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美容・健康 2021-06-25

愛犬がドライブ中に嘔吐! 犬の車酔いの原因と対策について

自由気ままに風を切って進むドライブは、いつの時代も人気があるレジャーの一つ。お気に入りのドリンクや軽食、音楽を持ち込んで有意義な時間を過ごそうと意気込む方も多いですが、そんな楽しいときに水を差すのが車酔いです。
吐き気、頭痛、めまい、胃痛など、まるで風邪のような症状に見舞われますが、犬も同じように車酔いするのをご存知でしょうか?
車の揺れや室内のにおい、元々の体力・体調によってはまるで重病のようにぐったりしてしまう子もいるため、これから愛犬とのドライブを計画している方や、以前車に乗せて様子の異変に気づいた方はぜひ気をつけていただきたいもの。

そこで今回は、犬が車酔いする原因とその症状、車酔い対策についてご紹介します。

犬が車酔いする原因とは?

車を走らせてからしばらくすると、愛犬の様子がおかしい-。
車に乗せる前の健康状態に問題がなかった場合は、次のような理由から車酔いしている可能性があります。

平衡感覚の乱れ

三半規管(耳の奥にある渦巻き状の器官)が車の振動を受けることで平衡感覚が乱れ、吐き気や頭痛などの不調を引き起こすことがあります。これを防ぐには、できる限り揺れを感じさせないようにすることが大切です。

車内のニオイ

犬は人間の何倍もの嗅覚があるため、車内独特のニオイやガソリンのニオイなどは強い刺激となって不調を招くことがあります。また、人間にとっては良い香りの芳香剤や香水も犬にとっては強い刺激となり、気分が悪くなってしまう原因になります。

環境の変化

犬は猫と比べると環境の変化に強い動物ですが、いつでも臨機応変に対応できるわけではありません。
聞き慣れないエンジン音、振動や揺れ、狭い空間、どこへ行くのかわからない不安などで強いストレスを感じ、車酔いになることもあります。

満腹または空腹状態

お腹いっぱい食べた後や空腹状態のときに乗り物に乗ると気持ちが悪くなることがありますが、これは犬についても同じです。満腹状態で車に乗せて揺れを受ければ胃に大きな負担がかかりますし、逆に空腹状態であれば胃酸が出て吐き気を誘発してしまいます。

犬の車酔いの症状

犬の車酔いの症状には次のようなものがあり、どれも比較的わかりやすいのが特徴です。一部は人の車酔いと似通ってもいます。

よだれを流す

気持ちが悪くなるとよだれを流すことがあります。大量に流れて止まらない場合はそのまま吐いてしまう場合もあるでしょう。

嘔吐

胃に食べ物が残っていた場合は気持ち悪さから吐いてしまうことがあります。ある意味最もわかりやすい車酔いのサインといえるでしょう。このときは非常につらい状態になっているので、飼い主さんはできるだけ早めに対処してあげてください。

頻繁にあくびをする

飼い主さんとしては「心地よい揺れで眠たくなったのかな」と思いたいところですが、頻繁にあくびをすることも犬の車酔いではよくみられる症状の一つ。
慣れない環境と気分の悪さが重なって緊張状態となり、あくびをするといわれています。犬は緊張すると、あくびで気持ちを和らげようとすることがあるのです。

落ち着かなくなる

気分の悪さに戸惑うことから、車内をウロウロしたり、キョロキョロ辺りを見回したりすることがあります。
愛犬なりに「このままでは体調がおかしくなってしまう」と焦っているのかもしれませんね。

ぐったりする

頭を低くしてぐったりしているのも車酔いにはよくあることです。
嘔吐した後にぐったりしている場合は脱水症状へ移行していることもあるため注意が必要です。

これらの症状が現れた場合は、できるだけ早く対処することが大切です。まずは車を止めて外の新鮮な空気を吸わせ、落ち着くまで休ませてあげましょう。
無理をさせると目的地に着いた後でも回復が遅れますし、さらに状態が悪化してしまう可能性もあります。暑さで体力が奪われやすい夏は特に気をつけていただきたいところです。

車酔いを防ぐための対策とは?

