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知る・学ぶ 2022-02-17

見た目は怖いけど温厚? イグアナを飼育する際の準備・注意点

「イグアナってカッコいい。飼いたいけれどペットにできる?」、「イグアナを飼うのは大変? 注意することはある?」と考えたことがある方は多いことでしょう。
魅力がたくさんのイグアナですが、実際にペットとして飼っている方は少なく、飼育のイメージが付かない。という方もいらっしゃいます。

イグアナはペットとして飼うことが可能であるものの、飼育する前に理解しておくべき注意点もいくつかあるので、事前に正しい知識を身に付けることが大切です。
そこで今回は、イグアナの特徴や飼育準備、注意点などを解説しますので是非参考にしてみてくださいね。

イグアナはどのような特徴の生き物?

爬虫類に属するイグアナですが、一体どのような生き物なのでしょうか。ここではイグアナの特徴を解説します。

イグアナの種類は?

一概に「イグアナ」と言っても様々な種類が存在します。主なイグアナの種類は以下の通りです。

・グリーンイグアナ
・レッドイグアナ
・ブルーイグアナ
・サバクイグアナ
・コーンヘッドイグアナ
・カメレオンイグアナ

特に「グリーンイグアナ」はペットとして非常に人気があり、一般的にイメージされるイグアナも、グリーンイグアナである場合が多いでしょう。

イグアナはどのような性格?

イグアナの見た目から、攻撃的な性格をイメージする方は多いです。しかしイメージとは一転して、基本的には温厚で繊細な性格をしています。
また、非常に頭が良いことも特徴であり、飼い主を判別するのはもちろん、躾をしたことをしっかりと理解します。

イグアナの値段はどのくらい?

イグアナの値段は種類や大きさによって変化し、通常イグアナが成長するにつれて値段が高くなっていきます。
一般的に、手のひらに乗るくらいの大きさである「ベビー」で約3,000円ほどです。
また、生後半年から1年程度の「ヤング」で約5,000円、成長しきったサイズである「アダルト」で約10,000円が相場となっています。
しかし、希少なイグアナになると値段は一気に跳ね上がります。例えば「アルビノ」や「アザンティック」等の種類では、100,000円を超える個体まで存在するのです。

イグアナの餌は何を与えれば良い?

イグアナは基本的には草食であるため、野菜や果物を主な餌とします。具体的には、大根の葉や小松菜、リンゴ、バナナ等が餌としてピッタリです。
イグアナは色を理解し、鮮やかなものを食べようとする傾向にあるため、いくつかの餌を用意して彩を整えることが大切です。
イグアナ専用の餌も販売されているため、バランスを取る意味でも使用すると良いでしょう。
食事の頻度は1日に1~2度程度で、イグアナの大きさに合わせて量を調整します。

イグアナをペットにする魅力とは?

犬や猫に比べてペットとしてはメジャーではないイグアナですが、他の動物にはない魅力を秘めています。ここでは、イグアナをペットにする魅力についてみていきましょう。

恐竜を想像させる見た目

イグアナの魅力の1つは、ガッシリとし身体に賢そうな顔を備えた、恐竜を想像させる見た目です。サイズも1メートルを超える場合が多く、迫力も十分にあります。
また、グリーンイグアナの場合、鮮やかな緑の体色になり、非常に美しい見た目をしている点も魅力と言えるでしょう。

とても賢い生き物

イグアナは非常に賢い生き物です。そのため、コミュニケーションを繰り返すことで飼い主を識別し、声にも反応するようになります。
また、小さい頃から躾を行うことでしっかりと環境に適合する点も魅力です。

寿命が長い

イグアナは寿命が10~15年近くと、長生きすることも魅力の1つです。そのため一緒に長期間暮らすことができ、その分愛情も深くなるでしょう。
また、飼育環境や食べ物が整っていると20年近く生きることもあります。ちなみに最長で29年も生きたイグアナも報告されています。

大きな声で鳴かない

イグアナは大きな声で鳴かないため、飼育がしやすい動物といえます。
もちろん鳴き声も動物を飼う魅力の1つですが、隣人への配慮を考えると困ってしまう場合もあります。
一方イグアナは大きな鳴き声を上げないため、周りの方の迷惑になりにくくペットを飼う不安材料が1つ減るでしょう。

匂いが苦手な方でも飼育しやすい

イグアナには臭腺がなく汗をかくこともないため、キツイ臭いを出すことはありません。
そのため、動物の匂いが苦手な方であっても比較的飼いやすい動物と言えます。
しかし、当然ですが、食べ残しや糞尿によっての匂いは他の動物と同様に発するため、小まめな掃除は必須です。

イグアナを飼育するのに必要な準備は?

