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美容・健康 2021-06-25

愛犬がドライブ中に嘔吐! 犬の車酔いの原因と対策について

自由気ままに風を切って進むドライブは、いつの時代も人気があるレジャーの一つ。お気に入りのドリンクや軽食、音楽を持ち込んで有意義な時間を過ごそうと意気込む方も多いですが、そんな楽しいときに水を差すのが車酔いです。
吐き気、頭痛、めまい、胃痛など、まるで風邪のような症状に見舞われますが、犬も同じように車酔いするのをご存知でしょうか?
車の揺れや室内のにおい、元々の体力・体調によってはまるで重病のようにぐったりしてしまう子もいるため、これから愛犬とのドライブを計画している方や、以前車に乗せて様子の異変に気づいた方はぜひ気をつけていただきたいもの。

そこで今回は、犬が車酔いする原因とその症状、車酔い対策についてご紹介します。

犬が車酔いする原因とは?

車を走らせてからしばらくすると、愛犬の様子がおかしい-。
車に乗せる前の健康状態に問題がなかった場合は、次のような理由から車酔いしている可能性があります。

平衡感覚の乱れ

三半規管(耳の奥にある渦巻き状の器官)が車の振動を受けることで平衡感覚が乱れ、吐き気や頭痛などの不調を引き起こすことがあります。これを防ぐには、できる限り揺れを感じさせないようにすることが大切です。

車内のニオイ

犬は人間の何倍もの嗅覚があるため、車内独特のニオイやガソリンのニオイなどは強い刺激となって不調を招くことがあります。また、人間にとっては良い香りの芳香剤や香水も犬にとっては強い刺激となり、気分が悪くなってしまう原因になります。

環境の変化

犬は猫と比べると環境の変化に強い動物ですが、いつでも臨機応変に対応できるわけではありません。
聞き慣れないエンジン音、振動や揺れ、狭い空間、どこへ行くのかわからない不安などで強いストレスを感じ、車酔いになることもあります。

満腹または空腹状態

お腹いっぱい食べた後や空腹状態のときに乗り物に乗ると気持ちが悪くなることがありますが、これは犬についても同じです。満腹状態で車に乗せて揺れを受ければ胃に大きな負担がかかりますし、逆に空腹状態であれば胃酸が出て吐き気を誘発してしまいます。

犬の車酔いの症状

犬の車酔いの症状には次のようなものがあり、どれも比較的わかりやすいのが特徴です。一部は人の車酔いと似通ってもいます。

よだれを流す

気持ちが悪くなるとよだれを流すことがあります。大量に流れて止まらない場合はそのまま吐いてしまう場合もあるでしょう。

嘔吐

胃に食べ物が残っていた場合は気持ち悪さから吐いてしまうことがあります。ある意味最もわかりやすい車酔いのサインといえるでしょう。このときは非常につらい状態になっているので、飼い主さんはできるだけ早めに対処してあげてください。

頻繁にあくびをする

飼い主さんとしては「心地よい揺れで眠たくなったのかな」と思いたいところですが、頻繁にあくびをすることも犬の車酔いではよくみられる症状の一つ。
慣れない環境と気分の悪さが重なって緊張状態となり、あくびをするといわれています。犬は緊張すると、あくびで気持ちを和らげようとすることがあるのです。

落ち着かなくなる

気分の悪さに戸惑うことから、車内をウロウロしたり、キョロキョロ辺りを見回したりすることがあります。
愛犬なりに「このままでは体調がおかしくなってしまう」と焦っているのかもしれませんね。

ぐったりする

頭を低くしてぐったりしているのも車酔いにはよくあることです。
嘔吐した後にぐったりしている場合は脱水症状へ移行していることもあるため注意が必要です。

これらの症状が現れた場合は、できるだけ早く対処することが大切です。まずは車を止めて外の新鮮な空気を吸わせ、落ち着くまで休ませてあげましょう。
無理をさせると目的地に着いた後でも回復が遅れますし、さらに状態が悪化してしまう可能性もあります。暑さで体力が奪われやすい夏は特に気をつけていただきたいところです。

車酔いを防ぐための対策とは?

ひどい車酔い状態になってしまうと回復にも時間がかかってしまい、愛犬の心身に大きな負担をかけてしまいます。
車酔いを避けるためには車に乗せないのが一番ですが、どうしても車に乗せなければならないときは、飼い主さんが積極的に車酔い対策をしてあげましょう。

満腹・空腹状態で車に乗せない

人でも同じですが、お腹いっぱいの状態だと吐き気をもよおしやすくなります。移動が長時間でなければ、出発前の食事はいつもよりも少なめにしておきましょう。
ただし、逆に空腹状態でも胃酸が出やすくなって気持ちが悪くなるため、「適度に軽く」食べさせるのがポイントです。

クレートに入れる

愛犬をクレート(ペット用ケース)に入れて車の揺れが伝わらないようにすることで車酔いを防げます。クレートの扉が車の進行方向に向くように置くのがポイントです。
最近は通気性の高いペット用のドライブシートも販売されているので、ドライブの機会が多い方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

こまめに休憩をとる

休憩をこまめにとって、外へ出してあげることは車酔いに非常に効果的です。
最近ではドッグランが併設されている駐車場やサービスエリアもあるので、長距離移動の場合は途中で寄って遊ばせてあげると良いでしょう。そのような施設がない場合でも、周辺を少し散歩するだけでリフレッシュできるので、飼い主の方は面倒がらずに愛犬を休ませてあげてくださいね。

