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暮らし 2020-10-29

「かわいそう」との批判も? ペットに服を着せるメリットとは

ペットを飼う人が増えている昨今、街中では服を着た動物たちの姿を目にすることが多くなりました。
ときには人間顔負けのおしゃれな服に身を包んだペットも見かけますが、その一方で「かわいそう」、「服がストレスになっているのでは?」などといった批判的な声もちらほら聞こえてきます。実際のところ、ペットに服を着せるメリットはあるのでしょうか?

そこで今回は犬と猫を中心に、ペットに服を着せるメリットや注意点などについてご紹介します。

ペットに服を着せるメリットとは?

犬や猫に服を着せることについては賛否両論の意見がありますが、結論から言うと「ペットの種類や季節、健康状態によっては服を着せた方が良い場合がある」ということになります。
人間にとって服は体を保護する重要な役割を果たしますが、それはペットについても同じで、具体的には次のようなメリットがあります。

防寒や暑さ対策になる

犬や猫は上手に体温を調節できる動物ではないため、季節によってはペット服が健康維持に非常に役立つことがあります。
たとえば、短毛犬種のチワワやパグなどは寒さに弱く冷えやすいのでペット服で防寒対策ができますし、暑さに弱いサモエドやシベリアンハスキーなどの犬種の場合は夏にクールベストを着せて熱中症対策ができます。

皮膚を保護する

怪我を負ったときや手術の後などは、患部を覆うペット服を着せることで皮膚を保護できます。実際に、犬や猫の避妊・去勢手術の後は「術後服」と呼ばれる服を着せることがあり、ペットを赤ちゃんから育てたことがある方はすでにご存知かもしれませんね。
このほか、強い日差しや虫刺されから皮膚を守るタイプのものもあり、ペット服の種類によっては実用的なアイテムになることがわかりますね。

抜け毛の防止になる

ペット服は抜け毛が辺りに散らばるのを防いでくれる役割も果たします。そのため、ペットを連れて外出する場合はおでかけ先に迷惑がかからないよう、エチケットとして服を着せる飼い主の方もいらっしゃいます。

介護やトイレ対策のサポートに役立つ

ペット服の中にはおむつなどのサニタリー用品がズレないようにするものもあり、介護が必要になった場合や外出先でのトイレ対策に役立ちます。

ペットにとってはストレスになる服もある?

上記のように、ペット服にはペットの健康や身の安全を守る役割もあります。
しかし、もともと動物の体は原産国の環境に合わせて身一つで生きていけるようになっているため、本来服は必要ありません。ですので、原則的には不必要なペット服がストレスとなってしまう可能性も十分考えられるのです。
例えば、次のようなペット服はペットにとって心身の負担になることがあります。

サイズが合っていない服

ペットの体を締め付ける小さいサイズのペット服は大きなストレスになります。特に首回りと胸囲のサイズには注意が必要です。どのくらいのサイズのものがよいか分からないという方は販売店のスタッフや獣医師に確認してみましょう。

小さい飾りがついている服

可愛らしさを演出する小さいリボンやボタンはペット服の見栄えを良くしますが、服から外れてしまうとペットが誤飲してしまう可能性があります。飾りの素材や形によっては飲み込むと内臓を傷つけてしまう恐れがあるため、できる限り飾りがないペット服がおすすめです。

用途や目的がはっきりしない服

ペットのことを考えるあまり、たくさんのペット服を揃える方がいらっしゃいますが、用途や目的がはっきりしないペット服はストレスになることがあります。体の動きを制限する実用性のない服はなるべく着せない方が良いでしょう。

不快な音やにおいがする服

動物は人間より嗅覚や聴覚が優れていることが多く、犬や猫も例外ではありません。したがって、ペット服のにおいや音には十分に気を付けてあげたいものです。特に鈴の音が苦手な犬や猫は多く、ペット服や首輪に鈴がついている場合はペットが嫌がっていないかどうかしっかり確認する必要があります。

ペットに服を着せるときの注意点を確認しよう

最近ではペットのストレスを考慮した高機能なペット服や、獣医師と共同開発したペット服なども登場していますが、前述の通り、ペットにとって服は必要不可欠なアイテムではありません。そのため、ペットに服を着せる場合は次の点に注意しましょう。