イグアナを飼育する際は、当然ですが迎え入れるための準備も必要です。
そのため、事前に必要な道具を把握して、安心してイグアナをお迎えできるようにしましょう。ここでは、イグアナを飼育する際に準備するべきものを解説します。

ケージ・水槽

イグアナの飼育環境は、体長によって変える必要があります。体長が1メートル超の「アダルト」になると放し飼いをするケースもありますが、それ以下の体長の場合はケージや水槽が必要です。
最初は小さいサイズでも飼育できますが、成長した時のことを考えて120~150センチ程度の大きめのサイズの水槽がおすすめです。
また、イグアナは上から掴まれると驚いてストレスにも繋がるため、横から開くタイプのケージが理想と言えます。

止まり木

野生のイグアナは基本的に木の上で生活を行うため、飼育環境にも止まり木を設置してあげましょう。流木をしっかりと固定して、イグアナが移動できるように組み合わせて設置します。
そうすることで、木の上で動き回って遊べるようになり、ストレスなく生活ができるようになります。

水容器

イグアナは大量の水分を取り、水遊びもするため、水容器を設置しましょう。大きさはイグアナの体が入るくらいが目安です。
中には動いている水しか飲まないイグアナも存在するため、その場合はエアレーションを用いることをオススメします。水は糞が溜まって汚れやすいため、毎日交換することが大切です。

照明器具

イグアナの飼育には、紫外線を放てる照明器具は必須です。紫外線を浴びないと体内でビタミンを作ることができず、疾患の原因となります。
ケージ内には照明が当たる場所と当たらない場所それぞれを作り、日陰と照明の間を自由に移動できる空間にしましょう。

イグアナを飼育する際の注意点も確認しておこう

イグアナを飼育する際の注意点は?
イグアナには数多くの魅力がある一方で、飼育する際は様々な注意点もありますのでしっかり確認しておきましょう。

オス同士の多頭飼いはできない

イグアナのオス同士は多頭買飼いができないため注意が必要です。オスのイグアナは縄張り意識が高い生き物であるため、多頭飼いすると喧嘩を始めてしまうのです。
そのため、もしイグアナを多頭飼いしたい場合はオスとメスの飼育にしましょう。

発情期のオスには注意が必要

イグアナは基本的に温厚で大人しい生き物ですが、発情期には注意が必要です。イグアナは発情期になると気性が荒くなり攻撃的になる傾向があります。
イグアナの爪や牙は非常に鋭く、攻撃されるとケガに繋がる場合もあるため、小さい子供との生活には向かない可能性があります。

温度・湿度の管理を徹底する必要がある

イグアナは低温及び乾燥した環境では生活ができません。そのため1年中イグアナが過ごしやすい環境を提供する必要があります。
具体的には、昼は30度前後、夜は26~27度前後の気温が理想です。
また、湿度は60~80%程度にする必要があるため、乾燥する時期は加湿器などの設備は必須となるでしょう。

まとめ

イグアナを飼う魅力や準備、飼育の注意点等を解説しました。イグアナという動物を飼育するイメージが湧かない人も多いですが、イグアナには他の動物にはない様々な魅力が存在します。
しかし、準備するべきものが多く飼育の注意点も存在するため、迎え入れる前に必ず確認することが大切です。
見た目の迫力があるにもかかわらず、温厚で賢い性格のイグアナをぜひ飼育してみてはいかがでしょうか?

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知る・学ぶ 2022-01-31

犬の多頭飼いを成功させるポイントは? 多頭飼いの魅力と注意点

「犬を多頭飼いしたいけれど上手く飼えるか不安…」、「犬の多頭飼いは楽しそうだけど注意点はある?」と考える方も多いでしょう。
犬を多頭飼いすることによって、飼い主さんが幸せになれるだけでなく犬にとっても様々なメリットが生じます。
しかしその一方で、多頭飼いに関する知識がなければ、思いもよらない所で失敗をしてしまう可能性もあるのです。

そこで今回は、犬を多頭飼いする魅力や注意点、多頭飼いを成功させるためのポイントをご紹介いたしますので、是非参考にしてみてください。

愛犬にとってもメリットがある? 犬を多頭飼いする魅力とは

犬を多頭飼いすると、家族が増える分だけ生活がさらに楽しくなることでしょう。
しかしそれだけではなく、多頭飼いをすることで愛犬にとっても様々なメリットが生じるのです。
ここでは犬を多頭飼いする魅力や、メリットについて解説します。

愛犬の社会性を育てることができる

多頭飼いをすることで、愛犬の社会性を育てることができます。
実は飼い犬は1頭のみで飼われている際、「自分は犬である」という認識を持っていないケースがあるのです。
しかし、あとから来た犬とコミュニケーションを取ることで、自分も犬であると自覚することができ、犬の集団の中で生きるための社会性を身に付けることができます。
その結果、他の犬と出会っても怯えたり吠えたりしない、お利口さんになることも期待できるでしょう。

2匹目以降のしつけが楽

1頭目のしつけがしっかりとできていれば、2頭目以降のしつけが非常に楽になる可能性があります。
犬は本来群れを作る動物であるため、あとから来た犬は先住している犬に倣って行動をするためです。
1頭目のしつけに苦労する方も多いですが、2頭目のしつけはあっさりと成功したというケースも非常に多いです。