犬用の酔い止め薬を飲ませる

愛犬が車酔いしやすいとわかっている場合は、犬用の酔い止め薬を飲ませておくのも手です。市販の酔い止め薬もありますが、副作用が心配な場合は事前に動物病院で相談してから使いましょう。動物病院でも酔い止めの薬を処方してくれます。

換気する

状況が許すようであれば、窓を少し開けて換気しましょう。新鮮な空気が入るだけでもだいぶ気分が良くなることがあります。
ただし、愛犬が窓から顔を出さないように細心の注意を払いながら行ってください。また、ドライブの前に車内の芳香剤を取り払っておくのもおすすめです。

愛犬とのドライブ 車酔い以外でもこんな点に気をつけよう

かわいい愛犬とのドライブを楽しく、充実した時間にするためにも、車酔い以外では次のような点に気をつけましょう。

直射日光に注意する

直射日光が当たる場所に犬を座らせないようにしましょう。すぐに温度が上がりやすいため熱中症になってしまう可能性があります。車用カーテンやサンシェードが有効なので積極的に活用してください。

飲み水を用意する

冬場は車内が乾燥するので人と同様に犬も喉が渇きがちです。
愛犬が水を欲しがったときにすぐに与えられるように水を用意してあげましょう。犬用の水飲みボトルを使うとこぼれにくく、便利です。

トイレを用意する

長時間トイレを我慢させないよう、お出かけ用のトイレグッズ(トイレシートやトイレトレーなど)を用意しておきましょう。ペット用ウェットティッシュやノンアルコールタイプのウェットティッシュも一緒に用意しておくとお尻拭きができて便利です。

まとめ

犬を車に乗せる際は車酔いのリスクを想定し、できるだけ車酔いしないように対策することが大切です。
もし、車酔いの症状が現れた場合は決して無理をさせず、まずは車から降ろして外の空気を吸わせてあげましょう。
愛犬とのドライブを良い思い出にするためにも、今回ご紹介した対策をしっかり理解・実行し、安全運転を心がけてくださいね。

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楽しむ 2019-04-05

愛犬とのドライブを安全に楽しもう!

年末年始や行楽シーズンは、愛犬を連れ遠方へドライブに出かけるという方も多いと思います。

走行中の車内ではトラブルで犬が怪我をしないように気をつけたり、気を取られて運転に支障が出ないようにと、普段よりもさらに安全を考慮しなければならず気を使いますよね。

今回は愛犬とドライブを安全に楽しむための注意点や、準備しておくとよいものについてご紹介いたします。

走行中の車内に注意! 愛犬の安全を守ろう

まずは走行中の車内で、愛犬の安全を守るための注意点を確認しましょう。

窓からの身の乗り出しに注意

車の窓から見える普段とは違った景色に興奮する犬も少なくはありません。
ずっと外を眺めているという子も多いのではないでしょうか。
そんなときに気をつけたいのが身の乗り出しです。
窓を開けていると顔を出してしまい、危険な事故に繋がりかねません。
窓を開る場合は犬が顔を出せないよう、換気程度だけ開けるようにしましょう。

走行中の車内の振動などに注意

犬にとって走行中の車内は、振動などで足元が不安定になります。
特にシートに乗せていると、ふらついて頭や体をぶつけてしまったり、足を滑らせ落下し骨折するなど、大怪我をしてしまう可能性もありますので注意が必要です。
万が一の事故を防ぐためにも、シートの上にはクッションやブランケットなどを敷き、犬が足に力を入れた時、身体を支えやすくなるような工夫をしましょう。また座席とドアの隙間は、足を挟んでしまう恐れもあるので、タオルなどで隙間を埋めておきましょう。

ペット用のカー用品も人気

近年では、愛犬の安全を守るさまざまなカー製品が販売されており、特にペット用のドライブシートが人気です。
ここでは、犬の種類に合わせたドライブシートをご紹介いたします。

中型犬・大型犬にオススメ

中型犬〜大型犬には、後部座席を全面覆るタイプのドライブシートがオススメです。
犬が滑って落下するのを防ぐだけでなく、座席を汚れから守ることができ、水洗いもできるので清潔に保てます。

小型犬・子犬にオススメ

小型犬や子犬には、犬を入れるボックスタイプのドライブシートをオススメします。
座席に固定するだけで落下事故や転倒を防げるので、頻繁にドライブする機会がある方はこういったグッズの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

さらに、犬用のシートベルトも販売されていますが、犬が慣れていない内は嫌がることも多いです。その場合は、普段使っているリードで代用してみてください。車内での行動範囲を限定するだけでも事故の防止に役立ちます。

車を停めたあとも要注意!

走行中の車内で愛犬の安全を守る注意点やカー用品をご紹介いたしましたが、目的地や休憩で車を停めたあとも油断は禁物です。たとえ僅かな時間でも、車を停めたあとは車中に愛犬を置き去りにするのは避けましょう。

特に夏場は、炎天下に車内で置き去りにされたペットたちが熱中症になる危険があります。

また健康面以外にも、車内放置されることによって犬が不安になり、吠えて近隣の迷惑になったり、一度置き去りにされた経験はトラウマとなり、次回以降のお出掛けがしにくくなる可能性もあります。
車を降りるときは、出来る限り愛犬も一緒に連れて行きましょう。

犬にとっても飼い主にとってもストレスなくドライブを楽しむためには、車内を安心できる空間にする必要があります。
注意することは多いですが、大切な愛犬を守るために工夫して、楽しい時間を過ごしてくださいね。

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