なるべく短時間にとどめる

獣医師からの指示などがない限り、服を着せるのは短時間にとどめておきましょう。特にパーティーやイベントの際によく見られる着ぐるみタイプの服や、デザイン性重視のコスチュームのような服は、写真撮影などが終わったら着せっぱなしにせず、すぐに脱がせてあげてください。

どうしても嫌がる場合はペット服以外の検討も

術後服や介護服など、ペットの健康上着用させる必要があるにもかかわらずペットが嫌がる場合には、餌やおやつなどを与えながら着せるのも手です。これを何回か繰り返すと「服を着るといいことがある」と覚えて、着用がスムーズになることがあります。
しかし、このような対策をしても強い拒否反応を示すときは、ペット服以外の手段を検討してみましょう。

まとめ

ペットに服を着せるメリットや注意点などについてご紹介しました。
服は人間の知恵から生まれた人間のためのアイテムであり、基本的に動物には必要ありません。しかし、人間と一緒に生活するペットには時に服が必要になる場面があり、服がストレスになってしまうか否かは飼い主さんの賢明な対応・選択によって変わってきます。
人間側の都合でペットが強いストレスにさらされないよう、今一度ペットに使うアイテムについて考えてみるのも良いかもしれません。

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暮らし 2020-10-14

季節の変わり目は特に気になる! ペットの抜け毛対策

春と秋ごろの季節の変わり目に気になってくるのが犬や猫の「換毛期」です。
基本的には1年に2回ほど訪れ、ペットにとって体温を調節するための大切な時期ですが、室内で飼っている方にとっては床に落ちた抜け毛の掃除に悩まされることも。

そこで今回は、換毛期のメカニズムや簡単にできるお手入れ方法など、ペットの換毛期の基本についてご紹介します。

ペットの換毛とは? なぜ換毛するの?

換毛とは文字通り「毛が抜け換わる」ことで、特によく毛が抜け落ちる時期を「換毛期」と呼びます。その一方で、ペットの毛は換毛期にだけ抜けると思っている方もいらっしゃるようですが、実はそんなことはありません。

犬や猫の毛には私たち人間と同じように毛周期があり、普段から毛は抜け生え換わっています。そして紫外線や衝撃など外部の刺激から体を守ってくれる毛は、動物の体温調節においてもとても重要なのです。

洋服などである程度自由に体温調節ができる人間と比べ、犬や猫は体温調節が上手くできません。そのため、暑い時期には通気性の良い硬めの夏毛に、寒い時期は保温性の高い柔らかい冬毛に換毛することで、体温を調節しているのです。
このように、動物にとって換毛は快適に生活していく上でとても大切なメカニズムとなっています。

時期に決まりがない種類も! 動物の換毛期

換毛期は一般的には春と秋の年2回で、5~7月と9月~11月ごろが目安とされています。しかし、換毛期は動物の品種や住んでいる地域、個体差などによって異なることがあります。

例えば、太くて硬い毛(上毛)と細くて柔らかい毛(下毛)を持つ「ダブルコート」に分類されるゴールデンレトリバーや柴犬などの犬、ペルシャなどの猫は先ほどご紹介したように、年2回の換毛期があります。
一方、上毛もしくは下毛のみを持つ「シングルコート」に分類されるプードルやマルチーズなどの犬、シンガプーラやシャムなどの猫は特に決まった換毛期はなく、1年を通して少しずつ毛が生え換わっていきます。

また、快適な温度と湿度に調整された室内で暮らすペットの場合、環境の変化による季節の移ろいを感じる機会が減り、換毛期がずれてやってくることがあります。
換毛期を正常に迎えることは健康な皮膚と毛の再生に繋がることでもあるので、普段からお散歩の時間を長くとるなど、ペットに気温の変化を感じさせる工夫が必要になります。

ペットの換毛期のお手入れ方法や注意点

ペットの換毛期は部屋に抜け毛が落ちやすくなるため、お掃除がいつもより手間がかかってしまいますが、そこで必要になるのがブラッシングです。
こまめにブラッシングをすると部屋に落ちる毛の量を減らせるだけでなく、ペットの皮膚を清潔に保つこともできます。特に猫の場合、グルーミングによる大量の毛の飲み込み予防にも繋がります。

なお、ブラッシングの際は室内ではなくベランダや庭でしてあげるという方もいらっしゃいますが、風で毛が飛ぶこともあるので近隣の方々の迷惑にならないように注意が必要です。
さらに、こまめなシャンプーも抜け毛除去に有効ですが、ペットの体質に合ったシャンプー剤を用い、適切な頻度で行いましょう。なかにはシャンプーや水が苦手な子もいますので、無理をさせずにペットに合わせた方法で行ってください。