愛犬の運動不足やストレスを解消できる

基本的にペットを飼う際は室内飼いが多いことから、普段思い切り遊び回ることができない犬もいます。
その結果、運動不足になりストレスにも繋がる可能性があるのです。それによって無駄吠えや噛みつきなどの問題行動に繋がることも少なくありません。
もちろん運動不足やストレスを解消するためには定期的な散歩やドッグランも大切ですが、頻繁にできない方もいるでしょう。
そこで犬を多頭飼いすることで、犬同士でじゃれ合って遊ぶことが適度な運動にもなりストレスの発散に繋がります。

今まで以上に生活が豊かになる

犬を多頭飼いすることは、飼い主さんから見ても家族が1人増えるということです。
家族が1人増えることで、新しい思い出やコミュニケーションが増え、より生活が豊かになるでしょう。
愛犬同士がじゃれ合っている姿を見るだけで、自然と頬が緩んでしまいますよ。

犬を迎える前に多頭飼いの注意点も確認しておこう!

犬の多頭飼いには様々なメリットがある一方で、注意点やデメリットもあります。
以下の注意点をしっかりと理解した上で多頭飼いを行うことで、知識不足による後悔を防ぐことができるでしょう。

犬同士の相性によってはストレスになる可能性も

当然ですが犬同士にも相性があります。もしも相性が悪い犬同士を多頭飼いしてしまうと、ストレスの原因になることがありますので注意が必要です。
なかには、ストレスから食欲が落ちたり下痢をしてしまったりする犬もいるため、犬同士の相性には重きを置いて多頭飼いをするか否かの選択を行いましょう。

飼育に必要なお金が2倍になる

多頭飼いをすることで、ペットに支払うお金も2倍となります。食費やペットシーツ、医療費など、長期的に見ると非常に大きな額を負担することになります。
金銭的な負担が重荷になってしまう場合は、飼い主はもちろん愛犬まで不幸になってしまう可能性もあるでしょう。
そのため、安易に考えずもう1頭家族が増えても問題ない収支か否かの確認をすることが非常に重要です。

犬の問題行動が連鎖する可能性がある

上記では「多頭飼いすることでしつけが楽になる」と解説しましたが、反対にしつけが大変になるケースがあります。
まず挙げられるのが、1頭目のしつけができていないケースです。
1頭目をしつけることができていない状態で2頭目を迎え入れると、先住する犬の問題行動に従って、同じ行動を取ってしまう可能性があります。
そのため多頭飼いする際は、1頭目にしつけをしっかりと身に付けさせた上で2頭目を迎え入れることが大切です。

また、あとから来た犬の問題行動が、先住する犬に連鎖してしまうケースもあります。
元々無駄吠えをしない犬だったにもかかわらず、あとから来た犬が無駄吠えをすることで悪癖がうつってしまうことがありますので、新たに犬をお迎えするときは改めてしつけをしっかりと行いましょう。

多頭飼いを成功させるために押さえておきたい5つのポイント

多頭飼いを成功させるために押さえたいポイント
犬の多頭飼いに関する知識を持たずに2頭目を迎え入れてしまっては危険です。
正しい知識を持っていなければ、思わぬ所で多頭飼いに失敗してしまう原因となってしまうためです。ここでは、多頭飼いを成功させるためのポイントを5つ解説します。

1.多頭飼いができる住宅かを確認しよう

マンションやアパートに住んでいる方は、念のため多頭飼いが可能な物件であるかを確認しましょう。ペット可の物件であっても、1頭限定の場合などもあります。
2頭目を迎え入れてから違反していることに気付いた場合、周りに迷惑がかかるのはもちろん、その後の対応も非常に難しくなるため注意が必要です。

2.犬同士を事前に何回か顔合わせさせてみよう

2頭目以降を迎え入れる時は、事前に先住している犬と顔合わせさせることをおすすめします。
犬同士の相性は実際に会ってみなければ分からない部分もあるためです。
この段階で相性が良さそうなら問題ありませんが、相性の悪さが見て取れる場合は迎え入れるか改めて慎重に検討し、場合によっては諦めることも念頭に入れておきましょう。

3.体の大きさが近い犬が理想

犬同士の体の大きさが近い方が良いでしょう。例えば、体重が30キロ近くの大型犬と10キロ未満の小型犬を一緒に飼うと、ただのじゃれ合いであっても力の違いからケガに繋がる場合もあります。
また、歩幅の違いから散歩に苦労する可能性もあるなど、体格の違いによって危険性や大変さが変わる部分があるのです。
もちろん、大型犬と小型犬を一緒に飼って成功している方もいますし、同じ大きさの犬を飼っても相性が悪い場合もあります。
そのため、多頭飼いできるか否かは総合的に検討する必要がありますが、体格の違いが上記のようなリスクに繋がることを理解しましょう。

4.ケージやベッドは分ける

「ケージやベッドを共有させても大丈夫?」と思う方もいますが、基本的には別々の空間を用意しましょう。ゆっくりと落ち着ける別々の空間を用意することで、ストレスを軽減させることができるためです。
なかには、仲が良く一緒に寝る犬もいます。もちろんそれはそれで構いませんが、一緒に寝るか否かの選択肢を与えてあげることが大切です。

また、「トイレも一緒にした方が良い?」と考える方も多いです。
もしもトイレが汚れやすく、頻繁に掃除やトイレシーツの交換ができず清潔に保つことが難しい場合は複数のトイレを用意するべきでしょう。
そして、複数のトイレを用意する際は、それぞれの犬が自分のトイレを認識するトレーニングが必要となる点に留意しましょう。

5.犬への対応や愛情は平等に!

