかでもシロナガスクジラは体重160トン~200トン、体長は約30メートルにもなり、地球上では最大の生物です。
食べるのは主に小魚やオキアミ(甲殻類の一種)ですが、その量は1日で5トン前後。海岸に打ち上げられたクジラを解剖すると大量の小魚が出てくるのはこのためです。

動物界の「痩せの大食い」? 小さい体の割にたくさん食べる動物

一方、人間にも「痩せの大食い」という言葉があるように、動物にも体の大きさの割にたくさん食べる動物がいます。

ウサギ

身近なところではウサギが挙げられるでしょう。
ウサギは草食なので低カロリーの牧草や野菜を中心に食べますが、主食は牧草。
1日にちょこちょこ牧草を食べ続けるため、小さな体で1ヵ月に3キロ~5キロの牧草を消費するのです。スーパーで販売されている袋に入った3キロのお米相当分の牧草を黙々と食べるのですから、やはり大食いと言えるのではないでしょうか。

ラッコ

寒冷地の海辺に多く生息するイタチ科の動物、ラッコも大食いの動物です。
動物園や水族館でもお馴染みの動物で、背泳ぎしながら好物の魚介を食べる姿は大変人気があります。
そんなラッコですが、実は大食いとして有名なのをご存知でしょうか?
なんと1日に5キロ~10キロも食べるのです。体重が40キロほどなので、体重の約4分の1は食べている計算に。この食事量を確保するため、野生のラッコは1日の大半を餌探しに費やして黙々と食べ続けているわけですが、それには寒冷地に生息する動物ならではの理由があります。

ラッコは寒さで命を落とさないよう、食べて体温を維持しなければならないのです。寒い地域で生きる限り、たくさん食べ続けて体を守る。これがラッコに与えられた運命なのです。単なる食いしん坊というわけではありませんので、この点はどうか覚えておいてくださいね。
ただ、動物園で飼育する場合は餌代が高額になることは事実。しかも、ラッコの好物はホタテやエビ、ウニ、アワビなどの高級魚介が多いため、動物園や水族館を経営する上では悩みの種でもあります。

ペンギン

ちょこちょこ走るペンギンもラッコと同様に動物園や水族館の人気者ですが、こちらもやはりたくさん食べます。
ペンギンが1日に食べる食事量は1キロ~1.5キロ。体重10キロ程度の大きさでこの量を食べるのですから驚きですが、これが換羽期前になるといつもの倍に増えます。換羽期に入ると羽毛が抜けて防寒防水対策ができないため、水に入って餌を獲らなくてもいいよう、あらかじめ大量の餌を食べておくからです。
主食は魚介で、アジやサバ、サンマ、イカなどを丸呑みで食べます。飼育施設でも餌の調達や保存に苦労するため、もし個人がペンギンを飼育する場合は相当な覚悟が必要でしょう。

モグラ

土の中でトンネルを作りながら生活しているモグラ。
体長20センチ前後、体重約100グラムのぐんずりむっくりした体型ではあるものの、体はそこまで大きくありません。しかし、モグラは非常に食欲旺盛な生き物であり、半日食べないと死んでしまうとの話があるほど。とにかく、土の中をずんずん進みながら昆虫を食べまくるのです。
そのため、モグラは畑や庭を愛する人々から「益虫のミミズを食べてしまう憎いヤツ」として目の敵にされています。一方、モグラも生きるためには食べなくてはなりません。こうして、今日もどこかで人とモグラのバトルが繰り広げられているのです。

動物園経営を圧迫することも! どうしても餌代が高額になってしまう動物

動物園経営を圧迫することも! どうしても餌代が高額になってしまう動物
大食漢ともなれば当然ついて回るのは食費の問題です。人間に飼育されている動物の場合は餌代が重くのしかかってくることは間違いないでしょう。
先ほどご紹介したゾウやラッコはその典型的な例ですが、コアラやパンダも負けてはいません。

コアラ

コアラはユーカリの葉しか食べないことでよく知られていますが、このユーカリの葉は高額です。しかもコアラは1日の大半を食べて寝て過ごすほど大食漢なので餌代はかさむばかり。コアラの年間の餌代は数千万円にも及ぶといいますから、やむを得ず手放す動物園も出てくるでしょう。
しかし、高価なユーカリの葉だけを食べるのはコアラの習性であり、どうしようもありません。

パンダ

幅広い世代に人気があるパンダも、コアラと同じく高額な餌を大量に食べる動物です。パンダは雑食ですが、食事のメインは笹と竹。パンダの好みの笹と竹は数種類の上質なものに限られているうえ、輸送費が加わるため高額です。そして、この笹と竹を1頭で1日20キロほど平らげるので餌代は年間で1000万円近くに。
したがって、経営がうまく行っている動物園でなければパンダの飼育は難しいのです。

動物園の「サポーター制度」で餌代を援助できる!