そして、動物の換毛期はただ毛が多く抜けているだけならば心配ありませんが、そこにいつもと違う様子が見られた際は要注意です。例えば毛のツヤがなくなった、皮膚の一部が見えている、痒みや赤みがある、フケが出てきたなどの症状を伴う場合は、換毛期ではなく脱毛症などの病気を疑いましょう。
抜け毛が生理的なものか、病気によるものかを見極めるのが肝心ですので、少しでもおかしいなと感じた場合は早めに獣医師に相談してみることをオススメします。
また、ペットの換毛期には念のためこうした体調の変化を診てもらうためにも定期的にトリミングサロンなどでケアしてもらうのもよいでしょう。

まとめ

ペットの抜け毛が気になる「換毛期」の基本についてご紹介しました。犬や猫にとって換毛は健康を保つために重要な生理現象ですので、飼い主さんは日頃からブラッシングで抜け毛を除去してあげたり、健康チェックの項目に入れたりするなど、ペットの清潔と健康を守ることを心がけましょう。

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暮らし 2020-09-29

ペットフードだけじゃない! ペットの飲み水について考えよう

ペットの健康に気を使い、ペットフードにこだわっている方は多くいらっしゃいますが、「飲み水」についてはいかがでしょうか? 実はペットへ与える水に適した硬度や健康への影響など、食べ物と同じように飲み水にも留意しておきたいポイントがあります。

そこで今回は、人間と同じように動物の身体の大半を占める大切な「水」について、犬や猫などのペット目線で考えてみましょう。

ペットには硬水と軟水どっちが良いの?

水には大きく分けて「硬水」と「軟水」の2種類があります。
これらの違いは「硬度」、つまり水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、日本では一般的には硬度100mg以上ならば硬水、未満ならば軟水とされています。

日本の水道水や国産のミネラルウォーターのほとんどは軟水です。そのためペット用の飲み水として考えたとき、硬水は不向きと考えられています。硬水のミネラルウォーターなどの場合、水に含まれる多くのミネラルがペットの内臓にダメージを与える可能性があるからです。

しかしその影響は少なく、健康なペットであれば特に問題はありません。ただし、尿道結石を患っているペットは硬水で症状が悪化する場合があるので、ミネラルウォーターを飲ませる前に硬度などの水質のチェックをしっかり済ませておきましょう。
また、最近ではペット専用のミネラルウォーターといった商品も販売されていますので、成分をよく確認した上で利用するのもオススメです。

ペットに水道水をあげても本当に問題ない?

ミネラルウォーターは硬度に注意するとして、水道水はペットに与えても何も問題はないのでしょうか?
日本の水道水には消毒のため、塩素やトリハロメタンが含まれています。しかしこれらは微量であり、ペットの健康に害が出る可能性は極めて低いので心配しなくても大丈夫です。ただし、ペットに与えた飲み水を長時間放置していると雑菌が繁殖する原因になるためこまめに取り替えましょう。

一方で、水道水をそのまま飲ませる場合はやはり硬度を気にする必要があります。先ほど日本の水道水はほとんど軟水であるとお伝えしましたが、九州や沖縄、関東地方などの一部地域では硬水になっている場合があります。
そのため、特に引っ越した後などに水道水を安心して飲ませたい場合は、念のため自宅に流れてくる水道水がどの浄水場を通ってきているのか、成分は何が含まれているのかなどあらかじめ調べておくとさらに安心です。

また、どうしても心配な方は成分が明確に示されている宅配のウォーターサーバーを活用すると良いでしょう。現在はおいしい水が楽しめるウォーターサーバーが数多く販売されていますので、ペットと一緒に健康的な水生活を送ってみてはいかがでしょうか?

ペットが水を飲みすぎるor飲まないときは?