多頭飼いをする際はあとから来た後輩犬に目がいきがちになり、対応やコミュニケーションが優先的になることが多いです。
もちろん、新しく家族になった犬が環境に慣れるように気を配るべきです。
しかし、後輩犬が来た直後であっても先輩犬とのコミュニケーションや対応を疎かにしてはいけません。先輩犬も急に新しい家族が増えたことで、少なからずストレスが溜まるためです。
また、急に自分への愛情が向けられていないと感じると問題行動の原因ともなります。
犬を多頭飼いする際は、後輩犬を迎え入れた直後であってもそうでなくても、平等に愛情を与えてあげるようにしましょう。

正しい知識を身に付けて多頭飼いを成功させよう

犬を多頭飼いする魅力や注意点、成功させるためのポイントを解説しました。
多頭飼いをする際は、正しい知識を身に付けて本当に多頭飼いができるのかを判断することが非常に重要です。
そして、先輩犬と後輩犬が両方とも幸せになれるように、しっかりとポイントを押さえてお迎えしましょう。
犬の多頭飼いには様々な魅力があり、犬も飼い主も豊かな生活になるので、今回ご紹介したポイントを参考にしてぜひ多頭飼いを検討してみてくださいね!

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知る・学ぶ 2022-01-24

窓やドアに注意! 猫が脱走してしまったときの対処法と予防策

猫と一緒に暮らしていく上で、注意しなければならないトラブルの一つが「脱走」です。
「窓や玄関のドアを開けた隙に愛猫が外に出ていってしまった!」という経験がある飼い主さんは多く、心配でとても辛い思いをしたという方も。

猫は脱走してしまうと、最悪の場合そのまま帰ってこなくなってしまう危険があります。
そのため、日頃から脱走しないように注意しておくのはもちろんですが、それでもふとした隙をついて出ていってしまった時に備えて、慌てずに対応できるよう対処方法を一度は確認しておきましょう。

そこで今回は、猫が脱走してしまったときの対処法や予防策などについてご紹介します。

慌てず冷静に! 猫が脱走したときの基本的な対処方法

まずは、猫が脱走してしまった場合の基本的な対処方法を挙げていきます。

自宅の周りで猫が隠れやすそうなところを探してみる

猫は脱走してしまっても、普段ほとんど外に出ることがない場合は遠くには行かず、自宅のすぐ近くにいることがほとんどです。一般的に去勢手術を済ませている猫は家から半径50~100m以内が行動範囲といわれています。
そのため、まずは落ち着いて家の周りから捜索し、特に自動車の下やエアコンの室外機周辺、植木や排水口など猫が隠れやすそうなところを中心に探してみましょう。
また、猫は濡れるのを嫌うので、雨の日に脱走したときは濡れていない物陰などにいる可能性が高いです。

猫が帰ってこられるように窓やドアは少し開けておく

脱走してしまった猫が自ら帰ってこられるように、窓やドアは少し開けておきましょう。その際はいつも食べているエサやおやつを入り口付近に置いておくと効果的です。
また、玄関や庭に使用済みの猫砂をまいたり、猫が愛用しているベッドやマットを置いたりと、猫の匂いがついたものを用意してください。
万が一猫が迷子になってしまっても、匂いを頼りに帰ってこられるよう上記のアイテムを使って自分の家を教えてあげましょう。

保健所・警察・動物病院に迷い猫の連絡をしておく

猫が脱走してから既に保護されている可能性もあります。
そのため、猫をしばらく捜索しても見つからないときは保健所や警察、動物病院などに迷い猫の届け出をしておきしょう。
もしも発見された場合は連絡をもらえる可能性がありますし、既に保護されているものの飼い主不明で収容されたままになっているケースもあります。

近隣の方に協力してもらう・チラシやSNSを活用する

猫をしばらく捜索しても見つからないときは、近隣の方に聞き込みをしてみると有益な情報が得られるかもしれません。
聞き込みの際は近所で野良猫にエサをあげている人や犬を散歩している人にも声をかけてみましょう。
また、ポスターが簡単に作れるサービスやアプリなどを活用し、近隣に向けて迷い猫チラシを配布・掲示するのも効果的です。事前に許可を取る必要がありますが、近所のコンビニやスーパー、美容室や動物病院など近隣の方が多く集まる場所がオススメです。