上記のような事情から、最近では規模の縮小、動物の譲渡を進める動物園も増えています。もちろん、餌代だけが経営圧迫の原因ではありませんが、来園者が減ると餌代が重くなるのは事実。

このため、最近では一般から幅広く寄付金を募る「サポーター制度」を採用する動物園が急増しています。
動物園を応援するサポーターになれば、年間パスポートや機関紙がもらえるメリットもあるので、動物園が好きな方はぜひ、動物たちの命を支えるサポーターになってみてはいかがでしょうか。

まとめ

びっくりするほどよく食べる動物や、意外にも大食いの体の小さい動物、動物園のサポーター制度などについてご紹介しました。
動物にとって、大食いか少食かはこの世に誕生したときから習性として運命づけられています。これも生きる環境や動物界での立ち位置などに合わせて最適化した結果なのですから、大食いの動物であればたくさん食べた方が「正解」なのでしょう。
「そうなるには理由がある」――。
動物たちの食べ方を見ていると、そんな自然の摂理に気付かされますね。

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楽しむ 2021-08-24

かわいい動物たちをモフモフできる「ふれあい動物園」について

「あの子に触ってみたらどんな感じだろう」。動物園に遊びに行った際、フェンス越しに動物を見て、このように思ったことはないでしょうか?
ふれあい動物園はこのような思いに応えてくれる、人と動物とのコミュニケーションスポットのことをいいます。
比較的性格が穏やかで人間慣れしているアルパカや羊、山羊、うさぎ、モルモットなどの動物に直接触ったり餌やりしたりできるため、子どもから大人までファンが非常に多いスポットです。

そこで今回は、ふれあい動物園に遊びに行く際の注意点とともに、ふれあい動物園の意義・目的、よく見かける動物、人気のふれあいスポットについてご紹介します。

触って、学んで、癒されて 「ふれあい動物園」の意義・目的とは?

ふれあい動物園はネーミングの通り、動物と触れ合える施設やスポットのことをいいます。

ふれあい動物園には、命と触れ合うことで「命あるものすべてを尊重し、優しく接する姿勢」や「動物との基本的な接し方」といったことを学んでもらう目的があり、幼い頃に幼稚園や小学校の遠足で遊びに行った思い出がある方も多いのではないでしょうか。
また、動物の大きさや見た目、触ったときの感触、行動など、動物を間近でじっくり眺める動物観察の教育施設としての面もあります。

さらに、ファミリーやカップルも楽しめるレジャー施設の側面を持ち合わせているのも特徴。
学びや遊び、そして癒しの場にもなるふれあい動物園は、老若男女を問わず、誰でも有意義な時間を過ごせる魅力溢れるスポットなのです。

ふれあい動物園でよく見かける動物たち

ふれあい動物園には人慣れした性格の穏やかな、次のような動物が集められています。

羊・山羊

まずはセットで語られることの多い羊と山羊(やぎ)です。
家畜として長い間人と共存してきた羊と山羊は、草食動物らしいほのぼのとした見た目と鳴き声で人気があります。
特に羊は性格が非常に穏やかで人懐っこいので、動物が苦手な方や子どもでも安心して触れるでしょう。
なお、場所によっては器用に木に登る山羊の姿が見られることも!

うさぎ

長い耳とぽってりとした体、ぴょんぴょんとジャンプしながら小走りする姿が何とも可愛らしいうさぎも、ふれあい動物園では常連です。近くで大声を出したり、敏感な耳を引っ張ったりしなければ、ゆっくり触らせてくれますし、抱っこだせてくれる子もいます。
最近では体重が20kgほどにもなるジャイアントラビットをお目にかかれるスポットもありますよ!

カピバラ

カピバラはテンジクネズミ科の動物で、ここ最近人気を集めている動物です。
体長130cm前後、体重40kg〜60kgほどの、ふれあい動物園の中では比較的大きくてぐんずりした体型で、ぼんやりした平和な顔に癒される人が続出!
優しく、めったに怒らない性格も魅力です。

ハムスター・モルモット

齧歯目(げっしもく)のハムスターとモルモットはいつの時代も人気がある動物ですが、特に子どもからの人気は絶大。
ただし、ご機嫌斜めのときや、恐怖を感じたときは人の指を噛んでしまうことがあるため、触るときはスタッフのアドバイスに必ず耳を傾けるようにしましょう。