ひどい車酔い状態になってしまうと回復にも時間がかかってしまい、愛犬の心身に大きな負担をかけてしまいます。
車酔いを避けるためには車に乗せないのが一番ですが、どうしても車に乗せなければならないときは、飼い主さんが積極的に車酔い対策をしてあげましょう。

満腹・空腹状態で車に乗せない

人でも同じですが、お腹いっぱいの状態だと吐き気をもよおしやすくなります。移動が長時間でなければ、出発前の食事はいつもよりも少なめにしておきましょう。
ただし、逆に空腹状態でも胃酸が出やすくなって気持ちが悪くなるため、「適度に軽く」食べさせるのがポイントです。

クレートに入れる

愛犬をクレート(ペット用ケース)に入れて車の揺れが伝わらないようにすることで車酔いを防げます。クレートの扉が車の進行方向に向くように置くのがポイントです。
最近は通気性の高いペット用のドライブシートも販売されているので、ドライブの機会が多い方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

こまめに休憩をとる

休憩をこまめにとって、外へ出してあげることは車酔いに非常に効果的です。
最近ではドッグランが併設されている駐車場やサービスエリアもあるので、長距離移動の場合は途中で寄って遊ばせてあげると良いでしょう。そのような施設がない場合でも、周辺を少し散歩するだけでリフレッシュできるので、飼い主の方は面倒がらずに愛犬を休ませてあげてくださいね。

犬用の酔い止め薬を飲ませる

愛犬が車酔いしやすいとわかっている場合は、犬用の酔い止め薬を飲ませておくのも手です。市販の酔い止め薬もありますが、副作用が心配な場合は事前に動物病院で相談してから使いましょう。動物病院でも酔い止めの薬を処方してくれます。

換気する

状況が許すようであれば、窓を少し開けて換気しましょう。新鮮な空気が入るだけでもだいぶ気分が良くなることがあります。
ただし、愛犬が窓から顔を出さないように細心の注意を払いながら行ってください。また、ドライブの前に車内の芳香剤を取り払っておくのもおすすめです。

愛犬とのドライブ 車酔い以外でもこんな点に気をつけよう

かわいい愛犬とのドライブを楽しく、充実した時間にするためにも、車酔い以外では次のような点に気をつけましょう。

直射日光に注意する

直射日光が当たる場所に犬を座らせないようにしましょう。すぐに温度が上がりやすいため熱中症になってしまう可能性があります。車用カーテンやサンシェードが有効なので積極的に活用してください。

飲み水を用意する

冬場は車内が乾燥するので人と同様に犬も喉が渇きがちです。
愛犬が水を欲しがったときにすぐに与えられるように水を用意してあげましょう。犬用の水飲みボトルを使うとこぼれにくく、便利です。

トイレを用意する

長時間トイレを我慢させないよう、お出かけ用のトイレグッズ(トイレシートやトイレトレーなど)を用意しておきましょう。ペット用ウェットティッシュやノンアルコールタイプのウェットティッシュも一緒に用意しておくとお尻拭きができて便利です。

まとめ

犬を車に乗せる際は車酔いのリスクを想定し、できるだけ車酔いしないように対策することが大切です。
もし、車酔いの症状が現れた場合は決して無理をさせず、まずは車から降ろして外の空気を吸わせてあげましょう。
愛犬とのドライブを良い思い出にするためにも、今回ご紹介した対策をしっかり理解・実行し、安全運転を心がけてくださいね。

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美容・健康 2021-04-14

ペットにも歯磨きが必要な理由とおすすめのデンタルケアグッズ

歯の健康は快適な生活を送る上で不可欠な要素ですが、それは動物にとっても同じです。最近ではペットのデンタルケアへの呼びかけが盛んに行われており、飼い主の方の意識も高くなっています。
ペット用品の店舗でもデンタルケアグッズが数多く並べられているため、「うちの子にも必要かな?」と購入を検討したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、ペットの代表格である犬と猫に歯磨きが必要な理由や歯磨きのポイント、おすすめのデンタルケアグッズ、注意が必要な症状などについてご紹介します。

犬も猫も! ペットに歯磨きが必要である理由とは?