そして、最近ではFacebookやTwitterなどのSNSを積極的に活用して呼びかける方法も有効です。お住いの地域のコミュニティ掲示板などがあれば、不要な個人情報の流出には注意して、猫の特徴や脱走した日時などなるべく詳しく書き込んで拡散してもらうのも一つの手段です。
迷い猫や保護された猫の情報がインターネット上で掲載されている「迷い猫掲示板」も念のためチェックしてみましょう。

脱走した猫を発見しても慌てずにゆっくり保護する

脱走した猫を発見しても、大声で呼んだり駆け寄ったりしないように落ち着いて行動しましょう。
外に出た猫は興奮状態になっている可能性が高いため、慌てて捕まえようとすると驚いて逃げてしまったり、飼い主さんが引っ掻かれてしまったりする危険があります。

そのため、猫を発見したら慌てずに小さく名前を呼びながら徐々に近づいて、猫の好きなエサやオモチャを近くに置いて見守り、撫でられるところまで落ち着いてきたら毛布やタオル、大きめの洗濯ネットなどでくるんで保護してあげましょう。その際はキャリーバッグを用意しておくと便利です。

また、保護した猫に怪我がみられなかったときでも、他の猫と喧嘩して思わぬ病気や感染症にかかっている可能性があるので、念のため動物病院に連れて行って診察を受けてください。

猫が脱走したがる理由とは?

猫が脱走してしまったときの基本的な対処・保護方法についてご紹介しましたが、そもそも猫はなぜ脱走してしまうのでしょうか? その理由について考えてみましょう。

猫は好奇心が強い

猫が脱走するルートとして最も多いのが玄関、窓、ベランダです。好奇心が強い猫からすると、玄関や窓がたまたま開いていたら外に見える景色に興味を引かれて出て行ってしまうのは当然ですよね。
特に野良猫が飼い猫になった場合は、時が経っても外の刺激を覚えていて脱走しやすい傾向にあります。

発情期を迎えると外へ出たがる

去勢・避妊手術を済ませていない猫は、発情期を迎えるとパートナーを求めて外へ出たがるようになります。
多い時には1年で3~4回ほど発情期を迎えますので、特に繁殖させる予定などがなければ早めに去勢・避妊手術は済ませておきましょう。脱走防止となるだけでなく、病気の予防やストレス軽減などといったメリットがあります。
なお、特に猫が脱走しやすい季節は発情期のピークを迎える春から夏にかけてです。この時期は飼い主さんも暑さで窓やドアを開けっ放しにしていることが多くなるので注意が必要です。

猫はストレスを感じやすい

引っ越しや大幅な模様替え、旅行などで急激に環境が変わると、猫は強いストレスを感じて元々いた場所に戻りたくて脱走することがあります。
また、大きな音に驚いて外へ逃げ出してしまったというケースもみられます。
猫はストレスを感じやすく環境の変化を嫌う動物です。そのため、引っ越しなどで急激に環境が変わったときは猫も慣れるまで時間がかかるので、飼い主さんもなるべく長く家にいるようにして安心させてあげてくださいね。

うっかり逃げてしまうことも! 猫の脱走を防ぐには?

うっかり逃げてしまうことも! 猫の脱走を防ぐには?
日頃から玄関のドアの開け閉めに注意していても、ふとした隙に脱走してしまう猫。ドアを開ける際は、猫を安全な部屋に入れておくといった基本的な対策を取っていても「ついうっかりしていた!」ということもありますよね。
このようなことがあったときでも脱走を未然に防ぐ対策としては、玄関又は玄関につながる通路に柵を設置して、猫が飛び出せないようにするのが有効です。

さらに、猫は窓の網戸を自力で開けて脱走してしまうことがあります。そのため、ロックやストッパーを取り付けて自分で開けられないようにしましょう。
網戸が破れているなど少しの隙間があると脱走のリスクも高まりますので、補修も万全に行ってください。
ベランダにも猫が脱走できてしまうような隙間がある場合は、周囲にネットを張り巡らす、もしくはプラスチックボードなどで隙間を塞いでおきましょう。

まとめ

猫が脱走してしまったときの対処法や予防策などについてご紹介しました。
猫がふとした隙に脱走してしまっても、慌てずに落ち着いて対応できるかどうかが大切ですが、もしものときのために飼い主さんの名前や住所、緊急連絡先などが書かれた「迷子札」や、センサーを搭載した「マイクロチップ」を猫に装着することもあらかじめ検討しておくとよいでしょう。
猫は一度脱走して外の世界に出てしまうと、思わぬ事故に遭ったり野良猫に襲われたりするリスクが高まります。このような危険な状況にならないためにも、日頃から脱走防止の準備はしっかりと行いましょう。

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知る・学ぶ 2021-12-27

ニワトリを室内で飼うときの注意点とは?