犬や猫が1日に必要とする水分の目安は体重(kg)×50~60mLといわれています。この目安より体重(kg)×80mL以上の水を多く飲んでいる場合は注意しておきましょう。
水の飲みすぎから疑われる病気は、腎臓病や糖尿病などさまざまあるので、少しでも違和感がある場合は念のため病院で診察を受けるようにしてください。
また、ペットの飲む水の量が気になるという方には目盛りの入った透明なタンクなどを使用するのがオススメです。

逆に、水を全く飲まない場合にも同様に注意が必要です。環境の変化などによるストレスや古い水の匂いなどを敏感に感じ取り、水を飲まなくなることがあります。
しかし、環境を整えたり容器を変えたりなど工夫しても水を飲まない場合は、腎不全や肝不全など何らかの病気の疑いもあるので、すみやかに病院へ相談しましょう。

まとめ

ペットへ与える飲み水に適した硬度や健康への影響などについてご紹介しました。ペットの健康を保つためには食事だけでなく、飲み水にも気を配るポイントが多数あることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
動物にとって水は食事と同様に絶対に欠かせないもの。ペットが飲む水は安全なのか、どれくらい飲んでいるのか、日頃からチェックしておきましょう。

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暮らし 2020-08-20

要注意! ペットの虫よけについて考えよう

虫の活動が活発になる暖かい季節は、虫よけが必要になるのは人間だけではありません。
ノミやダニはもちろん、夏に気になる蚊はどうすればよいのか、どんな病気に繋がる恐れがあるのか、予防方法などペットを守るため正しく安全な虫よけを知っておきましょう。

油断大敵! ペットに害のある虫とは?

はじめに、ペットの健康を脅かす恐れがあるとされている虫の中から、最も身近で代表的なものを3種類ご紹介します。どれも油断すると重大な病気を引き起こす可能性もありますので注意が必要です。

ノミ

ノミは哺乳類や鳥類を宿主にし、血を吸うことで生きている寄生昆虫です。1年中見られ、人の服や靴に付着した卵が家の中に持ち込まれると、ペットに寄生して繁殖することがあります。犬や猫がノミに刺され血を吸われると、激しいかゆみ、貧血、アレルギー性皮膚炎などの症状が現れる恐れがあります。

マダニ

マダニは多くの病原体を媒介する寄生虫で、その健康被害は動物だけでなく人間にも及ぶことがあります。公園の茂みや河原など身近な場所にもいるため、犬や猫の散歩の際についてしまうことも。
マダニに噛まれると貧血、皮膚炎だけでなく、犬の場合では犬バベシア症、猫の場合では猫ヘモプラズマ症などに繋がり、時には命に関わる場合もあります。

フィラリア

フィラリアも寄生虫の1種で、蚊を媒介に犬や猫に寄生し、フィラリア症を引き起こします。フィラリア症の症状には、食欲不振や咳、苦しそうな呼吸などがありますが、初期段階ではあまり目立たないため飼い主が気づかない場合も多いです。
しかし、そのまま放置し続けると死に至る可能性のある重大な病でもあり、特に猫の場合は主に肺に障害があらわれ、発見が難しい上に治療法も確立されていないため、日頃からの予防が重要となります。

大切なペットを守るためにしっかり虫対策しよう!

ペットを虫から守るためには、飼い主が日頃からペットの虫対策に気を配る必要があります。ここでは、基本的な対策について挙げていきますので、しっかりと行なっておきましょう。

駆虫薬

寄生虫を駆虫してくれる薬を活用しましょう。錠剤やピペットタイプなど種類はさまざまで、動物病院での処方はもちろん、市販されている薬もあります。
「寄生虫のうち、どの種類に効くのか?」、「皮膚が弱くても使えるのか?」、「体重制限はないか?」など説明書をよく確認してから、自分のペットに合ったものを使用しましょう。
また、確実に虫対策するためにもまずは動物病院へ訪れて医師に診てもらうことをオススメします。

ペット用の虫よけグッズ

火を使わないお香やスプレー、首輪など、ペット用の虫よけグッズは豊富にあります。ただし、ペットの身体に直接つけるグッズの場合、舐めて口に入っても問題のない成分で作られたものなど、事前によく確認して安全性の高いグッズを選びましょう。
また、犬や猫は人より嗅覚に優れており匂いに敏感なため、強い香りのものは避けた方が良いですよ。

このように、ペットの虫対策は薬や虫よけグッズなどで簡単に行なうことができますが、まずは動物の安全を守るためにも必ず動物病院やペットショップなどで確認してから使用しましょう。

人間用の虫よけグッズはペットに使っても大丈夫?