動物愛護やペットの飼い方への意識向上の流れを受け、犬や猫の健康管理項目の一つに「歯磨き」があがるようになりました。
ペット用の歯ブラシや歯磨き粉などを置く動物病院も多くなっていますが、こういったペットの健康志向の高まりに対し、なかには「不要なのでは?」と歯磨きの必要性を疑問視している方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、結論から言えば、さまざまな症状を引き起こす歯周病を予防するために、犬や猫にも歯磨きをはじめとするデンタルケア(またはオーラルケア)が必要なのです。

歯周病がペットの健康に及ぼす悪影響とは?

歯周病は、歯と歯茎の間に細菌が入り込むことによって歯茎が炎症を起こしてしまう口内疾患であり、主な原因は歯に残った歯垢と歯石です。
歯周病の症状は最初に口臭から始まりますが、進行すると次のような重い症状が現れます。

歯茎の腫れや出血

歯周病になると歯茎が赤く腫れ、出血することも増えてきます。これらの症状は健康な歯茎と比べてみると一目瞭然で、歯周病の歯茎は全体的に盛り上がっていることがわかるでしょう。唾液や鼻水に血が混じることもあります。

歯がグラグラする・抜ける

歯周病になると歯を支える歯茎が弱るため、歯がグラグラと不安定な状態になってきます。そのような状態の歯はいずれ抜けるので、床に落ちている歯を見て初めてペットの異変に気付く方もいらっしゃいます。

口内炎ができる

口内に激しい痛みが出る口内炎も歯周病の症状の一つです。口内炎ができると痛みで食欲がなくなったり、よだれがたくさん出たりするため、最初は風邪でも引いたのかと勘違いする場合もあるでしょう。
また、口内炎ができると口元を触られるのを嫌がるようになります。

内臓疾患を誘発する可能性も

歯周病を放置していると口内の細菌が全身に行きわたってしまい、心臓や肺、肝臓などの内臓疾患を誘発してしまう恐れがあります。

このように、歯周病は歯から体全体の不調を引き起こす、決して甘くみてはならない口内疾患だということがおわかりいただけたでしょうか。

ペットの食生活の変化も歯周病の一因に

歯を使って食べる動物であれば多少の歯垢・歯石は仕方がありません。
しかし、他の動物と違って人間に飼われている犬と猫に歯磨きが必要なのは、人間に飼育されて食生活が劇的に変化したためであり、ペットフードはそのような食生活の変化の代表的な例です。

ペットフードは歯垢がたまりやすい

ペットの主食であるペットフードは各メーカーがさまざまな調査を重ねて開発したフードであり、一定以上の価格・品質のものであればペットの健康維持には最適な餌です。
しかし、加工品であるペットフードには糖質が含まれていることが多く、定期的に歯磨きをしなければ歯垢が溜まりやすくなってしまうのです。

また、柔らかいウェットフードが登場したことも一因といえるでしょう。
ウェットフードは体力のない子や高齢の子、水をあまり飲まない子には最適なフードですが、使われている素材や加工の仕方によっては歯垢がつきやすいというデメリットがあるため、ウェットフードを常食にしてしまうと口内環境が悪化してしまう可能性があります。

ペットフードを与えるなら歯磨きは必要

つまり、ペットフードは犬と猫の健康を考慮して作られた大変優秀なフードですが、バランスの取れた栄養を手軽に摂取できる分、歯に負担がかかってしまうということです。
犬と猫の本来の食事は肉や魚などの高タンパクのものですが、日常生活ではいつでも新鮮な肉や魚を与えられるわけではないので、一緒に暮らすのであればペットフードの活用は必要不可欠でしょう。それならばやはり、歯周病を防ぐためにも歯磨きは必要です。