人間と動物の関係を語るうえで欠かせない動物の一つ、ニワトリ。食を支える家畜として5000年以上もの歴史を持ち、今現在も世界中で飼育されている動物です。
そんなニワトリが最近、ペットアニマルとしても人気を集めているのをご存知でしょうか?
すでにテレビや動画サイトで室内飼いされている人懐っこいニワトリを見て、「ニワトリを飼ってみたい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

その反面、「家畜を室内飼いするのは難しいのでは?」と迷う気持ちもどこかにあることでしょう。
この点、結論から言ってしまうと、ニワトリはとても良く人に懐きますが、動物慣れしていない方が飼うにはハードルが高いと思われる点がたくさんあるため、初心者向きではありません。
つまり、ニワトリを室内飼いするのであれば、「それなりの覚悟」が必要になるということ。

そこで今回は、ニワトリを室内飼いするときの注意点やニワトリの習性・性格、飼育に適した品種についてご紹介します。

ニワトリの習性・性格

ヒヨコから成長したニワトリは、ヒヨコ時代のかわいらしさからは想像もできないほど強気な性格になります。もちろん個体によりますが、ニワトリは非常に好戦的な動物であることに間違いなく、それはオス同士を戦わせる闘鶏(とうけい)が存在していることからも明らかです。
こう言うと「それだったらペットにしても懐かないのでは?」との声が聞こえてきそうですが、安心してください。人の存在に慣れ、「危険じゃない」とわかれば自然と寄り添ってくれるのです。
また、ニワトリは賢い動物でもあり、愛情をこめてしっかりお世話してあげればちゃんと理解してくれます。

ただし、ニワトリのあの「コケコッコー!」という鳴き声には参ってしまうかもしれません。大きな声で鳴くのはオスなので、都市部の集合住宅で室内飼いをする場合はメスを選びましょう。
また、ニワトリは鋭い爪で邪魔とみなしたものを蹴散らす習性があります。
蹴られると飼い主さんが怪我してしまうので、食事中にちょっかいを出したり、むやみやたらに羽を触ろうとしたりして、ストレスをかけないように注意してください。

そして、ニワトリの社会には序列があります。複数羽飼うと序列ができていじめが起き、仲間を傷つけてしまうこともあるため、最初のうちは一羽だけにとどめておいた方が良いでしょう。

トレイを覚えない? ニワトリを室内飼いするときの注意点

ニワトリは、ヒヨコの頃から育てることで人に懐き、歩く人の後ろをついてきたり、肩に乗ったりするようになります。「ニワトリがここまでかわいいとは思わなかった!」と語る飼い主さんが多いのも頷けますね。
しかし、ただ「かわいい」という理由だけで室内飼いを始めてしてしまうと、後々さまざまな問題に悩まされる可能性があります。
したがって、ニワトリの室内飼いを検討している方は、次のような点に注意しましょう。

糞はなるべく早く、こまめに掃除する

ペットを飼う上でトイレ問題は重要な課題です。ニワトリはトイレのしつけができないため、どこでも糞をします。室内で放し飼いにすると、大切にしている物まで汚されてしまうことが多々あるので、ケージから出して遊ばせるときはニワトリから目を離さないようにしましょう。
また、ニワトリは「盲腸便」という水分を多く含む泥状の糞をしますが、これが非常に強い臭いを伴います。この糞をしたらすぐに除去し、ペット用の消臭グッズでニオイ対策をしてください。ケージ内にした糞もこまめに掃除しましょう。

飼う性別を選んで鳴き声対策をする

「コケコッコー」という大きな鳴き声はニワトリの特徴ですが、これはオスだけの鳴き声です。ニワトリが鳴くのは朝方、しかも、かなり早い時間なので、近所と騒音トラブルになることがあります。
メスはほとんど大きな声で鳴くことはないので、都市部の集合住宅にお住まいの場合はメスを選びましょう。ただし、メスも産卵前後に大きな鳴き声を出すことがあるので、メスだからといって必ずしも安心とは言い切れません。

部屋をこまめに掃除する

ニワトリは砂浴びや羽繕いをしますが、これらの行動で部屋は汚れます。
しかし、ニワトリにとって大切な習性なので、ケージをある程度汚れても構わない場所に置く、深さのあるケースに砂浴び場を作るなどして汚れ対策を行ってください。
砂はペットショップで販売しているもみ殻や藁でも代用できますよ!
なお、ニワトリに砂浴びをやめさせることはできません。体をきれいに保つための習性なので、この点は理解しましょう。

自治体への届出を忘れないように!

ニワトリのような家畜を飼育する場合は家畜伝染病予防法に基づき、各自治体に飼育することを届け出なければなりません。
申請内容は飼育者の氏名や住所、飼育場所、羽数など簡単な事項なので、面倒がらずに行いましょう。
ニワトリを飼育する旨をお住まいの区役所や市役所に伝えれば、手続きの手順を教えてくれます。

ニワトリの体調不良を見逃さない!

