ペットと一緒に暮らすと得られる効果とは?

現代では、犬や猫などをはじめ、鳥類や爬虫類などの動物もペットとして年々人気が高まっています。
動物と一緒に暮らすことで、毎日の生活が楽しく、癒されるような充実感が得られるという方が多くいらっしゃいますが、具体的にペットはどのような効果をもたらしてくれるのかご存知でしょうか?

今回は、ペットと一緒に暮らすと得られる効果についてご紹介します。

ペットと暮らして健康的な生活に!

ペットと一緒に暮らし始めると、飼い主の身体の健康が向上する効果があります。代表的なところでは、毎日の犬の散歩が習慣化すると飼い主のウォーキングにもなり運動不足が解消されますよね。
また、犬の散歩で外に出ることで副交感神経が活性化し、リラックスして気分の良い1日が過ごせます。

さらに、ペットを飼うと散歩だけでなく、餌やりや遊びなどの基本的なお世話も習慣となりますので、飼い主の生活サイクルも安定し、乱れがちな生活習慣の改善に効果的だといえるでしょう。
そのほかにも、ペットの飼育には血液中のコレステロールや中性脂肪、血圧を下げる効果があると考えられています。

ペットがストレスや不安を癒してくれるメカニズムとは?

ペットと一緒に暮らしている方の多くが、動物と過ごしているとストレスや不安が癒されるような効果を感じたことがあるのではないでしょうか?

実はペットと触れ合うときには、人間の脳内で「オキシトシン」という物質が分泌されています。オキシトシンは幸せホルモンとも呼ばれており、精神を安定させてリラックスする効果があります。
オキシトシンは赤ちゃんを抱っこするなど、人との触れ合いのなかで分泌される物質ですが、動物との触れ合いでも活発に分泌されることが分かっています。

そのため、ペットを飼っていない人に比べて、飼っている人の方が孤独やストレスを感じにくい傾向があり、動物と一緒に暮らすことで充実した生活が送れて心身ともに良い影響を及ぼしています。
近年ではペットのこうした効果が注目され、アニマルセラピーとして福祉施設や病院などをはじめとする様々な施設を訪問し、動物との触れ合いを通して多くの人々の心を癒しています。

ペットと一緒に豊かな家族時間が過ごせる

ペットとの生活は心身の健康の向上だけでなく、夫婦や家族間のコミュニケーションを活性化させるきっかけとなることがあります。
ペットを家庭に迎え入れる前に比べて、お子さんや夫婦で過ごす時間が増えたという方も多く、より豊かな家族時間が過ごせるようになったと感じる方が多いようです。

また、犬の散歩などでペットを連れて外出する機会が多くなることで、出先の公園やカフェなどで社会的な交流も増える傾向がみられます。さらに、インターネットでのコミュニケーションが発達した現代社会では、ペットの話題を通して新たな人々と知り合うきっかけが増えることもあるようです。

ペットとの暮らしが子供の豊かな成長に繋がる?

ペットと一緒に暮らすメリットには、お子さんの成長や教育にもよい効果があることが分かっています。
子供のころから動物と過ごすことで命の大切さを学べるだけでなく、他者への思いやりや優しさなど豊かな感情を育むことができ、さらに忍耐力や気配り、責任感など社会的なコミュニケーションに必要な力を伸ばす手助けにもなります。

しかし、一方で特に赤ちゃんの頃などは動物を近づけると危険な可能性があります。そのため、子供が生まれてからペットを飼う場合は、お子さんがある程度成長した3~4歳ごろを目処に考えるとよいでしょう。
また、お子さんが動物に対してアレルギーを持っている可能性も考えられますので、念のため事前にしっかりと確認するようにしてください。

ペットと一緒に暮らそう!

ペットと一緒に暮らすと得られる効果についてご紹介しました。
動物との触れ合いを通して得られる効果は、身体や心の健康だけでなく家族間のコミュニケーションやお子さんの健やかな成長など、様々な面で豊かにしてくれることがお分かりいただけたことと思います。

ペットをご家庭に迎え入れるには、最後まで責任をもって面倒を見られるかどうかなどもしっかりと考えなければなりませんが、ぜひ動物との豊かな暮らしを検討してみてくださいね。

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