ポニー

身長147cm以下の小型の馬、ポニー。ある程度敷地面積に余裕があるスポットで見かけることの多いポニーは、その小さなボディーと優しい顔が特徴。登場すると子どもたちの視線が集中するほど人気があります。
子ども向けの乗馬体験会が開催されているときはぜひ、ファミリーでおでかけしてみてはいかがでしょうか。

首都圏にある人気のふれあい動物園

首都圏にある人気のふれあい動物園
首都圏には動物に触れ合えるスポットが多くありますが、その中でも人気がある3スポットをご紹介します。

多摩動物公園「どんぐり広場」(東京都日野市)

広い敷地に豊かな緑が広がる多摩動物公園の「どんぐり広場」は、モルモットや山羊、うさぎが暮らしているスタンダードなふれあいスポット。
特に人気があるのはムクムクとしたモルモットです。スタッフ指導の下でモルモットを抱けるので、まだ動物慣れしていない小さいお子さんにはおすすめのスポットです。

ふれあい動物園ライフズー(千葉県千葉市)

JR蘇我駅西口から徒歩15分、千葉港に面した場所にあるライフズーは、一般的な動物園と違い、すべての動物たちを間近で観察できるふれあいスポットです。
集まっている動物の種類はアルパカやカピバラ、蛇、フクロウ、ミーアキャット、ハリネズミなど実に100種類以上。何度訪れても飽きの来ない充実した空間があります。
すべての動物に触れるわけではありませんが、記念撮影や餌やりなどもできるので総合的な満足度は高いはず。
営業時間内なら時間無制限で楽しめるのもうれしいポイントですね。

東武動物公園「ふれあい動物の森」エリア(埼玉県南埼玉郡)

埼玉県が誇る総合レジャーランド、東武動物公園の中にも動物たちと触れ合える、「ふれあい動物の森」と名付けられたエリアがあります。
このエリアには「ポニー乗馬コーナー」「ゾウガメ広場」「アルパカファーム」など11もの施設が集まっていますが、高所に登る山羊の姿が見られる「やぎさんアスレチック」はぜひ一度足を運んでいただきたいスポットの一つ。山羊たちの器用な足づかいは今までの山羊のイメージを覆すかもしれません。
なお、このやぎさんアスレチックでは山羊たちへの餌やりもできます。

ふれあい動物園に遊びに行く際の注意点

ふれあい動物園は動物と人の距離が非常に近くなる場所であるため、油断や不注意があるとトラブルが発生することがあります。特に健康・衛生面では注意しなければならないことが多いので、これからふれあい動物園に遊びに行く予定の方は次のような点に注意しましょう。

動物に触る前・触った後はしっかり手を洗う

私たちの手には目に見えない細菌やウイルスがたくさん付着しているので、その手で触ると、動物に細菌やウイルスを付けてしまいます。動物はグルーミングするため細菌やウイルスが体に付いていると、口から取り込んで感染症を引き起こしやすいのです。動物の健康を守るためにも、動物に触る前はしっかりと手を洗いましょう。
また、私たち自身を守るためにも、動物を触る前の手洗いは重要です。例えば、動物に触れる前に何か食べた場合、小さな食べかすが手に付いていたり、匂いが残っていたりすると、噛まれてしまうことがあります。
そして、動物と触れ合った後も十分に手洗いしましょう。動物から人間に感染する病気もあるからです。

万が一のために消毒液を準備

ふれあい動物園にいるのはおとなしい性格の動物がほとんどですが、突然噛んだり引っかいてきたりすることもあります。そのままにしていると感染症を発症することもあるので、ふれあい動物園に参加する時は、すぐ対処できるように外傷用の消毒薬を持参しましょう。

ストレスを与えない

動物に噛まれたり引っかかれたりしないためには、ストレスを与えない触り方をすることが大切です。それぞれの動物で正しい触り方が違うので、スタッフの説明や注意事項をしっかり確認してから触りましょう。
また、小さなお子さんの場合、可愛がっているつもりでも、加減がわからず乱暴に扱ってしまうこともあるので、保護者の方が必ず近くで見守ってください。

ルールは必ず守る

ふれあい動物園内では一部、触れない動物もいます。また、立ち入り禁止となっているエリアもあるので、このような注意やルールは必ず守りましょう。
ルール違反は思わぬ怪我や事故の原因になります。

まとめ

ふれあい動物園に遊びに行く際の注意点とともに、ふれあい動物園の意義やよく見かける動物、人気のふれあいスポットについてご紹介しました。
ここしばらく動物園に足を運んでいなかった方、動物園の楽しみ方がいまいちわからない方、これからペットをお迎えするにあたって動物に慣れておきたい方はぜひ、ふれあい動物を訪れてみてはいかがでしょうか。

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