鳥類にはどうしても鳥インフルエンザの問題がつきまといます。
室内飼いで外部の動物との接触がない限りそこまで心配はありませんが、元気がない、下痢、息苦しそうにしている、まだ若いのに卵を産まなくなる、といった症状が現れた場合はなるべく早くニワトリを診察できる動物病院へ連れていきましょう。
このような症状が出ているからといって鳥インフルエンザであるとは限りませんが、一般家庭で家畜を飼う場合には「念には念を」の心がけが大切です。
また、普段から外部の動物(特に鳥類)と接触させないように注意することも忘れないでください。

ニワトリを飼うメリット


ニワトリの室内飼いはそう簡単ではありませんが、次のようなメリットもあります。

飼い主さんに懐く

ペットを飼うならやはり懐いてもらいたいもの。
その点、ニワトリは愛情を注いで育てると懐いてくれます。後をついて歩いたり、肩に乗ったり、甘えた声で鳴いたり、とてもかわいらしい仕草を見せてくれます。

産みたての卵が食べられる

メスはオスがいなくても卵を産みます。1日1個程度ですが、ペットが卵を産みその温かさを実感できる感動、そして産みたてを食べることは貴重な体験になります。

食材の切れ端や生ゴミ、食べ残しを食べてくれる

ニワトリは雑食性なので人間が食べるものもほとんど食べられます。そのため、調理や食事で出た食材カスや食べ残しも食べてくれます。
ただし、ニワトリにとって有害な食材もあるので、何でも与えて良いわけではありません。

ペットにおすすめのニワトリの品種

200以上もの品種があるといわれているニワトリのなかでも、アローカナやボリスブラウンは優しい性格で飼いやすいようです。また、どちらも美味しい卵を産みますが、アローカナは青みがかった神秘的な色の卵を産むことで知られています。

少々変わった品種であれば烏骨鶏(うこっけい)もおすすめです。神経質な面もありますが、信頼している人にはよく懐く賢い品種。ふさふさの毛がチャームポイントですが、最大の特徴は黒い肌でしょう。最初はびっくりするかもしれませんが、これは生まれつきなのでご心配なく。

まとめ

ニワトリを室内飼いするときの注意点やニワトリの習性・性格、飼育に適した品種についてご紹介しました。
ニワトリは人に懐き、とても可愛い仕草を見せてくれますが、室内で飼育する際はニワトリの特徴を十分理解し、環境をしっかり整えてあげる必要があります。
また、2歳半を過ぎると段々と卵を産まなくなってきますが、飼い主さんは引き続き愛情を注いで最後まで面倒をみてあげてくださいね。

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知る・学ぶ 2021-12-23

油断大敵! マイカーでサファリパークを見学する際の注意点

ライオンやトラ、キリンがすぐそばにやってくる……。興奮と好奇心で誰もが思わず「うわーっ!」と声をあげてしまいそうになるサファリパークは、車で敷地内を移動しながら動物たちを近くで見られる動物園の一形態です。
まるで大自然の中で動物たちと遭遇したような迫力満点の感覚を味わえるテーマパークとして1970年代に宮崎県で初めて登場して以来、多くの人々に貴重な動物観察の機会を提供してきました。

しかし、そんなサファリパークでは不幸な事故も何件か発生しています。サファリパークは基本的に小さなお子さん連れでも楽しめる安全なテーマパークですが、見学者の不注意により想定外の事故が起こってしまうことがあるのです。特にマイカーでの見学中の事故は多い傾向に……。

そこで今回は、マイカーでサファリパークを見学する際の注意点についてご紹介します。
「今度の休日はマイカーでサファリパークに行こう!」と考えていらっしゃるご家庭は、この注意点をよく確認してからお出かけしてください。

何が起きた? サファリパークでの事故

大きな動物たちが闊歩するサファリパーク。その中を車で移動するのですから、施設運営側はしっかり安全対策を行っています。
しかし、それでも事故が発生しているのが現実。
特に、見学中に車を降りたことで動物から襲われてしまう事故は国内外を問わず発生しており、死亡事故という最悪の結果になることも珍しくありません。

開いていた窓からライオンが襲いかかる(南アフリカ)

2015年には南アフリカのサファリパークを車で見学していた観光客が、ライオンに襲われて亡くなりました。事故の原因は車の窓を開けていたこと。開いていた窓からライオンが飛び込んで襲いかかったのです。
施設側は車の窓を閉めるよう指導していましたが、守られていませんでした。

見学中に降車したところをトラが襲いかかる(北京)

2016年には中国・北京のサファリパークでも事故が発生。車で見学中の女性が車を降りたところにトラが襲いかかり、亡くなりました。施設側は絶対に降車しないよう指導していましたが、やはり見学者側の不注意で取り返しのつかない事故が発生してしまったのです。

サファリパークでは動物の扱いに慣れている飼育員でさえ、突然噛みつかれて重傷を負う事故が発生していますから、見学者は適度な緊張感を持ちつつ、施設の規則をしっかり守らなければなりません。直接指導・注意するスタッフが同乗していないマイカーで見学する場合は特に、です。

サファリパークをマイカーで見学する際の注意点とは?

事故と聞くとサファリパークが危険な場所のように思えますが、規則を順守すれば回避できることがほとんど。
サファリパークは基本的に安全に楽しめるテーマパークであることを前提に、マイカーで見学するときは次の点に注意しましょう。

見学中に車の窓やドアは絶対に開けない!