ホームセンターなどで市販されている家庭用の殺虫剤や虫よけスプレーの多くには、「ピレスロイド系」と呼ばれる殺虫成分が含まれています。
この成分は犬や猫といった哺乳類、鳥類には害のないものですが、魚類や両生類、爬虫類には毒になる場合があるので注意が必要です。

また、いくら犬や猫に害がないと言っても、誤食誤飲した場合は大変危険ですので、虫よけグッズは基本的にペットの手の届かない場所に保管しておきましょう。
そして家庭用の虫よけグッズを使う際は、用法用量をしっかり守り、なるべくペットがいない時に使用するよう心がけてください。万が一ペットが口にしてしまって異常がみられた場合は、すぐに動物病院で医師の診察を受けましょう。

まとめ

身近な虫から引き起こされる健康被害は、我々人間だけでなく、大切なペットにも大きく関わってきます。
ペットの楽しいお出かけや快適なおうち時間を守るためにも、駆虫薬や虫よけグッズを正しく使用し、日頃から虫よけに努めましょう。

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暮らし 2020-08-11

香りがペットのストレスに?! 「いい香り」にご注意を!

お香や香水、アロマオイルなどは気軽に気分をリフレッシュできるアイテムです。しかし、人間にとっては良い気分転換になっても、自宅のペットが同じように感じているとは限りません。

そこで、今回は香りが動物に与える影響や、ペットがいるお家で香りアイテムを使用する際の注意点についてご紹介します。

「いい香り」がペットにはストレスになることも!

最近は、室内を香らせる芳香剤やアロマディフューザーなどの香りアイテムが流行しており、巷では多くの商品が販売されています。
しかし、このような香りアイテムの使い過ぎによって周囲に迷惑をかけてしまう「香害」がちょっとした社会問題になったのと同じように、自宅室内で使う香りアイテムがペットにストレスを与えてしまうこともあるのです。

これは動物が人間の何倍もの高い嗅覚を持っているためで、人間にとってはほんの少し香る程度であっても、動物には強い刺激になることがあります。人間と比べて犬の嗅覚は100万倍、猫は20万倍ほどあるといわれていますから、ペットが受けるストレスは想像以上に大きいことがわかりますね。

アロマオイルには特にご注意を

香りアイテムのなかには、動物が代謝できない成分が入っていることがある点でも注意が必要です。
たとえば、芳香剤や洗剤など様々な製品に配合されているアロマオイルには代謝が難しいフェノールやアルコールが含まれるものも多く、ペットが近くにいる場面で使用するときは細心の注意が必要です。特に猫やフェレットはアロマオイルの成分をうまく分解できないため解毒できず、重篤な症状が現れることがあります。

また、アロマオイルは犬や猫が苦手とするレモンやオレンジスイートのような柑橘系の香りが多い点でも注意が必要です。

飼い主はこんな点に気を付けよう

ペットの健康と心地良い住環境を守るためにも、室内でペットを飼っている方は次のような点に気を付けましょう。

香りはペットのいないところで少量を

香りでペットにストレスを与えないよう、香りアイテムはなるべくペットから離れた場所で使用しましょう。使う量も少量を心がけてください。また、ペットが使用する毛布やマット、ぬいぐるみなどを洗濯する際は香り付け機能のない洗剤や柔軟剤を使用しましょう。

香りアイテムの成分を確認する

飼い主の方は、できる限り香りアイテムの成分表を確認してから購入・使用したいものです。自分で調べてもわからない場合はメーカーに問い合わせましょう。特に猫を飼っている方はアロマオイル配合の製品に気を付けてください。

少しでも不安がある場合は使わない

香りアイテムを使う際、少しでも不明点や不安がある場合は使わないでおくのが賢明です。なお、安全が確認されているアロマオイル配合のペットケア用品であれば使用して問題ありませんが、万が一異常が見られる場合はすぐに中断してください。

香りアイテム使用後はペットの体調観察を

香りアイテムを使用してから明らかにくしゃみや咳を繰り返したり、歩き方に異変が見られたりした場合はなるべく早く獣医師の診察を受けさせましょう。その際は使用した香りアイテムを持参しておくと、獣医師に状況説明をするときに役立ちます。

まとめ

人間が好む香りがペットに及ぼす影響や、香りアイテムを使う際の注意点についてご紹介しました。
室内で飼われるペットの多くは人間より体が小さく、外部から受けるダメージも大きくなります。したがって飼い主の方は人向けのアイテムを使う際、ペットに影響を及ぼさないかどうかを常に意識したいものです。
家族の一員であるペットと長く楽しく暮らしていくためにも、この点には注意してぜひ覚えておいてくださいね。

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