犬と猫の歯磨きのポイント

当然ながら、犬と猫は自ら歯磨きができません。したがって飼い主の方から積極的に働きかけなければなりませんが、その際は次のようなポイントを押さえておきましょう。

犬用または猫用歯ブラシを用意する

できれば犬用または猫用の歯ブラシを使いましょう。人間用の歯ブラシはサイズが合わないため磨きにくく、ペットが嫌がってしまうことがあります。
ペット用歯ブラシが手元にない場合は濡らしたガーゼやコットンでも代用できますよ。

前歯から磨く

いきなり奥歯から磨くと嫌がって抵抗する子もいるので、最初は前歯に軽く歯ブラシを当てるところから始めましょう。
慣れてきたら奥歯に移り、歯の内側と外側の両面を丁寧に磨きます。このとき、力を入れ過ぎないように注意してください。

ペットがリラックスしているときを狙う

人間であれば食後30分~1時間後あたりが歯磨きのタイミングですが、犬と猫の場合はそうもいきません。無理に磨こうとすると激しく抵抗し、歯ブラシを見る度に逃げ出すようになってしまう場合もあるため、機嫌が良く、リラックスしているときを狙いましょう。

歯磨きの頻度は1日1回が理想

犬と猫の歯垢は2日程度で歯石化します。人間の場合は1か月弱なので、いかに早く歯石化するかがわかりますね。
したがって、犬と猫の歯磨きの頻度は1日1回が理想です。少なくとも2日~3日に1回は行いたいところです。

歯磨きを嫌がる子におすすめのデンタルケアグッズ

歯磨きは犬と猫にとって一番手軽で確実なデンタルケア方法ですが、なかにはどうしても受け入れられない子もいます。
その場合は次のような便利なケアグッズを利用する手もあるので、飼い主の方はぜひ活用してみましょう。

チキンやミントなどの香り付き歯磨きジェル

チキンやミントなどの香りがする歯磨きジェルを使えば、美味しそうな香りにつられて歯磨きを受け入れる子もいます。「奥歯があと一歩のところで磨けない!」という場合はこのような歯磨きジェルを導入しても良いですね。

歯磨きシート

歯ブラシが苦手な子であれば歯磨きシートを使うのもおすすめです。
歯磨きシートは洗浄成分がシートに染み込ませてあるもので、指に巻き付けて歯磨きします。

デンタルスプレーや液体歯磨き

歯ブラシも歯磨きシートも受け付けない子の場合は口の中にシュッとスプレーするだけでケアできるデンタルスプレーや、飲み水の中に混ぜて歯の汚れを落とす液体歯磨きなどもあります。

歯磨きガム・ジャーキー

「愛犬・愛猫にあまりストレスをかけさせたくない」という方は美味しく、ストレスを解消しながらケアできる歯磨きガムやジャーキーがおすすめです。
若干固めに作られているため、噛んでストレスを解消しながら歯垢を落としてくれます。

歯磨きおもちゃ

好奇心旺盛な子の場合は歯ブラシを導入する前に、遊びながらケアできる歯磨きおもちゃを使う手もあるでしょう。歯磨きおもちゃで遊んでくれればそれだけでケアできるので、飼い主の方の負担も減りますね。

こんな症状が現れたら気を付けよう

毎日歯磨きしていても歯周病を完璧に予防できるわけではなく、知らないうちに状態が悪化していることがあります。
前述の通り、強めの口臭、歯茎からの頻繁な出血は比較的わかりやすい症状ですので、飼い主の方はこのような点を見落とさないようにしましょう。

また、口内の痛みによる食欲不振、これに伴う体重の減少、不機嫌な状態が続くといったことも歯周病にはよくある症状です。
このような症状が現れた場合はなるべく早く動物病院を受診させてください。

まとめ

犬と猫に歯磨きが必要な理由や歯磨きのポイント、おすすめのデンタルケアグッズ、注意が必要な症状などについてご紹介しました。

家畜化した動物は人間の生活様式にどんどん近づいていくものであり、家畜化を決めた私たち人間は彼らの健康をケアする責任があります。
今回ご紹介した犬と猫の歯磨きもその一つです。愛犬・愛猫の健康増進のためにも、飼い主の方は今一度彼らの口の中を細かくチェックしてみてはいかがでしょうか。

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美容・健康 2021-02-19

愛犬が喜ぶドッグマッサージに挑戦してみよう!

