
中央動物専門学校で目指せる!「トリマー」を徹底解説
What is thisトリマーとは?
どのような資格?
トリマーとは、ペットサロンやショップや動物病院で、犬や猫の毛や爪のカット、ブラッシングなどを行う職業のことです。
トリマーは「整える」という意味を持つ言葉の「トリミング(trimming)」が語源となっており、
「ペットの美容師」と呼ばれることもあります。
トリマーは民間の協会が認定している資格で、
この資格があればトリマーとしての知識と技術があることが証明できます。

Place of employmentトリマーの就職先や
活躍できる場所は?
ペットサロン
犬や猫などのペットを対象に、美容や健康を目的としたケアを提供する専門施設で、ペットと密に触れ合う仕事です。「美容室」や「スパ」のような存在で、ペットの見た目や清潔さを保つだけでなく、健康維持にも重要な役割を果たしています。
ペットホテル
飼い主さんが旅行や出張や急用などで自宅を離れる際に、犬や猫などのペットを一時的に預けることができる施設です。ペットにとって安心・安全な環境を提供し、食事・トイレ・遊び・散歩などの日常のお世話をプロが丁寧に代行してくれるサービスです。
ペットショップ
犬・猫・鳥・小動物・爬虫類・魚などのペットの販売を中心に、関連する飼育用品やフード、グッズ、サービスなどを提供する小売店です。日本全国に存在し、モールやロードサイド、駅前など様々な立地に展開されています。
動物病院
犬・猫・鳥・ウサギ・ハムスター・爬虫類など、家庭で飼われるペットを中心に、診察・治療・予防接種・健康管理を行う医療機関です。獣医師が常駐し、動物の病気やケガに対して医学的な対応を行います。地域に密着した「かかりつけ病院」から高度な専門医療を行う「二次診療施設」まで、幅広い活躍の場があります。
トリマーの年収は?
トリマーの平均年収は約260~290万円ほどです。
トリマーとして収入をアップさせるには、お客様の要望に合わせたカットができることが重要です。
就職先によってはプラスして歩合給が支給される場合があるので、
スキルアップして指名してくださるお客様が増えると収入アップします。
Job descriptionトリマーの具体的な
お仕事内容
トリマーには動物の美容と健康を総合的にケアする役割があるため、主に以下のような、
カット、ブラッシング、シャンプー、ブロー、カラー、飾りつけ、飼い主さんの好みや希望に合わせたスタイルの提案、
爪切り、肛門腺絞り、歯磨き、耳掃除などを行います。
病気の早期発見につながることがあるため、皮膚や耳、目などに異常がないかのチェックも行います。
カウンセリング・ヒアリング
- 飼い主さんからペットの性格・健康状態・
希望するスタイルなどを確認 - アレルギーや過去の病気、皮膚の弱さなどもチェック
シャンプー・ブロー
- 皮膚や被毛の汚れを落とし、健康状態をチェック
- 犬種・猫種に応じた専用シャンプーを使用
(低刺激、薬用など) - ブロー(乾燥)で毛の状態を整え、カット前の準備を行う
カット・トリミング
- バリカン・ハサミを使い分けて全身を整える
- 飼い主の希望に応じたオリジナルスタイルの提案も
- 毛玉やもつれがある場合は、無理に引っ張らず丁寧に除去
爪切り
- 伸びすぎた爪は歩行障害やケガの原因になるため、
定期的にカット - 血管が近いため、専用の爪切りと止血剤を用意
耳掃除
- 耳の中にたまった汚れや耳垢を除去
- 耳ダニや外耳炎などの兆候があれば飼い主に報告
肛門腺しぼり
- 小型犬などは自力で分泌物を排出できないため、
手で絞り出す - 放置すると炎症や悪臭の原因に
歯磨き
- 口臭や歯石予防として、専用ブラシやシートで歯をケア
- ペットが嫌がらないように丁寧に行う必要あり
体調の異変チェックと報告
- シャンプーやカット中に皮膚の異常・ノミ・湿疹などを
見つけた場合は飼い主へ報告 - 必要に応じて動物病院を勧める
Pointトリマーの
学校選びのポイント
01.カリキュラムの充実度を確認
トリマーを目指すうえで、どのような授業をどのくらいの時間数こなすかは、就職後の技術力や即戦力としての評価に大きく影響します。したがって、学校選びの際には「カリキュラムの充実度」をしっかりと確認することが重要です。
例えば、トリミングの実習時間が豊富な学校では、犬種ごとのカットスタイルや実践的なグルーミング技術を反復して学ぶことができ、就職後に即戦力として現場に立てるスキルが身につきます。
逆に、座学中心で実習が少ない学校では、資格取得はできても、実際のサロンワークに戸惑うケースも少なくありません。02.実習設備と学習環境
トリマーを目指すうえで最も大切なのは「実際に手を動かして学ぶ経験」です。どのような設備で、どれだけ実践的な環境で学べるかは、学校選びの際に必ずチェックすべき重要なポイントです。
まず注目したいのは、実際のサロンと同等レベルの設備が整っているかどうかです。プロ仕様のトリミング台、業務用ドライヤー、バリカンやシザー、洗浄シンク、スリッカーブラシなどが整備されている学校は、現場に出たときのギャップが少なく、即戦力として活躍しやすくなります。
さらに、扱う犬の種類や頭数、モデル犬の質も学習成果に大きく影響します。毎回実習で犬に触れられる環境、犬種のバリエーションが豊富であることは、犬ごとの被毛の特性やカットの難易度を理解するうえで非常に重要です。
加えて、清潔で安全な施設かどうか、空調や照明などの衛生・環境面も重要です。ペットも人間も安心して過ごせる環境は、集中して学べる土台になります。
また、マンツーマンに近い環境や、教員のサポート体制も合わせて確認すると安心です。03.学費・奨学金制度
学費も非常に重要な検討ポイントです。トリマー養成校では、学費の総額が2年間で200万円~300万円程度かかるのが一般的で、そこには授業料のほかに教材費、トリミング道具代、モデル犬の維持費、検定試験料、実習着代などが含まれることが多くあります。
学校によっては「初年度納入金」としてまとめて請求されたり、分納制度があったりするなど、支払い方法も様々です。入学前に学費の内訳と追加費用の有無を明確に確認しておきましょう。また、費用面での不安を軽減するために、奨学金制度や教育ローン制度が整っているかも重要な比較ポイントです。支援制度の有無や内容もチェックしましょう。
04.就職指導の体制
トリマー資格を取得した後、スムーズに就職先を見つけ、現場で活躍できるかどうかは、在学中の就職サポート体制に大きく左右されます。
そのため、学校を選ぶ際にはどのような就職指導を行っているか?どこまでサポートがあるのか?を事前にしっかり確認することが重要です。特に確認すべきなのは以下のような点です。
- 1. 就職実績と求人ネットワーク
- 2. キャリアサポートの具体的な内容
- 3. インターンシップ・現場実習制度の充実
- 4. 卒業後のサポート体制
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