見学者が巻き込まれる事故のほとんどは、見学中の降車や窓開けによるものです。
窓やドアが開いていれば、自分たちのテリトリーに入ってきた人間に警戒心を抱き、動物が襲いかかるのは当然予想できる展開です。
マイカーは乗り慣れている車なだけに緊張感を保ちづらい面がありますが、そこはしっかり気持ちを持ち直していただきたいところ。
見学中は絶対にドアや窓を開けず、間違っても車から降りないでください。何かあればクラクションを鳴らして施設のスタッフに知らせましょう。

ドアは必ずロックする

車のドアは必ずロックしましょう。動物が車に近づいた際、偶然ドアを開けてしまうことがあるようです。
海外では実際にライオンがドアを開けてしまった事例があるので、車に乗ったあとは同乗者全員でドアがロックされていることを確認しましょう。

ペットは連れて行かない

ペットをマイカーに乗せたまま見学はできません。これはペットのにおいや鳴き声でサファリパークの動物たちを刺激しないようにするためです。
安全な見学のためにも、ペットにはおうちでお留守番してもらいましょう。
さまざまな事情によりペットを連れていかなければならない場合は、施設に預けてください。施設によっては預かり所を設けていることがあります。ただし、預かれる動物は制限されているので、利用する際は事前の確認をお忘れなく。

新車や高級車は使わない

見学中、車に興味津々の動物が急接近してくることがあります。これは絶好の観察チャンスですが、ときには動物が車を引っ掻いたり叩いたりすることも。
そうすると車は大なり小なり傷つくため、マイカー見学する際は新車や高級車を使わないようにしましょう。
万が一、車が傷ついてしまった場合でも施設側は責任を負えません。

持参した食べ物を動物たちに与えない

動物たちに餌付けできるゾーンでは、施設が用意している餌以外は与えないようにしましょう。動物たちの健康を害する恐れがありますし、いつもとは違ったにおいが刺激となって興奮し始める可能性があるからです。
サファリパークはお弁当やお菓子を持ち込めることが多いですが、これらはあくまで人間用。動物たちがいくらかわいくても、絶対にあげないでくださいね。

観光バスの利用も検討する

サファリパークは観光バスでも見学できます。マイカーを汚したくない方や運転に自信がない方は、こうした観光バスを利用してみてはいかがでしょうか。
観光バスならスタッフも同乗するので安心ですし、動物の生態に関する解説もあるのでサファリパークをより深く堪能できるでしょう。

制限速度を守り、急ブレーキや急発進はしない

マイカーで自由に移動できるエリアでは制限速度が設けられているので、見学中は必ず速度を守ってください。また、動物が接近して驚いても急発進しないようにしましょう。急ブレーキもまた然り。こうした動きは動物たちを刺激してしまいます。
異変を察知した場合はクラクションを鳴らしてスタッフを呼んでください。

関東近郊の大人気サファリパーク3選!

関東近郊の大人気サファリパーク3選
国内には北から南まで10ヵ所以上のサファリパークがありますが、そのなかでも人気がある関東地方のサファリパークをご紹介します。

那須サファリパーク(栃木県那須郡)

那須サファリパークは那須郡の豊かな自然に囲まれたサファリパークで、毎年多くの観光客で賑わっています。
特に希少種であるホワイトライオンは注目の的。白い毛に覆われたその姿は神々しく、アフリカでは「神の使い」といわれるだけのことはあります!

富士サファリパーク(静岡県裾野市)

サファリパークといえば、こちらの富士サファリパークを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
日本最大級を誇る大規模サファリパークでもあるので、1日かけて動物たちの世界を堪能したい方にはおすすめです。
自然の中でライオンやトラがゆったり過ごす姿はダイナミックでありながらも、どこか家猫のようなかわいらしさもあります。

群馬サファリパーク(群馬県富岡市)

1979年開園の群馬サファリパークは、ライオンやトラ、チーター、オオカミ、水牛、サーバルなどの動物観察のほか、敷地内遊園地でのアトラクションも楽しめる総合テーマパークです。
施設の近くには世界遺産に登録された富岡製糸場もあるので、サファリパークの後は世界遺産を見学して国内産業・労働の歴史に思いを馳せるのも良いですね。
なお、群馬サファリパークではホワイトタイガーに餌付けできるアトラクションがあります。目の前の生肉を豪快に食べるホワイトタイガーを見てみたくはありませんか?

まとめ

マイカーでサファリパークを見学する際の注意点についてご紹介しました。
本来、家畜以外の動物と人間は一定の距離を保って生活するのが望ましいもの。それを人間側の都合で動物たちのテリトリーに入っていくわけですから、配慮しなければならないのは人間です。
「姿を見せてくれてありがとう。なるべく邪魔しないようにするね」。サファリパークではこのような気持ちを持ちつつ、施設の規則を守りながら動物観察を楽しみましょう。
サファリパークでの主人公は人間ではなく、動物たちです。

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