最近注目を集めている犬向けリラクゼーションのドッグマッサージ。
自宅の愛犬にもしてあげたいけれど、「方法がわからない」、「難しそう」と二の足を踏んでいる方が多いのではないでしょうか。
しかし、医療目的以外の簡単なマッサージであればそれほど難しいものではなく、愛犬とコミュニケーションを取りながら楽しく行えます。

そこで今回は、初心者の飼い主さんでも簡単にできるドッグマッサージの方法についてご紹介します。

ドッグマッサージの基本は「優しく触る」こと

はじめに、ドッグマッサージは「優しく触る」ことが基本です。
弱い力で撫でるだけでも十分効果が得られるので、人間に対して行うような強い指圧や揉みはしないようにしましょう。

また、常に犬の表情や喜ぶ部位を確認しながら行うことも大切ですよ。

顔や目のまわりの疲れもスッキリ! 部位別のマッサージ方法

それでは上記の基本をふまえつつ、次は部位別のマッサージ方法をみていきましょう。どのマッサージも気軽かつ簡単にできるものばかりです。

首まわり

首まわりの凝りには親指を使って、円を描くように首の後ろ部分を優しくさすってあげましょう。首は飼い主を見上げるためによく動かす部位であるため、凝りやすいといわれています。

顔まわり

顔まわりは手のひらで優しく撫でた後、口角の後ろあたりの余った皮をほんの少しつまみます。そして、嫌がらないようであればそのまま後ろに引っ張ってみましょう。
このマッサージは顔まわりのストレッチにもなるので、ぜひチャレンジしてみてください。

目のまわり

疲れやすい目のまわりは優しく円を描くようにして指の腹でさすってあげましょう。このとき力を入れないように注意してください。
犬にもツボがあるといわれていますので、ツボが多い目のまわりのマッサージなら愛犬もきっと喜ぶことでしょう。

耳の後ろ

耳の後ろは指で左右にさすりましょう。なるべく耳の付け根あたりをさするのがポイントです。
犬は物音を素早くキャッチして聞き分けるために耳を立てるので、耳の付け根のあたりは凝りやすいといわれています。

手足

手足は爪先から足の付け根に向かって、血液やリンパを流すように優しく揉んでいきましょう。
体を支えたりジャンプしたりする手足は疲労が溜まりやすい部位なので、バンザイをさせるようなポーズをとらせて前足の付け根をストレッチするのも効果的です。なお、手足のマッサージは関節炎の予防にもなります。

ドッグマッサージをする際の注意点

ドッグマッサージをする際は、される側である犬の気持ちを考えて、次のような点に注意しましょう。

食後や体調不良、怪我をしているときは控える

体調が悪いときのマッサージは犬に過度なストレスを与えてしまい、病気や怪我が悪化する可能性があります。
また、食後すぐのマッサージは消化の妨げになります。

嫌がる部位は触らない

犬も人間同様、触られたくない部位があります。愛犬が少しでも嫌がる部分はマッサージを控えましょう。
なお、基本的に犬は頭を上から撫でられることを嫌うため、頭や顔のまわりをマッサージするときは急に上から触らないようにしてください。

まとめ

初心者の飼い主さんでも簡単にできるドッグマッサージの方法についてご紹介しました。
ドッグマッサージは愛犬とのコミュニケーション手段の一つであり、続けていけばより深い信頼関係を築けるでしょう。
これを機にぜひドッグマッサージをマスターして、愛犬と幸せな時間を過ごしてくださいね。

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美容・健康 2020-07-22

夏の暑さにご注意! 知っておきたいペットの熱中症対策

近年は、昔に比べて夏の暑い日には気温が30度を大きく超えることも多く、テレビなどでは熱中症への注意が呼びかけられています。熱中症は人間だけでなく、時にはペットの命を危険にさらしてしまうこともありますので十分に注意が必要です。

そこで、今回はそんな熱中症から大切なペットを守るための対策についてご紹介します。

ペットの熱中症、その原因や症状は?

