人に懐きやすい小鳥の種類と懐いてもらうポイントについて

小鳥が人に懐き、肩や手に乗る様子は大変かわいらしいものです。
最近ではネットニュースや動画サイトでも小鳥が人に懐き、楽しく戯れている映像が頻繁に流れるため、小鳥を飼ってみたいと思い始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その一方、懐いてくれるかどうか心配で、あと一歩が踏み出せない場合もあるでしょう。しかし、小鳥のなかでも懐きやすい種類から選び、小鳥に信頼してもらえるように接すれば、懐いてもらうことはさほど難しいことではありません。

そこで今回は、懐きやすい小鳥の種類や懐いてもらうポイント、小鳥をお迎えする際の注意点などについてご紹介します。

懐きやすい小鳥の種類とは?

手のひらに収まる小さい体に美しい羽をつけ、楽しそうにさえずる小鳥。
ときには人の指に止まって飼い主さんをじっと見つめたり、求愛ダンスを踊ってくれたりすることがあるため、その人懐っこさに驚くことも少なくありません。

しかし、すべての小鳥に当てはまるわけではなく、やはり懐きやすい種類が存在します。たとえば次のような小鳥は特に懐きやすく、ペット店でも人気の種類です。

セキセイインコ

セキセイインコはオーストラリア原産のインコ科の小鳥です。
世界各国でペットとして愛されている小鳥で、その賢さと人懐っこさ、黄色やスカイブルーなどカラフルな羽の美しさで知られています。
個体にもよりますが、基本的には活発で明るい性格であり、ヒナのうちから優しくスキンシップを取っておくと、人に慣れて積極的に飼い主さんの手に乗ってくれるようになります。
また、人間の行動をよく観察しているため、最初は懐かなかった場合でも徐々に飼い主さんを信頼してくれるようになる可能性が高いのも特徴です。

なかには人の会話やテレビで流れてくるセリフ・歌を真似ておしゃべりしたり、歌ったりする子もいるため、ペットショップではすぐ売り切れになってしまうこともしばしば。
価格が安く、体も丈夫で飼育しやすいので小鳥の飼育初心者の方にオススメです。

コザクラインコ

アフリカ大陸原産のコザクラインコはセキセイインコと同じくインコ科の小鳥であり、顔も似ています。羽の色は黄緑色を基調としたものが多いですが、最近はブルーや黄色などの個体も登場しています。

コザクラインコは大変愛情深い小鳥として知られ、「ラブバード」との呼び名もあるほど。ヒナの頃から大切にお世話してあげるとコザクラインコから「パートナー」と認識され、まるで飼い主さんを恋人のように慕うこともあります。
また、人とコミュニケーションを取るのも好きなタイプ。なかには「気持ちが通じ合っている」と感じる飼い主さんの方もいらっしゃるようです。
さらに、手や肩に乗ってくれるだけではなく、芸を覚える子もいますよ!

文鳥

文鳥はインドネシア原産のカエデチョウ科の小鳥です。
羽の色には白、グレー、薄茶色(シナモン)、シルバーなどがあり、顔と体型はスズメとよく似ています。全体的に落ち着いた色合いとシュッとした体型・顔つきにはファンが多く、最近では文鳥グッズも多数登場しています。

文鳥もセキセイインコやコザクラインコと同じく賢く、人によく懐きますが、他の小鳥と比べると少々さみしがり屋です。
そのため、コミュニケーションを怠ると心が離れてしまい、逃げ回るようになることもあるので、文鳥を飼う場合は常に「気にかけているよ」という意識と愛情をもって触れ合うようにしましょう。

ヒナの選び方

小鳥はヒナから飼育することで飼い主さんが親だと思い込み、慣れてくれるようになります。
そのため、できれば生後1週間~1か月のヒナが理想です。ペットショップで選ぶ場合、鳥かごに顔を近づけてみて、興味をもって寄って来てくれる小鳥はすでに人に慣れている可能性大。小鳥は意外にも態度や表情がわかりやすい動物なので、よく観察して機嫌を悪くしていない、元気な子を選びましょう。

飼い始めてからはとにかく気にかけることが大切です。優しくたくさん話しかけてあげると、徐々に警戒心を解いてくれます。

小鳥に懐いてもらうポイント

上記でご紹介した小鳥は確かに人に懐きやすい種類ですが、だからといって飼っているだけで懐くことはありません。
小鳥に懐いてもらうためには「信頼」「愛情」「関心」「安全」の基準をすべて満たす飼い方をしなければならないのです。

丁寧にお世話して、優しく接する

鳥もほかのペットと同じく、「餌を持ってきてくれる人」や「鳥かごを掃除してくれる人」に懐く傾向があります。基本的なことですが、これらは必ず行うようにしましょう。その際、なるべくバタバタと音を立てず、優しい眼差しを心がけるようにしてください。優しい態度というのは動物にもわかるものです。

毎日語りかける

小鳥には毎日優しく語りかけましょう。自分に関心を持ってくれているとわかると、小鳥も飼い主さんに注目するようになります。
「人の言葉なんてわかるはずないじゃないか」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、元々小鳥は音に敏感ですし、好奇心旺盛なので人の会話をよく聞いています。
ですので、まずは毎日語りかけて関心があることをアピールしましょう。優しく、ゆっくり語りかけるのがコツです。
逆に、叫んだり、威圧感のある大きな声で話しかけたりすることは懐かなくなる原因になるので注意しましょう。

むやみに触らない

早く懐いてほしいからといって無理に触ろうとしたり、追いかけまわしたりすると、人に恐怖心を抱いてしまいます。
飼い始めの段階では語りかけを中心にして、鳥かごから出したときに小鳥自ら寄ってくるようになったら、その時が「触り時」です。

小鳥が懐いているときの仕草とは?

小鳥が懐いてくれるようになると、さまざまな仕草を見せてくれます。
たとえば、逃げることなく飼い主さんの後を追ったり、小鳥から触ってもらおうとおねだりしたりします。

また、人の指に止まって口ばしをこすりつけるようになると、それは小鳥の「大好き」という愛情表現。飼い主さんの方にとってはこれほどうれしいことはありませんね。

なお、ときどき髪の毛や指、頬を優しく噛んでくることがありますが、これは鳥が飼い主さんを信頼している証拠です。強く噛みついてくるときはストレスを感じていることもありますが、基本的に甘噛みは愛情表現なので叱らないようにしましょう。

小鳥をお迎えする際の注意点

小鳥は非常に賢い動物ですが、だからこそ接し方や小鳥の将来について注意・覚悟しておかなければならない点があります。

いつかやってくる「お別れの時」を覚悟しておく

種類にもよりますが、小鳥の平均寿命は10年前後です。犬や猫と比べると寿命は短めの傾向にあるので、この点はあらかじめ覚悟しておきましょう。
大切なのは懐かせることより、小鳥と一緒に過ごす時間です。

早く懐かせようとしない

小鳥にもそれぞれ個性や性格があります。「色々とやってみても懐かないから」といってお世話を放棄したり、小鳥の存在を無視したりすることは絶対にやめましょう。敵とみなして心を開かなくなります。

たっぷりと愛情を注ぐことが大切

懐きやすい小鳥の種類や懐いてもらうポイント、小鳥をお迎えする際の注意点などについてご紹介しました。
小鳥は飼育しているだけで人に懐くことはないので、ヒナのうちからしっかりと愛情を注いでお世話することが大切です。飼い主さんのことを信頼できる存在だと認めてもらえれば、小鳥も愛情を示してくれるようになります。
まずは飼い主さんの方から優しく、丁寧に歩み寄る姿勢で接するようにしましょう。

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