日中の散歩や留守番中の室内など、夏はほかの季節と比べて特にペットを取り巻く環境に気をつかう必要があります。
犬や猫は人間と違って体の構造上、大量に汗をかいても体温を下げることができません。そのため、人間が「少し暑いかな?」と思うぐらいの気温や湿度でも、呼吸による体温調節が間に合わず熱中症になってしまうことがあるのです。

こうした犬や猫の熱中症の症状は、いずれも「呼吸が浅く・速くなる」、「ぐったりしている」などから始まります。
その後、「よだれが多くなる」、「呼吸が激しくなる」、「目や口の中の充血」などをはじめ、さらには意識障害や痙攣、嘔吐などの症状が現れ、やがて呼吸不全や臓器損傷に繋がり、処置が間に合わなかった場合は命の危険にさらされることもあります。

しかし、熱中症になったからといってこれらの症状が全て出るわけではありませんので、症状の現れ方には個体差があることを覚えておきましょう。
また、ウサギやハムスターのようなエキゾチックアニマルの場合は犬や猫より体が小さい分、気温や湿度の影響を受けやすく、症状が進むのも早いため日頃の観察や予防がより重要になります。

熱中症は日頃から対策しておくことが大切!

夏の熱中症は決して油断できませんが、予防ができる病気です。日頃からペットが過ごしやすい環境を整えて、熱中症対策に努めましょう。

夏は普段の散歩を工夫する

炎天下の散歩は熱中症のリスクはもちろん、熱いアスファルトで肉球を火傷する恐れもあります。そのため早朝や夜など、なるべく涼しい時間帯の散歩に切り替えましょう。
また日中に出かける際は、水に濡らした犬用シャツを着せたり、こまめな水分補給を忘れないように気をつけてください。

ペットのお家は風通しの良い、直射日光の当たらないスペースへ

ペットの小屋やケージは中に熱がこもらないよう、風通しの良い場所を確保してあげましょう。小屋を屋外に置いている場合は日陰に移動し、ケージを屋内に置いている場合は高温になりやすい窓際を避けてくださいね。

冷房や除湿をつける

特にエキゾチックアニマルのような環境の変化に弱いペットを自宅で飼っている場合は、エアコンで上手に室温・湿度を調整してあげましょう。室温が低くても湿度が高いと熱中症になりやすいので、気をつけてください。

そのほかにも、保冷グッズを活用したり、いつでも水分補給ができるよう予備の飲み水を用意したりと細かな心配りが熱中症予防に繋がります。

ペットの様子が変! 万が一の時はどうすればいい?

万が一ペットの様子が普段と違い、熱中症の疑いがある場合はまず体を冷やしましょう。すぐに涼しい場所に移動させて、エアコンをつけて室内を冷やしてください。その後、濡れタオルで全身を拭き、首や脇、後ろ足の付け根を重点的に冷やします。
このとき水を飲ませることも効果的ですが、ぐったりして呼びかけに反応しない場合は誤飲を避けるため、無理に飲ませない方が良いでしょう。

また、ペットに意識がないときはもちろんですが、意識がある場合や応急処置後に熱中症から回復したと思われる場合も、念のため動物病院で診察を受けるようにしてください。見た目の症状が落ち着いていても、体内の臓器にダメージを負っている可能性があるので油断は禁物です。

まとめ

大切なペットを暑さから守るための熱中症対策についてご紹介しました。
ペットは私たちが思っている以上に暑さに弱く、体の異常を人間に直接伝えることができません。そのため飼い主はペットの些細な変化も見逃さないよう、日頃からよく観察しておく必要があります。
ペットの命を守り、一緒に楽しい夏を過ごすためにも熱中症対策についてよく考えてみてくださいね。

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美容・健康 2020-03-27

犬の美容ケアで気をつけるべきポイント

犬の美容といえば、「トリミング」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
トイプードルやポメラニアンなど被毛のカットが難しい犬種は、ペットサロンでプロにトリミングしてもらうのがオススメですが、一方でブラッシングや爪切りなどについては自宅で行なっているという方もいらっしゃいます。

そこで今回は、ご家庭で行なう犬の美容ケアについて特に注意したいポイントをご紹介いたします。

強くブラッシングしないように注意する

ご家庭で一番取り組みやすいのはブラッシングです。ブラッシングは犬の被毛についた汚れやふけを落として体を清潔に保ったり、ノミやダニなどの早期発見にもつながります。
また、ブラッシングはこまめに行なうことで何らかの皮膚の異常に気付くことができるのもメリットの1つです。

犬は普段自分で手足を舐めてブラッシングを行ないますが、猫とは違って体はそこまで柔らかくないのでどうしてもお腹や背中、お尻まわりは人がブラッシングをする必要があります。
しかし、犬の皮膚はとても薄いので、あまり強くブラッシングをしてしまうとスリッカーで傷をつけてしまう恐れがありますので、優しく丁寧に行ないましょう。

なお、ブラッシングに使うブラシは、犬の毛質によって適した種類がありますので、最適なものを選んで少しでも快適に過ごしてもらえるよう心がけましょう。

室内犬は足裏の毛をこまめにチェックしておく

室内犬は家の中での移動がほとんどですので、足裏の被毛が伸びているとマットを敷いていないフローリングなどでは滑って怪我をしてしまう危険があります。

そのため、犬が歩きづらそうにしていたら、すぐに足裏の被毛をカットしてあげてください。被毛の伸びるスピードにもよりますが、目安としては滑り止めにもなっている足の肉球に毛がかかるようになったら整えるようにしましょう。

また、おもわぬ事故を避けるためだけでなく、足裏の毛が伸びていると皮膚病の原因となることがありますので、日頃からしっかりチェックしておくのが大切です。

爪切りは出血しないように慎重に行なう

犬の美容ケアに爪切りは特に重要で、犬の爪は人の巻き爪と同様に、伸びていくと下に向かってカーブしていきます。
そのため、最終的には皮膚に刺さってしまって、爪切りが困難になってしまうこともあります。

爪の色が黒や茶色の子だと判断しづらいですが、中の血管が透けて見える子だと伸びてきたことが分かりやすいので、誤って血管を切ってしまわないように慎重に爪切りを行ないましょう。
一方で、血管が見えづらい爪色の子は、血管を切ってしまわないように少しずつ爪を切っていきますが、万が一出血してしまった場合は止血剤が販売されているので、そちらを使用して止血します。

爪切りは、犬がトラウマとなって怖がらないように丁寧に行なうのはもちろんですが、終わったあともご褒美におやつをあげるなどして安心させてあげるのがポイントです。
また、爪切りで犬を傷つけてしまわないか不安だという方は、無理をせずにプロに切ってもらうようにしましょう。

まとめ

ご家庭で行なう犬の美容ケアについて特に注意したいポイントをご紹介しました。
ブラッシングや爪切りなどはご家庭でも取り組みやすい反面、誤って犬を傷つけてしまわないように慎重に行なう必要がありますが、犬とのコミュニケーションにもなりますし、肉球に傷が無いか、ケガをしていないかなどをチェックできるメリットもあります。

なかには爪切りやブラッシングを嫌がる子もいますが、衛生・健康面で必要なケアですので根気強く定期的に行なって、終わったあとにはご褒美をあげるなどして犬がストレスなく慣れていけるよう心がけましょう。

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